先祖探偵

先祖探偵

小説・文芸
748円 (税込)

3pt

ひとりでも寂しくない。 私はもっと、強くなれる――。 「あなたのご先祖様を調査いたします」 風子は、母と生き別れてから20年以上、 野良猫のように暮らしてきた。 東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所を ひらいている。 「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりか もしれないので、調べて」など 様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。 宮崎、岩手、沖縄…… 調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、 マイペースで仕事をしている風子。 いつか、自らの母を探したいと思いながら―― 大人気作家による「探偵小説」の傑作が、ここに誕生。待望の文庫化。

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先祖探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    変わった依頼の専門探偵のお話。全話面白かったです。ゆっくりシリアスな場面が増えて、最後は主人公の話。グラデーションがきれいで楽しかったです。 続編があるとのことで見かけたらすぐ読みます。

    0
    2026年06月13日

    Posted by ブクログ

    「戸籍」に纏わる5つの短編、どれも勉強になった。
    戸籍なんて意識して考えたこともないし、生まれながらにしてあるもんだと思っていました。けれども未だに無戸籍の方とかいらっしゃるという。
    戸籍がなければ教育や医療といった公共サービスが受けられないことは元より、存在自体が世間で認知されないということ。これは紙切れ一枚の有無より現実的に相当辛いことだと思います。
    主人公の先祖探しがストーリーの中心ではあるものの先祖を探してほしい依頼人の依頼を受けていろいろな土地に出張するのだが、その土地土地の関わる人との話しや食べ物、食事の描写がとにかく細かくて面白い。訛りもそのままなんだろうし、食べ物はまるで目の前にあるような美味しそうな描写で、読んでいるとお腹が空いてくるぐらいでした。ストーリーは決して軽い話しではなく、ちょっと怖かったりする話しも盛り込まれていて飽きない。最後はホッとするような展開にはなるのだが、ハッピーエンドではないような終わり方だった。先祖探偵、そんな興味深い探偵がいるのなら1日日当3万円で先祖探しも悪くはないのかもしれません。

    0
    2026年05月20日

    Posted by ブクログ

    先祖辿り×各地の美味しい料理×ミステリー

    先祖専門の探偵を営む風子が、さまざまな調査依頼に応えていく。
    「先祖探し」専門という設定は斬新と感じつつも、ジャンルが限られる分、そんなにネタが続くのか?ワンパターンな話になるのでは?
    …と思いきや、見事にバリエーションをつけて全5話が展開されていき、全く飽きないどころか、夢中で読み進めてしまった。

    そもそも、先祖探し専門探偵の風子自身が、母親に捨てられ施設育ち、父親も祖父母も知らず、という設定。
    物語が進むにつれて、風子の出自の謎が少しずつ見えてきて、最終話ではとても大きな“愛”が感じられて温かい気分になれる。

    調査の都合で、トラベルミステリーの要素も。
    訪れた各地で出てくる料理がどれも丁寧に描写されて、美味しそう。

    巻末の対談の中で「第2巻」について言及あり。
    続編あるのか?(今のところまだ出てない?)
    ぜひ続編も読みたい。

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

    邑楽風子は先祖を調べる探偵をやっている。

    第1話 ひいおじいちゃんが110歳になって、国内最高齢なので表彰されるという一報を機に、自分のひいじいちゃんを探してみることにした。

    第2話 夏休み。瑠衣は自分の祖先を調べてみることにした。料金を払って、風子とともに自分の祖先を調べる。その時に風子が実は捨て子だということが判明する。

    第3話 大家の昌子の甥っ子が、正体不明の発作に襲われるようになった。甥っ子は発作中の記憶はなく、発作を起こすのを恐れている。近所のお寺さんによるとその発作は先祖のせいだというのだ。

    第4話 ドヤ街に棲む西口は自分の戸籍がなく、住民票も持たない。戸籍を作るために先祖を調べたいという。

    第5話 風子が探偵に調べられていた。なんとなく気づいてはいたが、要件に心当たりがない。訊いてみると父を名乗る男の人が風子を探しているという。

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

    変わったタイトルに惹かれて読破。
    そんな風に先祖をたどるのか~~と思いつつ読み進めると、探偵本人の過去にも遡る。
    思ったよりも深く考えさせられた。
    母の愛も感じてちょっと泣けました。

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    初物 大当たりで窓際に置かれた水槽の中でカエルが大きく跳ねた〜ここ凄くいいかな描写で、好きかも、いやいや好きだわ。健二と雄二の依頼から自分の両親にたどり着く細い細い糸が繋がり お母さんが見つかるって 何故子供を捨てたのかの真実に揺さぶられた、ユラもお母さんほんと好きだったのなぁ、たかが戸籍でだ。あの本読みましたで新川帆立さんを知って作家になる為の法学部に弁護士 未来図を淡々というのもグッとくるし実現してるって凄くねっ。勉強して身につける知識が将来自分の武器になれるって考え方もグッときた。えーどうしよう評価見ずに自分に合う作家さん見つけてしまった

    0
    2024年12月10日

    Posted by ブクログ

    「やっと自分の存在が認められるような気がする…やっと公に存在していていいというか、お天道様の下を歩けるというか」

    普段全く意識していない戸籍というもののの重みを改めて考えさせられる。やるせない。
    無戸籍、棄民戸籍…戸籍一つとっても日本には問題が山積。それにしても「役所の職員によって知識量の差があってしっかりしらべてから交渉しないと職員の誤った認識に基づいて却下されることもあり得る」とか、そこは最低限きっちりしておいて欲しい。

    0
    2024年08月29日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    先祖を調べる中で、戸籍が必ず関わっていく話
    先祖と戸籍でこんなストーリーが出来るのか…すごいなぁって思う
    ミステリー要素もありつつ、
    関わった人で展開があるから読んでて飽きなかった

    続編も出るみたいなので楽しみ!

    0
    2024年06月05日

    Posted by ブクログ

    お久しぶりの新川帆立さん。
    元彼の遺言状シリーズとは全く読み味の違う
    クセになりそうな作品でした。
    読みやすさはオリガミツキでございます♪

    ジーンズしか穿かない女探偵
    邑楽風子(おうらふうこ)。
    このジーンズしか履かないというのが、
    ハードボイルドキャラ設定のためだと
    思われるのですが毎話色々履き替えるんですね。
    リーバイス、マザー、エドウィンなどなど
    こだわりをチラつかせます^_^

    風子に届く依頼はもちろん「先祖を探して」と
    いうものになります。依頼者のヨコシマな
    思いと反比例する地道な捜査?
    戸籍を見る?ん?それなら誰でも…できそう?

    これが大変な聞き込み捜査中心でございました。
    滋味すぎるが故の面白さ(*´∀`*)
    日本中、旅してまわるロードストーリー♪

    そして、お話は先祖探しから、日本の戸籍制度へのお話へ…。
    1話 幽霊戸籍と町おこし
    2話 棄児戸籍と夏休みの宿題
    3話 消失戸籍とご先祖様の霊
    4話 無戸籍と厄介な依頼者
    5話 棄民戸籍とバナナの揚げ物

    こんな戸籍のお話読んで見たくないですか?
    サラッと勉強になると言っちゃ、新川センセに
    失礼ですが、
    戸籍って日本にいると大事なのねっ!

    0
    2026年09月02日

    Posted by ブクログ

    先祖を探す探偵、邑楽風子。彼女は施設出身で母を探していた。◆幽霊戸籍と町おこし。ひいじいちゃんが生きているかもと聞いた依頼人からの調査依頼。◆棄児戸籍と夏休みの宿題。依頼人の中学生と戸籍を辿る旅。その理由が優しい。◆焼失戸籍とご先祖様の霊。ご先祖様の霊が悪さしてるので供養したいとの依頼。祈祷してもらってわかった真実。◆無戸籍と厄介な依頼者。何のために戸籍を作る?◆棄民戸籍とバナナの揚げ物。風子の父母が見つかった。ブラジル移民と棄児戸籍。

    0
    2026年01月12日

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