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謎の脅迫状に巨大カルテル、恋敵(?)も現れて……この業界も私もヤバい。
ドラマも絶好調! 霞が関でも話題沸騰の「公取委」ミステリー。
著者より)全国の働き者に捧げます。仕事帰りの豚骨ラーメンのような一冊です。―新川帆立
公正取引委員会の審査官、白熊楓は、九州事務所への転勤を命じられる。ところが配属先は、前任者が次々と離職しているいわくつきの部署だった。上司のパワハラ、人員不足、慣れない土地での生活に苦しみながらも、内偵業務のエース、常盤とともに、呉服業界の内偵に乗り出す。内偵を進めるなかで、巨大なカルテルの可能性が浮上。本局第六審査長(通称ダイロク)のメンバーたちも博多にやってきて、調査を開始するが……。呉服業界を覆うぶ厚い雲を、白熊たちは取り払うことはできるのか? 『競争の番人』シリーズ第2弾、新天地で開幕!
「法律の描写がファクトに忠実だ」と、公取委職員もうなる物語。担当記者のバイブルにしたい。―毎日新聞社会部 柿崎誠
お仕事小説の真髄は、当該職業従事者ならではの矜持を描くことにある。その矜持──公正取引委員会が「競争の番人」たるゆえんが明かされた瞬間、小説自体がひと回り大きな変貌を遂げた。この小説は、古き良き、今どき新鮮な「正義のヒーロー」を出現させる試みだったのだ。主人公は中央(霞ヶ関)から地方へと転勤したものの、中央の仕事の下請けであらざるを得ないことから、仕事に対し苦悩と葛藤を抱く。そして二転三転する厚みあるストーリーをくぐり抜けた先で、主人公が正義のヒーローへと変身する瞬間が現れる。この変身こそが、『競争の番人』シリーズの最大の快感であるとともに、読者へのメッセージでもある。なぜなら自分なんて「正義のヒーロー」からはほど遠いと思っているあなたもまた、変身できる、と断言してくれるからだ。―書評家 吉田大助
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Posted by ブクログ
公正取引委員会の女性審査官の活躍を描くお仕事ミステリー。シリーズ2作目。
◇
公取委審査官6年目の白熊楓。新年度を迎え九州事務所へ異動を命じられた。
深く考えることなく着任した白熊だが、東京本局とはまったく違う地方勤務の難しさに直面する。
まず、楓が配属された部署が前任者の離職が相次ぐといういわくのあるところ。けれどそこは、内偵のエースと言われる常盤審査官が在籍する、支局の中枢とも言える部署でもあった。
地域性なのか東京本局とは違う雰囲気に戸惑うものの、持ち前のファイトと真面目さで呉服業界の内偵に乗り出す楓だったが……。
( 第1章「地方事務所」)※全6章。
* * * * *
「必要悪」の是非。なかなか大きなテーマでした。そのテーマに沿って2つの面から描かれています。
1つは談合やカルテル等の企業連合による不正。
本作でも白熊をはじめ公取委の面々が摘発に乗り出していたように、現実社会でも毎年のようにどこかが摘発され誰かが逮捕され謝罪会見が行われます。なのに、一向にこの不正はなくなりません。
効率的に利益を上げることこそ正義だと企業が考えている限り、この不当な取引制限は必要悪であると捉えるからでしょう。
「盗っ人にも3分の理」の類ですが、実社会でまかり通っているのを見ると、暗澹たる気持ちになります。
もう1つは、悪を倒す手段として悪を用いる、いわゆる「毒を以て毒を制す」やり方。必殺仕事人等のダークヒーローが思い浮かびます。
本作でも、九州の地方財閥の御曹司で公取委九州事務所審査官の常盤がまさにそうで、地元の暴力団の力を削ぐ手段として不正(というか犯罪)に手を染めていました。
常盤の思いはわかります。先ほどの企業論理よりも共感しやすい。ただ、自分の暗躍の障害になりそうな白熊を色仕掛で籠絡しようとするなど言語道断でサイコパスのニオイさえする。
この常盤。稀代の人誑しであり好悪両面を併せ持つ複雑な男でしたが、魅力的な登場人物でもありました。
だからクライマックスを飾る常盤と小勝負の対決には、ルパン対ホームズを見るようで痺れてしまいました。
常盤という人物を作り出した時点で、本作は傑作たる資格を得たのではないかと思います。
重厚な筋立て。二転三転する展開。そして転部に当たる第5章のはじめに箸休めのように挿まれる小勝負視点の話。その構成の巧みさに唸ってしまいました。
まったく見事なミステリーでした。
Posted by ブクログ
第2弾!
第1弾で、最後に九州赴任の話になったけど、いきなりそこからやから、時系列的にもすぐ!
やはり、地方しか分からない事がある!
本局(東京)の駒使いみたいにされ、成果は持っていかれる…
でも、地方にも検挙率?の凄い人いた!
内偵の王子こと、常盤さん!
更に財閥の常盤グループの御曹司(次男坊やけど)。飄々としていて、ルーズな感じやけど、できる!
こういう人、結構好きやけど、女性関係はいただけませんな!羨ましいけど。
九州から、発覚したら呉服関連のカルテル!次第に大きな案件となって、本拠も動き出す!影には暴力団が…
なので、移動したけど、元の仲間、九州に長期出張なんで、前と大きくメンバー構成は変わらなくなる。前のメンバー+九州メンバー。
しかし、公正取引委員会って、出張多いねんな。今回は、九州に、呉服なので京都。
更に転勤あり。
白熊さん、危うく常盤さんに、誘惑されそうになるけど、小勝負さんのアドバイスでセーフ。
少し成長したんかな?空手の腕は凄いけど。
で、白熊さん、小勝負さんが、どうなるのか!……………
え〜!何も発展しないの!思わせぶり!!
これからなんやろうけど、まだ、本出てないんとちゃいますか!
どうなってんの!
教えて!新川さん〜〜〜!!!
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