嶋中潤の作品一覧

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2023/12/12更新

ユーザーレビュー

  • ここでは誰もが嘘をつく
    函館の医療刑務所分院に勤務する2年目の矯正医官金子由衣。患者である受刑者の平均年齢は高く、基礎疾患を抱えた凶悪犯もいる中で苦悩が続く。そんな中、収監中の暴力団員が糖尿病治療のインスリン注射後死亡、病死か事故か殺人か…、疑いを持つ由衣は…。様々な場所で様々な対応が必要とされる現実を改めて実感。
  • ここでは誰もが嘘をつく
    静かな日常
    平凡な生活
    普通の人生
    何事もなく生きていると思う傍らには
    それを支えてくれている仕事がある
    加害者も被害者も命はみな平等というたてまえを唱えているがそうなのか
    奨学金を刑務所の医療に3年勤めれば返金しなくていいという条件があること自体
    平等ではないと認めている
    受刑者への医療をどうする...続きを読む
  • ここでは誰もが嘘をつく
    良かった。
    最初はタイトルに惹かれて本を手に取り読んだが、矯正施設での医療従事者という特殊過ぎる境遇でしか湧きおこらない感情が見事に描かれていた。文章もかなり読みやすく、淡々と彼女の日常が過ぎていく様子が入ってきやすかった。仕事で悩むことが多い読者なら、この本を読むことで何かが繋がるかもしれない。そ...続きを読む
  • ここでは誰もが嘘をつく
    疲弊するのは、仕事の意味がわからなくなったときだ。働いていれば、大なり小なり直面する。その極端な形がここに描かれている。だから自分とはかけ離れた職場環境が舞台にもかかわらず、引き込まれる。
    社会の多数派が求める正義には、圧がある。圧は正義の顔をして、悪を唆す。

    この小説のどこに怖さを感じるか、その...続きを読む
  • 貌(かお)なし
    初めて読んだ作家さんだし、テーマでした。
    全く私の中では現実感がないのですが、法務省のHP見たら今でも存在するんですね…。
    にわかに信じられないし、法務省のHPで無戸籍者の方は連絡して下さいで呼びかけ出るのを見て、寒気しました。
    なんでこんなことがあるのか、途中泣けてしまいました。
    基本的人権の尊重...続きを読む

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