ここでは祈りが毒になる

ここでは祈りが毒になる

1,881円 (税込)

9pt

4.0

子どもは救いであり希望。母でいることは罰。

函館にある医療刑務所分院に努める勤める金子由衣(かねこゆい)が受け持つことになったのは、不摂生の塊のような妊婦・敏江だった。お腹の我が子を心配するよりニコチンを欲する態度に驚き呆れながら、不幸な境遇から抜け出せなかった彼女の人生を思うと複雑な気持ちになるのだった。敏江は難産の末、重い障害を抱えた女児を出産する。すぐにNICUに移され懸命な治療が行われたが敏江は気に留めることもなかった。そんな敏江が数日後死亡する。リスクだらけの身体なので、何が起きてもおかしくはなく、司法検視の結果も問題はなかった。しかし、その数日後、「死にたい」が口癖の緑内障受刑者、明美が死亡した。死因が敏江と似ていることから、院内に緊張が走る。自殺なのか? 敏江の死と関係はあるのか?

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ここでは祈りが毒になる のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月11日

    北海道函館にある医療刑務所が舞台のここでは誰もが嘘をつく、の続編。
    前作に引き続きなんとも後味の悪い展開。
    刑務所にいる受刑者たちの抱えているさまざまな事情が非常に重苦しく、そして実際には受刑者よりもその家族の方が苦労をしていると言う事実に愕然としました。

    0

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