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この仕事は、誰かがやらなければいけない。
目の前の患者を救うことを、分け隔てなく。
函館にある医療刑務所分院に努める金子由衣(かねこゆい)は、2年目の矯正医官。医療刑務所では、患者である受刑者の平均年齢も高く、凶悪な罪を犯した者も基礎疾患などを抱え医師の助けを必要としている。一方で不調を訴え刑務作業逃れをしようとするものも多い。受刑者の過去の罪と患者としての現在の状況を毎日のように目の当たりにし、贖罪とは何かを考える由衣だったが、当直の晩、糖尿病を患っていた前科四犯の受刑者が亡くなった。これは医療事故か、あるいは殺人事件なのかーー。
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Posted by ブクログ
医療ミステリということになるのかもしれないが、犯人が「誰」ということは特に問題ではない。「どちらかだろう」というのはわりと明らかで、でも「どうして」「なぜ」という、背景。「医療刑務所」の意味、そういったものを問いかける内容だと思う。
税金をかけて犯罪者を治療する意味はあるのか。
もし自分が被害者、または被害者に近い立場だったとしたらとても納得はできない。自分の身内が犯罪者だったとしても、どうか助けてくれるなと思ってしまうのではないか。
犯罪者にも基本的人権はある。理解しても理性が納得しない。
医療刑務所に携わる人たちは、事務的にこなしているのか、葛藤しながら勤めているのか。
重いテーマだ。
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