そして、海の泡になる

そして、海の泡になる

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

バブル絶頂期の1990年、個人として史上最高額4300億円の負債を抱え自己破産した朝比奈ハル。平成が終わる年、彼女はひっそりと獄死した。彼女のことを小説に書こうと決めた“私”は関係者に聞き取りを始める──。解説・芦沢央。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • 掲載誌・レーベル
    :
    朝日文庫
  • タイトル
    :
    そして、海の泡になる
  • タイトルID
    :
    1478721
  • ページ数
    :
    320ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年12月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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そして、海の泡になる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ハルは目の前の男性が思い描く女性を演じ続けた魔性の女。独占したくてハルの自由を奪ってしまいウミウシ様がやってくる、、、

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ

    最後まで読んだけど、何が言いたかったかよくわからなかった。鈴木を殺した犯人とかはわかったけど。

    宇佐原陽菜は宗教2世だが、一緒に逃げた男の人にDVされて反撃して殺してしまった。刑務所にいる。

    植芝甚平は朝比奈ハルと同郷、アメリカに負けて、アメリカ人が来る前の晩、ハルの父は母親と子供を縛って家に火をつけて一家心中しようとした。ハルだけが助け出された。

    宇佐原陽菜はハルと刑務所の同室。ハルは父からの暴力を受け入れていた。でも日本は戦争に負けた。ハルは父から性暴力に晒されていた。ある時お坊さんからぶよぶよした「神の肉」をもらって食べ、そして生き残った。

    高田峰子はハルが生き残って引き取られた家の子。よく働いたが、母からの当たりがキツかった。男の人によくモテて、父も兄もゾッコンだった。庄屋の息子と結婚。赤ちゃんができる前に夫死去。一緒に大阪に出る。水商売で生活して、愛人稼業をする。「春川」を構えて独立。

    宇佐原陽菜によれば、ハルはお金は全員に平等だけど、お金は男に占拠されているので、男から巻き上げねばと思っていたと。そして瀬川の愛人になり、その子供を産む。

    瀬川益臣は瀬川の息子で非嫡出子。「春川」の開業資金はほぼ父が持った。万博に3人でいった。万博の翌年瀬川は死んだ。その後アメリカに留学、瀬川グループに入る。バブルがあり、ハルが投資で取り沙汰されていた。多分父のお金だと思う。

    宇佐原陽菜。「春川」は大阪のど真ん中だった。避妊していたが子供ができてしまった。ただそのかわり「春川」を手に入れた。瀬川は万博に子供を連れてきたが、ハルは母としての愛情は抱けなかった。瀬川は妻と別れてハルを妻にしたがった。瀬川は死ぬ。その後真壁三千雄と仲良くなる。

    新藤紫はハルに板前見習いとして雇ってもらう。真壁さんがビルの融資をしたって聞いている。預金証書の偽造をしてたらしい。バブルが弾けて真壁さんは自殺。そのあと店を閉めると言われた。でもハルさんが人を殺したって話で逮捕された。

    宇佐原陽菜。オイルショックの不景気を乗り越えた。真壁さんはハルを崇めてくれたので良かった。ハルはお金を増やすことがこの世界への復讐だと思うようになった。

    河内靖、いなほ銀行元銀行員。顧客としてのハルに真壁から紹介される。バブルの頃はどんどんお金が増えた。でもそれは続かなかった。

    宇佐原陽菜。うまくいってからハルはウミウシ様を信じたふりを始めた。バブルの崩壊は2度目の敗戦だとハルは言った。真壁はいつのまにか自分もウミウシ様のお告げが聞こえると思い始めていた。ハルさんが殺したという鈴木の話は出なかった。

    0
    2026年05月29日

    Posted by ブクログ

    よき。面白かった。

    バブル期を生きた『ハルさん』
    『ハルさん』はどうやって巨額の富を得たのか
    『ハルさん』が願った人が死ぬのは「ウミウシ様」のおかげなのか

    と、いうのを当時の関係者へのインタビュー形式で明らかにしていく作品。
    文体のテンポもよく、オチもすっきりとても満足。
    あと、珍しく解説も面白かった。
    おすすめ

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    戦前、戦後、バブルから崩壊と、一人の女性の壮大な人生物語でした。
    現実にありそうな話だと思って読んでいたら、巻末の解説でモデルになった人が居たとのこと。幸せは人それぞれ、人の数だけあるんでしょうね。

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    バブルの時代、最高額の負債を抱えて自己破産した朝比奈ハル。そんな負債額になるまで貸し付けた銀行があったのかと思う。

    なぜ?彼女の思いは?周りの人や銀行は?
    これも人の生き方の一つなのかもしれない。私にはムリだと思うけど…

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    かつて大阪ミナミの千日前にあった料亭の女将で、天才投資家とよばれた尾上縫をモデルにした物語。話は日本の敗戦から始まり、朝鮮戦争特需、戦後復興、オリンピック、万博、プラザ合意、バブル、バブル崩壊と日本経済に合わせたジェットコースターのように主人公の人生は急展開する。求めたのは女の独立、幸せなのか?
    小説を書くための取材ノートの形式で語られる。
    面白い。

    0
    2023年12月12日

    Posted by ブクログ

    物語のベースは、バブル期に巨額の資金を動かし、その崩壊と共に投資詐欺として逮捕された、実在する女性の生涯です。

    彼女と彼女の取り巻きが、あの喧騒の時代にどうやって波に飲まれていったのか。
    そして最後は泡となり、時代とともに消えていったのか。

    それを、何人かの人物へのインタビュー形式で描いていきます。

    ただ、これは「そういう人物のお話」と認識して読み始めないと、全体を掴むのが少し難しいかもしれません。

    実在のモデルは、バブル期に巨額の資金を動かした尾上縫。
    作者自身も、尾上縫をモデルにしたことを明かしています。
    一方、作中の新興宗教「メギドの民」は、特定の宗教をそのままモデルにしたものではなく、実在するいくつかの団体の特徴を組み合わせた架空のものだそうです。

    何人もの人が、一人の女性について語る。
    語る人によって、その女性の姿が少しずつ違って見えてくる。

    葉真中顕さんの作品を何作か読んできましたが、この作家さんの小説の軸は明確です。

    バブル崩壊後の日本社会。
    その時代の中で、社会の変化に取り残された人、押し流された人、そしてその時代を生き延びようとした人たち。

    葉真中さん自身も、バブルを謳歌した世代というより、その後の就職氷河期などを経験した団塊ジュニア世代。
    「自分の世代のことはずっと書いていく気がする」と話されているそうです。

    あの時代に膨らんだものが、はじけたあと、私たちの社会に何を残したのか、奪ったのか、
    ずっと 書いていくんでしょうねえ

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    尾上縫を題材にしている/ 関係者へのインタビュー、回想という建て付けだが、喋り手が老人なのに会話が若すぎる/ 老人を書ききれていない/ みな同じ年代に見えてしまうのだ/

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    この事件は知りませんでした。本で興味が湧きネットで色々調べてみました、尾上縫、縫いの会等等、で、この物語は事実に基づいたフィクションなんですね?インタビュー形式、読みやすくてあっという間に読めました。

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    インタビュー形式で書かれた本で読むのが少し難しかったですが、今を生きる人に何かを訴えかけてくる作品でした。

    私がこの本を読んで感じたのは盲信することの怖さです。登場人物の殆どが何かに盲信的になっていて、そしてその先には必ず終わりが来ている。

    小さな物を信じたら不安定で早めに終わりがきて、大きな物を信じ途中までは煌びやかだけどいつかは終わりそしてそのことは幸せとは言えない。この事から結局幸せとはどんな状態の事を言うのか考えさせられました。 

    私は幸せは他者や外部からではなく内面から見出し自己完結できるものではないのかなとこの作品を読んで改めて思いました。

    0
    2024年04月07日

そして、海の泡になる の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • 掲載誌・レーベル
    :
    朝日文庫
  • タイトル
    :
    そして、海の泡になる
  • タイトルID
    :
    1478721
  • ページ数
    :
    320ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年12月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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