感情タグBEST3
Posted by ブクログ
よき。面白かった。
バブル期を生きた『ハルさん』
『ハルさん』はどうやって巨額の富を得たのか
『ハルさん』が願った人が死ぬのは「ウミウシ様」のおかげなのか
と、いうのを当時の関係者へのインタビュー形式で明らかにしていく作品。
文体のテンポもよく、オチもすっきりとても満足。
あと、珍しく解説も面白かった。
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Posted by ブクログ
戦前、戦後、バブルから崩壊と、一人の女性の壮大な人生物語でした。
現実にありそうな話だと思って読んでいたら、巻末の解説でモデルになった人が居たとのこと。幸せは人それぞれ、人の数だけあるんでしょうね。
Posted by ブクログ
バブルの時代、最高額の負債を抱えて自己破産した朝比奈ハル。そんな負債額になるまで貸し付けた銀行があったのかと思う。
なぜ?彼女の思いは?周りの人や銀行は?
これも人の生き方の一つなのかもしれない。私にはムリだと思うけど…
Posted by ブクログ
かつて大阪ミナミの千日前にあった料亭の女将で、天才投資家とよばれた尾上縫をモデルにした物語。話は日本の敗戦から始まり、朝鮮戦争特需、戦後復興、オリンピック、万博、プラザ合意、バブル、バブル崩壊と日本経済に合わせたジェットコースターのように主人公の人生は急展開する。求めたのは女の独立、幸せなのか?
小説を書くための取材ノートの形式で語られる。
面白い。
Posted by ブクログ
インタビュー形式で書かれた本で読むのが少し難しかったですが、今を生きる人に何かを訴えかけてくる作品でした。
私がこの本を読んで感じたのは盲信することの怖さです。登場人物の殆どが何かに盲信的になっていて、そしてその先には必ず終わりが来ている。
小さな物を信じたら不安定で早めに終わりがきて、大きな物を信じ途中までは煌びやかだけどいつかは終わりそしてそのことは幸せとは言えない。この事から結局幸せとはどんな状態の事を言うのか考えさせられました。
私は幸せは他者や外部からではなく内面から見出し自己完結できるものではないのかなとこの作品を読んで改めて思いました。