家族

家族

1,900円 (税込)

9pt

「家族って、なんだと思います?」

「現実の世界では、すんなり完全犯罪を
達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」

2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。
奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」…… 彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年も警察に尻尾をつかまれることなく、結果的に十三人もの変死に関わっていた。
出会ってはならない女と出会い、運命の糸に絡めとられて命を落としていく人々。 瑠璃子にとって「家族」とはなんだったのか。そして、「愛」とは。
「民事不介入」に潜む欠陥を日本中に突きつけた「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント!

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家族 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    怖い、恐い、恐ろしい。人間の残忍さ、圧倒的な恐怖の前には服従せざるを得ないのか。
    片足を沼につっこんでしまったら最後の様に、
    甘い言葉や強引な頼みに引っ張られ、いつのまにか逃げ出せないことになっている。
    巧みな洗脳や恐怖が読みながら体験でき、自分や家族がこんな状況に巻き込まれたら、、、考えるだけで恐

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    身内同士暴力を振るわせ、多数の家族を支配下に置いた女性の話。あまりに異様でゾッとするのだけど、これが現実の事件がモデルというのが何より恐ろしい。

    私は家族のことを血とも愛とも定義したくない。できないと思う。ひとつ言えるのは、暴力は愛ではないこと。

    ラストの展開は少しびっくりした。
    ふわっと匂わせ

    0
    2026年02月07日

    Posted by ブクログ

    読んでて、辛く、痛く、苦しくなる。
    でも本当に読みやすく続きが気になる。

    家族・愛・暴力・支配・洗脳・後悔。

    全く救いようがない。

    実際の事件をモチーフに書かれてるので、読後改めて尼崎の事件を調べて、心が締め付けられました。

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

    グロテスクな内容に吐き気がする。
    「家族」と名乗れば、全てが許されるような洗脳が気持ち悪い。
    逃げられない状況で、繰り返される虐待や暴力、詐欺は心が苦しくなる。
    民事不介入という伝家の宝刀で面倒事を避ける警察官。
    普通に見えても気持ちを押さえつけられ生活していた少女。

    当事者なら何が正しいのかが分

    0
    2026年01月24日

    Posted by ブクログ

    「尼崎連続変死事件」をモチーフにした、家族という定義があいまいな集団の歪みを描く傑作。事実は小説より奇なりで、事件そのものの複雑かつカオスな衝撃が強すぎて、小説のインパクトはそれに及ばないが、冒頭の「沼が、できた。」の件のメタファが、人の想像力を凌駕する得体の知れない恐ろしさを表している。事件の結果

    0
    2026年01月19日

    Posted by ブクログ

    直木賞候補
    サイコパスの瑠璃子による擬似家族愛と躾け、そして警察の民事不介入によって起こる連続殺人事件。普通の人々が絡め取られていく様子が不気味。
    登場人物が入り組んでいるので、巻末の人物相関図が役立つ。

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    ⭐︎3.7
    「尼崎連続変死事件」をモチーフにした作品。
    読後に当該事件の詳細を知り、この物語の凄惨さが決して誇張されたものではないことに戦慄した。最初はこんなことが現実に起こるのかと疑問だったのに、読み終わった頃には、あり得ないと言い切ることができなくなっていた。愛を求める人間だからこその弱さとか、

    0
    2026年02月19日

    Posted by ブクログ

    題材となっている事件を知らなかったので、最初やたら登場人物が多いし独得な構成だなと思った。
    明確に小説の形にするためのフィクションだとわかる部分が不明だと元の事件が不明瞭な形になりそうなので、結局発覚した事例ごとの判決は出たけど全貌は不明なのかな。後で調べようと思う。
    どうせなら朱鷺子のバックボーン

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    怖い辛い胸糞悪い酷い
    読後は負の感情に支配されます。何日間か引きずりそう…
    暴力的なシーンは苦手なのに一気読みしてしまった、流石葉真中さん

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    「尼崎連続変死事件」を題材にした小説。中年女性の瑠璃子をママとし、血縁関係なく恩や弱みを握り「家族」とする。そして「家族」間で躾と称した虐待や保険金殺人etc…

    「民事不介入」で発覚まで遅れたことが何よりも怖い。

    0
    2026年02月15日

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