【感想・ネタバレ】家族のレビュー

あらすじ

「家族って、なんだと思います?」

「現実の世界では、すんなり完全犯罪を
達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」

2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。
奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」…… 彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年も警察に尻尾をつかまれることなく、結果的に十三人もの変死に関わっていた。
出会ってはならない女と出会い、運命の糸に絡めとられて命を落としていく人々。 瑠璃子にとって「家族」とはなんだったのか。そして、「愛」とは。
「民事不介入」に潜む欠陥を日本中に突きつけた「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

読後に実際の事件のWikipedia読んだら、各エピソードがかなり史実に基づいててビックリした。
こんな犯罪者に狙われたらどうしたら良いんだろ。

0
2026年06月19日

Posted by ブクログ

これは読んではいけない系?でも、文章が軽くサクサク読んでしまうけど、内容は怖い。半分も読んでないけど、もう5つ星。あとで追記する。

えええ〜っひどい〜ことが、起きる。もう、逃げられない。これはイジメ?どこまで行くの?1人の女に、マインドコントロールされる人たち。もう、読みたくないけど、やめられない。それから、そして、どうなるの〜的な感じで。

マインドコントロールされて、自分を無くしてしまう、その時の境界線とは?

「ピンクばばあ」と警察から揶揄される、厄介な女。人の心をあやつる天才。暴力と、それから、えげつない言葉遊びによって。

読んで、どっと、疲れました。しかし、同作者の本を、もっと読みたいと思いました。とはいえ、今回、ドロドロに疲れたので、しばらく、ホッコリ系を読みたいと思う。

0
2026年06月15日

Posted by ブクログ

尼崎連続変死事件をモチーフにした小説。
読みごたえがあった。
時間軸と人がシャッフルされており混乱しそうになった。巻末の人物相関図に助けられた。
イヤミス群像劇と言ってしまえばそれまでなのだけど、ただのイヤミスとはちがう面白さがあった。
大久保で新しい家族を作っていた謎の男と彼がどうなるのか気になる

0
2026年06月03日

Posted by ブクログ

出来は良い、と思います。
読んている間中、本編と巻末の相関図とをパタパタしていましたが、あの複雑な登場人物たちの出し入れもなかなか上手でしたし。
何だろ…、相関図以上に入り組んだ構成が嫌われた??
自分の注文は、「家族たち」の中の生き残り――作中で産まれた子供と、(結局)最後まで正体不明の男の行く末の書き方が甘めかなぁ?

0
2026年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やー、、面白かった。。

実際に起きた事件を元に描かれており、洗脳の恐ろしさが巧みに描かれていた。

こういう事件って第三者から見れば、「さっさと逃げれば良いのに」と思ってしまいそうだが、逃げても執拗に追ってくる、そして逃げても居場所を求めて自らまた戻ってしまう、そんな洗脳・支配されている側の心理もよく描かれてるなと思った。

登場人物は多いが、頭の中でゴチャゴチャすることはなく、内容がスーッと入ってくるのはさすがの葉真中顕さん。

フィクションならではの、ドラマティックなシーンも良かった。

0
2026年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

尼崎連続変死事件をモチーフにした小説。あらすじにクライムエンターテイメントとあるが実在の事件をモチーフにした小説を「エンターテイメント」と称するのはいかがなものか。
尼崎事件が起こった時、北九州の事件を思い出したが、この小説を読んで、改めて北九州事件との類似性に気付かされた。それは「暴力による支配」と「疑心暗鬼にさせ互いを憎み合うようしむけること」。
もしも自分がこのような事件に巻き込まれたとしたらどうするだろうか。暴力による支配に抗うことはできるだろうか。またいくら暴力が怖いからと言って血のつながった、それまで一緒に暮らしてきた家族に対して暴力を振るえるものだろうか。様々な問いが頭に浮かぶ。
作中、瑠璃子に可愛がられる者の共通点は「家族への愛に飢えている者」だった。家族とはいえ、仲の良い家族ばかりとは限らない。毒親という言葉に代表されるように、家族を憎む人はたくさんいると思う。本書の最後の方に、おそらくゆきの子供のすばるが新しく築き上げようとしている「家族」が登場する。「この事件は終わっていない」そう言った刑事の言葉どおり、愛に飢えた子供たち(大人も)はその飢えを満たしたくてまた新しい「家族」を作るのだろう。

※オーディブルで聞いたが時系列や人物関係が複雑なため、紙の本でもう一度読みたいと思う。また尼崎事件の方も詳細なルポがあれば読みたい。以前読んだものはそれこそ「陰謀論」タイプの本だったので…(DSとかは流石に出てこないがミスターXや黒幕説に焦点を当てたものだった)北九州の方は裁判記録を含め詳細なルポがあるが、もし尼崎事件でも同様な本があれば教えていただけたらありがたいです。

0
2026年05月01日

Posted by ブクログ

 4分の1も読まないうちから続きを知ることはキャパオーバーで、読み進めることが苦しくなった。それは単に暴力がきついからではない。夜戸瑠璃子が率いる「家族」と称する集団の中で、家族の乗っ取りや略取、「しつけ」という名の制裁が行われる。しかもそれを家族同士で実行させる構造がある。第三者としても到底受け入れられないが、被害者は執拗な肉体的・精神的暴力にさらされ、やがて学習性無力感の中で抵抗する力を失い、最終的には死に至る。
 多少の誇張はあるのかもしれないが、これが実際の事件を下敷きにしていると思うと、言葉を失う。内容としては理解できたはずなのに、意味はまったく分からない。この出来事をどう受け止め、どう理解すればよいのだろうか。これは異常な人間の話ではなく、異常な構造が人を壊していく過程を描いたものなのだと思う。そう考えてもなお、目を背けたいのに、誰かの解説を聞きたいというアンビバレントな気持ちは消えなかった。

0
2026年04月29日

Posted by ブクログ

途中まで読んでこれなんか読んだことあると思ったら、修羅の家とよく似ていて、調べたら2つとも実際にあった尼崎事件をモチーフにした話だった。修羅の家は気持ち悪くてもう二度と読みたくないと思っていたのに今回も結局最後まで読んでしまった。瑠璃子が憎いしその周りの奴らも精神おかしくなってるとはいえ嫌で仕方なかった。無理すぎる。やりきれない。救いなのが逃げてと言える人がいたこと。死ぬ前に逃げてもいいよ。

0
2026年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めましての作家さん。直木賞候補作品。気味が悪いし不愉快なのだけど、ハラハラ続きが気になり一気読みでした。「血が繋がってなくても愛があれば家族」って、場合によっては素敵な言葉だけど、この作品での使われ方は最悪。以前読んだ、薬丸岳さんの「こうふくろう」をちょっと思い出しました。人間の根本にある孤独につけ込み、搾取し、死ぬまで消費する。本当に不快。にしても警察の民事不介入って実際にもこんな感じなんでしょうか。冒頭の「沼」の話は不気味でつかみは良かったので、できればもっと本編と絡めてほしかったかも。

0
2026年06月11日

Posted by ブクログ

もとになった事件があると、どうしても比べるし似たような事件で北九州監禁殺人事件があるけど、実際の事件の方が残酷なもんで物足りないといったらアレだけど物足りなさがあった。
あと、瑠璃子たち『家族』の逮捕時の様子や取り調べの様子をもっと知りたかったな。
読書スピードが遅い私でもスイスイ読める読みやすさ。

0
2026年06月10日

Posted by ブクログ

断片的な個人のエピソードが紡がれて、行き着く先にいつもピンクババアがいて、ん?どういう話だ?と思っていたら、実際にあった凄惨な事件の話だった。当時、センセーショナルに報道されていた気がするが複雑さと異様さに、ここまで踏み込むことはなかった気がするが、この手法で描かれると読みやすく入ってきやすい。それが良いことなのかはわからないが、人間の悍ましさを捉えており、受け取りました。ラストがちょっと、あーそっち行ったか、と思ってしまった。

0
2026年06月09日

Posted by ブクログ

思い浮かんだのは、『隣の家の少女』『消された一家』。この2冊。それくらい、きつい内容。完全に崩壊した道徳。追い詰められた人間が取る行動の恐ろしさ。尼崎事件をモチーフにしているため、これが本当に起きたことだとは信じたくない。
普通に生活している今は、憲法や社会のルールを守ってみんな生きているけれど、その普通がなくなったら…究極の状態に追い詰められたら、と考えると、無性に怖くなった。
洗脳は、思考の自由も奪ってしまうものなのだろうか。
とにかく、怖すぎた。

0
2026年06月01日

Posted by ブクログ

直木賞候補作(これで前回直木賞の候補作は読み終えた。次次回から、候補作発表から授賞まで2ヶ月となったが喜ばしいと思う。本屋大賞もそうなればいいのでは?)

星4.5

2011年に明るみになった尼崎変死事件をモチーフにした小説。

著者のインタビューを読むと、今まで小説化されなかったのは、おそらく事件が複雑すぎるからでは?とのこと。wikiで見てみても、複雑すぎ、wiki を読む気にもなれないほど。
それ故、この小説では、全部を追いかけるのではなく、数人を追いかける形となっている。
それでも、巻末には人物相関図が載せられており、時代も行ったり来たりだが、それほど混乱することもなく読み進められ、充分、事件の異様さは伝わった。

主犯の瑠璃子に対する怒りはもちろんだが、被害の当事者のみならず、近隣からも何度も警察に駆け込みや通報があるのだが、その度に、民事不介入を言い訳に話を聞こうとしない(厄介な連中に関わりたくない)警察に腹が立った。wikiによると、50件は訴えや通報があったらしいが取り合ってもらえなかったとか。
この件もあって、警察の民事不介入も見直されることになったのだが、今回の阿部監督事件のように線引きが難しいのだろうな。

葉真中顕の本は社会のいろいろな問題を息をつかせず読ませるので、次作も楽しみ。

0
2026年05月30日

Posted by ブクログ

モデルとなった尼崎の事件はあまりにも不可解で、当時ニュースに驚いたことを覚えています。また、尼崎と並んで怖かったのは北九州の事件。こちらはあまりにも凄惨なため報道規制されました。後にルポで読みましたが恐ろしすぎて忘れることができません。

今作は多少ソフトに描かれていますが、恐ろしさは十分伝わってきました。怖いと思いながらもページをめくる手が止まりませんでした。

0
2026年05月28日

Posted by ブクログ

どこかの書評から。おそらく、タイトルに見合わず内容がイヤミス、ってことで気になったんだと思われる。たしかに前評判に違わぬイヤさで、思わず顔をしかめる場面のオンパレード。にしてもこの事件、ノンフ版も読んだ気がする。最後に付された参考文献に”モンスター”が挙がってて、これだ!と思ったんだけど、自分の本棚には登録なし。はて?

0
2026年05月25日

Posted by ブクログ

前情報なしで葉真中顕『家族』を読んだが、人間が支配されゆく様が恐ろしくて猛烈に胸糞悪い。仕事柄DV被害を見てきたからこそ、精神的支配がじわじわ始まり、いつの間にか抜け出せなくなる描写のリアルさに戦慄した。後で実在の事件がベースだと知り、さらに吐き気が増している。この泥のような重苦しい感情を綺麗なもので洗い流したい。誰か、ただただ温かくて救いのある「優しい世界」の作品を教えてください。

0
2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

救いのないストーリーは好きではないけど、一気に読ませる力がある。
あばた面の男で変に謎を残すよりは、瑠璃子の内面を描いてほしかった

0
2026年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み出したら止まらなかったけど、しんどーーー…。いや、ほんと…。これが実際あった事件を元にしてるというところがまたしんどい。

0
2026年05月15日

Posted by ブクログ

怖いもの読んだ( ノД`)


家族と言う名前の搾取相手を
次々に見つけては巻き込んでいく手口
家族と呼ぶだけあって優しく接する中で瑠璃子に気にいられるか否かで道は変わってくる様だ

従順であれば可愛がられ、そうでなければ何かにかこつけての言いがかりと暴力
その様を家庭のこと───と遠巻きにする警察
それぞれがピッタリ機能して声を挙げても蓋をされて家庭でのリンチ(ここでは躾、と呼びます)の悪循環。



本当にあった事件をモデルに書かれた本だそう
あまり覚えてなくてこんな事あったんだ……と、また怖くなる

それにしても
民事不介入って言うけれど、どの辺りから介入して貰えるもんなの?って憤りが強く残る
昨今だと、ストーカー事件で被害者が殺されるまでは痴話喧嘩とされるとこ見ると歩みは微増なのかな
微増すらあるのかな?



あばた顔の男の正体は謎のまま
雪と清司郎の子供、昴と共に
そこ詳しく知りたかったけど、皆さんのご想像にお任せしますのやつだった( ノД`)

でも2人は瑠璃子がやってきた手口そのままに生きている感がチラッと挟まれ……
瑠璃子は首謀者では無く傀儡でしか無かったのか?
あばた顔の男が気になる、気になるよ!


読み終えたら重ねて見返すと新たな解釈も浮かぶのだろうけど、私は気になる箇所の確認作業程度に留まる……しんどすぎて。





ホラーとは人、そのものなのかもしれませぬ

0
2026年05月13日

Posted by ブクログ

怖かった。
ちょっとの関わりで家族に入り込み暴力で支配。とりあえずは家族という括りだから警察は介入しない。
被害者にとっては絶望的。もう読んでいて警察って何の力にもなってくれないんやと憤った。
被害者それぞれの視点から書かれていたり、加害者の背景も描かれていたりと、胸糞級の内容やけど読むのが止まらなかった。
尼崎事件がベースの内容やけど、事実はもっと悲惨で残忍。世の中にはこんな人間がいるのだと驚愕する。

0
2026年05月04日

Posted by ブクログ

葉真中顕さん著「家族」
第174回直木賞候補作。2011年に発覚した「尼崎連続変死事件」をモチーフにした作品とのこと。

実際にあった事件なだけに全体に漂う不穏な空気感が凄い。10年程前にNHKの「未解決事件」でも特集されていた事件。
家族まるごと乗っ取ってどんどん吸収し洗脳していくその手法は恐怖でしかない。

今作品はその被害者達が主格となって描かれていく物語。
この事件の凄いところが被害者達が自ずと加害者にもなっているという構図。

第三者目線では何故?と思ってしまうのだが当の本人達はその支配下では従うという選択しか残されていないのだろう。
生と死が巧みに操られていくこの事件…
とてつもなく不穏で気味が悪いとしか言いようがない。

著者はどうしてこの題材を描こうと思ったのだろう?
ある意味ではホラーよりもホラーだからだろうか?

著者の新作を読む事を心待ちにしていた身からすれば、この題材を描く事はとても異質な試みだったのだろうと感じた。

0
2026年05月04日

Posted by ブクログ

個人的にも家族は、血のつながりではないと思う。とはいえ、洗脳で家族が形成されるなんて信じられないことだ。まして、血がつながった肉親がいがみ合う怖さに没入し怒りさえ覚えた。家系図で、関係性が示されているがよくわからなったのは、きっと私だけでしょう。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

類似した記憶に残る作品に、ハリー・クレッシングの「料理人」がある。
そちらは家族に雇われた料理人(人身掌握に長けている※暴力は辞さない)が美味しい食事を提供しながら、雇い主の家を侵食していく話だが、「家族乗っ取り物」とでもいうような作品群は何度読んでも背筋が冷える。

それはいつ忍び寄ってくるかわからない現代的な恐怖を呼び起こすからだと思う。
民事不介入という名目の元、犯罪の温床になりかねない家庭はまさに藪の中。

一気読みだったけれど、面白くて夢中!というより「うわーまずいものに手をつけちゃった、途中でやめられないよかえって夢見が悪くなる」の焦りで読み切った。
とりあえず作品の世界から抜け出せてほっとしています。

0
2026年06月03日

Posted by ブクログ


暴力とマインドコントロールで、強いものが弱いものを支配する救いようのない世界。フィクションなのに説得力があるのは実際に似たような事件があったからか。
読み続けるのがしんどかった。
側から見ていると、逃げればいいのにとか、考えることを放棄してはいけないのになどと思ってしまうけど、考える気力や逃げる意思は意外に簡単に奪われるのだ、きっと。
警察の民事不介入の在り方についても考えさせられたし、家族のもつ、閉ざされた、外から遮断された世界という一面にも改めて気づかされた。

0
2026年06月03日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ読んでるのしんどかった。
でも止まらなくて一気読み。
このモチーフの事件、聞いたことあるぐらいでリアルは知らなかったから、本で文章で著されると伝わり過ぎるほど伝わる。
これはちゃんと伝えていかなきゃいけない事件。
でもとにかくしんどかったから星は3つで。

0
2026年05月23日

Posted by ブクログ

2026/05/22
家族
葉真中顕さん

本当にあった、
他人なのに家族という、洗脳の話

酷い話

気持ち悪い

0
2026年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あの事件だ。知っている人ならあの報道を聞いた時衝撃以外なかったと思う。なぜ、そんなわけない、と思ったけれど、恐怖による支配はこの小説でいう愛、家族ということなんだろう。求めているものが違う角度からやってくる。逃げられない、吸収される。そんな形を望んでいた訳じゃないのに、そっち側にいる。わたしは当事者になったら逃げられたのだろうか、それとも愛だと言い訳してあっち側になってしまったんだろうか。

0
2026年05月15日

Posted by ブクログ

最初から最後まで、とにかく気が重くなる話が続きます。救いもなく、崩れるように闇に堕ちていくようなストーリーです。

結局、わからないままのこともあり、また幽霊なんかも登場してしまうため、スッキリはしません。久しぶりに、どんよりした気分になる本と出会いました。

0
2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内容知らずに読み始め、マンション購入のところで気が付いた。
これ尼崎事件の話だ。角田美代子の話。
あの事件は怖かった。怖くて詳細は知らない、知りたくなかった。ニュースでもあまり掘り下げなかったと思う。残酷すぎて掘り下げられなかったのかも。
だから読み始めて後悔、読みたくなかった。でも読み始めてしまったし仕方なく読んだ。
酷い内容。これもし自分が目をつけられたとしたら、やっぱり逃げられる気がしない。逃げられないことはよく分かった。

これから読む方へのアドバイス。
巻末に登場人物相関図があります。最初じゃなかったので、私ずっと気が付きませんでした。時系列も主語もばらばらに語られますので、相関図見ながら読むのがおススメです。

これ、フィクションなら、もう少し創作入れてスッキリして欲しかったな。
実際の事件のように、主犯が自殺でウヤムヤな感じで終わった。

あばた面の男の正体もよく分からなかったけれど、
朱鷺子とあばた面の男の息子が清司朗で、
清司朗と雪との間に生まれた昴は、2人の孫。
朱鷺子はあばた面の男に金を渡し、あばた面の男と昴(祖父と孫)は歌舞伎町のアパートで、また疑似家族を作ってる。でいいのかな。

0
2026年05月07日

Posted by ブクログ

尼崎で起きた連続変死事件をモチーフにした小説。洗脳というかマインドコントロールというか、そういう異常な精神状態にして殺し合わせたり。

面白いとかつまらないとかそういうのじゃなくて「嫌な話」でした。読んでてとてもつらかった。早く読み終わりたかった。平和に平凡に暮らす善男善女が何の落ち度もなく悲惨な状況に堕とされる。そして最終的に加害者側が大した罰を受けるでもなく・・・かなりメンタルにくる一冊なので読むときは注意が必要。なんせ現実にも起きてる話だったわけなんですから。

でもそれでいて最後はなんかふんわりと終わってしまったがちょっとそれまでの緊迫感をこれで締めるのか・・・とは思いました。あばた面の男とか結局なんだったんだ??

0
2026年04月30日

「小説」ランキング