古事記ワールド案内図

古事記ワールド案内図

935円 (税込)

4pt

3.8

「古事記」の斬新な現代語訳で話題を集め、小説『ワカタケル』で同時代を描いた著者による、古事記入門書。取っつきにくいと思われがちな古事記を分かりやすく魅力的に案内する。

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古事記ワールド案内図 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月27日

    古事記の上巻は、主に天皇の系譜について書かれたが、まだ天皇たちは神であって、人ではない。
    中巻、下巻になると、天皇が歴史に登場するようになるが、内容は民話的、物語的になっていく。日本書紀は官吏が黙読で読み、歴史を勉強するもの、中巻、下巻の古事記は誰か(この時代は庶民ではなく豪族の師弟、宮廷の舎人や采...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月20日

    2014年に現代語訳を刊行した著者による古事記解説。

    あまり細部には入り込まず(入るときは入る)、俯瞰的に全体像をつかみ易い。

    章立ても「創世記」「神々」「地政学」「天皇列伝」「女たち」「詩歌と歌謡」等(他に「入り口での戸惑い」「残った話題」)、適切でバランスの取れたもの。

    著者による訳本でな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月10日

    アマテラスやタカミムスヒなどの神話の神々による日本の誕生に始まり、オホクニムシの国造りと国譲り、ヤマトタケルの登場や脈々と続く天皇家の歴史

    当時の日本を巡る歴史背景や島国であることの地理的背景などを分析。

    より合理的に、よりシステム的、性に厳しいな現代社会よりも古事記の中の性に大らかで、兄弟喧嘩...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月18日

    讃美でも、無味乾燥な研究でもなく、ほどよい熱量で、忌憚ない解説。
    まずは、文学としての体裁が整っていないという前提をハッキリ。
    その上で、物語伝承記録書と歴史の記述を同時に行っているから、その歪みも後々把握しづらい文章になっている、と。
    現在の天皇制に対しては言及を控える、というくだりも、いいスタン...続きを読む

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