終わりと始まり

終わりと始まり

740円 (税込)

3pt

4.0

移動する文化人として、さまざまな土地を訪れ深い思索を積み重ねてきた作家がつづる、感動、怒り、戸惑い、落胆、祈り──。3.11の大震災と福島原発事故を経て、少数者の居場所、民主主義の多数決の欺瞞などを問う、明晰で情のある名コラム。

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終わりと始まり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    池澤夏樹の文章は読ませる文章だ。このコラムはまさにそんな文章。3.11直後の連載だからその手の話が多い。
    すばらしい新世界にみるように氏は自然エネルギーの支持者であり思い入れの強さが伝わってくる。知識人は社会の様々な情報を集め自らの思想と照らし合わせて発信する、と定義していたが大変腑に落ちた。これか

    0
    2020年01月31日

    Posted by ブクログ

    実は、池澤夏樹さんの小説を読んだことがない。
    ただ、朝日新聞に掲載される著者のエッセイは、いつも楽しみにしている。
    タイトルの『終わりと始まり』はポーランドの詩人による詩作『終わりと始まり』に由来する。

    戦争が終わるたびに
    誰かが後片付けをしなければならない
    物事がひとりでに
    片づいて

    0
    2016年02月14日

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