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世界の創成と、神々の誕生から国の形ができるまでを描いた最初の日本文学、古事記。神話、歌謡と系譜からなるこの作品を、斬新な訳と画期的な註釈で読ませる工夫をし、大好評の池澤古事記、ついに文庫化。
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Posted by ブクログ
太安万侶にリスペクトして訳された池澤夏樹さんの『古事記』はとても禁欲的な文章なのではないかと思います。ということは、原典にたいへん忠実だということになります。2014年に「日本文学全集」の一冊として出されたものの文庫化で、そこにも「解題」を書かせてもらったのですが、今回、まったく別の内容で「解題」を...続きを読む書き下ろしました。
断片、断片は、知っているが、まともに向き合って読んだことが無かったので、この機会に読んで見ました。 思っていた以上に、 誰が誰の子かを書いた部分が多かった。しかし、その歴史が、大和政権の他国征服の歴史なのだと理解でき、興味深かった。
翻訳が親しみやすく、古事記へのハードルを下げてくれた。注釈があることで、複雑な情報を処理しやすくしてくれている配慮を存分に感じた。しかし次から次へと神が生まれる。八百万とはよく言ったもので、1ページで10柱ほど生まれる。
最初の方は神がどんどん神を産んで、それが大地になったり、神の一部からまた神が生まれたりとなかなかにカオスで楽しい。 途中から興味を失ってやっつけで読んだ。
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