僕の殺人計画

やがみ

YouTubeチャンネル登録者数70万人超（2023年10月現在）＆総再生回数２億超。
書籍化希望の声殺到！気鋭のホラークリエイター“やがみ”、ついに筆を執る―。

これまで何冊もの大ヒット小説を生み出してきた
編集者・立花のもとに届いた奇妙な原稿。
そこに書かれていたのは、
自身が完全犯罪の被害者として殺されるという衝撃の内容だった！

「命は惜しい。でも、続きを読まずにはいられない」
一人の人間として恐怖心を抱きながらも、
編集者としての圧倒的な好奇心が、立花を死のループへと誘う。

かつての天才ミステリー編集者は、
謎の殺人鬼作家から命を守ることができるのか？

命をかけた究極の頭脳戦を描く本格ミステリー！


■出版社からのコメント
意外かもしれないが、やがみさんは芸術肌の人間ではない。短期間で何十冊ものミステリー小説を読み込み、売れ筋の傾向、トレンドなどを徹底的に研究する。文章の書き方など担当編集が受けた質問も数知れず。面白く仕上げることはもちろん、それと同等に売れる確率を1%でも上げる努力ができる人だ。ここまで作家性とマーケティング力をバランス良く併せ持った人は稀である。もはや彼の壮大な実験に私も一枚噛ませてもらったと思うほど。ミステリーファンの皆さん、また一人新しい鬼才が現れました。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: KADOKAWA
• 電子版発売日: 2023年11月07日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

とにかく構成のうまさに唸りました。少ない登場人物、シンプルめな設定だからこそ組み立てが輝く。

構成がうますぎる漫才を聞くと笑いより感心が出てきますが、本作もそんな感じでした。物語やキャラクターの魅力がどうこうという感情以上に、感心。というと人によっては聞こえが悪いかもしれませんが、私は好きです。

[ブクログ · ★★★★★]

サイコパス・ミステリー・心理的サスペンス…
ハラハラしっぱなしで、一気読み
続きが気になってしょうがなかった
頻繁に視点が変わり、誰の話だ？とも思うところもあったけど、その混乱がまたよかったのかもしれない。
でも、様々な事か繋がった瞬間、ゾワッとしました。

『僕の』ってそういう事だったんだ
いやぁ。たまらん。ｗ

[ブクログ · ★★★★★]

小説家botになり出世した敏腕編集者、立花涼。そんな中送られてきた封筒。第一章冒頭、【僕はあなたを殺します。消して誰にもバレずに。】立花のファンだという羽鳥。涼は完全犯罪を美とし、完璧な殺人計画を立てる。が、送られてくる第四章。完璧だったはずなのに。いったい誰が、？【いっそのこと、不倫してくれているほうがマシだった】。2度殺される妻、真由。そして犯人が何もしない殺人、究極の殺人へ。【どうして子どもが犯罪者に育つかご存知ですか？】。立花涼介。彼の本当の姿を知るのは涼だけだ。

[ブクログ · ★★★★★]

面白かった！
読み進めるうちにあれ？予想と違うを何回も繰り返しあっという間に読み終わりました！
どんどん話に引き込まれて、最後の方は読みたいけど読み終わるのもったいないと久しぶりに思える作品でした！

[ブクログ · ★★★★★]

ある作家さんの新刊を買いに本屋に行ったところ、タイトルとカバーに惹かれて思わず手に取りました。
気になった作品はレビューなどを参考にして購入することが多いのですが、こちらの作品は帯のコメントだけで面白そうだなと思い購入しました。
結果、期待以上に読みやすくて面白かったです。
Aの過去だと思って読み進めていたら、実はBの過去だったなどの散りばめられた違和感にゾワッとしました。
普段は王◯のブランチで紹介された作品や本好きのおすすめばかり読んでいるライトな読書好きですが、本屋でジャケ買いする楽しさを味わえて良かったです。

[ブクログ · ★★★★☆]

明日も仕事だしもう寝ないと…と思いつつその先が気になりすぎて最後まで一気読みでした
終盤は「誰が？」の連続で、最後まで油断できないお話でした
ですが、やっぱりサイコパス自体が自分には合わないみたいです
全容が徐々に明らかになっていくあたりからはモヤモヤしながら最後まで読んだ感じになりました

[ブクログ · ★★★★☆]

ミステリーは読み慣れていないわたしでも、読みやすい文体だった。この本の中に隠されたものがあったのかは洞察できないが、結末が残酷であると感じた。どんどん繋がっていくストーリーに予想通りだった展開と、全くよめなかった展開が混ざり合っていて面白い。
親から受ける影響は多大であると、育てる事自体が難しい世間なのかもしれないと感じた。

[ブクログ · ★★★★☆]

文芸編集者であった立花は誰にも言えない過去を持ち現在進行形で殺人を計画している

そんな立花が殺されるという予告小説が届く

二転三転するストーリー、いろんな登場人物からの視点に最初は戸惑いながらも楽しませてもらった

ただラストで「僕」って一体誰なんだろうと。。
これはもう一度読まないと理解できないかもしれない

[ブクログ · ★★★★☆]

天才ミステリー編集者に届いた殺害予告から始まりタイトルの『僕の殺人計画』がどんなものかを多視点から探っていくミステリー

前半と後半ではがらっと立ち位置が変わり、予想したものが崩れ、再度予想してもまた崩れていく。当初本を手に取った時に予想した展開とは、全くの別物となり、着地点がどこになるのか、先に先にと手が止まらなくなる作品でした。

また登場人物の3ページにも続く独白にも強く惹きつけられました。そこの文だけでも読んで欲しいと思えるような内容でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

いや、なんかすごかった笑
この立花さんとゆー編集者は、結局のところじぶんの殺人に至ってしまう弱さには向き合えないままでいる代わりに、美しい殺人をするじぶんを讃えているんだな、と思った。
ただ、時々垣間見せる人間らしさにホッとする部分もあって、だからやっぱり根っからの悪人なわけではない。
悪人の赤ちゃんはいない、が確か震えた小説に出てくるフレーズで、その本のタイトルが『拝啓、聖なる殺人鬼へ』！
内容が生まれたばかりの女の子が死刑囚となった母親から毎年届く手紙を通し、犯罪者としてのさまざまな苦難に遭うものの、それを乗り越えて成長していく物語。
歪な親子愛を描いた少女の成長物語だった、と。
そこから構想を得てたんだな、と。
なんか色々伏線が仕込んであったけど、小野寺さんに書いた手紙だけが謎だなーと思った。
あと、小野寺さんのお母さんも、諭しているけども、じゃあ子供が殺人したいと言ったらそれも肯定してあげるってこと？
ってなった。
そーゆーの全部含めて、手紙を書いたのではなかろうか、と思うのと、小野寺さんへの手紙はそーゆーことなんだろうかー、お母さんへのなんかなのだろうかー！
そこだけわかんなくて気になるー！！！！
西本ゆいさんの本心やいかに、とゆーとこも気になるところだなーー。
なんて勘繰ってしまう。
そんで最終的に息子だよね！ってなったけど、息子にじぶんを殺させるのかな？って思ったけどそうじゃなくて息子は他人を殺したらしい。
やはり殺人鬼に育てる手紙を書いていて、そのヒントは小野寺母の小説なのかなー、とか、深読みしすぎかなぁ。
まあ、とにかく、不気味！！
救いがない話ではあったかなーー。でも衝撃ではあった。とても。