絲山秋子の一覧

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作品一覧

2020/03/27更新

ユーザーレビュー

  • 沖で待つ
    この作家さんは小松とうさちゃんから入ったのだけど、あのほのぼのとした世界観の原点は感じつつも、もっとうちに秘めたパワーを感じる作品だった。芥川賞受賞ということで私小説的なイメージを抱いていたけど、良い意味で裏切られた。久々に小説で泣いた。
  • 妻の超然
    妻、下戸、作家の三者の「超然」のうち、二人称で書かれた「作家の超然」が壮絶だった。難解な言葉も文脈もないのに、視点はどんどん遠ざかって、やがて文学の滅亡に至る。言葉の意味や情報が失われた後に幻視する光景にただ圧倒される。ひたすらすごい本だった……。
    久しぶりの絲山作品。疎遠になっていた原因でもある「...続きを読む
  • 小松とうさちゃん
    同時収録の「ネクトンについて考えても意味がない」かステキすぎる。もちろん、本書のタイトルである「小松とうさちゃん」もいいのだけども。
    淡々とした交流の中に、引力の強い掛け合いがふっと出てくるのに、気持ちがもっていかれるような?

    終わり方もきれいで、凛とした精神のありようを見るみたいだと思った。
  • 沖で待つ
    短い三編がいろどりよく収まっている。彩は地味だがそれぞれの趣向は違っている、中の「沖で待つ」は芥川賞受賞作。多くの書評が好意的なので書きづらいが、まだ絲山ファンを諦めていないので残しておこう。


    芥川賞とは知らなかった。
    「海の仙人」が面白かったし、絲山さんという作者も初対面からいい感じだった。...続きを読む
  • 海の仙人
    その名もファンタジーて。ってとりあえず突っ込みたくなる本作。そのファンタジーをネタにした軽い笑いも要所要所にちりばめつつ、圧倒的リーダビリティで物語は進む。健康的に登場した彼女が、気が付けば不治の病に侵されたりとか、主人公が盲目になったりとか、展開の速さにも驚かされるんだけど、それが無理なく話の中に...続きを読む