離陸

離陸

作者名 :
通常価格 968円 (880円+税)
紙の本 [参考] 1,001円 (税込)
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作品内容

失踪した〈女優〉を追って、平凡な人生が動き出す
時空を超えて足跡を残す〈女優〉とは何者か。
大切な人を喪い、哀しみの果てに辿りつく場所とは。
透徹した目で人生を描く感動長編。

国交省から矢木沢ダムに出向中の佐藤弘のもとへ、ある夜、見知らぬ黒人が訪れる。
「女優の行方を探してほしい」。
昔の恋人はフランスで、一人息子を残して失踪していた。
彼女の足跡を辿る旅は、弘の運命を意外な方向へ導いていく。

〈生きている者は皆、離陸を待っているのだ〉。
静かな祈りで満たされた傑作長編小説。

解説・池澤夏樹

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
432ページ
電子版発売日
2017年05月19日
紙の本の発売
2017年04月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

    Posted by ブクログ 2018年01月31日

    作品ごとに色を変えてくる絲山作品において、特にこれは、ジャンルとしてミステリの範疇に入れたい一冊。巻末で絲山先生が伊坂幸太郎さんに「女性のスパイものを!」と請われて書いたということを語っていらっしゃるが、まさに堂々のエスピオナージュものである。
    また文学として、語り部である主人公の佐藤だけでなく、幾...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月29日

    へぇ、絲山さんってこういうのも書くんだ、って感じの小説だった。ダム管理の現場から始まるから、らしいなって思ってたんだけど、読んでいくうちにミステリーのような、ファンタジーのような色合いが出てきてびっくりした。時空を超え、かつパリが舞台の一つになっていることから辻仁成の『永遠者』を思い起こさせるような...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月27日

     主人公の「ぼく」佐藤が、「女優」と呼ばれる昔の恋人乃緒(名前はNOの意味もある)を探してほしいと、勤務先の雪にとざされたダムで見知らぬ外国人から依頼される場面から物語は動き出す。絲山さんのミステリーが読みたいと、伊坂さんにリクエストされて書かれたものだとか。
     現代のフランスと日本、そして第二次世...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月16日

    不思議な本。
    ミステリーでもないし、恋愛小説でも、ファンタジーでもないが最後は、腹落ちのする本でした。

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    Posted by ブクログ 2017年08月04日

    同性の作家さんは読んでて変に冷めたりして入り込めないので敬遠しがちだが、彼女の名前の字面が好きで手にする事がある。
    なんともオチのない結末なのに腑に落ちる。良くも悪くも草食な主役が周囲に振り回された挙句、どう離陸してどこに着地するか…読後にそんな事を考えるのがおもしろい作品。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年09月14日

    死を表現するのに、かつては彼岸此岸というように船旅だった。
    どこへ流されていくのかわからない水の流れ。
    今回は飛行機の旅にアップグレードされた。
    あの広大な待機所で、多くの飛行機が離陸を待っている、というイメージもしっくりくるし美しいし、離陸した飛行機がどこへ向かうのかもわかっている。
    しかしそこが...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年10月02日

    絲山さんはこんな静かな物語も描かれるんだ、とちょっと驚いた。

    突然佐藤の前に現れた黒人。
    「サトーサトー」行方不明の女優を探してほしい、と語り出す。
    謎の怪文書を解読しながら、謎の「女優」探しの旅が始まった。

    「死」を飛行機の「離陸」に例える佐藤の言葉がとても印象的。
    滑走路に向かった飛行機が息...続きを読む

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