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コロナ禍直前の2020年初頭に刊行され、各紙誌書評で絶賛された著者の“会社員”小説史上最高傑作ともいえる『御社のチャラ男』が、ついに文庫化!
いませんか?
こんなひと。
どこにでもいる、軽くて世渡り上手なチャラ男。
わかっていますか、本当の彼のこと。
組織に属する「私たち」の実態にせまる“会社員”小説の傑作!
ジョルジュ食品はオイル、ビネガーなどの商品を扱う地方の小さな会社だ。
社長のコネでやってきた三芳部長は、社内でひそかにチャラ男と呼ばれている。
自分には自分がないと悟る三芳と、彼のまわりの人々が彼を語ることで見えてくる、この社会に生きる私たちの現実。
すべての働くひとに贈る傑作“会社員”小説。
「どこか滑稽な書名に騙されてはいけない。ここに描かれるのは、組織なるものの実態であり、現代社会の問題や病理であり、働いて生きていくという営みの本質である。ジョルジュ食品という、地方の小さな会社を舞台にして。よりによって、チャラ男を軸に据えて。(略)頁を閉じたとき、きっと誰もが、濃密な塊を受け取ることになる。言葉で容易に説明できないその塊は、読者個々の体内を長い時間掛けてさまよう。本作で得たものと、私たちは共に生きていく」(木内昇「解説」より)
Posted by ブクログ 2023年12月29日
ちやらちやらしてるあきのししん?!!でもおと、とらはあひいぞく、かるかたぞく!いしんしきいる、らあめんごやく!おのざとみとみつくにいつだつかいあはあれ、かいのみことだいだすしいかわれ!?!よこちよう?っていえる?みぎのうきしずむのとうかいかいかいな!あはれとうかいみことまれ!はっぱれぞくあきしのみの...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月31日
面白かった。叙述トリックのような終盤が特に良いです。
恐らく自身の欠点・短所を客観的に認識できているのは"チャラ男"三芳部長、"窃盗癖"山田さん。しかし、周囲から二人の言われようときたら散々。
自分のことを"正しく"認識できているからと言って、それが社会的・人格的その他にとって"正しく"機能し反映...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月25日
チャラ男というから、どんな人たらしが出てくるのかなと思ったら上辺だけ整えて自信がない薄っぺらなおじさんの話だった。
みんなが人たらしの手のひらで転がされて、あの人こんなところがずるいよね〜でも好き!みたいな話かと思ってたので、全然違った笑
磯崎さんの章のこちらの文章が刺さりまくってしんどかった。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月16日
あらすじ
美容や健康のためのオイル、ビネガーなどの商品を扱うジョルジュ食品に勤める三芳道造部長。見栄っ張りで、どこかいい加減、ノリが軽やかな彼は社内でひそかに“チャラ男”と呼ばれていた。
総合点 2.2/5
ストーリー 2.0/5
何が言いたいのか、よくわからない。
ストーリーも深みがなく、読...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月07日
群像劇……とひとことでいってしまうのも野暮なくらい、巧い小説。
章と章が緊密に構築されているのに、息苦しくない。
キーパーソンが時々程よいところに挟まることで、宝石を別角度から覗いたときのように見え方が変わる。
そのため単なるあるある小説ではなくなっている。
チャラ男はいるし、誰しもある程度チャラ男...続きを読む
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