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「中学生で酒を、高校生でタバコを堂々とやっていた私だが、すき焼きの卵2つはだめだった」。ああ、人生は、なんでジグザグにしか進まないんだ!あっちにぶつかりこっちにぶつかり、ときに迷走、そして瞑想。いつも本気で立ち寄り、本気で考えた毎日を、偽ることなくセキララに描いた、絲山秋子の初エッセイ集。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
文章のリズムがよいです。 きもちいい。 これ読んでから 焼き鳥ほどいてる人が 親鳥にしか見えません。
共感するところが多い。肯いたり笑ったりしながら読んだ。著者はかなり頭の良い方なので(あたりまえか)、次々と発せられる的確な言葉ですとんと腑に落とされていく。 小説作品での人物描写の奥行きや風景表現の静謐さなどの源泉は、このような何でもなさそうなことを鋭く彫りあげていく思索する力の豊かさなのだと感...続きを読む心しつつ、読み返してみても何度でも笑える。特に、会社員時代の逸話や禿好きの件など。
絲山秋子の絲的メイソウを読みました。絲山秋子の露悪的エッセイでした。瞑想というよりは妄想に近いような、絲山的人生観が綴られていきます。禿礼賛という章では禿に萌える絲山秋子の感じ方が大まじめに語られています。寝言は寝て言えという章では、寝言で、お客様に丁寧に挨拶をした後、「クソオヤジがっ」と言ってしま...続きを読むったというエピソードが語られています。また、絲山の取説という章では、家電の取扱説明書のようなトーンで自分の紹介が書かれています。どれもこれも吹き出しそうになりながら面白く読みました。極めつきが世の中みんな五七調という章で、一回分のエッセイが全て五七調で書かれているのです。私はテンポの良い文章が好きな方なので、このようにたたみかけるように書かれている文章には参ってしまいます。この作家がいっぺんで気に入ってしまいました。
絲山さんの作品(小説)を読んでイメージされる「絲山秋子像」がこっぱみじんになった一冊。すげえ、こんな人だったのか。おもしろすぎる。私自身は例の「五七調エッセイ」にはピンとこなかったくちなんですが、いろんなネタ満載。個人的には、この本で絲山さん初体験というのはおすすめしません。
絲山秋子さんはもの静かなお姉さんだと勝手に思い込んでいたので、 啖呵の切り方などに驚いた。 なんだか親近感が沸いた。
1/10 傑作。いじいじしていた自分の心を逆向きに挫いてくれたような。エッセイとしてはかなり大好きの部類でした。ばんから、とか、がらっぱち、とかいう言葉がしっくりきそうな。なんだろなー。辛気くさいこともこれくらいネタにできるような人になりたいと思ったよ。
面白かったです。久しぶりに本を読んで爆笑しました。エッセイなので絲山秋子さんの日々の生活が映し出されていくのですが、気持ちいいくらい感情の描きっぷりがいいので、すっきりとした気持ちで笑えました。絲山さんの他のエッセイも読んでみたくなりました。
またまた、完全に女を捨てて サービス精神満点! 一つ一つについて語りたいくらいだわ。 この人、どんな小説書くんだろう。 意外にくっらーいヤツじゃないかな? 電車で読むのはやめた方がいい。 不意に笑い出す変な人になっちゃうから。
いやー、好きだなーこういう人。毒舌笑 テンポ良くスパスパ切り込んでくる。 小説とはまた違った文章の巧さが心地よい。 それから、作家としてのしたたかさを感じた。 絲山秋子、こんなにエッセイの面白い作家とは思わなかった。 ぽんぽん読んでしまった。 他のエッセイも読んでみたいなー
久々エッセイ。 絲山さんだから。 思ったとおりの人だったけど 本を読まないのはちょっと意外かな。
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