不愉快な本の続編

不愉快な本の続編

528円 (税込)

2pt

3.4

フランス留学時代に女でしくじり、帰国後も生来のヨソ者として暮らしてきた乾ケンジロウ。東京でのヒモ生活から遁走し、新潟で人生初の恋に落ち結婚するも破局。富山では偶然再会した大学の女友達に、美術館で盗んだジャコメッティの彫刻を餞別に渡し、逃げるようにして故郷の呉へ――。『異邦人』ムルソーを思わせる嘘つき男の、太陽と海をめぐる不条理な彷徨。著者の最高到達点。

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不愉快な本の続編 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何だかわからないけど「凄い!!」
    実は人生初のぎっくり腰。動けない程の重傷ではないのですが、動くほど悪化するようなので一日会社をお休み。普通の倍くらいの時間をかけて行った整形外科医院のジジババ一杯の待合室で読み始めました。
    いきなり引きずり込まれます。待ち時間1時間半。その長さが気にならないほど没頭

    0
    2016年05月15日

    Posted by ブクログ

    読んでないと思ったら単行本版で読んでいた。

    誰もが持つ不愉快な本に身を委ねることは理想であれども難しい。

    0
    2017年12月28日

    Posted by ブクログ

    呉から始まり、各地を転々とし、呉に終わる話。主人公が終始好きになれず、物語にも結局いまひとつ肩入れできなかった。

    0
    2023年06月06日

    Posted by ブクログ

    思わず手にとってしまうタイトルに衝動買いしましたが、短編集『ニート』に収録されている「愛なんていらねー」の著者を主人公にした作品なのだそうです。短編のスピンオフのはずが堂々の1冊になったというところでしょうか。いわば続編ではありますが、本編を知らなくても問題なく読めます。本編は私の苦手なスカトロの描

    0
    2017年05月15日

    Posted by ブクログ

    富山の美術館に足を運んだ時にこの小説が掲載されていて、久しぶりに絲山さんの本を手に取ってみた。ニート以来倦厭していたのですが、まさかニートの続編とは思わず…。タイトル見れば分かるんだけど笑。やっぱりちょっと苦手かも。

    0
    2017年03月09日

    Posted by ブクログ

    だらしない男の話。

    続編てそんな本なかったけどなと思ったら
    そういうことだったんだな。
    当然あらちは全く覚えとりません。

    0
    2016年02月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ニート」収録作「あいなんていらねー」で語り手を翻弄するスカトロ男がいたが、彼のその後。
    不思議な題名が気になるが、表紙にはカミュ「異邦人」(すなわちよそもの)、裏表紙には乱歩「芋虫」が刻印されているらしい。
    そして絲山秋子ならでは、不在の人物こそが登場人物を操っていると、あるタイミングでふと気づか

    0
    2016年10月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後が少し怖かったぐらいでイマイチよくわからなかった本だった。
    物語も浮浪者みたいな主人公が自分の人生を語り口調で淡々と話しているみたいな内容。
    内容自体もまぁ太陽が頻繁にでていたり昔関わった女性の話が度々出ていることから、過去の場所や出来事に囚われていないように見えてるが、本当は誰よりも囚われてい

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2017年、37冊目です。

    主人公の故郷の町には、何度か行ったことがあるので、物語の最後あたりで急速に親近感を感じました。

    0
    2017年11月06日

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