文藝春秋の検索結果

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  • 赤・黒(ルージュ・ノワール) 池袋ウエストゲートパーク外伝
    3.7
    ギャンブルにはまって借金をかかえる映像ディレクター・小峰渉のもとに、池袋最大のカジノの売上金を狂言強盗する計画がもちかけられる。計画は成功、時給の1億円が手に入ると思った鼻先で金が奪われ……。本作は「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの外伝で、お馴染み氷高組のサルが小峰と組んで、池袋を拠点にするヤクザたちの巧妙な罠から起死回生を狙います。息つく隙(ひま)もないスピーディな展開の末、最後にルーレットの玉がおちるのは、赤か、黒か!
  • ダイエットの女王 なぜ私はずっとやせられなかったのか?
    3.7
    TV・雑誌で大人気「伊達式ダイエット」のカリスマ栄養士、伊達友美。しかし、太りやすい体質もあり、その半生は失敗の連続だった。かけたお金は5000万円以上。栄養失調から茶色を通り越して緑色の髪、ニキビで紫色の顔。食べないのに増える体重に自殺まで考えたが、「やせられなかったのは食べ過ぎていたからではなく、足りないものがあったから」という栄養学の考えに出会って、20キロの減量に成功。自分に合った食べ物を摂ってやせる、これぞ真のダイエット!
  • 屈折愛 あなたの隣のストーカー
    3.7
    目をつけた相手にどこまでもつきまとう、誹謗中傷をたれ流す、別れる前に妊娠しよう/させようとする、別れるなら死んでやる!と自虐っぷりを見せつける、別れてからはデート代や別れたせいで精神病院に入院したからと費用を請求する…。底なしの執拗さでまとわりつき、被害者の生活を破壊するストーカーの、コントロールできない異常愛。なぜそんなことを? その行動の実態は? 古典的ストーカーと、現代的ストーカーの違いとは? 現代社会論としても秀逸な1冊。
  • 裁きの終った日
    3.7
    大富豪が殺された。一族が固唾を飲んで見守るなか、高名な犯罪研究家が事件を解明しようとした…まさにその時、いきなり「私が殺した」と名乗り出た娘婿が、ナイフで研究家の心臓を一突きに! この公開殺人を皮切りに、あらゆる登場人物の欲望と打算が渦巻きだす。仕事の失脚工作、浮気の復讐、秘めた恋…そんな中、事件について黙秘をつづける娘婿は、果して真犯人なのか? 赤川ミステリー初期の傑作長篇にして、100万部突破の大ベストセラー、待望の電子書籍化!
  • ワンちゃん
    3.7
    1巻478円 (税込)
    中国人女性の「王愛勤」ことワンちゃんは、名前のとおりの働き者。女癖が悪く働かない中国人の前夫に愛想を尽かし、心機一転、日本人と見合い結婚をして、はるばる愛媛へやってきた。家事に夫の送り迎え、病気の姑の世話と働きながら、生活力たくましいワンちゃんは、四国の独身男性を中国への「お見合いツアー」に誘うのだった──。日本語を母語としない作家として、初めて芥川賞を受賞した著者のデビュー作! 文学界新人賞を受賞した表題作のほか短篇「老処女」を収録。
  • 暁の群像(上)
    3.7
    坂本龍馬と同じ土佐藩の一介の郷士(下級武士)にすぎず、また父の酒癖がわるく極貧という家に生まれた岩崎弥太郎。そんな弥太郎が、どうやって江戸から明治への動乱期に“政商”としてのし上がり、たった一代で三菱財閥の基礎を築いたのか。司馬遼太郎「竜馬がゆく」と同時期(昭和37年)に新聞連載され、大いに話題を呼んだ傑作歴史経済小説。物語は、安芸平野が山肌に吸い込まれようとする地、井ノ口村に始まる──。激動の時代を鮮やかなエピソードで描く群像劇!
  • キララ、探偵す。
    3.7
    アイドルオタクの大学生、侑平(ゆうへい)のもとに従兄の研究者から送られてきたのは、なんとアンドロイドの美少女メイド! 「キララと申しますう」と萌えポーズを取るこのメイドロボのモニターを頼まれ、いきなり非日常な生活がスタートした。普段はドジっ娘なキララだが、スイッチが入れば女王様キャラに変貌し、頭脳明晰になるセクサロイド機能が。これを使って、侑平の周辺で起こる難事件もズバリ解決。家事に探偵に、キララがご奉仕しまくる悶絶のメイドミステリー!
  • 水底(みなそこ)の光
    3.7
    不倫の相手と別れ、心の痛手を抱える奈々子に、蛍を見に来ないかと京都の義姉から誘いが届く。そこである秘密を告白され…(「闇に瞬く」)。成功した写真家の夫との間に娘のある絵美子。6歳年下の画家の浩之と、ともに家庭のある者同士が溺れる、刹那の恋(表題作)。そのほか、不条理な恋の闇の中で、一筋の光を見出しながら歩む女性たちと、断ちきれない男女の関係を、「光」の風景を織り交ぜて描く。大人でなければできない恋愛の小品集、全6篇。
  • 心にナイフをしのばせて
    3.7
    神戸で「酒鬼薔薇」事件が起こったのが1997年。その28年前、そっくりな事件が東京近郊であった。同級生を殺し、その首を切断した加害者は、当時15歳の少年。息子の死から40年近く経ったいまも、被害者家族は事件を重く引きずっている。歳月は、遺族を癒さないのだ。一方、犯人の父は、約束の賠償金をほとんど払わぬまま死亡。犯人は“立派に更生”し、なんと弁護士として成功をおさめていた。被害者家族に光を当て、司法を大きく動かした、執念のルポルタージュ。
  • 勇者様、昨夜もお楽しみでしたね。 1
    3.6
    1~6巻790~814円 (税込)
    「また俺、ヤっちゃいました…」系勇者様は今日も旅立てない!! 異世界に転生した主人公は勇者となり、魔王討伐の任を受ける。 転生者として受け入れてくれたこの世界に報いるため、旅立とうとするのだが…。 ある時は女賢者、また別の日は幼なじみ魔法使い、そして今日は女遊び人…などなど 魅力的なヒロインたちに誘惑されまくりで最初の村から一向に旅立てない主人公!! 「また俺、ヤっちゃいました…」系勇者誕生!
  • おでかけ料理人 佐菜とおばあさまの物語
    3.6
    呼ばれたお家でお料理!美味しい新シリーズ 教養ある老舗の隠居のおばあさまと、料理好きだが内気な孫娘。誰にも頼れない二人が、人情と料理と度胸で世の荒波を生きていく!
  • おんなの花見 煮売屋お雅 味ばなし
    3.6
    1~3巻779~850円 (税込)
    江戸の“デリ”が舞台の美味しい人情連作短編集。 お雅が営む煮売屋「旭屋」は、旬の食材で作るお菜で人気。お雅の周囲でまきおこる騒動においしい料理が色どりを添える。
  • 記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記
    3.6
    裏切ってでも、書け! 文藝春秋読者賞に輝く圧巻のノンフィクション大作が遂に発売。 巨大メディアを牛耳る「独裁者」に立ち向かった男が、恥辱に満ちた抵抗の半生と、特ダネに情熱を注ぐ反骨記者たちの生き様を描く―― 〈概要〉 オールドメディアが後退戦を強いられる中、記者はいかに生きるべきかを問い直す、圧巻のノンフィクション大作。『しんがり』『石つぶて』などの著作で知られるノンフィクション作家・清武英利氏が、野村證券をはじめ四大証券会社の損失補填を暴いたスクープ記者時代から、「読売のドン」こと渡邉恒雄氏と対決した「清武の乱」の内幕に至るまで、約50年にわたる波乱万丈の記者人生を克明に綴る。一方で、特ダネに異様な情熱を注ぐ令和の反骨記者たちも登場。自民党の裏金問題を暴いた赤旗事件記者や、話題作『対馬の海に沈む』で農協の暗部を追及したジャーナリスト、神戸連続児童殺傷事件「少年A」の両親の独占手記を取った元週刊文春記者など、強烈な個性を持つ記者たちの生き様を描く。逼迫したメディア界を揺り動かす、重厚かつ熱量あふれる記者列伝が誕生!
  • クロコダイル・ティアーズ
    3.6
    疑惑の女性を描いた直木賞候補作! 息子を殺したのは嫁なのか? 疑ったら最後、もう家族には戻れない――。ベストセラー作家が放つ、ファミリーサスペンスの最高峰! 単行本 2022年9月 文藝春秋刊 文庫版 2025年8月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 基軸通貨ドルの落日 トランプ・ショックの本質を読み解く
    3.6
    トランプ関税の本当の狙いを徹底解明 世界を揺るがせた「トランプ・ショック」。 この唐突な関税措置に対して、こう考えている人は少なくないだろう。 <自由貿易というリベラルな国際経済秩序は、アメリカを含む世界各国に利益をもたらしており、堅持すべきだ> <トランプは「取引」によって、短期的な利益を上げることしか考えていない> <リベラルな国際経済秩序に反するトランプ政権の行動は、ドルの急落を招く。経済指標が悪化すれば、アメリカは翻意するかもしれない> 本書で示されているのは、これらとはまったく違う認識である。 まず言えるのは、既存の国際経済システムには致命的な欠陥があるということだ―― 「通貨」という視点から、世界経済の歴史的な構造変化を徹底分析。 本書を読むことで、世界経済についての解像度が上がる!
  • あなたの思い出なに色ですか インクの魔女と約束のガラスペン
    3.6
    〈色〉と〈思い出〉をめぐる感動のミステリ ニセコにある、お客の〈思い出の色〉を再現するインク店。誰もが抱える後悔や逡巡に、風変わりな女性店主が色で寄り添う。
  • 一撃のお姫さま
    3.6
    1巻1,800円 (税込)
    恋愛小説の旗手・島本理生の新境地! 他人からはままならない恋愛に思えても、本人たちは案外、その”雑味”を楽しんでいるのかもしれない――。 *5つのちょっと不思議な、新たなる読書体験 「停止する春」 東日本大震災から11年目。会社で毎年行われていた黙とうがなくなった。 それから私は、仕事を休むことにした。代わりに、毎日時間をかけて大根餅を作る。ある日、八角の香る味玉を作り置きした私は、着ていたパジャマの袖口を輪にして戸棚に結び、首を突っ込んだ……。 「最悪よりは平凡」 掃除機をかければインコをうっかり吸い込み窒息死させ、夫が書斎を欲しがれば娘を家から追い出す母に、「妖艶な美しい娘」をイメージして「魔美」と名づけられた私。顔見知りの配達員にはキスされそうになり、年下のバーテンダーには手を握られ、不幸とまでは言い切れないさまざまな嫌気を持て余す。 「God breath you」 女子大でキリスト教を中心に近現代の文学を教える私はある日、ほろ酔いでおでんバーから出たところを若い青年に声をかけられる。彼は、世を騒がせた宗教施設で幹部候補として育てられた宗教二世だった。 「家出の庭」 ある日、義母が家出した。西日に照らされた庭に。青いテントの中で義母はオイルサーディンの缶を開け、赤ワインを飲んで眠る。家出3日目、私はお腹に宿した子が女の子だと知る。 ほか
  • 往来絵巻 貸本屋おせん
    3.6
    事件を呼ぶ本の虫・おせんが導く出版捕物帳 デビュー作『貸本屋おせん』で歴史時代作家協会賞新人賞を受賞、 業界最注目の著者による、看板シリーズ第2作! 文化年間の江戸浅草。 主人公は女手ひとつで貸本屋を営む〈おせん〉。 謎があるとつい首を突っ込んでしまう、事件を呼ぶ「本の虫」です。 表題作「往来絵巻」は、神田明神祭りが舞台。 宝くじが当たるより稀有でありがた~い、特別な「行列」を出すことになった与左衛門は、我らの偉業を絵として残そうと提案した。 金に糸目を付けず、1年待ってようやく仕上がった祭礼絵巻がついに完成。 しかし…… 絵には一人足りない人物が。消えた「あいつ」は何者だ? 〈おせん〉の推理がさえわたります。 蔦谷重三郎を巻き込んだ江戸出版界を揺るがす謎や、 〈おせん〉の父の死の真相、本仲間で絵師の「燕ノ舎」の最期……。 ちょっとビターで、心温まる、本好き必読の一冊です! 時代を超えて本好きを魅了する出版文化の豊饒さをお楽しみください。
  • 追跡
    3.6
    謎が謎を呼ぶノンストップサスペンス 東京都武蔵野市で住宅一棟が焼ける火災が発生。 焼け跡からは、その家に住む志村潔(69)とその息子夫婦と見られる 男女三人の遺体が見つかる。単なる住宅火災に見えたが、 夫婦と見られる遺体の死因は焼死ではなく、 刺されたことによる失血死であった。 しかも現場からは、この夫婦の子供と見られる小学生が消えていた。 さらには、志村の経歴をたどると、“息子”がいた形跡がない。 一体この火事で死んでいたのは何者だったのか? 警察が捜査をに乗り出すのと軌を一にして、 地下組織『I』の作業員の樋口にもある指令が下される。 不可解な火災、血の繋がりのない“家族”、消えた子供の行方…… エンタテインメントを追求した、究極のノンストップサスペンス。
  • 令和忍法帖
    3.6
    忍者はあなたのすぐそばに 普段は会社員、キャバクラ嬢、小学生…… しかしひとたび事件が起これば、命をかけて日本を守る! 江戸時代、徳川幕府の安寧を陰から支えてきた「忍び」たち。明治維新を機にひっそりと姿を消したと思われていたが……実は新政府の警察制度に組み込まれていた。 警視庁警備企画課諸犯罪対策係、通称マルニンに所属する甲賀忍者、白神蝶三郎を司令塔に、現代に生きる忍者たちが躍動、疾走する。 手足に微細な毛を持ち、どんなところでも上ることができる木陰良則。 相手の懐から物を抜き取る「懐中殺」の使い手、雲川セイラ。 どんな毒でも死なない体を持つ毒術使い、赤味敦彦。 手裏剣をはじめ小物を巧みに操り、敵を攻撃するくノ一、一ノ坂はるみ。 息継ぎなしで長時間水中活動ができる潜水術の名手、小岩瀬新八。 現代まで忍法を受け継いできた甲賀流忍者たちが、 最後に闘うこととなる、最強の敵集団とは!? 忍者たちの日常と活躍を描く連作ミステリ短篇集!
  • かぶきもん
    3.6
    オール讀物新人賞最年少受賞! 歌舞伎小説の新星現る ◆あらすじ 時は文化文政。江戸の芝居は華盛り。 今をときめく色男・菊五郎に芝居の現人神・團十郎が揃い咲けば、たちまちそこはこの世の極楽。 天才狂言作者・鶴屋南北の筆は次々傑作を生みだすも、金が敵の世の中で、ケチな金主とあの手この手の化かし合い! すかっと笑える歌舞伎ものがたり、始まり、はじまり~。 * 文政2(1819)年。江戸歌舞伎の二大スター三代目尾上菊五郎、七代目市川團十郎はそれぞれの芝居小屋で時期を同じくして「助六」を演じる。江戸芝居イチ「粋な男」という役どころの助六は、成田屋市川團十郎が代々演じてきた演目で、上演すれば必ず大入りになるお家芸。対して、”圧倒的劣勢”と見えた菊五郎の助六に人々はなぜか沸き立ち、團十郎の助六は途中で打ち止めになってしまう――(「牡丹菊喧嘩助六」)。 文政3年。助六で喧嘩別れしたままの團菊。「菅原伝授手習鑑」寺子屋の段で難しい見せ場を持つ松王丸を演じることになった團十郎は、なんとか菊五郎の助六をしのぐ工夫(その役者ならではの演じ方)をしたいと悩む(「ためつすがめつ」)。 文政6年。共演こそ再開したが、いまだわだかまりの残る團菊を仲直りさせようと奔走するは、立作者の鶴屋南北。「浮世柄比翼稲妻」で二人を配役するが、鞘当の場面に差し掛かると、二人はなんと舞台上で真剣を抜いてしまう(「伊達競坊主鞘當」)。――他3編 幼い頃から歌舞伎や演劇に親しみ、どっぷり浸かってきた著者が全身全霊で書き上げたデビュー作にして会心の勝負作。
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵
    3.6
    1~2巻770円 (税込)
    読むと美術館に行きたくなる? 爽やかでやさしいアート小説 求職活動中の優彩のもとに「あなただけのアート旅にご案内します」という不思議なDMが届く。アートと旅をめぐる連作短編集!
  • 秋葉断層
    3.6
    27年前の轢き逃げ事案、あれは〈殺し〉だったのか? 電気街・秋葉原に眠る“ある一族の秘密”が、時を経ていま目覚める―― 警察小説の巨匠・佐々木譲が描く未解決事件【コールドケース】 ◆あらすじ 1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。被害者は秋葉原【アキバ】に根を下ろす一族経営の電器店の常務だった。 未解決のままだったこの事案に、2024年11月、〈殺し〉の可能性が浮上する。 警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と、地元・万世橋署の“やる気のない年上部下”柿本のバディは、電気街の歴史をかき分け真実をつかめるのか!? 主演・松重豊でドラマ化も果たした〈特命捜査対策室〉シリーズ、待望の最新刊! ◆シリーズ既刊 『地層捜査』 『代官山コールドケース』 (ともに文春文庫刊)
  • 坂の中のまち
    3.6
    1巻1,700円 (税込)
    「隣に座るって、運命よ」 文豪ひしめく坂だらけの町の不思議な恋の話。 上京して大学に通う〈わたし〉の隣に座った〈エイフクさん〉は、 ちょっと好みの見た目をしていた。 江戸川乱歩『D坂の殺人事件』の別解(!?)、 遠藤周作『沈黙』の切支丹屋敷に埋まる骨が語ること、 安部公房『鞄』を再現する男との邂逅、 夏目漱石『こころ』みたいな三角関係……。 風変わりな人たちと、書物がいろどる〈ガールミーツ幽霊譚〉。
  • 正直申し上げて
    3.6
    週刊文春連載「言葉尻とらえ隊」文庫第五弾 目指せ、最高のコタツ記事! ネットを巡回して拾い上げた言葉に独自の論考をねっとり加えた「週刊文春」人気連載「言葉尻とらえ隊」、文庫オリジナル第五弾。 タイトルは「あるしょうもない政治家の、全然正直申し上げていない発言から取っております」(まえがきより)。 岸田内閣発足、ガーシー登場、映画業界の性加害問題、安倍元首相の狙撃事件、ビッグモーターの保険金不正請求、ツイッターがXに、ジャニーズ解体、宝塚いじめ・パワハラ問題、松本人志の性加害疑惑報道…………激動の日本を言葉で斬る時事コラム120本収録。 「ユーキャン新語・流行語大賞」「JC・JK流行語大賞」はもちろん、滝沢カレン、眞栄田郷敦、シソンヌ・じろう、羽生結弦ほか、著名人の結婚報告も細かくチェック。 ●アップデートしたスギちゃんの妻の呼び方「配偶者」 ●気持ち悪い切り方をされて「ンバー」の浮遊霊化が怖い「マイナ」 ●『タモリ倶楽部』らしくない終了理由「番組としての役割は十分に果たした」 ●社名変更直前のライブでNEWS・増田貴久が発言した「ジャニーズは永久に不滅です!」 ●辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2023」第4位「性加害」 ……ほか約2年半分の言葉を大考察!
  • ひとでなし
    3.6
    1巻3,000円 (税込)
    作家人生の集大成 嫌な気分は何もかもノートにぶちまけて、言葉の部屋に閉じ込めなさい。  尊敬するセミ先生からそう教えられたのは、鬼村樹(イツキ)が小学五年生の梅雨時だった―― 「架空日記」を書きはじめた当初は、自分が書きつけたことばの持つ不思議な力に戸惑うばかりの樹だったが、やがて生きにくい現実にぶち当たるたびに、日記のなかに逃げ込み、日記のなかで生き延び、現実にあらがう術を身に着けていく。 そう、無力なイツキが、架空日記のなかでは、イッツキーにもなり、ニッキにもなり、イスキにもなり、タスキにもなり、さまざまな生を生き得るのだ。 より一層と酷薄さを増していく現実世界こそを、著者ならではのマジカルな言葉の力を駆使して「架空」に封じ込めようとする、文学的到達点。
  • 僕たちの保存
    3.6
    1巻1,800円 (税込)
    メモリ16KBの青春がよみがえる。サブカル満載、大人のロードノベル 語り手“ゲンさん”「胃袋だけは十年前と同じで老けてないのかな」 年上の友人・武上さん「クラウドってのは、なんなの。なんか、たまに聞くけど」 その引きこもりの甥シンスケ「昭和のオタクは、足だけは丈夫なんです」 人気漫画家の亀谷さん「すごくいい話ですね」 ――新幹線、自転車、バス、テスラに乗って、おかしな一行は旅に出る。 震災被害者の形見のMSXパソコンが過去と現在をつなぎ、思いもよらぬ光が未来を照らす。 イーロン・マスクやホリエモンにはならなかった、あのとき無数にいた「僕たち」の物語。 千葉雅也氏推薦! 「何かが残る。残らないものもある。忘れられたものが回帰する。歴史とは、「どのように保存するかの歴史」だとも言えるし、文学もそのメディアのひとつだ。長嶋有の新作は、情報とモノの置き場が劇的に変わっていったこの約半世紀、すなわち「パソコン以後の世界」の本質を、静かに描き出そうとする。」
  • エイレングラフ弁護士の事件簿
    3.6
    エラリイ・クイーンも太鼓判! ミステリー史上最高で最凶の弁護士マーティン・エイレングラフ登場! 不敗の弁護士エイレングラフは言う、 「私の報酬は法外ですが、有罪になったら一銭も支払わなくて結構。でもあなたが無罪放免となったなら、もし私が何もしなかったように見えても、必ず報酬を支払っていただきます」 そして依頼人は 必 ず 、無罪となる。たとえ真犯人であっても! エラリイ・クイーンが大いに気に入って雑誌に掲載した第一作「エイレングラフの弁護」から38年。アメリカン・ミステリーの巨匠ブロック(『八百万の死にざま』『殺し屋』)がじっくり書き継いだシリーズ短編を完全収録。本邦初訳の作品もふくむ全12編。これぞ珠玉。ブラック・ユーモアとヒネリとキレが絶妙にブレンドされた短編ミステリー集。
  • 一場の夢と消え
    3.6
    『曾根崎心中』『国性爺合戦』など、 数多の名作を生んだ日本史上最高のストーリーテラー・近松門左衛門。 創作に生涯を賭した感動の物語。 越前の武家に生まれた杉森信盛は浪人をして、京に上っていた。 後の大劇作家は京の都で魅力的な役者や女たちと出会い、 いつしか芸の道を歩み出すことに。 竹本義太夫や坂田藤十郎との出会いのなかで 浄瑠璃・歌舞伎に作品を提供するようになり大当たりを出すと、 「近松門左衛門」の名が次第に轟きはじめる。 その頃、大坂で世間を賑わせた心中事件が。事件に触発されて筆を走らせ、 『曽根崎心中』という題で幕の開いた舞台は、異例の大入りを見せるのだが……。 書くことの愉悦と苦悩、男女の業、家族の絆、芸能の栄枯盛衰と自らの老いと死―― 芸に生きる者たちの境地を克明に描き切った、近松小説の決定版。 絶賛、続々! 〈実〉を緻密に積み上げ、〈虚〉の世界から情を迸らせる。 読みながら、何度もぞくりとした。 本作は、虚実皮膜のギリギリを攻める近松の浄瑠璃と地続きにある。 ――平松洋子 生真面目で切なくて、色っぽい。虚と実の間に立ち昇る、 近松の真実(リアル)。圧巻の芸道小説だ。 ――朝井まかて
  • 大転生時代
    3.6
    純文学×異世界転生=前代未聞の冒険小説 自分の本当の居場所はここじゃない。 自分にはもっとふさわしい世界がある。 そう思っている方は、転職、転校、移住もいいけど、 思い切って転生! ある夜、横溝時雨が町中華で再会した中学時代の旧友・三浦杜子春は、自分を「子どもの国」バルナランドからの転生者だと語った。 半信半疑で杜子春に関わるうち、時雨は新橋の雑居ビルを拠点にひそかに活動する「転生者支援センター」にたどりつき、想像を絶する冒険が始まる―― ライトノベル的想像力の彼方へ読者を運ぶ本格S F長篇。
  • アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃
    3.6
    破壊者か? 救世主か? アメリカ大統領選後の世界を8人の知性が徹底分析 トランプが再選したら、世界はどうなるのか? 数々の疑問に8人の賢者が答える。 ・南北戦争以来、かつてない憲法上の危機が発生 ・公務員制度を変えて、「闇の政府(ディープ・ステート)」を一掃する ・FRBの独立性を剥奪しようとする ・「プロジェクト2025」は連邦政府を改革する運動だ ・アメリカはリセッションに入り、金融危機に ・投資家や富裕層に有利な政策が実行される ・米軍は有事の際に日本を助けるのか? ・ヨーロッパの安全保障は大惨事に ・トランプは戦争が嫌いなのか? ・プーチンや習近平はトランプをどう見ている? ・日本は核兵器を持つことになる ・世界中で「底辺への競争」が起きる 「独裁者にはならない。就任初日を除いて」。 そう発言したドナルド・トランプ前米大統領が再選される可能性が高まっている。「もしトラ」後の世界はいったいどうなるのか。間近で見てきた人物をはじめ、文明史や経済学などの観点から8人の知性が分析する。
  • イーロン・ショック 元Twitterジャパン社長が見た「破壊と創造」の215日
    3.6
    最強のCOOが語る激動の日々 その時、Twitterに何が起きたのか? 一言でい言えば、「破壊」だった――。 買収によりTwitter社に走った激震。リストラ、支払い停止、見えない方針。外資系企業を渡り歩いた著者がその時見たものとは? 【「はじめに」より】 この本はTwitter Japanの社長だった私が、イーロン・マスクによる買収完了後から退職するまでの215日のあいだに起きたこと、見たこと、聞いたことをお伝えするものです。  何が起きたのか? ひとことで言えば「破壊」でした。  多くの仲間が突然解雇され、これまで築いてきた信頼、ネットワーク、エコシステムがどんどん崩されていった。起きた感情は、戸惑い、怒りを超えた、なんとも言えないストレスフルなものでした。しかし一方で、長い目で見たときには、これは「創造」に向かっていくことなのかもしれないと思うこともありました。  Twitter社の改革は、ひとつの民間企業レベルの話を超え、いま日本に蔓延っている閉塞感を打破するうえでも、ひとつの参考になるのかもしれない。(中略)イーロンと出会うことで「このままではダメだ」という危機感を強制的に抱かされた。目を開かされたのです。
  • 特殊詐欺と連続強盗 変異する組織と手口
    3.6
    ワルとカネのクロニクル ネット上で実行部隊を集め、海外の拠点からITを使って 詐欺や強盗を行なわせる―― こうした犯罪グループは、突然、出現したわけではない。 地上げ、ヤミ金融から最新の匿名犯罪まで、 長年、アウトローと経済事件の取材を重ねてきた著者が、 変異し続けるワルとカネの実態を暴く! 【目次】 序章 「デフレ型犯罪」としての特殊詐欺と連続強盗 第1章 ルーツとしての五菱会事件 第2章 バブルと地上げ 第3章 総会屋から企業テロまで 第4章 ヤクザマネー包囲網とITバブル 第5章 関東連合の六本木進出と半グレの準暴力団化 終章  特殊詐欺はどこへ向かうのか
  • 日本外交の劣化 再生への道
    3.6
    日本を駄目にした政治家と官僚は誰だ? 前駐オーストラリア大使が40年間の外交官人生を懸けた覚悟の手記! 「本書は、外交官としての私の遺言である。 遺言である以上、かつての先輩、同僚、後輩との人間関係に遠慮して 行儀よく丸く収めることは、とうにあきらめた。 むしろ、今後の日本外交のために、 歯に衣着せずに、敬称を略して語ることとした。 劣化の深刻さは、待ったなしだからだ」 日本外交はなぜここまで劣化したのか? *ロビイング力の決定的不足 *惨憺たる対外発信力 *歴史問題での事なかれ主義 *日の丸を背負う気概の弱さ *永田町・霞が関での外務省の地盤沈下 *内向き志向といびつな人事
  • チワワ・シンドローム
    3.6
    1巻1,599円 (税込)
    「弱くなりたいと思うのって、そんなに悪いことですか?」 若い世代から厚い信頼を集める著者が、〈弱さ〉アピールのはびこる 現代のリアルを優しくあぶり出す会心の一作! ■あらすじ ある日、知らない間に “チワワのピンバッジ” が付けられていたという 呟きがネットに溢れた。その数、なんと800人以上! 主人公・琴美の想い人も、被害者のひとりだった。 〈チワワテロ〉と呼ばれるこの奇妙な事件の直後、彼は姿を消してしまった。 「僕のことはもう信じないで」とメッセージを残して――。 どうして彼は姿を消したのか? 琴美は、親友で「全肯定インフルエンサー」のミアとともに、 彼の失踪とチワワテロの謎を追いはじめる。 炎上時代の本音に迫るリアルタイムストーリー!
  • 物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50
    3.6
    人気お菓子研究家の原点! 漫画やドラマなどに出てくるさまざまな食べ物。それはどのように扱われているのか? フード理論を知ればもっと物語が面白くなる! 大きな口を開けて美味しそうに食べる人は腹の底を見せているため善人! フード目線から物語における登場人物の性格や感情、状況を読み解く。更に「賄賂は菓子折りに忍ばせる」「失恋のやけ食いはいつも好物」など、よく似た演出を50のステレオタイプに分析。フード理論を知れば、新しい発見や興味が深まること間違いなし! 単行本 『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』 太田出版2012年4月刊 文庫 『物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50』に改題 文春文庫2024年1月刊 ※この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 播磨国妖綺譚 伊佐々王の記
    3.6
    播磨国に伝わる巨鹿の怪に、陰陽師兄弟が挑む! 室町時代、蘆屋道満の子孫として民と暮らす陰陽師兄弟。「嘉吉の乱」前夜の播磨国で、異形の式神と彼らが目にした巨大な陰謀とは。
  • 傍聴者
    3.6
    彼女は女神か、悪魔か? 大好評「〇〇者」シリーズ なぜ、こんな女に? 彼女は女神なのか、悪魔なのか――。 結婚が決まっていた親友の死に疑問を抱き、ライターの池尻淳之介は真相を探り始めた。 “婚約者”牧村花音は、複数の交際相手を騙し、練炭自殺に見せかけて殺害したとして、起訴されている。そして迎えた初公判の日、傍聴席で被告を真剣に見つめる四人の女がいた。 平凡な容姿の彼女になぜ男たちは騙されたのか。そして彼女はなぜここまで人々の注目を集めるのか。 事件の全貌が見えた時、いつしか舞台は暗転し――。 実際にあった事件に材をとった、大好評「〇〇者」シリーズ。 折原作品の真骨頂とも言える、鮮やかなトリックが炸裂する! 文庫解説・高橋ユキ ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 狙撃手の祈り
    3.6
    離婚届を置いて失踪した妻、発見された銃弾、28年前の未解決事件。 平穏な生活が一変する秘密と嘘。 東京都北区十条で楽器店を営む青井圭一。 雑誌記者の妻・沙月とは取材がきっかけで知り合った。 ある夜、妻の沙月が圭一に差し出したのは離婚届だった。 明日から一週間取材に行くから、帰るまでに答えを出してほしい――。 確かに、圭一の友人のミュージシャンの不倫スキャンダルを 沙月がスクープしたことで、最近夫婦関係はぎくしゃくしていた。 しかしそれが離婚の原因になるとは思えない。 そして一週間後、電話口で「このまま家に帰ったら、許してくれる?」という言葉を残して沙月は消息を断つ。 ほぼ時を同じくして、亡くなった圭一の叔父の遺品の中から 銃弾が発見される。叔父の友康はこの楽器店の先代で、 幼い頃に両親を亡くした圭一の育ての親でもある。 平穏な人生を送っていた叔父と銃弾が結びつかず混乱する圭一。 追い打ちをかけるように、その銃弾が28年前に起こった 警察庁長官狙撃事件に使われたものと同じ型という可能性も浮上する。 警察庁長官狙撃事件は未解決のまま公訴時効を迎えていた。 そして、沙月がこの未解決事件を追っていたことも明らかになる。 叔父と長官狙撃事件の間に何らかの関係があるのか。 もしあるとしたら叔父はどう関わっていたのか。 今回の沙月の失踪はその未解決事件の取材と関係しているのか。 この世界が今日も明日もこのまま続くだろう、そう思っていた人間が、 期せずして社会の深淵を覗くサスペンスミステリー。
  • ふたつの時間、ふたりの自分
    3.6
    人気作家・柚月裕子ができるまで――。文庫オリジナル、エッセイ集。 2008年のデビューから2023年現在までの15年間の軌跡を辿る。温かな言葉で綴られた、笑いと涙あふれるエッセイ集。
  • 忘れながら生きる 群ようこの読書日記
    3.6
    読んだ時間が楽しければ、それでいい 群ようこはひと月に何冊買う? 毎月の本代は? 着物本からプロレス本まで、膨大な本に囲まれ、猫と暮らす、のほほん読書エッセイ。 少しでも気になる本があると、手元に置いておきたくなってしまい、片っ端から買ってしまう。気がつけば、部屋のなかがとんでもないことに……。江戸のガーデニングから編み物の製図、翻訳小説、ラジオ基礎英語まで、毎月買った数十冊の本と、ネコとのシンプルで豊かな日常生活を綴った、時々しんみり&抱腹絶倒のエッセイ集。 ※この電子書籍は2000年12月に角川oneテーマ21より刊行された『生きる読書』を改題した文春文庫版を底本としています。
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から
    3.6
    豪華寝台列車「ななつ星」をめぐる7つのストーリー 豪華寝台列車「ななつ星」での旅を舞台に、7人の人気作家が紡ぐ極上の小説と随想。あなたなら、この旅に誰と一緒にでかけますか? ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由
    3.6
    叩かれてもうまくいかなくても、しなやかに強く輝き続ける方法 私はずっと、私のためだけに存在する 私の椅子が欲しかった―― 一条ゆかり(漫画家) めげず腐らず、花を咲かせた 13人の女たちに聞いた「私」の見つけかた。 ――――――――――――― よく知られている13人の女性たちが歩んだ道について聞いた、初のインタビューエッセイ。 つまずきにもめげず腐らず、自分らしい花を咲かせた女性たちに、初めから特別な人はいませんでした。 *毎日働いて、明日にバトンをつなぐだけで精一杯 *「自分なんて」とつい諦めてしまう *人生が上手くいく人は自分とは違う人 *自分を信じることができない人… そんな女性にもぜひ読んでほしい1冊です。 ■お話を聞かせていただいた13人 齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり 「週刊文春WOMAN」連載を加筆・編集したインタビューエッセイ!
  • 一人称単数
    3.6
    人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私は今ここにいる。 ――8作からなる短篇小説集、待望の文庫化! ビートルズのLPを抱えて高校の廊下を歩いていた少女。 同じバイト先だった女性から送られてきた歌集の、今も記憶にあるいくつかの短歌。 鄙びた温泉宿で背中を流してくれた、年老いた猿の告白。 スーツを身に纏いネクタイを結んだ姿を鏡で映したときの違和感――。 そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 驚きと謎を秘めた8篇。 「一人称単数」の世界にようこそ。 ※この電子書籍は2020年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 東南アジア式 「まあいっか」で楽に生きる本
    3.6
    この本は、日本がなんだか辛いな、苦しいなと思っている方のための本です。 野本さんはマレーシアに家族で移住して10年。いまは海外教育や海外移住について書いたコラムやラジオ、講演会で大人気です。 一見不便で給与水準も低いのに、楽しそうな人が多いマレーシアという東南アジアの国。この国で学んだ人生を楽しく暮らす方法を紹介します。 ―ほとんどのことには正解がない ―他人に期待しないと怒らなくて済む ―他人はコントロールできない ―精神のコントロールは自分でする ―白黒つけるのをやめる ―80%くらいの完成度で世の中に出す ―スピードの方が大事 ―他人を助けると自分に返ってくる 日本人は圧倒的に「ちゃんとしなくては」で苦しんでる人が多すぎる。しかし世界を見ると、そこまで厳しく緻密さや正確さは求められていないのです。海外進出する企業や学校教育の現場において、感情をコントロールすることの大切さをユニークな視点で書いたエッセイ。
  • 豚の報い
    3.6
    生命力あふれ、ひたむきでどこかユーモラスな三人の女性の、沖縄式生き方のすごさ!選考委員の圧倒的支持を得た芥川賞受賞作! 突如スナックに闖入してきた豚の厄を払うため正吉と三人の女は島に向かった。芥川賞受賞の表題作と「背中の夾竹桃」を収録する。 解説:崔洋一
  • 生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる
    3.6
    古代ギリシャから西洋哲学の歴史を紡ぎ直し、 認知科学、さらに夏目漱石へと至る。若き独立研究者が切り開く、 心と人類の新たな地平。 ソクラテスが心を神から切り離して以後、 人類の心は何度も作り直されてきた。 そもそも心とは何であったのか? AIが台頭する現代、心はどのように捉えられるか? 古代ギリシアから始まる思索の旅は、 西洋哲学の歴史を紡ぎ直し、 認知科学を辿り、夏目漱石へと至る。 学問領域を大胆に横断しながら紡ぎ出される、3000年の心の歴史。
  • 首ざむらい 世にも快奇な江戸物語
    3.6
    第99回オール讀物新人賞受賞作! 「全篇にわたって楽しい」有栖川有栖 「無条件に楽しんで読むことが出来た。ああ、面白かった」乃南アサ ニヤリ、クスリ、ホロリ…… 選考委員も癒された、新・癒し系時代奇譚。 叔父を訪ねて大坂へ向かった男の道ずれは、首だけのサムライだった!?(受賞作「首ざむらい」) とある若侍が死体で発見された。下手人は河童らしく……。(書下ろし「よもぎの心」) 現代人の疲れた心と疲れた身体に、 ただただ楽しく、チャーミング(&時々すっとぼけ)な時代小説をご用意しました!
  • 死してなお
    3.6
    異常な殺人者となった男の半生とは――。「もぐら」シリーズ著者の新境地 かつて大分県警を震撼させた異常犯罪者・萩谷信。県警の三浦は、彼の半生を調べるため、少ない手掛りをもとに足跡を辿るのだが……。
  • 神域
    3.6
    1巻950円 (税込)
    アルツハイマー病を治す「奇跡の細胞」が誕生!? バイオ・ビジネスの光と闇を描く迫真の医療サスペンス。 篠塚と秋吉は二人三脚で脳細胞を再生する人工万能幹(IUS)細胞「フェニックス7」を開発、アルツハイマー病の克服を目指していた。だが、人体への移植には莫大な資金と研究環境が必要で、篠塚は世界的なIT企業を一代で築き上げた氷川の助力を得ることに成功した。 再生医療を国家戦略の柱としたい日本政府は、一刻も早い実用化を迫っていたが、一方で古い体質を維持しようとする勢力や慎重派らは陰に陽に足を引っ張り、フェニックス7の治験実現は一向に進まない。 そんな中、フェニックス7の研究施設周辺で、認知症を患ったお年寄りの謎の失踪事件が頻発していた。真相を追う刑事が追及の果てに見たものとは……。
  • 残照
    3.6
    1巻1,900円 (税込)
    不眠、減量苦、レース中の死亡事故、謎の転落死…… どん底に落ちた男が復活を遂げた時――事件は起こった。 ベテラン騎手の元春は、6年ぶりにGIレースで優勝する。 馬主との喧嘩別れや減量苦を経ての復活だった。 しかしネットで誹謗中傷され、それを書き込んだと思われる亡き後輩の妻を訪ねると、その夜、彼女はマンションから転落死する。 ほぼ同時刻、元春は自宅で車の盗難未遂にあい、さらに数日後には空き巣に入られた。 自分はいったい何に巻き込まれているのか? そして彼女の死は事故か、自殺か、あるいは殺人なのか――。 元スポーツ紙記者の著者にしか書けない圧巻の書き下ろしサスペンス。
  • 中国古典の言行録
    3.6
    中国の歴史と文化に造詣の深い作家が、論語、詩経、孟子、老子、易経、韓非子などから人生の指針となる名言名句を選び抜き、平明な文章で詳細な解説をほどこした教養と実用の書。
  • 謎の大王 継体天皇
    3.6
    大和から遠く離れた地に生まれ異例の形で即位した天皇。 そしてその死も深い闇に包まれている。現代天皇家の祖はどんな人物なのか 武烈天皇が跡継ぎを残さずに死んだあと、畿内を遠く離れた近江・越前を拠点とし、「応神天皇五世の孫」と称する人物が即位した。 継体天皇である。 この天皇にまつわるさまざまな謎―血統・即位の事情、蘇我・物部・葛城などの大氏族との関係、 治世中に起きた「筑紫君磐井の乱」との関わり、「百済本記」に記録された奇怪な崩御のありさまなどを徹底的に追究し、 さらに中世の皇位継承にその存在があたえた影響までをも考察した、歴史ファン必読の傑作。 目次 はじめに 第一章 継体新王朝説 第二章 継体出現前史――雄略天皇、飯豊女王の時代 第三章 継体天皇と王位継承 第四章 継体天皇の即位と大和定着 第五章 磐井の乱――地方豪族との対決 第六章 辛亥の変――二朝並立はあったのか 終章   中世以降の継体天皇観 あとがき
  • 小隊
    3.6
    ★「ブラックボックス」で芥川賞を受賞した作家の衝撃作&デビュー作が合本に。 ロシア軍が北海道に上陸。自衛隊の3尉・安達は敵を迎え撃つべく小隊を率いて任務につく。避難を拒む住民、届かない敵の情報、淡々と命令をこなす日々――。そんな安達の”戦場”は姿を現したロシア軍によって地獄と化す。「自衛隊の戦争」を迫真のリアルさで描く表題作ほか、元自衛官の芥川賞作家による戦争小説3篇。 【収録作】 「小隊」(第164回芥川賞候補) 「戦場のレビヤタン」(第160回芥川賞候補) 「市街戦」(第121回文學界新人賞受賞) ※この電子書籍は、2019年1月刊行の単行本『戦場のレビヤタン』、2021年2月刊行の『小隊』、「市街戦」を収録した文庫版を底本としています
  • 独裁者プーチンはなぜ暴挙に走ったか 徹底解説:ウクライナ戦争の深層
    3.6
    1巻1,400円 (税込)
    ”独裁者の取り巻きは、独裁者に忖度して、重要な情報を伝えなくなる。 これは、決して他人事ではありません。 日本の政界でも企業の世界でもあることです。” ――「はじめに」より 本書は、これまで「週刊文春」に連載してきたコラムの中からロシアやウクライナ、中国について取り上げてきた2014年から2022年までのものを再編、加筆修正したものです。今回の事態に至るまで、ロシアに何が起きていたのか。急成長した大国・中国で誕生した”独裁者”とは。激動する世界情勢の中で、日本は、私たちは、これからどうすればいいのか。それを考える一助となる一冊です。 目次 I 世界を驚かせたプーチンの暴挙 2022 ・ウクライナはどんな国? ・解決のカギは「ミンスク合意」 ・ウクライナをめぐる情報戦 ・ロシアが承認する「国家」とは ・ロシアを金融封鎖する制裁 ・ウクライナ軍、善戦の理由 ・プーチンを宗教から分析する 他 II すべてはクリミア併合から始まった 2014~2021 ・戦争の火種クリミア半島 ・クリミア半島はいま(前編) ・クリミア半島はいま(後編) ・「おそロシア」になってしまった ・ロシア軍の軍事演習が怪しい ・ロシア、またも元スパイ襲撃? ・トランプ、ロシアに猶予与え攻撃 ・北方領土は二島返還? ・再び核開発競争へ ・究極の恐怖のミサイル爆発事故 ・プーチン大統領、「院政」狙いか ・ロシア、またも毒物で襲撃事件 ・ベラルーシ、難民を武器にした ・ロシア軍、ウクライナ侵攻? 他 III 独裁者・習近平にどう対峙すべきか 2016~2021 他
  • 夜明けのM
    3.6
    パリ、ネパール、マカオと世界中を飛び回り、ラグビーW杯を生観戦。 イケメン政治家の結婚を斬り、ビットコインの300倍の値上がりを夢見る…… だが今回のハイライトは、何と言っても天皇陛下即位の礼への参列。 新時代の夜明けに、マリコが見たものは何か?  【ボーナス・トラック豪華3本立て収録!】 特別エッセイ「美智子皇后の『奇跡』」 週刊誌エッセイ連載史上最多回数記念インタビュー 対談「瀬戸内寂聴先生に教わったこと」(×柴門ふみ(漫画家)) ※この電子書籍は2020年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 潮待ちの宿
    3.6
    1巻850円 (税込)
    幕末から明治へ、海辺の町で少女は決断する 備中の港町・笠岡の宿に九歳から奉公する志鶴。薄幸な少女は、おかみに見守られ逞しく成長する。歴史小説の名手、初の人情話連作集。 ※この電子書籍は2019年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 東大女子という生き方
    3.6
    東大女子は「未来の働き方」の開拓者だった 東京大学に初めて女性が入学して75年。今なお女性比率は二割に満たない。「東大女子」を通して、日本社会の影と未来をあぶり出す。
  • きみだからさびしい
    3.6
    1巻1,500円 (税込)
    僕の愛する恋人には、もう一人恋人がいる―― 対等でありがたいともがき、傷つけませんようにと願う。 “恋がしづらい”この世の中で、20代から圧倒的支持を集める俊英、初の長編! 町枝圭吾、24歳。京都市内の観光ホテルで働いている。 圭吾は、恋愛をすることが怖い。自分の男性性が、相手を傷つけてしまうのではないかと思うから。 けれど圭吾には、好きな人がいる。二条城で毎日ランニングをしている、あやめさんだ。 想いを告げたら、あやめさんはこう言った。 「わたし、ポリアモリーなんだけど、それでもいい?」 ポリアモリーとは、複数の人とオープンな恋愛関係をもつこと。 あやめさんのことは丸ごと受け入れたい。だけど……
  • まつらひ
    3.6
    祭りの熱気に誘われるようにエロスが満ちる。傑作短編集 農家に嫁いだ舞桜子は、龍神まつりが近づくと夫と激しく交わる夢を見る。隠された忌まわしい事実とは――傑作短編集。 ※この電子書籍は2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 心霊電流 上
    3.6
    少年時代、僕の町に新任牧師がやってきた。仲良くなった僕は、彼の家のガレージで、キリスト像が「静かの湖」の上を渡る 電気仕掛けの模型を見せてもらった。やがて、彼の妻と幼い子が突然の事故で無惨に死亡する。敬虔だった彼は、神を呪う説教を最後に、 町から姿を消した。27年後、僕は再会する。「電気」にとり憑かれた、カルトを率いる人物となった元牧師と――。 妻子の凄惨な死に絶叫、 神に背いた牧師の狂気 恐怖の帝王・キング、ひさびさの正統派ホラー! ※この電子書籍は2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • アスベストス
    3.6
    1巻1,800円 (税込)
    何で自分が? 長い時間をかけて迫りくる「静かな時限爆弾」・石綿(アスベスト)によって奪われた平穏な人生。 仙台、ロンドン、東京、尼崎――自身も患者である作家が現場を歩いて綴った連作小説。 かつて建築資材などに広く使われていたアスベスト(石綿)。 その細かい繊維を肺に吸い込むことで、長い潜伏期間を経て肺がんや中皮腫を発症することから、「静かな時限爆弾」とも呼ばれる。 著者は若い頃、電気工事工として働く中、現場でアスベストを吸い込み、今なお後遺症を抱えている。 その経験をノンフィクションとして、『石の肺―僕のアスベスト履歴書』に書いたが、本書はその小説版と言える。 仙台、ロンドン、東京、尼崎とアスベストの被害に苦しむ人びとの運命を綴った連作小説集。 行政の対応が後手に廻り、結果として弱い個人が犠牲となっていく構図は、コロナ禍にも通じるものがある。
  • 猫はわかっている
    3.6
    現代を代表する人気作家たちが、猫への愛をこめて書き下ろす猫の小説集第二弾! 猫が一生に一度だけ、人間の言葉をしゃべる!? 仕事と家事・育児にフル回転の雑誌編集者、九美が余命幾ばくもない猫を引き取ることになり……(村山由佳) 野良出身、いまは堂々の家猫ニャアが野犬に襲われ、まさかの!?(阿部智里) 火事が起きたとき、妻と双子の息子達の明暗が分れた。猫は何を見ていた?(長岡弘樹) 妊娠した姉から預かった猫との生活に、私の人生観が変わりだし……(望月麻衣) ほか、有栖川有栖、嶋津輝、カツセマサヒコらが登場! 話題の前作『猫が見ていた』に続く、謎と企みに満ちたオリジナル・アンソロジー。
  • ベストセラーに学ぶ最強の教養
    3.6
    1巻1,700円 (税込)
    1871(明治4)年の『西国立志篇』から2016(平成28)年の『コンビニ人間』まで――名前は聞いたことがあっても読んだことのないベストセラーはたくさんあると思います。それらのエッセンスをギュッと濃縮して、佐藤優さんが紹介してくれます。ベストセラーには、その時代の日本人の意識がよくあらわれています。42冊の本を手がかりに、日本の近現代史が見えてくる最強の教養本です。 ◎目次◎ 【はじめに】ベストセラーはなぜ「役に立つ」か? 【第1部】真の教養が身につく本 応仁の乱 バカの壁 失敗の本質 ジャパン アズ ナンバーワン テロルの決算 日本人とユダヤ人 戦艦武蔵 毛沢東語録 日本のいちばん長い日 「いき」の構造 哲学入門 歴史哲学講義 菊と刀 資本論 代表的日本人 【第2部】生きる知恵が身につく本 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 置かれた場所で咲きなさい 夢をかなえるゾウ 伝える力 大河の一滴 「超」整理法 ビジネスマンの父より息子への30通の手紙  外国語上達法 思考の整理学 試験に出る英単語 発想法 創造性開発のために 学問のすすめ 西国立志篇 【第3部】物語の大きな力 コンビニ人間 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 蹴りたい背中 豚の報い 不毛地帯 毎日が日曜日 塩狩峠 さらばモスクワ愚連隊 万延元年のフットボール ペスト 若い人 蜘蛛の糸 こころ 吾輩は猫である
  • ひとりじめ
    3.6
    浅田美代子は、樹木希林さんの人生の、一番弟子だった。 ――林真理子 「美代ちゃんが私の人生の語り部になってね」 いつものように、二人でご飯を食べながら会話をしている最中に、希林さんが突然そう言った。 そこにどんな意図があるのかわからずに、驚き、困惑した。 「なに言ってるのよ。それに、希林さんの周りにはもっとふさわしい人がいっぱいいるでしょう? 私なんか、言葉もそんなに知らないし」 「いいんだよ。あなたが私のことをいちばん知っているんだから。気持ちがあれば伝わるんだよ」 (本文より) 姉であり、母であり、親友だった樹木希林さん。ずっと「ひとりじめ」にしてきた希林さんとの思い出と、青春の日々を綴ったエッセイ。 〈目次〉 となりの美代ちゃん、希林さんに出会う かけがえのない女友だち 夜遊びと人間関係 老いに抗わない女であるために 結婚のこと ロックな男とフォークな男 久世光彦さんとの決別と再会 少年のような西城秀樹さんのこと 冬は河豚、初夏はさくらんぼ 希林さんと裕也さん――不可解な熟年夫婦 身勝手な愛 私の中の悪女 忘れられないプレゼント 役の人生を積むこと いくつもの恋をしてきた 離婚のこと 明石家さんまさんとのご縁 父親を許せなかった 人生最愛のパートナー・4匹の犬たちのこと “おひとりさま”の明るくて新しい生き方 母を見送って 自分の命も、ものの命も使い切る 永遠の住処をともに探して 希林さんの終活 希林さんとのお別れ 縁は運であり運命だから あとがき
  • 女たちの壬申の乱
    3.6
    古代最大の内乱に秘められた愛憎劇 ・万葉集に名高い「額田王」が詠んだ恋の歌の謎 ・夫・天智天皇を慕う「倭姫皇后」の最期 ・天武天皇と共に国を造った「持統天皇」 古代史研究の第一人者が女性たちのドラマを鮮やかに読み解く。 目次 第一章 乱の経緯 第二章 三人の天皇―天智・天武・持統 第三章 天智と大海人皇子の最後の会話 第四章 大海人皇子をめぐる女たち 第五章 天智を悼む女たちの挽歌――倭姫皇后と額田王 第六章 大津宮の滅亡と消えた后妃たち 第七章 女たちの「戦後」――和解と祈りの歌
  • わたしたちに手を出すな
    3.6
    ハンマーを持って迫りくる殺し屋から逃げる老婦人、孫娘、勇猛な元セクシー女優。 彼女たちの勇気と家族の再生を描く傑作ミステリー。 私、人を殺してしまった。言い寄ってきた老人を灰皿で殴り倒した未亡人リナは、男を残して娘の家へ駆け込んだ。 だが、そこにハンマーを持つ殺し屋が襲撃してきた。娘の愛人がマフィアの金を強奪したというのだ! 元ポルノ女優と孫娘も道連れにリナの逃避行が始まる。女たちの絆を描いて絶賛を受けたミステリー。
  • へぼ侍
    3.6
    西南戦争を痛快に描く、松本清張賞受賞作。 大阪で与力の跡取りとして生まれた志方錬一郎は、明治維新で家が没落し、商家へ奉公していた。 時は明治10年、西南戦争が勃発。 武功をたてれば仕官の道も開けると考えた錬一郎は、意気込んで戦へ参加することに。 しかし、彼を待っていたのは、落ちこぼれの士族ばかりが集まる部隊だった――。 解説・末國善己 ※この電子書籍は2019年7月に文藝春秋より刊行された単行本『へぼ侍』を加筆・修正した文庫版を底本としています。
  • 完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録
    3.6
    警視庁捜査一課の「取調室」 “伝説の刑事”と容疑者の息詰まる対決! 「完落ち」とは、全面自供すること。したたかで狡猾な犯罪者と警察はどう戦っているのか。 「取調室」という密室での緊迫したやりとりを初めて明らかにした本格ノンフィクションです。 生々しい現場を語るのは、警視庁捜査一課の幹部だった大峯泰廣氏。ロス疑惑、宮崎勤連続幼女誘拐殺人事件、 オウム真理教地下鉄サリン事件など、数多くの大事件の捜査に携わったことから、大嶺氏は“伝説の刑事”と呼ばれるようになり、 “落としの天才”として周囲の信頼を勝ち取ります。著者の赤石晋一郎氏は2年以上も大峯氏に取材を重ねました。 大峯氏はいかにして容疑者を落とすのでしょうか。 犯罪者の背景を丁寧に解き明かし、相手の表情をうかがいながらベストのタイミングで、こちらの手の内を明かすテクニックは、 まさにプロフェッショナルの技。宮崎勤事件では、彼が嘘の証言で漏らした「有明」という地名を突破口に自供へと導き、 宝石商殺人事件では、元警察官だった容疑者のプライドを刺激する一言で一気に自白へと持ち込みます。 緻密な計画殺人者から、冷血きわまりない殺人犯、愛憎に翻弄された犯罪者まで、刑事と犯人との壮絶な闘いのドラマが次々に展開します。 大峯氏は後年、世田谷一家殺害事件の捜査をめぐる警察上層部の方針に納得できず、定年を前に自ら警視庁を去ることになりました。 現場の状況から、大嶺氏にはある“犯人像”が見えていたのです……。大峯氏が職を辞した経緯も、本書で明らかになります。
  • 人口減少社会の未来学
    3.6
    文明史的スケールの問題に挑む! 21世紀末、日本の人口が約半数になる⁉ この大きな変化に対して私たちは何をなすべきか。 人口減少社会の「不都合な真実」をえぐり出し、文明史的スケールの問題に挑む“生き残るため”の論考集。各ジャンルを代表する第一級の知性が贈る、新しい処方箋がここに。 【目次】 ・序論 文明史的スケールの問題を前にした未来予測 内田樹 ・ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略 池田清彦 ・頭脳資本主義の到来 ――AI時代における少子化よりも深刻な問題 井上智洋 ・日本の“人口減少”の実相と、その先の希望 ――シンプルな統計数字により、「空気」の支配を脱する 藻谷浩介 ・人口減少がもたらすモラル大転換の時代 平川克美 ・縮小社会は楽しくなんかない ブレイディみかこ ・武士よさらば ――あったかくてぐちゃぐちゃと、街をイジル 隈 研吾 ・若い女性に好まれない自治体は滅びる ――「文化による社会包摂」のすすめ 平田オリザ ・都市と地方をかきまぜ、「関係人口」を創出する 高橋博之 ・少子化をめぐる世論の背景にある「経営者目線」 小田嶋 隆 ・「斜陽の日本」の賢い安全保障のビジョン 姜尚中 内田樹×藻谷浩介の特別対談「世界の人口動態と帝国再編」を収録 ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 眠れない凶四郎(五) 耳袋秘帖
    3.6
    狂人が描いた絵を見る夜半過ぎ 不眠症が続く凶四郎の身辺に幽霊が出没する。 妻殺しの一件が解決した後も、未だ不眠症の癒えない南町の土久呂凶四郎は、 奉行の根岸の計らいで夜専門の見回りを続けることに。 江戸の闇は意外に騒がしく、今宵もまた幽霊が出る屏風だの、 盗みに入ったお店でお化けが出たと騒ぐ間抜けな泥棒だの、凶四郎は振り回される。 事件を解決する凶四郎に安眠できる日は訪れるのか。 大好評、耳袋秘帖・殺人事件シリーズ第5弾!
  • 世界一ポップな国際ニュースの授業
    3.6
    映画を見るように、国際ニュースがわかりやすく読みとける。 ・トランプなき世界を、バイデン新大統領はどう導くのか? ・中国の野望はどこまで肥大するのか? ・現実味を帯びてきた第3次世界大戦の勃発地は? 【まえがきより】  石田「藤原さんとは、あるテレビ局の番組審議会でご一緒していて、みんなでお弁当をたべているとき、今回のきっかけになる話題が出たんですよね。最近、テレビを見ていても世界のニュースが少なくなったし、今の若い子は海外の翻訳小説も読まなくなって、世界に関心を持たなくなってますよって」  藤原「そうでしたね。それで石田さんが、たとえば映画『アベンジャーズ』一本を見るくらいの気持ちで、手軽に読める本を作れないでしょうか、とおっしゃった。それで私が思わず、それはぜひ作ったらいいですねとポロリと言ってしまった(笑)」  石田「世界の今のカタチが二時間でわかる初心者向けの本ですから、優秀なガイド役が必要です。若い人がフェイクニュースと闘う力にもなる。もちろん、うってつけの専門家が目の前にいたから、水を向けたんですけどね」  藤原「うれしかったです。それに、国際情勢に興味を持ちはじめた高校生でも読める本は、意外と少ない。大学に入学する前に、これだけ読んでおけば、後は自分で学ぶことのできる基礎となる新書を作る意味が十分にあると思いました」
  • 宇喜多の楽土
    3.6
    戦国を駆け抜けた心やさしき俊才の生涯 父・直家の跡を継いだ宇喜多秀家は、秀吉の寵愛を受け豊臣政権の中枢となる。 しかし秀吉没後は、派閥争いや家中騒動に苦しみ、 西軍の主力として臨んだ関ヶ原の戦 いで壊滅する。 敗走する秀家だが、彼が目指したのは、武士としては失格の場所だった――。 心優しき秀才が、嵐世に刻んだ覚悟とは? 傑作歴史長編。 解説・大西泰正 ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 女将は見た 温泉旅館の表と裏
    3.6
    温泉旅館に行くと笑顔で出迎えてくれる女将たち。 客とのトラブルや自然災害、コロナ騒動など苦労も多い中、接客のプロは日々、何を見ているのか――。 女将の一日密着取材、本音炸裂の匿名座談会、 女将に学ぶ経費削減や好感度アップの所作の教えをはじめ、湯治場の恋、 混浴の掟などなど、数々のとっておき蔵出しエピソードが満載。 巻末付録として浅田次郎氏との対談も収録。
  • 夜を守る
    3.6
    上野・アメ横に、ストリートの守護天使が降り立った! フリーターの繁、古着屋手伝いのデブのサモハン、 福祉課で働くヤクショは上野・アメ横で暮らす幼なじみ。 仕事後にガード下の定食屋に集まるのが楽しみの冴えない日々―― だが、通り魔にひとり息子を殺された老人と知り合い、 アメ横の夜を守るべくガーディアンとして立ち上がった。 大興奮のストリートミステリー! 解説・永江朗
  • 鵜頭川村事件
    3.6
    3年ぶりに帰った故郷は、狂気に満ちていた 父と娘は、閉ざされた狂気の村から逃げられるか 墓参りのため、亡き妻の故郷・鵜頭川村を三年ぶりに訪れた岩森明とその娘。 突然、豪雨にみまわれ、山間の小さな村は土砂崩れで孤立。 そして、若者の死体が発見された。 犯人は村人か、それとも――。 降りしきる雨の中、父と幼い娘は暴動と狂乱に陥った村から脱出できるのか。 血と恐怖のパニック・サスペンス!
  • すき焼きを浅草で
    3.6
    見たい、食べたい、かぶりつきたい! 文庫オリジナル、大人気悶絶シリーズ最新作。 「すき焼きは奥座敷を御利用ください」夏の一日、浅草の老舗店に誘われ至福を味わう。 高知の日曜市では可愛く素朴で美味しい田舎寿司に舌鼓、 家でトライしたのは「練乳入りイチゴ白玉」、懐かしの「あぶたま」、 そして熱々ごはんにわさびと醤油の……! 読んでいるだけで悶絶する、大人気エッセイ。 映画やテレビで出会った忘れがたいあの味やこの味についても、 豊かで確かな文章で再び味わわせてくれます。 解説・姫野カオルコ
  • 夫のLINEはなぜ不愉快なのか
    3.6
    好きで結婚したのになぜ関係が悪くなるのか。 浜の真砂は尽きるとも夫婦ゲンカの種はなくならない。 なぜ夫と妻は分かり合えないのか。 その理由は、コミュニケーションの取り方、 物事のとらえ方、育てられ方が男性と女性では 大きく違うから。夫婦関係を改善、維持する秘訣を テレビで人気の家族問題カウンセラーが解説。 [目次] 第1章 すれ違いは結婚前から始まっている 第2章 なぜ夫は妻の話を聞かないのか 第3章 夫と妻の違いはどこで生じるのか 第4章 夫婦仲が子供の人生を変える 第5章 夫婦仲を改善する4つのステップ
  • そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか
    3.6
    帰ってきた「言葉尻とらえ隊」! 「ネチネチ拾い上げた約2年分の局所的&国民的流行語、みっちりお楽しみください」――能町みね子 ヒット本のタイトルにもなった『死ぬこと以外かすり傷』を最初に発言した人物って? 流行語大賞の候補を選んでいるのは「現政権に反対で若者の流行に疎くスポーツ好きのおじさん」に違いない……ほか、鋭い観察眼と言語センスで巷に溢れる「言葉尻」をとらえ続ける「週刊文春」人気コラムが文庫オリジナルで登場。著者自身が描いた挿絵も痛快! 世間からボコボコに叩かれた駅名「高輪ゲートウェイ」 「下北的なノリ」という不倫の言い訳 静かに拡散されてきた「人を傷つけない笑い」 政府が配る「布マスク」……ほか計83ワードを収録!
  • 光あれ
    3.6
    1巻719円 (税込)
    原発、シャッター通り、描けない未来……この町で男は生きつづける。 3・11のはるか前に描かれたもう一つの“現実”。 相原徹は、生まれ故郷の敦賀――原発に税収と雇用を頼る街から出ることなく子供時代を過ごし、仕事を得、家庭を持った。 未来を描けないこの街での窒息しそうな日々を、水商売の女や妻子の間で揺れ惑いながら生きる徹が、最後に見極めた人生とは。 地方都市で生きることの現実をあぶりだす、著者の新境地。 解説・東えりか ※この電子書籍は2011年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • パンデミックの文明論
    3.6
    新型コロナについての議論で意気投合した二人が緊急対談。 古代ローマ帝国から現代日本まで、歴史を縦軸に、洋の東西を横軸に目からウロコの文明論が繰り広げられる。世界各国のコロナ対策を見れば、国民性がハッキリ見える。 ・「空気」という戒律が、日本でコロナを生きづらくさせた ・イタリアで大流行してしまったのは、ハンカチで洟をかむから? ・古代ローマ帝国の弱体化もパンデミックから始まった ・「自粛警察」は不倫カップルのことも許せない ・オランダ人の50%はトイレに行っても手を洗わない ・「浮気遺伝子」と感染拡大地域のビミョーな関係 ・疫病が拡大すると「マイノリティ」排除が起きやすい
  • コロナ後の世界
    3.6
    新型コロナウイルスが国境を越えて感染を拡大させる中、現代最高峰の知性6人に緊急インタビューを行い、世界と日本の行く末について問うた。 このパンデミックは人類の歴史にどんな影響を及ぼすのか? これから我々はどんな未来に立ち向かうのか? 世界史的・文明論的な観点から、冷静かつ大胆に2020年代を予測する。 [主な内容] ・ジャレド・ダイアモンド「21世紀は中国の時代にはならない」 (カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授。著書『銃・病原菌・鉄』) ・マックス・テグマーク「AIで人類はもっとレジリエントになれる」 (マサチューセッツ工科大学教授。著書『LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ』) ・リンダ・グラットン「ロックダウンが日本人の新しい働き方を生んだ」 (ロンドン・ビジネススクール教授。著書『ライフシフト 100年時代の人生戦略』) ・スティーブン・ピンカー「人間の認知バイアスが感染症対策を遅らせてしまった」 (ハーバード大学心理学教授。著書『21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』) ・スコット・ギャロウェイ「パンデミックでGAFAはますます強大になっていく」 (ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』) ・ポール・クルーグマン「経済は人工的な昏睡状態。景気回復はスウッシュ型になる」 (ノーベル経済学賞受賞者。著書『格差はつくられた 保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略』)
  • ランニング・ワイルド
    3.6
    警視庁チームが参加するアドヴェンチャー・レースで拉致事件が発生! 制限時間24時間のタイムリミット・サスペンス。 山、川、海などの自然を舞台に、ラン、バイクやカヤックなど様々な手段で移動しながらチェックポイントを通過していくアドベンチャーレース。 瀬戸内とびしまを舞台にしたアドベンチャーレースに参加した警視庁のチーム。 最年長の重盛、若手の牧山、女性メンバーの星名らをまとめるキャップの和倉だが、スタート直前に携帯電話に「家族を預かった。返してほしければ、レース中にあるものを回収しろ」との脅迫が……。 レースの制限時間は24時間。 彼らは無事にゴール出来るのか、愛する家族を無事に救い出すことが出来るのか? 解説・林田順子 ※この電子書籍は2017年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 龍宮
    3.6
    いとおしき“異類”との交情を描いた8つの幻想譚 霊力を持つ小柄な曾祖母、人間界に馴染めなかった蛸、男の家から海へと帰る海馬。日常と非日常を行き来する玉手箱のような作品集
  • 文豪春秋
    3.6
    「芥川賞を私に下さい」と選考委員の佐藤春夫に手紙を出した太宰治。中原中也と小林秀雄のある女性をめぐる三角関係。谷崎潤一郎の「細君譲渡事件」……教科書に載るような文豪たちも、実生活ではワイドショー顔負けの様々な事件を起こしていた。それらを文藝春秋創業者・菊池寛がこっそり教える漫画版文壇事件簿。漫画に描くのは、『有名すぎる文学作品をだいたい10ページぐらいのマンガで読む。』シリーズで知られるドリヤス工場さん。同シリーズは、又吉直樹氏が日本テレビ系「世界一受けたい授業」で二度にわたって取り上げ、累計40万部以上になっている。今回の本には、又吉直樹氏が以下のような推薦コメントを寄せている。 「面白かった!常識を超えた変態性を知ると、その作家の作品に触れたくなるのが不思議。楽しみながら、読書欲を掻き立ててくれる漫画です」 (登場する文豪たち) 太宰治 中原中也 川端康成 檀一雄 坂口安吾 谷崎潤一郎 宇野千代 国木田独歩 永井荷風 岡本かの子 夏目漱石 直木三十五 石川啄木 山本周五郎 志賀直哉 向田邦子 若山牧水 須賀敦子 樋口一葉 久米正雄 泉鏡花 江戸川乱歩 第島崎藤村 林芙美子 中島敦 与謝野晶子 澁澤龍彥 吉屋信子 菊池寛 芥川龍之介
  • 県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実
    3.6
    暴力団は壊滅できる! 警察官人生を通じ暴力団対策とりわけ凶暴として知られた工藤會対策に従事した刑事が明かす、暴力団との戦いのこれまでとこれから。 福岡県警と工藤會との戦いを通して、暴力団と日本社会がどう向き合うべきかが見えてくるのではないか。きれい事で飾った「ヤクザ」ではなく真の暴力団の姿を、そして暴力団壊滅のために何が必要なのか、多くの市民に知ってほしい。(「はじめに」より抜粋) 【目次より】 第一部 工藤會VS福岡県警 一 取締りあるのみ、の時代 二 工藤會壊滅を目指して 三 市民と共闘の時代へ 四 工藤會頂上作戦 第二部 暴力団VS市民 一 暴力団は今も脅威か 二 市民が暴力団に狙われたら? 三 令和の暴力団との戦い 四 ヤクザと刑事
  • 漁師の愛人
    3.6
    1巻630円 (税込)
    漁師・長尾と「愛人」の紗江の二人がたどりついたのは日本海。郷里ゆかりの地で漁師になった長尾。彼に伴われ移り住んだ紗江は「二号丸」と呼ばれ、地域のコミュニティから拒まれる一方、長尾の妻と電話を通じた不思議な交流を続けていたが――。 表題作ほか、プリンを巡る男たちの思いが熱い短篇3作と、大震災以降を生きる女性たちを描いた中篇「あの日以降」を収録した、色彩豊かな短篇集。 解説・東直子 ※この電子書籍は2013年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 出会いなおし
    3.6
    1巻719円 (税込)
    気まずさも、衝突も、痛みも超えて、人は何度も出会いなおせる。 「愛する勇気をもらえる一冊」 ――中江有里 イラストレーターの時子は、かつて共に仕事をした編集者のナリキョさんから、仕事の依頼をふたたび受ける。年を重ねて時子が得た感慨とは。(「出会いなおし」) ほろ苦い思い出のある小学校の同窓会に出て知る、意外な事実。(「むすびめ」) 人々の出会いと別れ、そして再会を描く珠玉の六篇をおさめた短篇集。 解説・中江有里 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ネコの住所録
    3.6
    群さん、さすがの観察眼です! 身近な生きものたちの面白すぎる実態が、愛情たっぷりに綴られた抱腹絶倒のエッセイ。 猫、犬、ハツカネズミ、モルモット、セキレイインコ、熱帯魚……幼い頃から生きものと一緒に暮らしてきた著者。うわさ話をする度に眠りから覚めて耳をそばだてる婆さん猫、道路上の轢死体と化す事に執念を燃やす猫など、鋭い観察眼で彼らのしたたかさを見抜くが、そこには深い愛情があった――。
  • 肉まんを新大阪で
    3.6
    週刊文春の人気食エッセイが電子版で登場! 暮らしの中にも旅先にも美味しさたっぷり。 「ぶたまん」の響きは、聞いたそばから耳がとろけそう――。 新大阪から乗り込んだ新幹線の中でその人気を見せつけられ、 すがすがしい五月の夕刻には浅草でどぜう鍋をつつき、 数十年ぶりに実家で食べる金色の栗ごはんに胸が弾む秋。 どんな時でも読めば食欲が湧いてくる エッセイ76篇を収録した文庫オリジナル。 解説・伊藤比呂美
  • 妖し
    3.6
    10人の豪華執筆陣が〈怪異〉をテーマに描く、奇譚アンソロジー。 暑い日になぜか起こる奇怪なある出来事、風鈴の音が呼び覚ますもう一人のわたしの記憶、死んだはずの母が見えるわたし、病院から届いた友人のSOS、旧いブザーを押す招かざる客……。 それは不思議な夢か、それとも妄想か……。あなたが見ている世界は本物ですか? 極上の奇譚小説をあなたに――。
  • 不穏な眠り
    3.6
    仕事はできるが不運すぎる女探偵・葉村晶。 NHKドラマ化で話題の人気シリーズ! ミステリ専門書店でアルバイトとしながら、〈白熊探偵社〉の調査員として働いている葉村晶に今日も事件の依頼が……。 「水沫(みなわ)隠れの日々」 終活で蔵書の処分を頼んできた女性のもう一つの依頼は、死んだ親友の娘を刑務所から連れてきてほしいということだった。刑務所から女性の元に向かう道で、娘は拉致される。 「新春のラビリンス」 大晦日の夜、解体直前の〈呪いの幽霊ビル〉の警備をすることに。ヒーターが壊れ、寒さの中一夜を明かした葉村は、女性事務員から連絡が取れない男友達の行方を調べてほしいと頼まれる。 「逃げだした時刻表」 葉村の働くミステリ専門店でGWに〈鉄道ミステリフェア〉を開催することになった。展示の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。本の行方を追ううちに思わぬ展開に。 「不穏な眠り」 相続で引き継いだ家にいつのまにか居座り、そこで死んでしまった女の知人を捜してほしいという依頼を受けた葉村。女を連れ込んだ男の家を訪ねたところ、男の妻に危うく殺されかける羽目に。 解説・辻真先
  • おなかのおと
    3.6
    むぐむぐ、むしゃむしゃ、むふふのふ。 「美味しい」って楽しくて嬉しくて、 ちょっと切ない。 大好きな食べ物のことを考えると、私のお腹はきゅるると鳴り、 耳の根っこがきゅうっと痺れ、胸の奥がぎゅっと疼く。 書きたいことは揚げたてのメンチカツの肉汁のごとく、 はたまたもぎたての桃の果汁のように、 次から次へと溢れ出してくるのだった。 女優でモデルの菊池亜希子の子ども時代から母になった現在までの 「食」にまつわるエッセイ集! 著者によるイラストも満載。 ***** 階段裏でこっそり食べたお母さんの大きなおにぎり。中学の時、好きな人と下校途中で食べたあったかい肉まん。校則を破って、恋バナを咲かせながら食べた食堂のカツ丼。「がんばってね」と母からの紙切れが添えられた涙味のカップアイス。モデルだけど、どうしても食べたかったカロリー満載のスティックパン。役者の先輩に連れて行ってもらった居酒屋の衝撃的なハムカツ。修羅場で疲労困憊の時に食べるわたしの「仙豆」。ハロコン帰りのお出汁が心に沁みるうどん。「冷めちゃうから早く!」と寝ぼけまなこの夫を急かす朝食……などなど。
  • 眠れない凶四郎(三) 耳袋秘帖
    3.6
    私の妻はこんな事で死なねばならなかったのか! 妻を殺されて不眠症になった同心が、妻惨殺事件の真相に迫る! 妻を池の端の出合い茶屋で惨殺された同心・凶四郎は不眠症となり、 夜回り同心として江戸の町を見守っている。 「武家屋敷に化け猫が出た」「神社の石灯籠が動く!?」――江戸の夜は意外と賑やかだ。 一方妻の実家の主が蝦夷地の交易に密かに手を染めているらしいと判明した。 果たして妻が殺された真相に迫ることが出来るのか!
  • 科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました
    3.6
    「マイナスイオンドライヤーなどの美容家電製品は、廃止すべきです」 自分の主義に反するものを、あなたは売れますか? 大手電器メーカーに勤める科学マニア、羽嶋賢児は、 自社の非科学的な商品にダメ出しをしたばかりに、 最も行きたくなかった商品企画部に島流しに…。 空気を読まずに正論を言う。そんな賢児はやがて部の 鼻つまみ者扱いになってしまう。 賢児のまっすぐすぎる科学愛は、美容家電を変えることができるのか!? 自分の信念を曲げられずに日々会社で戦っている、 すべての働く人に贈ります。 『わたし、定時で帰ります。』で話題の著者が描く、お仕事小説。 解説・塩田春香 ※この電子書籍は2016年11月に文藝春秋より刊行の『賢者の石、売ります』を改題した文庫版を底本としています。
  • ゆけ、おりょう
    3.6
    「世話のやける弟」がいつしか時代の英雄になってしまった――。 坂本龍馬の妻・おりょうの目を通して描かれる、幕末の名場面! 幕末の京都で出会った「世話のやける弟」のような男・坂本龍馬と結婚したおりょうは、夫を呼び捨てにし、酒を浴びるほど飲み、勝海舟にも食ってかかる「妻らしからぬ」振る舞いで周囲をへきえきさせる。 ついには龍馬の周囲から、「龍馬のために離婚してください」とまで迫られる始末。 しかしおりょうは、寺田屋で間一髪龍馬の命を救い、日本で初のハネムーンを敢行。 薩摩へ、軍艦に乗って長崎へ、馬関へ――。 激動の世の中を楽しげに泳ぐうち、いつしか薩長同盟・版籍奉還の立て役者として時代の英雄になってゆく夫。 そして、龍馬亡きあとの20年を彼女はどう生きたのか。 型にはまらない生き生きとした夫婦の姿、意地っ張りで責任感が強く、龍馬に惚れながらも自立した魂が輝く「門井版おりょう」。 現代の女性に響く物語! 解説・小日向えり(歴女) ※この電子書籍は2016年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ひかりの剣【電子特典付き】
    3.6
    1巻1,100円 (税込)
    『チーム・バチスタの栄光』でお馴染みの面々が、メスの代わりに竹刀で鎬を削る。 医療ミステリーの旗手が放つ鮮烈な青春小説! 1988年、バブル真っ盛りの頃。 いずれ医療の世界で悪戦苦闘する医学生も最初は医学の素人で、普通の大学生のようにサークル活動に部活に励んでいた、そんな時代。 桜宮・東城大剣道部の猛虎・速水晃一と天下の官僚養成大学、東京・帝華大の臥龍・清川吾郎もまだ医学生で、剣道部員だった。 医学部剣道部の象徴的大会「東日本医科学生体育大会」(東医体)。 この大会の覇者は将来、外科の世界で大成するという言い伝えがあった。 優勝校に送られる「医鷲旗」をめぐって、速水と清川による伝説の闘いが繰り広げられる。 解説・國松孝次(元警察庁長官) 【電子特典】 全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。 電子版あとがき 『ひかりの剣』 【関連小文】1 「ジェネラル・ルージュの伝説」自作解説より『ひかりの剣』 【関連小文】2 「夢はいつか叶う」 【関連小文】4 「すべては剣道場から始まった。」 【関連小文】5 「大学道場で剣道 体にたたきこむ」
  • クチュクチュバーン
    3.6
    ある日突然、世界のすべてが変わる。 蜘蛛女、巨女、シマウマ男に犬人間……地球規模で新たな「進化」が始まる。 小説界を震撼させた、芥川賞作家の驚異のデビュー作。 解説・椹木野衣
  • 天才と発達障害
    3.6
    アインシュタイン、モーツァルト、ヴィトゲンシュタイン、南方熊楠、芥川龍之介……「異脳の人」を殺さないための処方箋を明かす! 本書は、「創造」「才能」がいったいどのようにして生まれてくるのかを、誰もが知る天才たちを具体的に挙げながら、精神医学的見地から解き明かす作品である。 歴史上の天才たちには、精神疾患の傾向がみられることが多い。これは数々の医学的データから明らかになっている。たとえば音楽の天才モーツァルトは、明らかに発達障害の特徴があった。落ち着きない動作、「空気」を読まない所作などで周囲から嫌がられた。一方、創作に入ると「過剰な集中力」を示し、素晴らしい作品を瞬く間に書き上げた。 物理学の歴史を変えたアインシュタインは、ASD(自閉症スペクトラム)の症状を示していた。他者とのコミュニケーションに障害を抱え、言葉の発達も遅れていた。しかし、飛び抜けた数理的洞察力によって、古典的物理学の常識を覆す理論を打ち立てた。 著者は、発達障害には「マインド・ワンダリング」(いわゆる「心ここにあらず」の状態)、そして「過剰な集中」という2つの特性があることを指摘。そして、相反するこの2つの特性が、天才の特異な能力と密接に結びついているという仮説を提示する。 そして、「才能をもつ子供や若者をいかに殺さずに育てるか?」というテーマについて、日本社会が取り組むべき解決策を提案する。発達障害に悩む親や本人にとっても福音となる作品だ。
  • 上野千鶴子のサバイバル語録
    3.6
    著者、初めての語録! 「相手のとどめを刺さず、もてあそびなさい」 「人は、自分の器に応じた理解力しかない」 「立ちはだかる壁は、迂回せよ」 「だれとでもいいから結婚すべきでない」 「『かわいいおばあちゃん』にならなくてもよい」 「女はすでに、がんばっている」 悪戦苦闘の人生から生まれた、140の金言を収録。 「いまを生きる女たちに、生き延びてもらいたい。そして、女であることを愛してもらいたい。人生の終わりに、生きていてよかったな、と思ってもらいたい。そのために、もしかしたら役に立つかもしれないことばを厳選しました」(上野千鶴子)

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