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交番相談員が見抜く、警察官たちの闇と罪。
2025年度最注目の連作ミステリ短編集!
警察を定年退職し、非常勤の「交番相談員」として働いている百目鬼巴(どうめき・ともえ)。
見た目は普通のおばさんで、性格も穏やかだが、彼女には妙な噂があった。
「彼女には県警本部の刑事部長でも頭があがらない」
「現役時代には、未解決事件の捜査にあたってほしい、と熱烈なお呼びが掛かっていた」
「なぜか科学捜査の知識も豊富に有している」
半信半疑で一緒に働いていた若手警察官は、
しかしすぐにその噂が真実であることを知る。
彼女は卓越した洞察力で、目の前で起こっていることの
真相・裏側を立ちどころに見抜いてしまうのだ――。
『教場』シリーズの著者であり、
当代きっての短編ミステリの名手による、
新「警察小説」シリーズ、開幕です!
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Posted by ブクログ
定年後の非常勤交番相談員として勤務する百目鬼巴さん。
名前はいかついけど、穏やかな普通のおばさんに見える。
でも、事件の話を聞いただけで真相を導き出す凄い人。
そんな短編集
以前、警察小説アンソロジーで『噛みついた沼』を読み、すっかり百目鬼さんに魅せられてしまった。
この本は、百目鬼さんに焦点をあてたのではなく、百目鬼さんを通して非違事案を起こしてしまった警察官を語っている。
個人的には、監察官じゃないんだから普通の事件解決も見たかったなと。
ちょっとお腹いっぱい…。
そもそも、百目鬼さん視点の描写が皆無なので、彼女が心の内で何を考え感じているのか全く分からず不気味。
とても面白い本ではあったので、シリーズ化するなら普通の事件解決と百目鬼さんの過去を見たいな。
Posted by ブクログ
のどかな駐在所を舞台にした「日常の謎」を期待してページをめくったが、良い意味で裏切られた。長岡弘樹が描く世界は、単なる穏やかな人情話では終わらない。
元警察事務職員で、今は交番の「相談員」を務める主人公百目鬼巴のキャラクターがいい。彼女の武器は、長年の経験に裏打ちされた「違和感を見逃さない目」と、おばちゃんらしい(?)お節介さと鋭さのバランスだ。
さらにこの作品集の醍醐味は、いわゆる倒叙(とうじょ)ミステリーの形式をとっている点だ。犯人が最初から登場している、あるいは…である。主人公は、犯人のちょっとした「言い間違い」や「矛盾」を、雑談の中から鮮やかに拾い上げていく。このプロセスが非常にスピーディーなので、「なるほど、そこを見抜くか」という爽快な気分になり、一話読み終えるたびに、濁った水が澄んでいくような納得感がある。
著者の長岡弘樹さんといえば、あの厳しい警察学校を描いた『教場』が有名だが、本作はその「厳格さ」をエッセンスとして残しつつも、よりマイルドで人情味のある作風になっていて、じっくりと知的な刺激と、型にはまらない「正義」の清々しさを味合える一冊である。
Posted by ブクログ
警察官も私達と同じ人間。だから、弱いところも狡いところもある。でも、同じことをしても、警察官だと三割り増しくらいで余計に裏切られた気持ちになってしまう。(ごめんね、警察の皆様)
警察を定年退職し、非常勤の交番相談員になった百目鬼巴(どうめき ともえ)。
見た目は普通のおばさんなのに、するどい観察眼で罪や闇を見抜く。でも、決して暴くという感じではないのですよね。見抜いたぞ、私は知ってるぞ、と相手にそっと伝える感じ。
これは是非ともドラマで見てみたい。私の希望としては深夜枠で30分くらいの1話完結。『笑ゥせぇるすまん』的な雰囲気でやってほしいなぁ。
シリーズ化希望です!
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