文藝春秋の検索結果

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  • プロローグ
    3.6
    わたしは次第に存在していく 知的で壮大にたくらみに満ちた著者初の「私小説」 小説の書き手である「わたし」は物語を書き始めるにあたり、日本語の表記の範囲を定め、登場人物となる13氏族を制定し、世界を作り出す。しかしプログラムのバグというべき異常事態が起こり……。文学と言語とプログラミング、登場人物と話者が交叉する、著者初の「私小説」にして、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作。 解説・佐々木敦
  • 男たちへ フツウの男をフツウでない男にするための54章
    3.6
    男たちに贈る辛辣にして華麗、ユーモアと毒にみちた54章の「男性改造講座」! 男の色気はうなじに出る、原則に忠実な男は不幸だ、薄毛も肥満も終わりにあらず、外国語の習得は必要か、成功する男の4つの条件、上手に年をとるための10の戦術など悩める男性を喝とユーモアを交えて実践指導! 周囲の目ばかりを勝手に忖度して、知らず知らずのうちに気疲れしている男性こそ読むべき言葉が満載。 たとえば…… □他人とは絶対に同じ服装をしたくない □男性と女性は完全に平等であるべきだ □職場の上司として、若い部下をよく理解しているつもりだ □恋人・妻に何をプレゼントしたらよいか分からない □不倫なんてけしからん 黒沢明、有吉佐和子、サッチャー、オノ・ヨーコ、カール・ルイスらの言動に着目し、ギリシャ・ローマ古典やマキャアヴェッリらの知見や美意識に学ぶ。 いまを生きる、悩める男たちへの処方箋。 解説・開沼博
  • 伶也と
    3.6
    二人が迎えた結末は、1ページ目で明かされる。恋愛を超えた、究極の感情を描く問題作! 理系の大学院を出、メーカーで働いていた31歳の瀧羽直子は、同僚に誘われて初めてライブに参加したその日、ロックバンド「ゴライアス」のボーカル、伶也と出会った。 伶也は彼女の全てとなり、持てるお金、時間のすべてを注ぎ込み、スターダムにのし上がっていく伶也を見守り続ける直子。行きつく先は天国なのか、地獄なのか? 失われていく若さ、変わっていく家族や友人たち……。四十年後、彼女に残ったものは一体なんだったのか。 71歳で伶也とともに餓死するまで、彼のためにすべてをなげうった直子の狂おしいほどの愛と献身の生涯を描く。「別册文藝春秋」連載時より異例の人気を誇った傑作長編。 解説:豊崎由美
  • 軍人が政治家になってはいけない本当の理由 政軍関係を考える
    3.6
    憲法改正を争点に総選挙が行なわれようとしている。安倍内閣は、9条に自衛隊の存在を明記することを目論んでいると言われる。それはそれで必要なことかもしれない。しかし、その前に議論すべき重要な問題がある。わが国は戦後70年以上にわたって、自衛隊を「軍隊ではない」としてきた。その反動で、国民は軍事的な問題を考えることから隔離されてきた。民主主義国家における政治と軍事の関係――欧米諸国でさえ、この問題は常に緊張感をもって、日々研究されている。われわれは、その修練なしに、いきなり軍隊を持ってはいけないのである。 筆者は、東日本大震災のとき、統合幕僚監部運用部長という、自衛隊の作戦全体を考えるポジションにいた。そして、自衛隊の使い方をまったく理解していない政治家とのやりとりに、疲れきった経験をした。その体験からスタートして、アメリカ、イギリスで研究を続けた成果が本書である。 栗栖弘臣統合幕僚会議議長の解任、田母神俊雄航空幕僚長の解任、スーダンPKO日報事案、ダグラス・マッカーサー連合国軍最高司令官の解任、ジョージ・マーシャル元帥とフランクリン・ルーズベルト大統領の信頼関係、コリン・パウエル米統合参謀本部議長の湾岸戦争における判断、アフガン増派問題におけるマイケル・マレン米統合参謀本部議長の悩み、リビア、シリア内戦におけるディビッド・リチャーズ英統合参謀総長の判断、東日本大震災における折木良一統合幕僚長の判断など、生々しい具体的事例をもとに、理想的な政軍関係を提案する。
  • 最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室
    3.6
    中島ハルコ52歳、バツ2、女社長。自称・いま最もブレイクしているオバハン。金持ちなのにドケチで、口の悪さは天下一品。新幹線ホームのキヨスクで週刊誌を立ち読みしたり、大地震が起きたとき、無理矢理運送会社のトラックに自宅まで送らせたりといった無茶苦茶なエピソードが満載。そんな彼女の周りには、なぜか悩みごとを抱えた人間が寄ってくる。「十年間付き合ってる不倫相手に貸した三百万円が返ってこない」「老舗の和菓子屋の跡継ぎ息子がミュージシャンになると言い出した」「自分の学歴(東大卒)が高すぎてオトコができない」「40過ぎてやっと結婚したい相手が現れたのに、同居している実家の両親が結婚に猛反対」など、さまざまな相談が持ち込まれる。これらの悩みを、ハルコは決してきれいごとは言わず、独特の人生観によって解決していく。 心あたりのある人は読んで恐ろしくなり、若い読者にとっては、きたる人生の参考書にすらなるのではないだろうか。常識にとらわれず、本音で行動するハルコの歯に衣着せぬ物言いには、聖人君子の教えにはない、不思議な説得力がある。胸のすくような啖呵と、ハルコの傍若無人なようで鋭い洞察力が、悩める人々の背中を押してくれる、痛快エンタテインメント小説。※本作品は 2017年10月5日まで販売しておりました単行本電子版『中島ハルコの恋愛相談室』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
  • 静人日記 悼む人II
    3.6
    直木賞受賞作『悼む人』の感動ふたたび! 新聞の死亡記事を見て、亡くなった人を亡くなった場所で「悼む」ために、全国を放浪する坂築静人。死者の周辺の人々から疎んじられ、罵声を浴びせられることもあるが、時には、あなたの行為で救われたと感謝されることもある――。 さまざまな死者や生者との、出会いと別れを繰り返す静人。やがて一人の女性との邂逅が、今度は静人の心にも波紋を生む……。 前書きに、「できるだけ一日に一度、就寝前の時間に〈静人〉となり、空と向き合う。〈静人〉として、星を、星を隠す雲を見上げ、心にわきたつものを書きとめる。」とある通り、直木賞受賞作『悼む人』の主人公の日記という体裁をとった異色の小説は、『悼む人』を読んだ方はもちろん、未読の方にもこの素晴らしい作品世界への格好のイントロダクションになるだろう。
  • HASHIMOTO MAMI IN / YOU / TONE 無料試し読み版
    無料あり
    3.6
    人物撮影を中心に、雑誌や広告で幅広く活躍しているフォトグラファー・丸谷嘉長。 自身の作品として撮り続けている写真集を電子書籍で一挙配信。 本コンテンツは、女優・橋本真実の写真集「HASHIMOTO MAMI IN」「HASHIMOTO MAMI YOU」「HASHIMOTO MAMI TONE」の三冊から、ベストショットを抜粋した無料試し読み版です。 年月をかけて撮り下ろされた、女優・橋本真実の集大成をご覧ください。
  • 首都水没
    3.6
    近年、異常気象によるゲリラ豪雨が日本各地で多発するようになり、大きな被害が出ている。首都・東京でも、ゲリラ豪雨のために家屋や地下街への浸水、交通網の乱れが出るなど、人々の生活に影響を及ぼす事態となっている。 地球温暖化による気候変化が要因のひとつと考えられるが、東京都建設局課長、江戸川区土木部長などを歴任した著者の土屋信行氏は、「それ以上に、行政の対策が後回しにされていることが問題だ」と語る。 たとえば、江戸川放水路や荒川放水路はそもそも、利根川水系が氾濫し、東京の中心部が浸水することを防ぐために作られている。言い換えれば、江戸川以東、荒川以東に水が逃げるようになっている。放水路が作られた時代には、それで問題なかった。だが、都市開発が進んだこの地区をいま豪雨が襲えば、多くの世帯が甚大な被害を受けかねない。にもかかわらず、放水路の東側は100年近く、放置されたままだ。 土屋氏が危険だと指摘する都内の場所は、他にもいくつもあるが、その1つが東京駅。周辺が低地であるため、実は水没と隣り合わせの状況にある。また地下鉄も早急に対策が求められている。現在の構造のままだと、地下鉄に流れ込んだ水が、日比谷駅や銀座駅あたりで吹き出すことが懸念されている。すでに、台北の地下鉄で同様の事態が起きており、復旧には3カ月をようしたという。 多発するゲリラ豪雨に対して、洪水対策の第一人者が、都内の危険地区を示すとともに、あるべき強靭化の方策を提案した必読の書。
  • 肝っ玉かあさん
    3.6
    昭和ホームドラマの原点・復刊! 東京・原宿にある蕎麦屋「大正庵」の女主人・大正五三子は、太っ腹で、世話好きで、涙もろいお人好し。 くわえて体重もずっしり横綱級で、ひと呼んで「肝っ玉かあさん」。 この原宿の三大名物の一つともいわれる「肝っ玉かあさん」を主人公に、大正庵をめぐる人間模様を軽妙に描きつつ、ほろりとくる作品。 1968年4月から1972年1月まで全117回、3シリーズにわたって放送されたテレビドラマ「肝っ玉かあさん」。 視聴率30%を誇り、その後「ありがとう」へと続く人気路線の先駆けとなった。 その脚本を担当した平岩弓枝が、ドラマを小説に書き直したのではなく、同じテーマで作者の思いを込めて小説にした。 それが本書、『肝っ玉かあさん』である。 巻末の「四十六年後のあとがき」に、ドラマ「肝っ玉かあさん」役の京塚昌子との思い出が綴られている。 【目次】 序章 雨の日曜日 幼馴染 三三子の縁談 夫婦 邪魔っけ 夏の日 運動会 女盛り ちいさな秋 あとがき 四十六年後のあとがき
  • 人工知能の見る夢は AIショートショート集
    3.6
    SF作家と人工知能学会がコラボレーション! この一冊で、「人工知能の現在と未来」が丸わかり。 日本を代表するSF作家たちが、人工知能をテーマにショートショートを競作。それをテーマ別に編集し、それぞれのテーマについて第一線の研究者たちがわかりやすい解説エッセイを書き下ろしました。 名古屋大学・佐藤理史先生プロデュースの〈AI作家の小説〉も掲載! 研究者の最新の知見と作家のイマジネーションが火花を散らす画期的コラボ企画が、文庫オリジナルで登場です。 【テーマ一覧】 ◎対話システム ◎自動運転 ◎環境知能 ◎ゲームA I◎神経科学 ◎人工知能と法律 ◎人工知能と哲学 ◎人工知能と創作 【執筆者一覧】 《作家》若木未生、忍澤勉、宮内悠介、森深紅、渡邊利道、森岡浩之、図子慧、矢崎存美、江坂遊、田中啓文、林譲治、山口優、井上雅彦、橋元淳一郎、堀晃、山之口洋、高井信、新井素子、高野史緒、三島浩司、神坂一、かんべむさし、森下一仁、樺山三英 《研究者》大澤博隆、稲葉通将、加藤真平、小林亮太、伊藤毅志、原田悦子、赤坂亮太、佐藤理史、久木田水生、松山諒平
  • 大田舎・東京 都バスから見つけた日本
    3.6
    もしかして、東京を「大都会」だと思っていませんか……? 気鋭の社会学者が、地上2.3メートルの “ちょっとだけ上から目線”で綴る、東京=日本論。 バスの窓から見つけた、東京の秘密100。 小池百合子都知事との対談も収録 【東京には、こんな秘密が隠されていた!】 六本木はまるでスラム街/セーラームーンの舞台は、麻布十番/スカイツリーにはお墓が似合う/ポケモンGOが伝える悲惨な東京史/池袋は埼玉の植民地である/浅草も千住も「下町」ではなかった/高齢者だけが使える秘密の都バス年間パスポートがある/地方出身者が西東京に住む理由/新宿はかつて上野にバカにされていた/心霊を気にしていたら東京には住めない/東京の街の色は、ほとんどが看板の色だった/等 僕は数々の都バスに乗ることで、東京を「ちょっとだけ上から目線」で堪能してきた。その記録が、本書ということになる。(中略)結果、たどり着いたのが「東京のほとんどが田舎である」という仮説だ。「田舎」というのには二つの意味がある。一つは、見た目としての「田舎」。二つ目は気質や制度とし ての「田舎」だ。 (はじめにより) ◯著者プロフィール 1985年東京都生まれ。専攻は社会学。日本学術振興会「育志賞」受賞。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。内閣官房「クールジャパン推進会議」メンバー、朝日新聞信頼回復と再生のための委員会外部委員などを歴任。著書に『希望難民ご一行様』(光文社新書)、『絶望の国の幸福な若者たち』『誰も戦争を教えられない』(講談社)、『だから日本はズレている』(新潮新書)、『保育園義務教育化』(小学館)など多数。
  • 帰宅恐怖症
    3.6
    なぜあなたは家に帰れないのか? なぜ夫の帰宅は遅いのか? それは夫が家に居心地の悪さを感じて、家に帰るのが怖くなる「帰宅恐怖症」なのかもしれません。 帰宅が怖くなってしまうのは「妻が怖い」から。 ・「喧嘩を引きずり、『きっとまだ怒っているのだろう』と思うと、家に帰りたくなくなるし、玄関のドアを開けるのが怖くなりました」(公務員・43歳) ・「また喧嘩になったりしたら嫌だから、仕事が終わっても会社に居残ったり、漫画喫茶で時間を潰してから帰るようにしています」(IT関係・37歳) ・「帰宅前、キレイな夜景などを見て、心を癒されていると、『このまま、ずっとここにいたい』と感じて、情けなくなります」(教育関係・42歳) 常に妻の顔色をうかがい、やりとりに疲れ、家に帰るのが億劫になり……世の中は「帰宅恐怖症」の夫で溢れています。放置すれば、いずれ「別居」か「離婚」。 「帰宅恐怖症になりやすい」夫は次の10タイプ――(1)気弱で優しい型/(2)我慢型/(3)争いごと苦手型/(4)外面人間型/(5)面倒くさがりや型/(6)お子ちゃま型/(7)父親が気が利かない方/(8)母親がヒステリー型/(9)母親が過干渉型/(10)女性慣れしていない型 「夫を帰宅恐怖症させやすい」妻は次の10タイプ――(1)しっかりした良い妻型/(2)白黒はっきり型/(3)せっかち型/(4)束縛型/(5)マイルールいっぱい型/(6)ボス型/(7)ヒステリー型/(8)母親が感情的でヒステリー型/(9)父親大好き型/(10)男性慣れしていない型 重要なのは、「帰宅恐怖症」を自覚し、その予兆を認識すること。本書は病のメカニズムを解説し、対処法も伝授します。
  • 屋上のウインドノーツ
    3.6
    1巻804円 (税込)
    吹奏楽にかけた青春物語。松本清張賞受賞作! 引っ込み思案の志音は、屋上で吹奏楽部の部長・大志と出会い、人と共に演奏する喜びを知る。圧倒的熱さで駆け抜ける胸キュンの物語。 解説・オザワ部長
  • 恋愛仮免中
    3.6
    人の数だけ、恋の形はある。 奥田英朗、荻原浩、原田マハ、窪美澄という実力派の直木賞・山本賞作家に、新鋭の中江有里を加えた、豪華執筆陣によるアンソロジー。テーマは“恋愛”。 28歳の彩子は、付き合って3年の恋人が相談もなく会社を辞めたことにショックを受ける。女友達は条件のいい男を紹介してくれ、彩子は恋人との別れを考え始めるが……。(奥田英朗「あなたが大好き」) 16歳の僕は、夏を海で過ごすためにばあちゃんの家に来た。夕暮れの砂浜で、その人は子守歌を歌っていた。……とても悲しそうな声で。(窪美澄「銀紙色のアンタレス」) 1969年、中学生だった僕と彼女は50年後に一緒に宇宙に行く約束をした。その年まであと4年のいま、彼女は病院のベッドの上にいる。(荻原浩「アポロ11号はまだ飛んでいるか」) 生まれも育ちも京都の善田は、半年前に妻を亡くし、会社を追われ、タクシー運転手となった。ある日、ボストンから来た老婦人をタクシーに乗せ京都を案内することに……。 (原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」) 両親が離婚したミサトは、クラブを経営する母親行きつけの美容院のシャンプーボーイと、偶然海の家で会うが……。(中江有里「シャンプー」) 人の心が織り成す、甘くせつない物語を集めました。
  • スポットライトをぼくらに
    3.6
    「寂しい大人になりたくない」吉谷美鈴。 「馬鹿な大人になりたくない」雨宮達彦。 「ぼくは一体、どんな大人になりたいんだろう」と、本書の主人公・秋庭樹。 中学2年の4月、進路指導調査書を白紙で提出したことを、担任からとがめられ、樹は自分の将来について、否応なしに考え始める。 実業家である父親は、小さな建設会社を足場に、高利の貸付、土地の売買、レストラン・スナックの経営などで成功をおさめていたが、地元の人からはよく思われてない。 父が経営する店の一つ、トップレスバー〈フラワーヘブン〉の踊り子・ナンシーさんの踊りを見て以来、彼女のことが気になって仕方がない――。 幼なじみである、成績抜群なのにどこか冷めている達彦・病弱な母に変わって家庭をやりくりする美鈴。地方都市の小さな町を舞台に、中学2年生の幼馴染み3人組が、迷い、悩み、成長していく姿を瑞々しく描く。 文庫化を機に、19年ぶりに大幅改稿。5年後の3人を描いた中篇「フラワーヘブン」を特別収録。あさのあつこの原点ともいえる、傑作青春小説。
  • 日本人の知らない武士道
    3.6
    武士道が宿している知恵は、人間の生き方そのものに関わる。 ニュージランドから来日し、「武道と恋に落ちた」と語る筆者が、日本の武士道について自らの体験も込めて考察する。勝利のガッツポーズは武士道に反する、残心がなければ意味がない、武士道の説いた死の覚悟とはなど、剣道7段、居合道、なぎなた5段の武士道研究家ならではの、実践的な武士道論。
  • 選ぶ力
    3.6
    日々の営みは「選択」の繰り返しである。悔いなき人生をおくるための秘訣とは何か。 情報が氾濫する現代において、日常の一コマから、将来を左右する大きな決断まで、選択なしに世は渡れない。 それは自己責任とよばれる選択である。 黒か白か、瞬時に判断がつくようなケースは現実には少ない。選んだ道の結果は、時間軸をどこにおくかで分かれる。 この本は、選択の技術やノウハウを簡単に伝授する手引書ではない。 選びながら迷い、迷いながら選びつつ生きる。では悔いなき選択には、何が必要なのか。 それこそが本書で描かれる「選ぶ力」なのだ。 選ぶ覚悟を解き明かす「五木哲学」の集大成!
  • スマホ廃人
    3.6
    スマホが手放せない! その先に待っているのは…… 10代のスマホ普及率は9割を超え、シニアでも約半数が活用するスマートフォン。 圧倒的な便利さから「手放せない」人が多いのではないでしょうか。しかし、その裏には、「手放せない」のにはたくさんの理由があることが、綿密な取材から明らかになりました。 ■スマホに管理される子育て ・母子手帳がアプリ化。子育ての相談はAIが24時間体制で応じてくれる ・アプリが授乳のタイミングをお知らせしてくれる。子育ての悩みは掲示板へ ・母親の目線を集めたい子供を描いた絵本『ママのスマホになりたい』がヒット ■がんじがらめの学生生活 ・風呂の間も、寝るときも……すぐに返事をしなければならない「LINE」の恐怖 ・グループから外されたらいじめがスタート ・「直接殴るのは怖いけど、LINEなら『死ね』って言えちゃう」手軽さ ■たこつぼ化するコミュニティ ・ソーシャルゲームの中だけでは「勇者」でいられるという孤独 ・ゲームコミュニティーの居場所を維持するために課金を続ける人々 ■いじらせ続ける、その秘訣 ・動くモノを追いかけてしまう人間の心理 ・トイレまでスマホを持っていく人の数とは? 廃人にならず、賢くスマホと付き合う方法とは何か? スマホの論点が分かる一冊! 目次 ◆第1章 子育ての異変 ◆第2章 スクールカーストとつながり地獄 ◆第3章 すきま時間を埋めたくなる心理 ◆第4章 エンドレスに飲み込まれる人々 ◆第5章 「廃」への道
  • おあとがよろしいようで
    3.6
    人気作家は死ぬ前に何を食べたい? 食べることが大好きで死が怖いという漫画家が、人気作家15人に最後の晩餐を訊いて死への怖さを和らげようと考えた。豆腐料理、点心、チェーン店のパスタ、立ち呑みやのおでんなどなど、実際に食事をしながら聞いた死と晩餐の逸話とは――。文学界、CREAWEBの人気連載をまとめたコミックエッセイ。登場作家、綿矢りさ、戌井昭人、山崎ナオコーラ、津村記久子、円城塔、西加奈子、平山夢明、桜庭一樹、朝井リョウ、辛酸なめ子、村田沙耶香、加藤千恵、朝吹真理子、春日太一、島田雅彦。
  • 【無料お試し版】原色美人キャスター大図鑑2017 cent.FORCE sprout & kansai Fresh File【文春e-Books】
    無料あり
    3.6
    現役女子大生、グラビアで注目etc. 次世代注目キャスター16名出演の豪華写真集のお試し版を無料で配信! 美人キャスターたちの貴重なグラビアが満載の「原色美人キャスター大図鑑」第3弾から、ページを抜粋した無料お試し版をお届け。 「めざましテレビ」お天気キャスター・阿部華也子、「NEWS ZERO」お天気キャスター・良原安美、井上清華、「週刊プレイボーイ」水着グラビアが話題の伊東紗冶子など、 次世代を担う注目キャスター16名のベストショットを掲載。写真はすべて撮り下ろし。彼女たちの爽やかな笑顔に癒やされること間違いなし。 本体巻末のスペシャルコンテンツ、皆藤愛子の週刊文春「原色美女図鑑」未公開カットも一部収録!
  • 「意識高い系」の研究
    3.6
    あなたは「意識高い系」? それとも「リア充」? カフェでMacを広げ、自己啓発セミナーへ熱心に通い、休日はバーベキューやパーティー。 そんな自分の姿をSNSにアップする……。こうした「意識高い系」の人々はなぜ生まれるのか。 「意識高い系」が放つ特有の「実力なき自己顕示欲」は、何に由来するのか、どのような経緯で構築されたのか。 「意識高い系」を「地方上洛組」と「在地下克上組」との二種類に分類し、その輪郭をあぶりだす。 また、ともすると混同されがちな「リア充」と「意識高い系」だが、「土地」と「スクールカースト」をキーワードに、両者が似て非なる存在であることを論じる。 「大学デビュー」に賭けて、故郷の北海道から関西へ進学し、入学式の前に髪を金色に染めた著者は、「意識高い系」とは私にとって他者ではなく、同族の問題--と、本書の中で綴っている。 そんな著者が、データを援用しながら彼らの生態を徹底的に掘り下げた。そして見えてくる現代社会の抱える問題とは。 〈目次〉 ◆はじめに――意識高い系の研究「土地」「スクールカースト」「リア充」 ◆第一章 リア充は意識高い系の裏側に隠れている ◆第二章 「意識高い系」の心理大義と欲望 ◆第三章列伝 1.青木大和、小4偽装サイト事件 2.靖国コスプレイヤーと愛国女子 3.ノマドワーカー 4.キラキラ女子「ばびろんまつこ」 ◆おわりに――意識高い系を超克するために
  • 江戸川乱歩傑作選 鏡
    3.6
    湊かなえの選ぶ「ミステリ作家」乱歩の相貌 避暑先の旅館でレンズ越しに目撃した殺人をめぐり、 謎めいた結末を迎える中編「湖畔亭事件」を中心に、 人工美と遊戯性の極致「赤い部屋」、名作「心理試験」他を収録。 ミステリ作家・乱歩に焦点を当てる乱歩没後50年記念アンソロジー。 【目次】 「湖畔亭事件」 「何者」 「石榴」 「心理試験」 「赤い部屋」 「人間椅子」 「木馬は廻る」 随筆「迷路の魅力」 随筆「兇器としての氷」 随筆「プロバビリティーの犯罪」 監修・新保博久
  • ブルースカイ
    3.6
    これは、少女という生物〈クリーチャー〉についての物語 中世ドイツ、近未来のシンガポール、そして現代日本。3つの世界を行き来する少女の正体とは? 桜庭一樹の初期傑作長篇 1627年、魔女狩りの嵐が吹き荒れるドイツ・レンスで10歳の少女マリーは、〈アンチ・キリスト〉と遭遇する。 2022年、近未来のシンガポールで、青年のディッキーは、かつて絶滅したはずの〈少女〉という生物(クリーチャー)と出会う。 そして、2007年、鹿児島。私は、青い空の下にいた――。 三つの空を見た、ある少女にまつわる物語。 解説・佐々木敦
  • シャドウ・ストーカー 上
    3.6
    彼女の歌が聴こえたとき誰かが殺される。 人気歌手につきまとうストーカー。連続殺人の犯人は彼なのか? “人間嘘発見器”キャサリン・ダンス 待望の第3作! キャサリン・ダンスの友人で人気歌手、ケイリーはストーカーに悩まされていた。メールアドレスを変えても頻々とメールを送りつける男エドウィン。彼が数日後のコンサートに現れるという。ダンスが事態の対応に乗り出した矢先、ケイリーの側近が殺害された……。いかなる嘘も見抜く《人間嘘発見器》キャサリン・ダンス第3作!
  • 売国
    3.6
    1巻784円 (税込)
    検察、宇宙、陰謀――真山仁の真骨頂! 日本が誇る宇宙開発技術をアメリカに売り渡す「売国奴」は誰だ!? 検察官・冨永と若き研究者・八反田遙。陰謀渦巻く骨太社会小説。 テレビ東京系ドラマスペシャル 『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』(出演 玉木宏 仲代達矢ほか)原作。 気鋭の特捜検事、冨永真一。 宇宙開発の最前線に飛び込んだ若き女性研究者・八反田遙。 ある汚職事件と、親友の失踪が二人をつなぐ。 そして炙り出される、戦後政治の闇と巨悪の存在。 正義を貫こうとする者を襲う運命とは!? 雄渾な構想と圧倒的熱量で頁を捲る手が止まらない! 真山仁の超弩級謀略小説。 解説・関口苑生
  • 闇ウェブ
    3.6
    買えないものは何もない! 悪魔のネットショッピング。 麻薬、児童ポルノ、偽造パスポート、偽札、個人情報、サイバー攻撃、殺人請負、武器……「秘匿通信技術」と「ビットコイン」が生みだしたサイバー空間の深海にうごめく「無法地帯」の驚愕の実態! 私たちの生活を便利にしてくれるインターネットの奥底には異様な世界があった。自分の家族や会社を守るための必読書。 【おもな目次】 ■序 章 現実社会を動かすサイバー空間■ ■第1章 サイバー闇市場の実態■ 検索エンジンの届かない世界/麻薬の一大取引所/偽造パスポート、偽札、児童ポルノ、殺人請負 など ■第2章 盗まれた個人情報の行方■ 世界中で売買される個人情報の値段/医療・保険データは「カネになる」/流出情報が「成りすまし」に使われる? など ■第3章 サイバー闇市場へのアクセス■ ダークウェブを形作る匿名通信ツール「Tor」/闇市場を拡大させた「ビットコイン」/悪のマーケットプレイス など ■第4章 「Tor」と捜査機関の攻防■ 遠隔操作ウイルス事件と日本警察/アメリカの諜報機関も頭を悩ます/Torにも弱点がある!? など ■第5章 最大の闇市場「シルクロード」の黒幕逮捕■ 史上最悪のサイバー闇市場/8000万ドル荒稼ぎした黒幕「ウルブリヒト」の素顔/取り沙汰された「マウントゴックス」との関係 など ■終 章 終わりなきサイバー犯罪との戦い■ 盗まれたFBI長官の個人情報/日本のサイバーセキュリティ体制の現実/医療ビッグデータのリスク/フィンテックも危ない など
  • 母親やめてもいいですか 娘が発達障害と診断されて…
    完結
    3.6
    「この母親は許せない!」「すごく救われた。ありがとう!」賛否両論を巻き起こした超ド級の子育てコミックエッセイ!母娘の近況も新たに追加収録。 高機能自閉症やアスペルガー症候群の権威・杉山登志郎先生の解説付き。 不妊治療や流産を乗り越え、ようやく授かった娘は発達障害だった。療育に奔走するが、わが子と心が通い合わない事に思い悩み、いつしか将来を悲観するようになっていく。チャット、浮気、新興宗教……現実逃避を重ねる中、夫から離婚届を突き付けられてしまう。その時、私が選んだ道とは――。著者の絶望と再生の体験記!
  • パリ仕込みお料理ノート
    3.6
    なぜかしら音楽家には食いしん坊が多いのです とろとろのチーズトーストに、二時間煮込んだシチュー、たきたてご飯にバター、しょうゆ、おかかを混ぜ、おみそ汁のお豆腐をのせた現代版ウツミ豆腐……戦後シャンソン歌手としてデビューしたパリで“食いしん坊”に開眼した著者が、人生で出会った忘れがたい料理と世界の友人たちを自在に綴るエッセイ集。
  • 路地裏のヒミコ
    3.6
    1巻1,222円 (税込)
    二十五年前に三人の死を予言し姿を消した、百発百中の予言者「ヒミコのオッサン」。漫画家志望の大輝と、ミュージシャン志望の茂夫は、軽い気持ちで彼の行方と正体を探りはじめる。当時をよく知る人々の取材をするうちに、二人が辿りついたのは、想像を絶する恐怖の真相だった……。「粘膜シリーズ」で人気沸騰中の飴村行が、約二年間の沈黙を破って放つ、渾身の怪作。元医大生の小説家と“運命の女”との出会いを描く「水銀のエンゼル」を収録。
  • スナックちどり
    3.6
    さびしさを包みあう、女ふたり旅。 四十歳を目前にして離婚した「私」と、親代わりに育ててくれた祖父母を亡くしたばかりの、幼なじみで従妹のちどり。孤独を抱えた二人は、一緒にイギリスの西端の田舎町・ペンザンスに小旅行に出かける。淋しさを包みあう二人の間に、三日目の夜、ある「事件」が起きる……。日々を生きる喜びが心にしみわたる傑作小説。
  • きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)
    3.6
    当代一の売れっ子脚本家が放つ、初の小説! 冬の白鳥だけが名物の東北の町で男子高に通う「僕」。ある日、ローカル番組で「おもしろ素人さん」を募集しているのを見つけた僕は、親友たちの名前を勝手に書いて応募し……。 解説・石田衣良
  • 偉くない「私」が一番自由
    3.6
    佐藤優が選ぶ、よりぬき米原万里 ロシア語会議通訳、作家、エッセイストとして活躍した米原万里の作品を、激動のロシアで親交を結んだ盟友・佐藤優がよりぬいた傑作選。 メインディッシュは、初公開の東京外語大学卒業論文、詩人ネクラーソフの生涯。 ロシア、食、言葉をめぐる傑作エッセイ、単行本未収録作品などをロシア料理のフルコースに見立て、佐藤シェフの解説付きで紹介する。 没後10年米原万里を偲ぶオリジナル文庫。
  • 政治と情念 権力・カネ・女
    3.6
    2016年、ときならぬ角栄ブームが起きた。 1974年に「田中角栄研究ーその金脈と人脈」を発表し、田中総理退陣の先鞭をつけた著者はこう書く。 「田中角栄になぜそれほどのパワーがあったのか。(中略)なんといってもその根底にあったのは、角栄の不思議な人間的魅力だったといえるだろう」  また、こうも言う。 「田中角栄は情念の人だった」 本書は発表当時、世間の耳目を集めていた角栄の長女、真紀子元外相の分析を入り口に田中角栄の人生を振り返り、さらには日本政治における「角栄の遺伝子」問題を研究した書である。
  • 調律師
    3.6
    仙台在住の著者が3.11を描く現代小説 ある出来事がきっかけでピアノの音を聴くと「香り」を感じるという「共感覚」を獲得した調律師、鳴瀬の喪失と再生を描く連作短編。
  • 池上彰が世界の知性に聞く どうなっている日本経済、世界の危機
    3.6
    なぜ世界で格差は広がっているのか? なぜヨーロッパは危機に瀕しているのか? 日本はどうしたらよいのか? 10のインタビューが導く日本経済への処方箋。 池上彰が聞く――。 トマ・ピケティさん、『21世紀の資本』で本当に伝えたかったことは何ですか? エマニュエル・トッドさん、「ドイツ帝国」が世界を破滅させるのですか? 岩井克人さん、どうずれば「日本的経営」は復活できますか? 中曽根康弘さん、日本経済はどこで間違えたと思いますか? 小長啓一さん、オイルショックをどう乗り越えたのですか? 今井敬さん、日本の「重厚長大」製造業は復活しますか? 大場智満さん、プラザ合意と円高不況はアメリカの罠ですか? 堤清二さん、百貨店はなぜ消費者に見捨てられたのですか? 八城政基さん、日本の不良債権処理はどこが誤りだったのですか? 塩川正十郎さん、国の赤字財政に政治家はどう対処すべきでしたか?
  • 耳袋秘帖 目黒横恋慕殺人事件
    値引きあり
    3.6
    茶店の主人が首を吊った。南町奉行・根岸肥前守は事件のカギが目黒にありと察知、家臣である宮尾玄四郎を派遣する。不動尊の参詣客でにぎわう町で遭遇する怪事件。優れた耳を持つ岡っ引き・音無の六蔵と、松平定信が普請を命じた屋敷の謎。そして大悪党・暁星衛右門の正体とは――。舞台は大坂にも広がり、ますます展開が加速! 根岸肥前守の名推理と恋模様が絡み合う人気シリーズ第19弾!
  • 女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密
    3.6
    学力の桜蔭、自由の女子学院、お嬢様の雙葉……その秘密に迫る! 女子御三家に数百人の合格者を送り込んできた中学受験塾講師による各校の徹底分析。 桜蔭、女子学院(JG)、雙葉の三校は、女子中・高の最高峰としてあまりにも有名だが、メディアに内情が公開されたことはほとんどない。 今回、著者はOGなど数十人に聞き取り取材を重ねたほか、三校の校長にもインタビュー。女子御三家の校長が全員インタビューに応じたのは初めてのことだ。 特色ある教育内容や各校の強さの秘密、歴史と伝統、学校行事やクラブ活動、そして生徒たちの日常生活から、彼女たちが体験したいじめや逆境まで、生の声も赤裸々に明かされる。子供の受験を考えている親や教育関係者だけでなく、男女共同参画について頭を悩ませているサラリーマンや経営者にもぜひ手にとってほしい。
  • 日本の中でイスラム教を信じる
    3.6
    日本で生まれ、育った私たちは、イスラム教徒になった。 日本で学び、働き、生きる、11万人のイスラム教徒。 彼らはこの国で、イスラム教とどう向き合い、どう実践しているのか。 これまでほとんど語られることのなかった「隣人」たちの姿。 彼らの日常を通して、「本当のイスラム教」が見えてくる。 ・OLとして働きながら、1日5回の礼拝をいかにこなしているのか? ・自身の入信を、家族に納得してもらえるのか? ・日本式の冠婚葬祭には出席できるのか? ・なぜ一夫多妻制が認められているのか? 9・11直後から、日本のイスラム教徒を取材してきたフォトジャーナリスト。 その10年以上の取材によって、「すぐ隣のイスラム世界」が浮かび上がる。
  • 真綿荘の住人たち
    3.6
    レトロな下宿で青春と恋の始まり、のはずが…… 真綿荘に集う人々の恋はどれもままならない。性別も年も想いもばらばらだけど、一つ屋根の下。そんな奇妙で切なくて暖かい下宿物語。
  • かけおちる
    3.6
    妻はなぜ逃げたのか。最旬作家の傑作時代長編 藩の執政として秘策を練る重秀はかつて、男と逃げた妻を斬った。二十年後に明らかになる女心の真相とは。松本清張賞作家の傑作。
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告
    3.6
    冷戦終結と欧州統合が生み出した「ドイツ帝国」。EUとユーロは欧州諸国民を閉じ込め、ドイツが一人勝ちするシステムと化している。ウクライナ問題で緊張を高めているのもロシアではなくドイツだ。かつての悪夢が再び甦るのか?
  • キッズタクシー
    3.6
    「紅雲町珈琲屋こよみ」の著者が放つ書き下ろしサスペンス! タクシードライバーの千春には、正当防衛で人を殺した過去があった。ある日、客の小学生の行方が分からなくなり、千春にも疑いが…。
  • 小説 立見尚文 闘将伝
    3.6
    「東洋一の用兵家」と呼ばれた知られざる名将の肖像 桑名藩雷神隊から陸軍大将へ。戊辰、西南の役、日清・日露の四戦場を稲妻のごとく疾駆した名将の颯爽たる生涯を描いた傑作歴史長篇
  • 二つの山河
    3.6
    【第111回直木賞受賞作】 かれらも祖国のために戦ったのだから――。 大正初め、徳島のドイツ人俘虜収容所で例のない寛容な処遇がなされ、日本人市民と俘虜との交歓が実現した。真のサムライと讃えられた所長・松江豊寿の生涯を通して、国境を越える友愛を描いた「二つの山河」ほか、二篇収録。
  • 1922
    3.6
    恐怖の帝王キングの最新作品集! かつて妻を殺害した男を徐々に追いつめる狂気。友人の不幸を悪魔に願った男が得たものとは。巨匠が描く、真っ黒な恐怖の物語を2編。
  • 黄昏のベルリン
    3.6
    1988年「週刊文春傑作ミステリーベスト10」第1位! ナチの収容所で生れた日猶混血児がたどった運命とは? 流麗な筆致で東西ベルリンに集まるスパイ群像を描いた幻の傑作がいま甦る
  • 闇色のソプラノ
    3.6
    1巻733円 (税込)
    その詩に魅せられた者は、不幸になる 夭折した童話詩人の「秋ノ聲」の中の不思議な擬音の正体は? 神無き地・遠誉野で戦慄の殺人事件が幕を開ける。驚愕の長篇本格推理
  • 淑女の休日
    3.6
    幽霊が出る。女性に人気のシティリゾートホテルで、そんな噂がささやかれ始めた。鮎村美生が調査を開始した直後、幽霊の目撃者である美津子が何者かに殺される。残された美津子の白無垢姿の写真の謎。美津子はずっと独身だった――。一時の錯覚でもいい。夢が見たい。女性の哀しさを切なく描いた上質のミステリー。
  • ばくりや
    3.6
    1巻611円 (税込)
    あなたの「能力」を、あなたにはない誰かの「能力」と交換いたします――。北の街の路地裏に「ばくりや」という店がひっそりあった。女に異常に好かれる三波は、その力を交換すべく店を訪ねたが……。その他、就職先が必ず潰れる、ささいなことでも泣けるなど、能力を交換した人々の悲喜劇を描く異色の連作短篇集!
  • 007 白紙委任状(上)
    3.6
    いま世界最高のミステリ&サスペンス作家といえばジェフリー・ディーヴァーに間違いないでしょう。そのディーヴァーが、なんと007ことジェームズ・ボンドに挑んだ! それは2010年初夏に制作の発表が行われて以降、「Project X」というコードネームで呼ばれていた極秘プロジェクト。秘密厳守を誓約する文書に署名しないかぎり編集者も翻訳者も原稿を見ることが許されないという厳戒ぶりでした。殺しのライセンスを持つ史上最高のスパイの物語を、ディーヴァーは現代的なノンストップ・サスペンスに仕立て上げています。ヨーロッパから南アフリカ、そしてドバイへと世界を駆け巡る一大アクション巨篇! 2011年週刊文春ミステリーベスト10第4位。
  • 獣たちの庭園
    3.6
    現代最高のミステリー作家が初めて歴史サスペンスに挑んだ! 1936年、オリンピック開催に沸き立つベルリン。アメリカ選手団にまぎれてニューヨークの殺し屋が潜入する。米国海軍情報部からナチス・ドイツ高官暗殺の使命を帯びたその男は、現地工作員との接触の際に誤って人を殺してしまい、刑事警察(クリポ)から追われる身となる……。リンカーン・ライムシリーズで人気の著者が初めて挑む歴史サスペンスは、懐旧的雰囲気のなか、タフな主人公(ヒーロー)が活躍するという新機軸。もちろんどんでん返しも盛りだくさんの上級エンタテインメントです。CWAイアン・フレミング・スティール・ダガー受賞作。 2005年週刊文春ミステリーベスト10第5位、このミステリーがすごい!第5位。
  • 地層捜査
    3.6
    1995年に東京・荒木町で起きた老女殺人。確たる手がかりもなく、未解決のままだったこの事件が、2010年の公訴時効撤廃を受けて再捜査の対象となる。捜査一課の水戸部と、以前この事件を担当していた地域指導員加納は、当時の捜査本部が着目した土地トラブルを追いながら、かつては芸妓、後に置屋の女将として生きた老女とこの街の記憶に目を向けていく。そう、事件の「地層」を掘り起こすのだ??。『廃墟に乞う』で直木賞を受賞した警察小説の名手が放つ待望の新シリーズ、いよいよ開幕!
  • 切り裂きジャック・百年の孤独
    3.6
    1988年、西ベルリンで起きた謎の連続殺人。5人の娼婦たちは頚動脈を掻き切られ、腹部を裂かれ、内臓を引き出されて惨殺された。19世紀末のロンドンを恐怖の底に陥れた“切り裂きジャック”が、100年後のベルリンに甦ったのか? 世界犯罪史上最大の謎「切り裂きジャック事件」を完全に解き明かした、本格ミステリー不朽の傑作。
  • 蒼煌
    3.6
    芸術院の会員の座を狙う日本画家の室生は、選挙の投票権を持つ現会員らに対し、露骨な接待攻勢に出る。いっぽう、ライバルの稲山は、周囲の期待に応えるために不本意ながら選挙戦に身を投じる。会員の座を射止めるのは果たしてどちらなのか。金と名誉にまみれ、派閥抗争の巣と化した“伏魔殿”日本画壇の清と濁を描き、その現実の姿に迫った問題作。
  • 文福茶釜
    3.6
    古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに容赦はない。入札目録の図版のさしかえ、水墨画を薄く剥いで二枚にする相剥本、ブロンズ彫像の分割線のチェック――。はたして「茶釜」に狸の足は生えるのか? あらゆる手段を用いて贋作づくりに励む男たちをリアルに描いた連作集にして、古美術ミステリーの傑作選!
  • 日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか?
    3.6
    ついに開催されるブラジルワールドカップ。1998年フランス大会以来、5大会連続出場となる日本代表は、本田圭佑、香川真司など「史上最強」のメンバーで挑むことになる。日本代表は過去の苦い経験を教訓として、今度こそ「すべての力を出し切る」ことができるのかーー。本書は、20年近く世界中をサッカー取材で飛び回り、スタジアムの内外で様々な経験を積み重ねてきたサッカーライターが、その過程で出会った具体的な場面を材料に、日本サッカーの宿痾ともいえる「シュート撃たない病」の原因を探った一冊。なぜシュートを撃たないのか? 日本サッカー最大の謎に、世界中のサッカーを最前線で取材してきた著者が、全力で挑みます!
  • ババア・ウォーズ 新たなる美貌
    3.6
    マッド高梨の手腕で、見事に若さを手に入れた女王様は27歳のウリセンに恋をした――。新しい恋愛は新しい地獄への道しるべなのか!? うさぎさんの週刊文春連載エッセイ「さすらいの女王」をまとめた一冊。巻末に福岡伸一教授との特別対談「うさぎという生き物」を収録!
  • チェ・ゲバラ伝 増補版
    3.6
    1冊でたどる「チェ・ゲバラ」の生涯 南米アルゼンチンの裕福な家に生まれ、医師になるも、貧困と圧政と腐敗の覆う現実を憂い、キューバ革命へと身を投じたチェ・ゲバラ。彼はどのように行生き、どのように死んだのか。いまなお全世界で語られる伝説の男、ゲバラを描いた不朽の傑作評伝、増補版。
  • 「半沢直樹」で経済がわかる!
    3.6
    『経済の入門書であると同時に、「半沢直樹」シリーズの入門書である』(池井戸潤 序文より) ●半沢は取引先の訪問で何を見ているのか? ●粉飾決算の手口とそれを見抜く方法 ●最優秀店舗に選ばれるといくらもらえる? ●金融庁の「黒崎キャラ」は本当にいるの? ●M&Aから焦土的経営まで、企業買収の最前線とは? ●バブル期とは何だったのか? 「半沢直樹」シリーズに登場する台詞や事象を上げて、経済・金融用語を優しく解説した1冊。「100のキーワード」でお金をめぐる社会の仕組みが丸わかり! 「半沢直樹」ワールドを2度楽しめる本。 文庫書き下ろし作品。
  • レイジ
    3.6
    音楽の才能は普通だが世渡り上手なワタルと、才能に恵まれるも、孤独に苦しみ続ける礼二。2人は中学最後の文化祭でバンドを組み、大成功を収めるが、礼二の突然の脱退宣言によりバンドは空中分解する。その後2人はお互いを意識しつつも相容れないまま別々の道へ。紆余曲折を経て、礼二がようやく巡り合った理想のバンドがある事件に巻き込まれてしまい……。武士道シリーズで女子を描いた著者が、今度はロックする2人の男を時代の変遷とともに描いた音楽青春小説です。
  • イタリアワイン(秘)ファイル 日本人が飲むべき100本
    3.6
    日本のワイン愛好家は、流通システムの欺瞞やレストランでの不当な値付け、怠慢なソムリエにだまされている――。3000年のワインの歴史を誇るイタリアで、天才的な鑑定眼(舌?)とワイン生産者となった経験をもとに「ソムリエ殺し」の異名をとる筆者。在日歴20年以上の経験から見えてきた、日本人の「間違いだらけのワイン選び」を糺し、イタリア人しか知らないイタリアワインの「飲み方、買い方、愛し方」を伝授する! 巻末付録「お薦めワイン100本リスト」収録。 ≪あなたへのアドバイス≫ ○ 「パーカーポイント」を信用するな ○ 「料理に合うワイン」でなく「ワインに合う料理」を選べ ○ 「高いワイン」と「美味しいワイン」は違う ○ ショップの店員に聞くべき3つの質問 ○ 「コケモモ」や「なめし革」の香りをかぎ分ける意味はない ○ 味音痴のアメリカ人が値段をつり上げている
  • 刑務所わず。 塀の中では言えないホントの話
    3.6
    祝・刑期満了! 今まで書けなかった秘密の話。 ホリエモン節が全開です! 仮釈放も終わり、刑務所の中では書けなかった秘密を大公開。1年9か月の刑務所生活を終えた堀江貴文さん。獄中の生活を手紙に書き、メールマガジンとしてリアルタイム配信し、『刑務所なう。』『刑務所なう。シーズン2』(小社刊)も執筆。ですが、実は検閲を受けて手紙が黒塗りになり、書けないことも多かったのです。今回はタブーなし! 介護係として老人のシモの世話をし、人生初の“上司”に怒鳴られながら、人生ゼロ時点でつかんだ真実とは? 「刑務所グルメ」の実態から、「エロ本差し入れ」の秘訣まで。実録マンガもたっぷり!
  • 追悼者
    3.6
    おにいさん、ちょっと遊びませんか? 「東電OL事件」をモチーフに描く傑作ミステリー。読み手の予想が見事に裏切られる、大人気「――者」シリーズ! 浅草の古びたアパートで絞殺された女が発見された。昼は大手旅行代理店の有能な美人ОL、夜は場末で男を誘う女。被害者の二重生活に世間は沸いた。しかし、ルポライター・笹尾時彦はОLの生い立ちを調べるうち、周辺で奇妙な事件が頻発していたことに気づく……。「昼と夜」2つの貌が招く残酷な復讐&逆転劇。
  • 逃亡者
    3.6
    時効直前で逮捕された「松山ホステス殺人事件」の福田和子をモデルに、魔術師・折原氏ならではの四転五転のトリックが冴える叙述ミステリー。結末を読むのが怖い、大人気「――者」シリーズ! 同僚だった女に持ちかけられた交換殺人の提案に乗り、一面識もないその夫を殺した罪で逮捕された友竹智恵子。だが、警察の不手際から脱走に成功した彼女は、整形手術で顔を造り変え、身分を偽り、逃亡を続ける。時効の壁は15年。DVの夫、そして警察による執念の追跡から、智恵子は逃げ切ることができるのか? 運命の日の朝、驚くべき真実の扉が開く――。
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ
    3.6
    東京都北区東十条、古びた木造二階家に老女が一人住んでいる。「貸室あり」の立て札を見てその二階の部屋を借りた若い女は夫から身を隠していた。老女は訪ねてくる区の職員へしきりに訴える、「天井男があたしを監視している」と。これは老女の妄想なのか、それとも――? 超絶技巧のミステリ、開幕!
  • 誘拐者
    3.6
    叙述トリックの金字塔、「――者」シリーズ。「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を追い、妻は出奔した。やがて子供は戻ってきたが、妻は行方をくらましたまま……。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。追跡、また追跡、逆転、また逆転。そして、その末に待ち受けるまさかの結末が貴方の脳髄を痺れさせる!
  • こんなリーダーになりたい 私が学んだ24人の生き方
    3.6
    よき指導者のことを「メンター」と呼びますが、本書の著者、佐々木常夫さん(元東レ経営研究所社長)はまさにすべての働く人にとってメンター的存在です。自閉症の長男を育て、肝臓病の妻を看病し、家事もこなしながら、破綻会社の再生や数々の事業改革を成し遂げてきた佐々木さん。その“理想の上司”ご本人が、自らお手本としてきた24人のリーダーたちを詳細に解説。「経営の鬼神」ハロルド・ジェニーンから孔子まで、ビジネスにおいて、人生において役立つ知恵が満載です。
  • 生命はどこから来たのか? アストロバイオロジー入門
    3.6
    NASAは「生命はどこから来たのか?」を21世紀の宇宙探査のテーマとし、「アストロバイオロジー」と名付けました。これは「生命とは何か」「生命はいかに地球に出現し進化したか」「我々は宇宙で孤独な存在なのか」が柱となります。本書は、惑星科学の第一人者・松井孝典東大名誉教授が「アストロバイオロジーの本は多く出ているが、本質的な問題を論じたものは少ない」として筆をとった、惑星科学論の決定版です。最新の宇宙探査データから、生命の起源と進化、地球外生命体の可能性についても論じる、惑星科学における最新情報満載の一冊!
  • 劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」
    3.6
    なぜ四季のセリフは聞きやすいのか――。創立60周年を迎えた日本を代表する劇団「劇団四季」は、他の新劇と比べてセリフの聞き取りやすさに定評があります。その秘密は「母音法」「呼吸法」「フレージング法」という独自のメソッド。言葉に対する探求の積み重ねが生んだ賜物といえるでしょう。それを会得することは、一般の人々にとっても、対人関係やビジネスの現場において第一印象がよくなり、思っていることを正確に伝えられるといったメリットがあります。そしてある種の健康法としても。創設者・浅利慶太氏が、そのメソッドを余すところなく初公開します!
  • 秀吉の枷 上
    3.6
    覇王(信長)を討つべし! 多くの謎に包まれた秀吉の生涯に迫る迫真の歴史ミステリー 「殿は、いつまでもあの『覇王』の手先であってはなりませぬ」。死を目前にした軍師・竹中半兵衛は、病床で秀吉に4つの忠言と秘策を授けた。天正7(1579)年6月、蜂須賀小六、前野小右衛門ら播州から駆けつけた異能集団《山の民》を伴い、秀吉は密かに天下取りに動き出す。大ベストセラー『信長の棺』に続く、「本能寺3部作」第2弾登場!
  • 信長の棺 上
    3.6
    驚天動地の歴史ミステリーは、安土城の終焉から幕を開ける――。本能寺から消えた信長の遺骸。その謎を追う太田牛一の執念が掴んだ恐るべき真実とは。斬新な信長像が話題を呼んだ傑作長篇! 小泉純一郎氏が首相在任中、感銘を受けた本として、話題をさらった本書は、消えた信長の遺骸を追う本格歴史ミステリー。安土城や本能寺の建築構造に触れたり、隠密集団の秘術が解明されるなど、和製『ダ・ヴィンチ・コード』として紹介されたことも。数々の歴史の謎が解かれていくカタルシスは、まさに一気読み必至! 経営コンサルタントとして地域経済を長く見つめてきた加藤廣氏の、75歳時の衝撃的デビュー作。
  • 鬼平犯科帳の世界
    3.6
    『鬼平犯科帳』の主人公・長谷川平蔵は実在の人物。その生みの親、池波正太郎氏が直接に語るシリーズのエピソードをはじめ、登場するほとんどの人物を網羅した「鬼平犯科帳人名録」と「鬼平一家WHO'S WHO」、平蔵たちが活躍した18世紀に、実際ひとびとがどんな暮らし方をしていたかを詳細に紹介する「市井事情Q&A」、「鬼平の時代」、「江戸ショッピング案内」──と、何から何まで<鬼平>と<江戸づくし>でお届けする、「鬼平事典」の決定版。
  • ダチョウは軽車両に該当します
    3.6
    県民マラソン大会のコースを駆け抜けてくるのは「ダチョウだって?」――そして発見された焼死体。捕獲したダチョウと被害者とをつなぐものとは? キリン飼育員・桃くんにツンデレ女王・鴇先生、変態(?!)・服部くん、アイドル飼育員・七森さんら、楓ヶ丘動物園の怪しく愉快な面々が活躍する動物園ミステリー第2弾!
  • がん治療で殺されない七つの秘訣
    3.6
    医者を信じるな。無治療こそ最高の延命策だ! 「がんは治療すべき」という通念のもと手術や抗がん剤治療を行い、かえって患者の寿命を縮めている日本のがん治療に疑問を投げかける。「放置すると転移する」「早期発見・早期治療が鉄則」という“がん治療の常識”は、すべて誤り。「無治療が最高の延命策」「検査を受けないのが最良の健康法」などの目からウロコの秘訣を伝授する。
  • 葡萄と郷愁
    3.6
    1巻481円 (税込)
    1985年10月17日、同じ日の同じ時刻の東京とブダペスト。見えない絆で結ばれた二人の大学生、沢木純子とホルヴァート・アーギ。人生の岐路に立つ二人は、せまりくる決断の時に、どのような選択をするのだろう……。愛とは? 本当のしあわせとは? 幸福への願いに揺れる、若い女性の“生と性”をあたたかく見つめる名篇。
  • 窓の外は向日葵(ひまわり)の畑
    3.6
    真鍮色の光におおわれる夏。松華学園高校、江戸文化研究会の部長・高原明日奈が姿を消した。部員の「ぼく」は後輩の紅亜に叱咤され、無理やり事件にまき込まれる。元刑事の「親父」も美人教諭への下心から、やはり事件を追う。東京の下町を舞台にくり広げられる爽やかで可笑しくて、ちょっと切ない青春ミステリー。
  • 裁判長! おもいっきり悩んでもいいすか
    3.6
    来年の今ごろは、あなたが裁判員かもしれない。そんなご時世です。でも、見ず知らずだった被告人に、いきなり「死刑!」なんて言えますか? 言えないのが人情ってもんですよね……。大好評シリーズ第3弾は、裁判員制度想定問題集。たとえ“その日”は来なくとも、裁判のリアルを知っておいて損はありません。さあ、まず1問目から!
  • ひまわり事件
    3.6
    1巻827円 (税込)
    老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」はお隣同士。妻を亡くし「苑」に入居した益子誠次は、幼稚園児と一緒にひまわりの種を植えた。経営が同じ「苑」と「園」には実はさまざまな不正の疑いがあるが、老人と子供たちは非力ゆえになかなか糾(ただ)すことができない。しかしある日、訳ありの「苑」の入居者・片岡さんがとうとう決起、誠次と子供たちと一緒にバリケード封鎖を敢行する。老人と子供が手を組んだとき、奇跡は起こるのか? すべての世代に送る「熱血幼老小説」。
  • トワイライト
    3.6
    1巻743円 (税込)
    小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代──。しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、厳しい現実がたちはだかる。人生の黄昏(トワイライト)に生きる彼らの幸せへの問いかけとは?
  • 伏 贋作・里見八犬伝
    3.6
    伏──人であって人でなく犬の血が流れる異形の者──による凶悪事件が頻発し、幕府はその首に懸賞金をかけた。ちっちゃな女の子だが腕利きの猟師・浜路は浪人の兄に誘われ、江戸へ伏狩りにやってきた。瓦版の読売・冥土から、浜路は里見の家に端を発した伏をめぐる世にも不思議な物語を聞く。光と影、狩るものと狩られるものの長きに亘る因果の輪がいま開く! ゴシック的な江戸を舞台に疾走する傑作エンターテインメント。2012年秋アニメ映画公開。解説・大河内一楼。
  • 虚報
    3.6
    「ビニール袋集団自殺」。無関係の人たちが、ビニール袋をかぶり、睡眠薬で集団自殺、しかも見つかりやすいようにドアを開けておく…。連続するこの自殺の裏には、ある大学教授が運営するサイトの存在があった。事件を追う、東日新聞社会部の有名キャップ市川と、若手記者長妻は、スクープ合戦の中、何度も“抜かれ”ながら独自の取材ルートで真実を追う。自殺サイトはなぜ立ち上げられたのか? 東京、新潟、米国etc. 事件の裏にある虚実とは? 報道の最前線を描くエンターテインメント小説。
  • 午後からはワニ日和
    3.6
    「イリエワニ一頭を頂戴しました。怪盗ソロモン」。凶暴なクロコダイルを一体どうやって? 続いて今度はミニブタが盗まれる。しかも、アイドル飼育員七森さん(齧歯類担当)の様子がどこかおかしい。僕(大型草食獣担当)は、猛禽類担当の美人獣医と事件解明に乗り出したのだが。ヘンテコな動物たちと、がっかりな人間たちのとびきりキュートなミステリ。
  • 神様のいない日本シリーズ
    3.6
    第146回芥川賞を「共喰い」で受賞。受賞会見がテレビなどで話題になった田中慎弥氏作品。野球を続ける夢破れ就職。後に野球賭博絡みのトラブルで失踪した父親から少年に葉書が届く。そこにはただ一言「野球をやってるか?」。父の願いをかなえるべきか、野球を憎む母に従うべきか、少年の心は揺れる。おりしも1986年日本シリーズでは、三連敗からの四連勝という奇跡を西武がおこそうとしていた。「父親が帰ってくる」という奇跡が少年の身にもおこるのか? 父と子の迫真の物語。
  • フェイスブックが危ない
    3.6
    「懐かしい人に再会できる」「人脈づくりに役立つ」「震災時の安否確認にも便利」……。「実名登録」を原則とする「フェイスブック」が大人気を博し、ユーザーは世界で9億人、日本でも1000万人を突破した。ただ、それに伴い、プライバシーの流出やサイバー犯罪の被害も激増しているという。日本IBMの「シニア・セキュリティー・アナリスト」が、安心して使うための実践的な超絶テクニックを初公開する。
  • 用もないのに
    3.6
    小説・伊良部シリーズでお馴染み、奥田英朗の爆笑旅エッセイ。担当編集者にそそのかされ、まずは北京五輪の星野ジャパンを生観戦。松井移籍初年のNY、楽天イーグルス地元開幕戦の仙台…愛する野球とあらばどこまでも。珍道中は続き、念願だったフジロック参戦で豪雨の洗礼。灼熱の愛知万博。娯楽の域を超えた富士急ハイランドの絶叫マシン「ええじゃないか」。讃岐うどん食べ歩きのはずがお遍路苦行ルポ…100%脱線するユル~い大人の遠足隊。笑えます!
  • 縮尻鏡三郎 首を斬られにきたの御番所
    3.6
    失脚して縮尻(しくじり)御家人となった拝郷鏡三郎は、いまは「大番屋」の元締として大忙し。本日もよろず相談事が持ち込まれる。役人の言葉に逆上して「ここで餓死させていただく」と坐り込む男あれば、ぐうたらな娘婿は評定所に呼び出される。趣味の陸釣りに出かければ、手に釣竿を握った奇妙な土左衛門の話を聞かされる。表題作ほか「天に口無し」「護持院ガ原逢魔が時の大捕り物」「舞う桜」「吝嗇之助は吝嗇之助」「妲己のおせん」等を収録、好評シリーズ第二弾。
  • 刑務所なう。 ホリエモンの獄中日記195日
    3.6
    2011年6月20日、堀江貴文は収監され受刑者となった。以来、誰よりも自由を制限されている状況から、ほぼリアルタイムでメルマガを発信し続けている。手紙にびっしり日記を書いてスタッフに送付するという、アナログかつ型破りなやり方で…。塀の中でもホリエモン節は健在。獄中メシで何キロやせた? 面会にきた面々と何を語ったのか? シャバを見つめた「時事ネタ時評」と読書記録150本も収録した、前代未聞の「リアルタイム刑務所日記」。実録マンガ付き!
  • きれぎれ
    3.6
    1巻499円 (税込)
    絵描きの「俺」の趣味はランパブ通い。高校を中途で廃し、浪費家で夢見がちな性格のうえ、労働が大嫌い。当然ながら金に困っている。自分より劣るとしか思えない絵を描く知人の吉原は、認められ成功し、自分が好きな女と結婚している。そんな吉原に金を借りにいく俺なのだが……。現実と想像が交錯し、時空間を超える世界を描いた芥川賞受賞の表題作と短篇「人生の聖」を収録。町田康ならではの、息もつかせぬ音楽的な文体。読むことがめくるめく快感、そんな作品です。
  • 中陰の花
    3.6
    自ら予言した日に幽界へ旅立ったウメさんは、探し物を教えてくれる“おがみや”だった。臨済宗の僧侶である則道はその死をきっかけに、この世とあの世の中間=中陰(ちゅういん)の世界を受け入れ、みずからの夫婦関係をも改めて見つめ直していく──現役僧侶でもある著者が、生と死を独特の視点から描いて選考委員全員の支持を集めた、第125回芥川賞受賞の表題作。人口2万人の小さな町で、人目をしのんでひっそりと働き、暮らす女の日々を描く「朝顔の音」を併録。
  • 愛の領分
    3.6
    妻に先立たれ、一人息子を育てながら静かに仕立て屋を営む中年の男。28年ぶりに突然現れた、かつての親友。その妻で、むかし男が恋焦がれた女。そして35年ぶりに訪れた故郷で出会い、男が年齢差を超えて魅かれる絵描きの女。度重なる再会が、互いのあやうい過去を明らかにしていく。許したいけど許せない、忘れたくても忘れられないことが4人には多すぎた……。大人の男女の愛憎、心の陰影を妖しく描いた直木賞受賞作。母親への想いを綴った、自伝エッセイも収録。
  • ダブル・ファンタジー(上)
    3.6
    1~2巻569円 (税込)
    35歳の奈津は売れっ子脚本家。仕事は順調だが、マネージャーである夫の支配的な態度に萎縮し、精神的にはギリギリの日々。そのうえ奈津は人一倍性欲が強く、躯の奥から溢れる焦りと衝動になんとか堪えていた矢先、敬愛する56歳の演出家・志澤とメール交換を始めたのを機に、女としての人生に目覚めていく。志澤の、粗野な言葉遣いでの“調教”にのめり込む奈津。そして生と性の遍歴が始まった…。柴田錬三郎賞ほか文学賞三冠受賞。文壇に衝撃を与えた迫力の官能長篇!
  • 考えるヒント
    3.6
    「常識を守ることは難かしいのである。文明が、やたらに専門家を要求しているからだ。私達常識人は、専門的知識に、おどかされ通しで、気が弱くなっている。私のように、常識の健全性を、専門家に確めてもらうというような面白くない事にもなる。(中略)生半可な知識でも、ともかく知識である事には変りはないという馬鹿な考えは捨てた方がよい。その点では、現代の知識人の多くが、どうにもならぬ科学軽信家になり下っているように思われる」(本文より)
  • 胸の香り
    3.6
    1巻468円 (税込)
    ある日、入院先でふとすれ違った人に懐かしい匂いを感じた。あれは亡き夫の体から立ちのぼる、忘れがたい独特な香り。なぜ他人の体から同じ香りが…表題作。夫の不義理から、失望のあまりアルコールにおぼれ醜態を晒す母。そんな母にも譲れないプライドがあったことを、一人息子が知り…「しぐれ屋の歴史」。男と女、母と子、人それぞれの愛憎と喜び、哀しみを陰翳深く描く。長篇作家のイメージが強い著者が20年間に書いた36本の短篇のうち、珠玉の7篇を収録。
  • 太陽の坐る場所
    3.6
    高校卒業から10年。クラス会で再会した仲間たちの話題は、人気女優となったクラスメートの「キョウコ」のこと。彼女を次のクラス会に呼び出そうと目論む常連メンバーだが、彼女に近づこうと画策することで思春期の幼く残酷だった“教室の悪意”が、まるでかさぶたを剥がすようにじわじわと甦り、次第に一人また一人と計画の舞台を降りてゆく……。28歳、大人になった男女5人の切迫した心情をそれぞれの視点から描き、深い共感を呼び起こす。圧巻の長篇心理サスペンス。
  • 四十一番の少年
    3.6
    病気療養の母と離れ、仙台のカトリック系養護施設に入れられた少年は先に入所していた主のような青年に目をつけられ、いじめに遭う。幼い心を傷つける言葉の暴力、前ぶれなく頬に飛んでくる冷たい手や腕。彼の気まぐれな仕打ちにおびえながらも、いっぽうで野球を楽しみ、学校生活をのんびりと送っていた。しかし、青年の退寮がせまった夏休み、恐ろしい事件が始まる……。表題作ほか「汚点」「あくる朝の蝉」、ともに著者の自伝的要素を盛りこんだ、ほろ苦い感銘の青春記。
  • 火村英生に捧げる犯罪
    3.6
    臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖のかけあいが楽しい「作家アリス」シリーズの短篇集。「とっておきの探偵にきわめつけの謎を」──火村英生のもとにprof. Rを名乗る者から送られてきた犯罪予告めいたファックス。トリックの小さな綻びから犯罪が露呈する表題作ほか、過去の影におびえる男の哀しさが余韻を残す「長い影」、殺された男の側にいた鸚鵡(おうむ)が真実を暴く「鸚鵡返し」など、ごく短い掌篇から短篇まで珠玉の作品が並ぶ1冊。
  • 酒(しゅ)にまじわれば
    3.6
    酒にも色々あるけれど、飲まずにいられないのは皆同じ。今日も酒場を漂流する“あたし”こと、なぎら健壱のおかしさと哀しみに彩られた呑兵衛エッセイ。出会いがしらに「山!」と合言葉を発する見知らぬ男に対し、咄嗟に「川!」と答えると「あのことは万事うまくいった。心配するな」。うまくいったならいいか~と思った次の瞬間「よくねぇよ。あのことって何だよ」。そんなエピソードが満載。アルコールの匂いがムンムンの酒場写真、オリジナル〈蔵出し〉原稿も収録。
  • ハリガネムシ
    3.6
    私は風呂無しアパートに住む、高校の倫理教師。サチコが、突然アパートに押しかけてきた日から、私は堕ちはじめた。入浴料二千五百円、サービス料一万二千円の店で働く痩せたソープ嬢。手首には無数のためらい傷。2人の奇妙な共同生活の中で、セックスと暴力だけが加速していく。その果てにあるのは? 人間存在の深奥を見据えて深い感動をよぶ傑作小説。「笑い、怒り、おぞましさ……これほど感情を翻弄された小説は久しぶりです」と山田詠美氏激賞の、戦慄の芥川賞受賞作!
  • 新解さんの謎
    3.6
    辞書の中から立ち現れた謎の男は、魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない――。「新解さん」とは、はたして何者か? 三省堂「新明解国語辞典」のページをめくると、あなたは濃厚な言葉の森に踏み込んでしまう。【恋愛】【合体】【火炎瓶】【浮世】【動物園】……数々の、あまりに親切な定義に抱腹絶倒しながらも、「新解魂」に魅せられていく、言葉のジャングル探検記。“紙”をめぐる高邁深遠かつ不要不急、非パソコン的世界からの考察「紙がみの消息」を併録。
  • タコの丸かじり
    3.6
    獲れたてのタコをがしがしと丸かじりして「いけない……うまいもの食ってると嫉妬される」とおびえながらもついうっとり。フライ一族の中でトンカツの次に偉いのはメンチカツとハムカツのどっち? カレー専門店は明るいのに牛丼屋の雰囲気はなぜ暗い? ヒラメとエビ入りネコ缶の味わいとは? うまくて凄いショージ君の日常は、読むほどにしみじみじんわり、笑いの涙がにじみます……。あくなき探求心と鋭い観察眼が捉えた抱腹絶倒の食べ物エッセイ「丸かじり」シリーズ。

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