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覇王(信長)を討つべし! 多くの謎に包まれた秀吉の生涯に迫る迫真の歴史ミステリー 「殿は、いつまでもあの『覇王』の手先であってはなりませぬ」。死を目前にした軍師・竹中半兵衛は、病床で秀吉に4つの忠言と秘策を授けた。天正7(1579)年6月、蜂須賀小六、前野小右衛門ら播州から駆けつけた異能集団《山の民》を伴い、秀吉は密かに天下取りに動き出す。大ベストセラー『信長の棺』に続く、「本能寺3部作」第2弾登場!
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Posted by ブクログ
スピード&コミュニケーション…まさにです。半兵衛・官兵衛両軍師をはじめ、家臣達に支えられ織田家で昇り詰めていく。そして徐々に信長を見る目を変えていく秀吉…覇王を超えていく。上巻は本能寺の変で区切られ、いよいよ中国大返しからの秀吉大舞台です。
秀吉の信長に仕えてからの話から本能寺までが上でまとめられている。 秀吉の軍師をこき使い、秀吉をさげすみ罵倒されながらも信長を崇めていた秀吉だったが、信長の仕打ちから不信感、そして信長の晩年には腹の底では自分が懐が深いと信長より上だと思うようになる。 信長が家臣に思いやりがあれば秀吉は信長を超えるこ...続きを読むとはできなかったのに…と秀吉嫌いの自分はやっぱり信長に心魅かれる。 秀吉の小説は初めて読むのでどのような心情で天下まで登りつめるか楽しみ。 秀吉嫌いの自分が楽しみに読めるそんな文章なので、他の人には物足りなく感じるかも知れない。
秀吉がどうやって天下を取ったのか? 秀吉の出自と合わせ、今まで知らなかった内容と新鮮な視点で書かれていた。 私は歴史が好きで、様々な角度から歴史を知りたかったので、この本のような新しい視点で書かれた本に出合えたことは幸せだと思う。 次の本につながる内容であることは読んでいれば伝わってくる。三部作...続きを読むの最終作も期待大!
吉川さん、司馬さんの物を読んでいました。 秀吉の天下取りまでのストーリーでご両人とも秀吉の人垂らしの凄いところ、計算高いところ、強運なところの印象が強かったのですが、加藤さんのを読んで、「なるほど、こういうこともあり得るかあ・・・」と秀吉ミステリーにハマりました。 前半のちょっと秀吉の一般人的な内容...続きを読む部分で「うーん」となったのですが、徐々に秀吉の苦悩などの展開になってきて、話に引っ張られて面白かったです。
秀吉の播州攻めから本能寺まで、竹中半兵衛をキーに話が展開していきます。 この小説はどうやら同著作「信長の棺」とかなり関連があるようで、それと 合わせて読むとより楽しめるようです。 しかし、秀吉が山の民とは斬新なアイディアだと思いました。 果たして、信長の遺体は回収できるのか? 物語の裏に、家康の影...続きを読むが潜んで見えるような気がします。 (って、(中)巻はもう読んでしまいましたが・・・) ※前野将右衛門とは誰?
信長の棺シリーズ。半兵衛の死から本能寺の変まで。 前作と比較すると、秀吉の視点で描かれていて、信長や秀吉自身についても人間味があるように読める。 半兵衛のイメージが仮面の人。。。
加藤廣の「信長の棺」を既に読んでいたので、面白く読めた、という事もあるかもしれません。 秀吉を持ち上げすぎず、しかし見せ場はきちっと見せる。 秀吉が主人公である小説は、秀吉の苦悩や陽気さとそれによって隠れている腹黒さが書かれることはままありますが、秀吉が信長やそのほかの人にたいして持つネガティブな感...続きを読む情や心持ちは今まで読んだどの小説よりも繊細に書かれています。 才能ではなく人間味がとても深く掘り下げられている小説ではないかと思います。
伝わっている歴史自体、本当のところが分からないのが現実。 なので、こんな解釈もありではないかと。 秀吉があんなことをしていたなんて・・・・・・
「信長の棺桶」のスピンオフ。秀吉サイドから見た、本能寺の変までの過程が描かれている。どのような理由で秀吉が「本能寺の変」演出までに至ったかを描いている。ここでは、竹中半兵衛からの進言、信長の変節、秀吉の山の民説を上手く絡み合わせてミステリーを構築していた。「空白の桶狭間」を読んだ後なので清玉の伏線と...続きを読むかわかりやすかった。
『明智左馬助の恋』『信長の棺』の三部作のひとつ、三巻通じて、それぞれの立場から、本能寺の変での、信長の遺体の秘密について明かされています。 『秀吉の枷』は、本能寺改修を命ぜられた際、万一の時にと、秘密裏に抜け穴を作りましたが、変を事前にキャッチした秀吉が、寺から抜け穴を通って抜け出そうとした信長を、...続きを読む燻り殺した、というお話です。その遺体のありかは?。 秀吉の大返しの裏には、こうした秘密が隠されていました。 謎が謎をよぶ、戦国サスペンス歴史小説です。
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