秀吉の枷 中

加藤廣

本能寺の抜け穴を封鎖せよ！ 多くの謎に包まれた秀吉の生涯に迫る迫真の歴史ミステリー

「例の本能寺に通じる抜け穴を、本能寺の古井戸から至近距離で封鎖するのだ」。光秀の謀反を察知した秀吉は、前野将右衛門に命じた。その光秀を天王山に破り、秀吉は後継者争いのトップに躍り出る。やがて信長の遺児や嫡流を葬り去ると、信長の姪、茶々に触手を伸ばす。独裁者となった秀吉の心に広がる、消えることのない闇とは……。大ベストセラー『信長の棺』に続く、「本能寺３部作」第２弾！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 歴史・時代 / 歴史・時代小説
• 出版社: 文藝春秋
• 掲載誌・レーベル: 文春文庫
• 電子版発売日: 2013年09月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

本能寺の変を皮切りに、秀吉天下への道のりは加速し…とんとん拍子で関白…凄いの一言。でもやはり好きになれないのは、信長にも光秀にもあると感じることのできた何かが、秀吉からは感じられないから？…なんだと思います。ともあれいよいよ最終巻です。

[ブクログ · ★★★★☆]

めずらしく上巻から続けて読んでしまいました。
（いつもは別の本を間に挟んで読んでいます。）

今回は山崎の合戦から九州征伐までが描かれています。

案の定（感想を上巻と続けて書いているので信ぴょう性は
ないかもしれませんが）、信長の遺体の鍵は徳川が握っているようです。
光秀の首の真偽も不明なまま、話が続きます。
下巻でどのようにつながっていくのか、続きが楽しみです。
（今下巻を読書中）

※明智左馬助とは、どなた？
　別冊「明智左馬助の恋」も繋がっているような気がします・・・。

[ブクログ · ★★★☆☆]

想像とはいえ、家康が本能寺の変の真相を知っていたことにより、小牧長久手の戦いの遠慮や家康へのへつらいも説明できるし、丹波出身故、藤原を称して関白に上ったことなど、話に筋が通っている。

家康の籠絡と九州の平定まで。

[ブクログ · ★★★☆☆]

間接的完全犯罪達成！と言いたいところだが文字通り臭いものには蓋がされなかったという展開。
家康に対する及び腰の合理的説明ともいえる。
女性というか子孫に対する執着が増してきているが、それでコレだけヤッているのだから弱者男性からみると男子の本懐を遂げたように見える。

[ブクログ · ★★★☆☆]

本能寺の変後から九州平定まで。

権力をつけていくにつれて、段々と秀吉が変わっていく。下巻へのつなぎのようで、今ひとつ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

中巻
本能寺の変から、九州討伐終了まで
信長の影に怯える秀吉？
と跡継ぎ問題（嫡子を早く作る）がメイン？
特に面白みはない

[ブクログ · ★★★★★]

本能寺の変から秀吉が天下に上り詰めていくまでの話。
地元の小牧城、楽田、羽黒とでてきて、秀吉と徳川の戦いで即席で造られたと知る。
戦いの場面を描くのではなく、史実みたいな歴史の流れと秀吉の心情が主なので読みやすいのかも知れない。
忍者ものだと読むのに時間がかかるがこれは1日で読めて、しかも今までの秀吉とは違って人間味があるのか、ないのか？秀吉のことをもっと読んでみたいと思った。
後、茶々がいつ秀吉になびくのか…下巻で分かるのか❓❓

[ブクログ · ★★★★☆]

信長の死から天下取りへ万進する秀吉。
その裏で、信長の死の真相がばれるのに焦ったり、子作りに躍起になったりと、人間らしさがにじみでた心理状況が楽しい。
後半に出てくる立花統虎が実にすがすがしい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

清洲会議らへんから九州平定まで。半兵衛が言ってたこと破りまくり。殺戮は嫌だとか言って信長を蔑んでたくせに…。