サイコパス

サイコパス

小説・文芸
815円 (税込)

4pt

平気でウソをつき、罪悪感ゼロ……そんな「あの人」の脳には秘密があった!

外見はクールで魅力的。会話やプレゼンテーションも抜群に面白い。
しかし、じつはトンでもないウソつきである。不正や捏造が露見しても、
まったく恥じることなく平然としている。
ときには、あたかも自分が被害者であるかのようにふるまう。
残虐な殺人や善良な人を陥れる犯罪を冷静沈着に遂行する。
他人を利用することに長け、人の痛みなどこれっぽっちも感じない。

――昨今、こうした人物が世間を騒がせています。しかも、この種の人々を
擁護する人も少なくありません。そうした人物は高い確率で「サイコパス」なのです。


もともと「サイコパス」とは連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために
開発された診断上の概念です。しかし精神医学ではいまだ明確なカテゴリーに
分類されておらず、誤ったイメージやぼんやりとした印象が流布していました。

ところが近年、脳科学の劇的な進歩により、サイコパスの正体が徐々に明らかになっています。
脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、
一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことがわかってきたのです。

しかも、サイコパスとは必ずしも冷酷で残虐な犯罪者ばかりではないのです。
大企業のCEO、政治家、弁護士、外科医など、大胆な決断をしなければならない職業の人に
サイコパシー傾向の高い人が多いという研究結果もあります。

最新脳科学が、私たちの脳に隠されたミステリーを解き明かします。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

サイコパス のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    サイコパス=凶悪犯罪者
    というのが、本書を読む前の私の認識でした。

    サイコパスが人類の進化に貢献してきたかもしれない、という視点にはとても驚きました。

    0
    2026年04月05日

    Posted by ブクログ

    リーダー教育は危険?

    自分で仕事をこなす技量よりもスタッフに仕事をさせる能力が重視されるリーダー職は、他人を利用することにかけては大得意なサイコパスにはもってこい。スピードか速い業界や土地においては、メッキが剥がれる前に状況やポストが次々変わっていくことが幸いする。(本書より)大組織で出世する人って、まさしくこうだなと思う。でも、良くはないね。社会に多くいてはいけない。教育方針に「リーダーの育成」を掲げている学校をよく見かけるが、リーダーとサイコパスが近しい素質であるならば、どうなのかと思ってしまう。著者も、面接ばかり重視した採用試験や大学のAO入試には問題があると指摘している。全く同感だ。危険だが魅力あふれるサイコパスとは対極にある寡黙な人に対して、思いを至らせる大事さを考えてしまった。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    中野信子さん好きになって初めて本を読んだけど読みやすくて、分かりやすくて各テーマ?も興味深くて最初から最後まで面白かった!

    0
    2026年01月08日

    Posted by ブクログ

    2025.12.01〜12.16

    身近に平気でウソをつき、罵詈雑言で相手を傷つけ、しかも「被害者はワタシ」的な人がいる。ただの精神的なものかと思っていたが、そうか、脳、なのか。じゃ、どうしようもないな、と納得。
    で、読み進めるうちに気になってきたのが、私は大丈夫なのだろうか、もしかしたら、隠れサイコパスなのでは?と不安になった。最終章のセルフチェックテスト、あって良かった。

    聞き慣れない用語が出てくるが、内容は噛み砕いて書かれているので頑張って読むことができた。
    知らないことを知る、読書の楽しさを再確認できる本。

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    これを読みながらあの人はそうだなと2人くらい思い浮かべたけど、とにかく近づかないしか対処法がない人もいると認識すべき。
    前頭葉の結びつきの強さ弱さが原因となるとその当人を責めるのもどうなんだという気もする。
    なぜそもそもそういった人がいるかという人類学的な解釈はおもしろかった。

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    人類が持っている性質。

    それは天が与え給うた
    という詩的なものでは
    なく、

    種の存続に便利だった
    からそうなっているに
    すぎない。

    たとえば倫理や道徳は、

    集団を形成することを
    生存戦略とする人類に
    後付けで出現したもの。

    つまり、愛情や友情が
    美しいのも種の存続に
    都合がいいから。

    人格は遺伝や生育環境
    に由来する脳の形成に
    依るもの。

    つまり、前頭前皮質と
    扁桃体の接続の強弱や、

    脳梁の形状や灰白質の
    体積など、

    いたって物理的な性質
    に依るもの。

    たしかに認知症や頭の
    怪我で人格が変わって
    しまうと言いますよね。

    善悪とは?自分とは?
    という根源的な問いに、

    ここにひとつの明確な
    回答が示されています。

    0
    2023年05月02日

    Posted by ブクログ

    「サイコパス女性は『ジジイ殺し』が多い」p.200
    『BUTTER』(柚木麻子)と併せて。

    あの武将もカリスマ起業家も聖者もサイコパスだった?
    100人に1人がサイコパスという衝撃。
    専門用語多めだけど非常にわかりやすい内容でした。

    サイコパスというと、相手の弱みに付け入って意のままに操る能力に長けているとか、罪悪感や共感性が欠如しているとか、病的な嘘つきだったりとか、それなのに人を強く惹きつける、という認識でしたが。
    人の痛みを想像したり共感したりできない→学習能力が低い→わかっているのに回避することができない。勝ち組サイコパスと負け組サイコパスがいる。これまでサイコパスの孤独を想像することはなかったので、視点が変わると色々考えさせられる。

    恐怖や不安を感じにくいサイコパス。だからこそ適した職業があり、彼ら無しに社会は回らないのだからうまく共生していけたらいいのにね、というまとめは科学者ならではの視点なのかも。正直いえば、身近に勝ち組サイコパスが居たら関わりたくないし、どうにか住み分け願いたい。

    他人の感情に引っ張られやすい身からしたら、誰にも振り回されることがない生きやすさはある意味羨ましくもあるのだけれど、寄り添うことも寄り添ってもらうことも難しいのはなんだか淋しいなと思えてしまう。その思考が今いる環境によって作られたものだと理解はできても。

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ


    サイコパスは100人に1人くらいいる

    併せて読みたい本
    サイコパス 冷淡な脳
    サイコパス、インサイド
    P120
    サイコパスは一般人とは異なる。言葉遣いすることに注目している。
    →文の構造、語尾の選び方、しゃべる速度、リズムが違うこと。
    経験から考えられた16項目
    表面的な魅力、不安の欠如、罪悪感の欠如、信頼できないこと、不誠実、自己中心的、親しい関係を継続して作れないこと、罪から学ばないこと、情動の乏しさ、自分の行動が体に及ぼす影響を鑑みることができないこと、将来の計画を立てられないこと

    対人関係では「支配的かつ強制的」「傲慢で詐欺的」
    感情面では「適切な情動が欠如」「どの情動反応も難しく、一時的」
    では「衝動的」「計画的に問題がある」

    サイコパス3脚理論
    ①眼窩前頭前皮質と側頭葉前部、扁桃体の異常なほどの機能低下
    ②いくつかの遺伝子のハイリスクな変異体(MAOA)
    ③幼少期早期の精神的、身体的、あるいは性的虐待

    p149
    サイコパスの海馬も、左より右が大きいこと
    妊娠中の母がアルコールを大量に摂取すると、右の海馬より左の海馬が大きくなる

    p171
    ムンドゥルク族の社会で、男性が求められる役割は、「雄弁」、「恐れ知らずの勇敢さ」、「戦闘に秀でていること」
    →カリスマ性と似ている

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    人間とは、どうしてこうも不思議なのか。自分の引き出しに全くない感情と感覚を持ち合わせている人が存在することを引き出しとしてしっていると、生きやすくなる。わたしたちは「みんな自分と一緒」という前提を無意識にもっていると苦しくなる。「人と自分は違う」と理解しているだけで生きやすくなる。そんな、「違う」種類を広げてくれる本。

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    サイコパスとは、人との共感能力が低い人のこと。
    特に印象的だった内容。男性を好むサイコパスが男性に性加害を加えては開放していたところ、事件が発覚して捕まった。そのサイコパスの犯人は捕まらないためには、相手を殺せばいい、という発想で殺人者になって犯行を続けた。その行為が社会的にどうなのか、殺される相手の痛み、他者の気持ちに考えが至ることがない、それが序盤に紹介されたサイコパスの一例。いわゆるサイコパスはこのイメージだった。

    優秀な経営者にもサイコパスが多いそう。痛みが伴うが合理的な判断を、躊躇いなくできるから経営者としては最適な判断ができる。
    サイコパスは成長過程で自分が他人と異なることを理解する。感情を共有するのが得意でないからこそ、相手を観察し、どういうときに何と声をかけるのがいいかを考える。こうして後天的に人心掌握術に長けていくケースもあるそう。

    怖いイメージが先行する「サイコパス」ではあるが、一定数そういう性質の人はいる。何も彼らも希望してそうなったわけではない。1つの特徴と捉え、お互いを理解・尊重し、共存していくのが一番。
    ※さすがに、犯罪のように他者に危害を加えるケースは除く

    0
    2025年08月10日

サイコパス の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春新書 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

中野信子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す