生贄探し 暴走する脳

生贄探し 暴走する脳

880円 (税込)

4pt

なぜ人は、他人の目が怖いのか?
なぜ、誰かが得すると自分は損した気になるのか?
なぜ、人と比べないと幸せを感じないのか?
GoToトラベルでは、本来それが経済をよくするためだとしても、「あの人だけ、いい思いをするなんて許せない!」とモヤっとした人は少なくありませんでした。
ヒトは放っておけば生贄を探してしまう生き物なのです。パンデミックが私たちにつきつけたのは、人間の心の闇でした。社会不安から噴出した正義中毒。脳は暴走し、ネットだけでなく、コロナ禍で奮闘する医療者までも生贄探しの対象になったのを目の当たりにした日本人。
脳科学者の中野信子さんと漫画家・随筆家で世界各国に暮らし異文化を経験したヤマザキマリさんが、そうした経験を無駄にせず、知恵に変えるために、ヒトの本質を鋭く分析。心豊かに生きる方法が得られます。

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生贄探し 暴走する脳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    糸井重里さんがかつて書かれた
    >しかし、思えば「あら探し」だらけの世の中で、あらを探される側になっているということは、ものすごいことだよ、と言えるよ。がんばれ、「あら探されてる」やつら。

    ということばが、こころのすみっこで「お守り」になってくれてます。
    本書を手にとったのは、それに似た救いを求めて

    1
    2022年05月08日

    Posted by ブクログ

    本書で書き留めておきたい言葉

    「危機的な状況がおこれば、はみ出し者は生贄に捧げられてしまう、ヒトはそういうことをしてしまう生き物だから、知性でそれを押しとどめる必要がある」

    「人間にはさまざまな解釈やものごとのとらえ方があるのだということを認めさえすれば、今後生きていくうえで全てを受け入れ、毅然

    1
    2021年09月08日

    Posted by ブクログ

    集団の中で多様性を許容せず、異質な存在を排除しようと常に生贄を探している、それをせずにはいられない。日本は強烈にその傾向があると思う。正義を振りかざし、他者を攻撃することで喜びを得る。下品である。
    日本人は他国の人間よりスパイト行動(自分が損してでも他人を貶める行動)が顕著であるそうだ。それが協調を

    1
    2021年09月07日

    Posted by ブクログ

    自分の中に湧き上がる正義の“ような”物が正しい事と思わずにいられるだろうか。震える様な使命感に身を任せてしまった事もある。
    今、この本に出会えた事を大切にしたい。
    “他者が自分達を理解するべきではなく、自分達こそ他者を理解するべき”
    日本における“世間体”と言うある意味宗教以上に厳しい戒律。
    今生き

    0
    2023年04月22日

    Posted by ブクログ

    日本人が他人と比べて劣等感や妬みを持つ理由を、古代ローマと比較して解き明かしていきます。日本と古代ローマ、国民性が似ているという点が以外で面白く読んだ。日本人の真面目さや親切さは、実は他と差を生まないための仮面で、本当は差ができたときの村八分や魔女狩りを恐れているという洞察はなるほどと思った。コロナ

    0
    2022年05月15日

    Posted by ブクログ

    ヤマザキマリさんの視点って斬新でいつも好き。時々、多文化過ぎたりイタリア人名が沢山出て来て頭がボッーとしてしまうのですが。

    1
    2021年12月02日

    Posted by ブクログ

    日本人は陰湿!?
    直接本人には言わずに、周りを固めて陰口を言ったり、匿名性を利用してネットで誹謗中傷したりと、これは日本人に特に見られる特徴なのだと言う。
    正義を振りかざし、標的、それこそ生贄にして人を陥れて自分を守る。
    世間体を気にし、同調圧力が強い。
    分かる分かる、こうゆうところ、本当に苦手。

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    第一章の中野さんの話は頷けた
    対談は同じ話が繰り返されているようで、もう少し短くてもいいかもと思った
    発売直後に読んでいたら、また感想も違ったかもしれない

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

     以前に読んだ『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』にも通ずる内容。日本人は他国民と比べて圧倒的に「出る杭を打つ」、良く言えば群れとの調和を重んじる、悪く言えば正義の御旗を振りかざし執拗に異質と思われる他者を排除する種族とのこと。もうちょっと大らかで大雑把に生きようぜ、と軌道修正を図るのは相当

    0
    2023年01月16日

    Posted by ブクログ

    題名にギョッとなりましたが.日本人ね…納得…。ってなる本です。中野信子さんを初めて読む方におすすめ。

    0
    2022年03月01日

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