ムスコ物語

ムスコ物語

627円 (税込)

3pt

十七でイタリアに移住、未婚で出産、育児をしながら漫画家デビュー、イタリア人と結婚し世界を拠点に生きるヤマザキマリ。けれど、そんな規格外な母の息子として生まれたデルスは〝世界転校〞を繰り返し、繊細な子供心は縦横無尽にかき乱されて ――。母である前に一人の人間、家族でも、各々一人の人間であれ!「地球の子供」を育てる人間讃歌エッセイ。

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ムスコ物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    誰かの何かである事
    何かに所属している事
    誰かに認められている事
    誰かに愛されている事……などなど
    作者はそう言う事の前に
    「すべての人は、何よりこの地球に受け入れられているのだ」
    と言う。

    私は学校を卒業してから、ずっと仕事をして来た。
    子供が産まれてしばらくは、いわゆる専業主婦をしていた。

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    ヤマザキマリさんと息子デルス
    当然ながら日本的な親子から大きく外れる経験値と関係性を語っていらっしゃるにも関わらず、
    ああヤマザキマリも普通のお母さんなのだなぁ
    とかえって強く思わされた
    たくましい。じつに、たくましい
    が、同時に繊細な母と子
    (あとがきが宝物のようにキラキラしてます♪)

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

     「◯◯ならこうあるべきという思い込みを持たないこと」「地球に受け入れられているんだと自覚すること、この惑星の生き物として生まれてきたことを感じること」といった刺さる言葉の散りばめられた文章。マリさんかっけー、デルス君ええ子や、などと思って本編を終わったところで、次に始まる、息子デルス氏によるあとが

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    周りを気にながらみんなと同じように振る舞い、組織に属して従順に仕事をする、そんな生活をしている私にとっては、ヤマザキさんの生き方、考え方は眩しく、憧れる。最後の息子デルスさんからみた母の物語からは、親子であってもやはり違う人間であるのだということが強く感じられた。

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    ヤマザキマリは、漫画家でテルマエ・ロマエを書いた。17歳から単身イタリアで留学し画家修行など経てシングルマザーとなり、イタリア人夫と結婚してアメリカ滞在などあり、現在はイタリア在住。

    そんな彼女が自身の家族特に一人息子の事を綴ったエッセイ。

    ワールドワイドな価値観にただ圧倒された。

    母が抱いて

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    マリさんの漫画は、自伝的なものしか読んでないけど、エッセイはいくつか読んだことがあり、この本もこれまで同様、内容も興味深く読みやすい文章で、息子さんにある程度フォーカスしつつ、生活全般に触れられ、楽しく読めた。
    シリア時代についてもっと聞きたいと、いつも願っているが、今だと内戦に絡む内容を求められて

    0
    2024年07月04日

    Posted by ブクログ

    何かでお勧めされております購入。積読になっているのを数カ月後に気付き読んでみる。

    「テルマエ・ロマエ」の山崎マリ氏と息子の成長記。自由業、世界を転々としての子育てなので真似はしづらいな、まあ読む分には興味深いけど。と思いながら何となしに読み進むが、最後の方の章はそういうの抜きにして、親と子、人と人

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    ヤマザキマリのムスコにまつわるエッセイ。破天荒すぎる母の子は大変だろうな、と思ってたら、エピローグに答え合わせがあって面白かった。
    人は自由に生きていい、という寛容さに救われる。厳しい生き方になるとしても、自分らしくいてほしいという人間の根源的な祈りのような暖かさを感じた。

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    最後に息子による後書きがあるのがらしいというか、とても良かった。本文でも幾度も書かれているが、子供については親側の目線からしか語れず、子供の本当の気持ちは本人にしか分からない。その上でも、愛情があれば伝わるものなのかな、というのを感じた。規格外な親子だけど、伝えてることは至極真っ当な「親子同士も人間

    0
    2024年06月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地球規模で移動し、若い頃から規格外(?)の生活をしてきたヤマザキマリさんが、ムスコや家族との関係、ムスコに対する思いを綴ったエッセイ。

    "他者という鏡に自分を投影することで自らの存在を確認などしなくても、地球に受け入れられているという自覚だけ持って堂々と生きて欲しかったし、私の息子である

    0
    2024年09月24日

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