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これ一冊で、あなたも立派な時代考証通!
NHK番組の時代考証を手がける著者が、身内の恥をかえりみずに指摘する「間違いだらけの歴史常識」。
NHKのドラマ、ドキュメンタリー番組で時代考証を担当する大森洋平氏(NHK職員)が書きためた「考証メモ」の集大成。
番組での誤用例やエピソードをひきながら、間違いだらけの歴史の常識を丹念に覆してゆきます。
あいうえお順に約500項目が並ぶ「歴史薀蓄事典」。
事典形式ではありますが読み物としても面白く、時代小説ファンの副読本にも最適です。
あなたの歴史力が、ぐーんとアップします。
たとえば、こんなクイズはどうでしょう。
◎次のうち、江戸時代劇に出してはいけないものはどれか?
(1)鍋焼きうどん (2)栗饅頭 (3)あんみつ
◎あかがみ(赤紙)
朝の連ドラ『カーネーション』でヒロインの夫・勝に赤紙が来る。
この宛名が「陸軍歩兵二等兵 小原勝」となっていたが、これが大間違い。
どうして?
◎イライラ
大河ドラマ『江』に「あ奴を見ているとイライラするわい」という台詞。
視聴者から「あの時代にイライラなんて言葉はないはず」とクレームがあったが、この台詞はありなのです。
なぜなら…。
答えはすべて本書の中に。
目からウロコの薀蓄が満載です。
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Posted by ブクログ
NHKの大河ドラマや朝ドラ、歴史ドキュメンタリーなど番組制作時に欠かせない時代考証のノウハウを語句のアイウエオ順に事典形式でまとめたもので、時代劇ファンにはたまらない本。もともとはNHK職員向けに作成された内部資料なのでパッと引けて読みやすい。時代考証は大事だけれど、そのためにドラマがつまらなくなっては元も子もないという著者のスタンスに激しく同意。時代劇を見る時に「史実とは多少違っていても、その方が面白い場合もある」という寛容な考え方を持っていた方がドラマをより楽しめるのは必然だ。と同時に、「NHKにしたり顔で間違いを指摘してくる視聴者って相当多いのだろうなあ」とちょっと気の毒にもなり、そこら辺を匂わせる記述にニヤリとしてしまう。
Posted by ブクログ
去年の、文春文庫秋の100冊フェアの1冊。
言葉が五十音順に並んでいて、辞書のようにぽつぽつと拾い読みできる。
私はもちろん順番に全て読みましたが。
時代考証というのは、時代劇と現代劇の間にだけ必要なのではなく、例えばパソコン用語の「立ち上げる」は、いつから使われ始めたのか、とか、ラーメンの呼び名の遍歴とか、多岐にわたっていてものすごく面白い。
日清戦争の頃までは「南京そば」。それから「支那そば」。
屋台の「支那そば屋」の登場は関東大震災後。
「中華そば」は昭和13年以降。
太平洋戦争後に「ラーメン」が一般化。
口癖
「国益だなあ」大正天皇の口癖
「ヨイカラ ヨイカラ」明治天皇の口癖
豪雪 戦後報道陣が発明した言葉
イギリスの近衛連隊に黒人兵も入隊できるようになったのは、1980年代半ば以降、チャールズ皇太子の意向による
「え、マジか?」といった言い方は江戸時代からあり、18世紀末にはかなりはやったという。近代の俗語ではない。
平安時代は「円形脱毛症」のことを「鬼舐頭」(きしとう)と言った。鬼が舐めた頭。
その他、拳銃の撃ち方や、サンドイッチやら、子どもの遊びやら、とにかく多岐にわたって渡っている。
その博識はもちろん素晴らしいのだけど、文章から漂うユーモアが何とも面白い。
多分この人無表情にギャグを言う達人だと思う。
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