木洩れ日に泳ぐ魚

木洩れ日に泳ぐ魚

642円 (税込)

3pt

恩田陸にしか書けない、緊迫の舞台型ミステリー

舞台は、アパートの一室。
別々の道を歩むことが決まった男女が、最後の夜を徹し語り合う。
初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿――共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始める。
濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。
不思議な胸騒ぎと解放感が満ちる傑作長編!

「一つの部屋に、男女が一人ずつ。具体的な登場人物はこの二人だけ。そして、章ごとに男の視点と女の視点が入れ代わる。
読み進むうちに、どうやら、二人は今まで同居していて、引っ越しを決め、最後の夜を共に過ごそうとしていると分かってくる。
そして、さらに読み進めれば、二人はある殺人事件に関わっているのかもしれないという予感がしてくる。
……まだ、小説を読まないまま、先にこの解説を読み始めた人に伝えられるのはここまでです。」
(解説・鴻上尚史)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

木洩れ日に泳ぐ魚 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2/26
    めちゃくちゃ面白い!!
    ミステリーを普段読まないわたしですが、恩田陸さんの作品ということで期待を込めて選びました。

    序盤から「えっ?」とふいをつかれる仕掛けが多く、読んでいて全く飽きませんでした。

    徐々に明かされていく事実に、面食らってしまいます…

    ただ、ここまで内容が素晴らしいと、

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    面白かった…!
    久しぶりの読書でしたが、とても読みやすく、時間を忘れて没頭してしまうほど引き込まれました。
    著者の語彙力にどっっっぷり浸かりたい方におすすめです。

    男性目線と女性目線が対比するよう描かれています。男性は事実を中心に淡々と頭の中を思考が駆け巡り、プライドを乱される瞬間は感情が爆発。女

    0
    2025年02月19日

    Posted by ブクログ

    〈たぶんこれは、一枚の写真についての物語なのだろう。
     むろん、ある男の死を巡る謎についての物語でもあるし、山の話でもあるはずだ。そして、一組の男女の別離の話という側面も持っている。〉
     内容について、とても語りにくいタイプの小説です。登場人物の特徴ひとつ語ることさえもネタバラシになってしまう危険を

    0
    2025年02月17日

    Posted by ブクログ

    これから別々の道を歩んでいく男と女の心理戦。

    移り変わりゆく二人の心。

    点と点が線になったときの衝撃。

    すごくドキドキしました。

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    「なんだ、夢か!?」で終わらせても良かったかも!
    悲劇というのは他人から見ると喜劇だ。そう、寅さんに皆は大笑いするが寅さんにとっては間違いなく悲劇だ。恩田陸さん好き

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    学校帰りの電車の中。気がついたら自宅の最寄駅に着いて、慌てて電車から降りた思い出がある。それぐらいページを捲る手が止まらなかったし、早く結末を知りたい気持ちでいっぱいだった。ここまで没頭した本は初めてかも!!!読み返したいと思うけど、初めて読んだときのあの感覚には戻れないんじゃないかと思って、なかな

    0
    2024年12月16日

    Posted by ブクログ

    恩田陸にハズレはないって分かってるんだけど、なんというか、、圧倒された、、

    叙述トリックとは違うんだけど、直接的な表現は一切避けて、輪郭だけをゆっくりなぞらされて、読者が察していく空気感がたまらない。

    この一冊に本当にたくさんのテーマが詰まっていると思うんだけど、私は過去を振り返ること、見つめ直

    0
    2024年10月30日

    Posted by ブクログ

    すぐに読み終わってしまった。男女2人の心理戦が繰り広げられるのだが、2人の心の動きが手に取るようにわかった。まるで同じ部屋の隅に椅子を置いて2人を眺めているようだった。

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

    すごくドキドキする作品。
    恩田陸さんの作品は何故か読んでると自分の事かのように感情を揺さぶられると感じる。
    次が気になって気になって仕方なくて、読むのをやめられない。
    ただ、終わり方はこんな感じかぁとなった。
    でもそれがまたいいのかもしれない。

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    帯に「続きが気になりすぎて電車を乗り過ごしました」というレビューの一部が描かれていましたが、この本の中盤あたりから、その意味を理解しました。小説でここまでの猜疑心が研ぎ澄まされるとは。驚きでした。

    0
    2024年12月11日

木洩れ日に泳ぐ魚 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

恩田陸 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す