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恩田陸にしか書けない、緊迫の舞台型ミステリー
舞台は、アパートの一室。
別々の道を歩むことが決まった男女が、最後の夜を徹し語り合う。
初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿――共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始める。
濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。
不思議な胸騒ぎと解放感が満ちる傑作長編!
「一つの部屋に、男女が一人ずつ。具体的な登場人物はこの二人だけ。そして、章ごとに男の視点と女の視点が入れ代わる。
読み進むうちに、どうやら、二人は今まで同居していて、引っ越しを決め、最後の夜を共に過ごそうとしていると分かってくる。
そして、さらに読み進めれば、二人はある殺人事件に関わっているのかもしれないという予感がしてくる。
……まだ、小説を読まないまま、先にこの解説を読み始めた人に伝えられるのはここまでです。」
(解説・鴻上尚史)
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Posted by ブクログ
別れる最後の夜に男と女の視点が章ごとに交互に移動する。面白い展開。次第に明らかになってくるあの男の事件のこと。男と女の正体について。
男と女の許されざる色恋と互いの腹の探り合いのような心理戦、次々に加わっていく情報にひきこまれるようにして一気読みした。
恩田さんの文章、合いそうだから他の作品もたくさん読んでみよう
序盤のユーミンの真珠のピアスのくだり。片方のピアスを男の部屋に置いてきた事は歌詞に記されているがもう片方はどうしたのか?という議論。女は既に思い出の場所、例えば海とかに行って既に捨ててきていたのではないかという女性の考えが面白かった。結局捨ててなくてまだ手元にあるのだけど。
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