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Posted by ブクログ
途中で本を閉じてもしばらく頭の中で尾を引いているような、没入感のある小説を久しぶりに読んだ気がする。
登場人物の男女4人がそれぞれの視点で語る4章構成(文庫では上下巻で)となっているのだが、それぞれに感情移入できた。また、メインテーマに据えられている過去の事件(?)の謎解きだけでなく、それとは無関係な会話も、軽快かつ知的で面白い。
人は思い出したくないことは思い出せないようになっている。自分にもそういうことがあるだろうか、と考えてみたけども、彼らの「Y島旅行」のように、過去を共有する人たちと、がっつり向き合う機会でも作らなければ気がつかないものだろう。
#ところで、この書名はどこから来たんだろう。内容からすれば紫か赤か、あるいは緑だと思うが、なぜ黒と茶? 別作品「三月は深き紅の淵を」に出てくる作中小説のタイトルでもあるらしいけども...
Posted by ブクログ
三月は深き紅の淵を に出てくる幻の本の、1話目に当たる話なのでしょうか?
ほんとに面白いですよね。
毎日の暮らしの中で遭遇する小さな謎(待ち合わせして、同じ時間に同じ場所にいたはずなのに会えないとか)から、一時期ニュースにもなった話題性のある謎まで、たくさんの美しい謎だらけ。解決するものもあれば有耶無耶になるものもあって、こんなにたくさん楽しんじゃっていいのー?!という感じ。
4人の登場人物がいて、それぞれが一章ずつ語っていくのだけど、この4人なら蒔生が最後なのかと思いきや、節子がトリというのもなんだか不穏だし。
恩田陸さんの作品の中では、これが1番好きです。
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