麦の海に沈む果実

麦の海に沈む果実

880円 (税込)

4pt

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。2月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。

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麦の海に沈む果実 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    三月〜が好きすぎて理瀬シリーズを読み始めた。
    話が繋がったところとか鳥肌が立ってしまった。
    再読するほど好きな作品です。

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    すっっっごい面白かったー。
    恩田陸さんの作品の中で1番好きかもしれないです。

    湿原の中に立っている三角形の学園(元修道院)が舞台。
    そこからして非現実的なのに登場人物もみんな魅力的だけど現実味がなくて。
    夢落ちとかどこからが現実でどこからが幻想なのかわからないみたいな曖昧な終わり方だったら嫌だなー

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    理瀬シリーズです。
    前作を読んでから時間がたっておりましたが、色々と繋がっていたのを読みながら思い出しました。まだ、理瀬シリーズを読まれてない方はこちらから読むのも悪くないのではと思います。表紙と挿絵もとても素敵で、想像力を掻き立ててくれました。

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    わけがわからんオープニングからはじまり、独特の世界観がぶわっと広がる。
    不穏な空気。青春の憂鬱。不穏な空気。

    二月の転校生は破滅を滅ぼす、と言われている三月の国。美しい湿地の景色と華々しい登場人物たちと、それでも漂う不穏な空気、次々起こる殺人事件。大好物ですわ。

    登場人物たちが嘘をつくタイプの本

    0
    2024年09月05日

    Posted by ブクログ

    奇妙で美しく閉鎖的な三月の国。
    校長の人物設定もファミリーの仕組みも全てファンタジーで夢の中を覗くような唯一無二の世界観なのに、読みやすくスラスラ読めた

    伏線回収は後半50ページから怒涛の勢いで圧倒されたし、黎二が読み上げた詩から始まったお話に、あの結末は残酷で綺麗すぎる

    黎二の選択が正解だった

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    ファンタジー要素が土台ではあるが、主人公が共感できる感覚や志向を持っていて、それらが散りばめられているおかげで、物語を重みを持ったリアル感じられる。恩田陸さんの思想や社会、人間への印象を、物語を通じて感じられる。

    後半にかけて、理瀬が狂っていく表現が堰を切ったように流れ出てきて、こちらも追い詰めら

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    季節や風景の描写、人物の感情、友情、全て綺麗な色の文章によってその世界観に深く入りながら心地よい時間をすごせる物語でした。
    大切な一冊になりました。

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    なんかもしかしたら読んだことあるかも?と思いながら読み進み、結局読んだか読んでないかわからないまま終わった…笑
    「三月は深き紅の淵を」と繋がっているからそう思ったのかもしれない。
    でももしかしたら読んでたかもしれない。それだとしてもとても面白かったー!何がどうなってるのか最後にわかって、なるほどーっ

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    恩田女史の実質的なデビュー作「六番目の小夜子」同様、今回の一冊の舞台もファンタジー溢れる学園が設定されている。
一般的な青春小説とは明らかに異なり、ファンタジーの要素、ミステリーをも感じさせながら物語は進むのだ。
    内容の概略を述べたいのはヤマヤマなのだが、私の文章能力では恩田作品を語るのには困難極ま

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    この本を初めて読んだのは中学生の頃でしたが、ひとりで読むには少し怖かったなぁ。
    今でも時々読み返します。

    0
    2024年09月14日

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