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Posted by ブクログ
その人にとって必要なタイミングで出会う、というのは本当にその通りなのだと、この一冊を読んで感じました。
正直いうと、青春小説と聞いていたので、あらすじも知らないのに、高校生の青臭い恋愛について書いてある小説なら読まなくていいやと思ってました。本当にすみません。
この一冊については、もっと早く出会いたかった、というような感想をよく目にします。
でも、私の場合は学生の時にこの本に出会っていても、うまく心に波を立てられなかったと思います。
今、読んだから、心の中にある思い出と、恩田陸さんの書いた文章が、重なり合い、広がり、心に染み渡った感覚になったのかと思います。
とはいえ、こう感じるのは、私の人生経験の浅さが要因の一つだとおもうので、もっと早くこの本と出会いたかった、と言える人間になりたいと素直に思います。
私は融のように無償の愛を当たり前だと思う節もあるし、貴子のように最初から出遅れているという気持ちがあるから自分は自分で他人は他人と思うし、美和子のようにあえて人に言わないけど少し傲慢な部分もあるし、内堀亮子のように子供のような面もある。
どの登場人物にも、自分と重なる部分があり、恥ずかしいような気持ちになり、そして側からみるとそう感じるのかと納得いくことも多かったです。
私にとっては、この本を読むのは今が最適なタイミングでした。
そして、本作の主人公貴子と融が心を許し合うのもこの歩行祭が最適なタイミングだったのだと思います。
融の親友である忍が、「すべてはタイミング」と語っていて、本当にその通りなのだと思いました。
貴子と融がもっと早く話していたら?
杏奈が日本にいたら?
融が忍と走ることを選ばなかったら?
必要なタイミングを、どこかで、神様が見ているのかもしれませんね。
読み終わったあとの満足感がすごくて、
歩行祭1日の出来事しか読んでいないとは思えません。
しばらく、この余韻に浸ろうと思わせてくれる一冊でした。
Posted by ブクログ
私にとって青春小説は、胸が苦しくなるものである。大人になってしまって、あの頃はもう取り戻せないと諭されるから。
夜通しの行事なんて聞いたことがないし、もし私が当事者で、やれと言われても仮病を使って休んでしまうことが容易に想像できる。そんな生き方をしてきたから『やる』を選択した彼等彼女等に嫉妬する。ただ、もし今、本書を読んだ余韻に浸っている今なら、これまで避けてきたイベントみたいなものにも積極的に参加したいと思える。
1,200人近く参加したとあると、描かれなかった大多数のことを想像してしまう私である。ある場所で誰某は付き合ってもしくは別れて。誰某はただ1番を目指して走って。誰某は早々に根をあげて。誰某は抜け出して。登場した数人の前方後方で、そのようなこれまたドラマがありそうだなと勝手に想像して、勝手に楽しませてもらった。
大人の青春を描いた作品があれば、教えていただきたい。
久しぶりに読み直し!!
懐かしい!!
夜中のピクニック、そういう話だったな~、
そんであの幽霊とか騒がれてたやつはあいつだったな~~~、、、、とか笑
学生らしいみんなの発言や会話や行動がすごく懐かしくてあったかい気持ちなった。
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