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近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。
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「蜜蜂と遠雷」
2019年10月4日~ 出演:松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン
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1~2件目 / 2件
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Posted by ブクログ
音楽を愛し、何より「ピアノ」に導かれし者たちの多様に折り重なっては交錯していく物語。丁寧かつ表現豊かな筆致で綴り上げていく。 恩田氏の音楽に対する造詣の深さがあってこそではあるのだろう。 描かれる“音楽”にまつわる物語―それぞれの輪郭そして色彩はいずれも鮮明で生き生きとしていた。例えば音楽に携わる者...続きを読むたち(プロ・アマチュア問わず)でさえもその内界を充分に満たすほどだ。 中でも驚いたのは、「文字が音を奏で、眼で旋律を愉しむ」ことになろうとは……。物語の扉を開けるまでつゆほどにも思い至らなかった。 これほどの驚きと感動は、転び落ちた涙の数を比べただけでも、記憶の限り他には見当たらない。そう言っても過言ではなかろう。 恩田陸、恐るべし。改めてそう思わせてくれる一作であった。
前半は、なぜピアノコンクールに出て、ピアノや音楽にどのような想いを持っているかを知る物語でした。 社会人をしながらピアノを練習する人、幼い頃にピアノに出会ってずっと続けている人、昔にコンクールに出るのを辞めてしまった人、耳がよく音楽の才能がある人… 4人のそれぞれの物語を読むことができてとても面白か...続きを読むったです。
青春ノスタルジー×音楽の恩田陸が送る最高傑作。かつて何かを目指して夢を見た方にはとっても刺さる1冊です。努力、才能、時の運。音楽で生きていくために、死屍累々を乗り越えて芳ヶ江に辿り着いたコンテスタントたち。プロとして光を浴びるのはほんの一握りに限られるからこそ、目の前の一瞬に懸ける登場人物たちの描写...続きを読むが感動的でした。明石、塵、亜夜、マサル、チャンと全く異なるキャラクター像も競技こそ違えど当て嵌めてしまうぐらいリアリティがあり、とても良かったです。本作は文字だけで音楽、しかも旋律を語るという一見無茶な試みに見えますが、流石は恩田陸さん、抽象•具体の波状描写でコンサートホールを見事に再現、演奏が自然と頭に入って来ます。本当に素晴らしい1冊でしたし、2次予選の行く末、下巻の展開が楽しみです。
音楽を文章で描くということが、ここまで成立するのかと驚いた。 当然ながら本から実際に音が鳴るわけではない。それでも、演奏が始まると音が聴こえるように感じる。時には、音の色や形、広がりまで見えてくるような感覚さえあった。 ピアノの響きを直接説明するだけではなく、風景や記憶、感情、空気の動きにまで変...続きを読む換しながら音楽を描いていく。その表現の豊かさに何度も引き込まれた。 また、同じ曲であっても、演奏する人物によってまったく違う音楽として立ち上がってくる。それぞれが歩んできた人生や、音楽との距離、抱えているものが演奏に滲み出ているからなのだと思う。 「読む」のに「聴こえる」。 「文字」なのに「観える」。 そんな不思議な読書体験を味わわせてくれる上巻だった。続きを聴くような気持ちで、下巻へ進みたい。
恩田睦やるじゃないか。
直木賞&本屋大賞W受賞の名作だ。しかし、著者恩田陸について、デビュー作「六番目の小夜子」が、傑作であったTV版と異なり、どうにも凡作に思えたこともあり、本書には長く食指が伸びなかった😓(TV版の脚本と鈴木杏&栗山千明による熱演は素晴らし過ぎだ😲)とはいえ、近頃では、高橋源一郎「飛ぶ教室」による本書紹...続きを読む介のほか、電子書籍の大幅値引があったため、読み始める🤗感想は下巻でまとめたい🧐
#カッコいい
ピアノコンクールを文章で展開するというのは、とても実験的なことだと思うが、登壇する人物と、それぞれの思い、音楽への向き合い方を、ちょうど「織り込む」ような感じで構成されていて、同じ課題曲が複数回登場するにも関わらず、冗長さを感じさせない。 物語の面白さとともに、そういった実験的な凄さが魅力 後半も期...続きを読む待したい。
美しい。文字を読んでいるつもりが、自分で絵を書いていくような感覚がした。 "緊張”ひとつとっても、表現の仕方によって重さが違う。なおかつ、全てが想像でき、その緊張を味わうことができる感動。
楽しすぎる!恩田陸先生の長編作品初読みですが、もう全然ページを捲る手をとめさせてくれない。視点がコロコロと変わって区切りがついているはずなのに、違和感を感じさせない。そんなことよりどんどんのめり込ませる文章にワクワクが止まらない。かつピアノの楽しさ、舞台の怖さは、かつてピアノを習っていた自分にも共感...続きを読むできるところもあって、色んな音、感情が流れ込んでくるようだった!
ピアノ好きには堪らなかったなぁ〜 上下巻あって長くてずっと渋ってたのだけど、あっという間に読み終わった
すごく良かった。 いろいろな音、光、感情の揺さぶりを感じた。もっと感じたい、いろんな感性に触れたいと思った。ピアノコンサート行ってみたいな、一度生で聴いてみたい。
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蜜蜂と遠雷
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