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2次予選での課題曲「春と修羅」。この現代曲をどう弾くかが3次予選に進めるか否かの分かれ道だった。マサルの演奏は素晴らしかった。が、明石は自分の「春と修羅」に自信を持ち、勝算を感じていた……。12人が残る3次(リサイタル形式)、6人しか選ばれない本選(オーケストラとの協奏曲)に勝ち進むのは誰か。そして優勝を手にするのは――。
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「蜜蜂と遠雷」
2019年10月4日~ 出演:松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン
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1~2件目 / 2件
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Posted by ブクログ
映画では楽しめないこの感覚を、ぜひ味わってもらいたい。ピアノを弾きたくなったし演奏を聴きに行きたくなった!
オーディブルにて。 最初から最後まで素晴らしかったです。 本に出てきた曲、YouTubeで検索して聴きました。そしてなんとピアノコンサートのチケットも買ってしまいました! この物語は宝物です。文庫本買いにいかないと! 祝祭と予感もアップされていたのでもちろん聴きますよ!
ピアノコンクールを舞台にした圧倒的な天才の話なのかなと思ったらそれぞれ異なるタイプの複数の天才達を描いた作品だった。読んでいると情景が思い浮かぶようで曲を聴いてみたいと思わせてくれる。 面白いと思いながら読みつつもひとつずっと引っ掛かっていたことがあった。作中でアヤを指して何度も「少女」と表現してい...続きを読むることだ。20歳の女性を捕まえて少女は無いだろうと。世間一般的にも法的にも20歳は少年には含まれない。少女と言われて思い浮かべるのは高校生くらいまでで違和感しかない。成人女性を少女と表現するのは若々しいといった褒め言葉というよりは幼さを想起させてかえって侮っているような印象さえ覚える。実際には20歳なんてまだまだ子供だけど、でも少女表記はないよなと若干モヤモヤしながら読んでいたのだが、最終的にこれは作者が意図的にそう表現していたのではと思えた。きちんと確かめてはいないのだが、アヤが自ら再起を望むようになってからは少女表記が無くなった気がする。それでアヤの時間が、あるいは心が、母を亡くして引退したあの時から止まっていたのだろうなと気付いた。コンクールでアヤは技術や音楽的感性だけでなく、自らの足で立てる大人の女性として成長出来たのだと。きっとこれから時が動き出し、塵や勝達と高め合いどんどん魅力を重ねて行くのだろう。どのキャラクターも素晴らしく居心地の良い世界だった。彼らのその後の活躍がとても気になる。
文章表現がとにかく美しい。 読書なのに音が聞こえてくるような感覚。美しさ、華麗さ、そして絢爛さに引き込まれる。 中でも印象的だったのが「音楽を連れ出す」という言葉。 この作品の核はここにあるのではないかと思う。 他の演奏者たちが覚醒していく瞬間――それは、まさに“音楽を連れ出せた”瞬間だったので...続きを読むはないか。 物語はコンクールを軸に進むが、それぞれの背景にあるドラマもいい。 過去の栄光、挫折、そして突如現れる天才。 それぞれが想いや悩みを抱えながらも、音楽で確かに繋がっている。 そして、初めて出会ったはずの彼らの間に、音楽を通して友情のようなものが芽生えていく瞬間も印象的だった。 たった一瞬の栄光のために努力を積み重ねてきた者だけに与えられる万雷の拍手。 それもまた、ひとつの青春だと感じた。
最後まで夢中になって読みました。 (上)でも感想をかきましたが、ステージの風景が見えてくるような感覚になりました。 クラシックにそれほど詳しくありませんが、大好きなラフマニノフのコンチェルト2番を表現している部分は、わかるわかる〜と思いながらよみました。 最後の編集者の方のあとがきも楽しく拝見しま...続きを読むした。作者の恩田陸さんが実際に浜松国際コンクールを何度も取材されたとの事。 やはり、説得力のある文章を産み出すのは、書くに至るまでの過程も大変なご苦労があるのだなぁ。 だけど、苦労されてもこんなに素敵な物語を産み出す事ができること、うらやましいなぁ。
あーー面白かった。 本の中の本を読んでいるような気分にもなるし、色んな天才視点で語られていくので自分も天才になれるんじゃないかと勘違いしてしまった。
2026.4.12 3回目?くらいの再読。やっぱり自分の中でトップクラスに大好きな小説のひとつです。 世界的に有名な日本のピアノコンクールが舞台で、それぞれのコンテンタントの人生、血のにじむような努力と希望と絶望がみずみずしく描かれてます。コンテストは残酷でもあり、一度味わうともう一生忘れることの...続きを読むできない幸福にも満ちていて、その中で自分自身を大きく乗り越えていく様子に読んでいて何度も鳥肌が立ちました。 クラシックの知識はほとんどないですが、本当に描写が美しくて迫力があって、その場に居合わせているような没入感が凄まじいです。 上下巻もあっという間に読み切れて、終わるのが惜しいと思う作品です。音楽や芸術作品に少しでも興味がある方は間違いなくオススメです!
国際ピアノコンクールを舞台に、卓越した技量と個性を持った4人の葛藤と成長にスポットをあてた物語だった。 俺は長年ロックにうつつを抜かしてきたので、クラシック音楽の知見が殆ど無く、コンクール課題曲はその都度ネットで検索、聴きながら読んだ。 残念ながら知っている曲はほとんど無く、難しい演目だらけなの...続きを読むで、Bluesだったらこの曲かなぁ、と演奏シーンの緊張感と高揚感に引き込まれそうな描写に想いを重ねながら読み進めたので、作者の意図に反したかもしれないが、没入感はとても深かった。 自分の指から、知っている曲が生み出される満足感は、音楽ジャンルもレベルも違う俺のような素人下手くそなりにも理解できるのだ。 それにしても、人生の多感な時期をクラシックひと筋に打ち込み、音楽の神様に愛される演奏家を目指す方々には尊敬の念が絶えない。 食っていけるの?という野暮なことを言ってはいけないのだな。 バイエル、ツェルニー、ブルグミュラーつまんねぇ、間違えたからって椅子蹴るなよ先生、ハノン指釣るぅ、ソナチネ面白くねぇ、嫌々弾いてた俺から音楽の神様も愛想を尽かせたんだな、きっと。 本選結果は、やはりそーなのかよぉ、だったが、仕事と家庭を両立しながらチャレンジするも本選に臨めなかった生活者の音楽を目指すコンテスタントを労いたい。 刺さった一文 ▪彼の演奏を聴くと、善かれ悪しかれ、感情的にならずにはいられない、彼の音は、聴く者の意識下にある、普段は押し殺している感情の、どこか生々しい部分に触れてくるのだ。 しばらく忘れていた、心の奥の柔らかい部分。 それは、誰もが持っている、胸の奥の小部屋だ。 •独創性、こんにち、音楽家なら誰もが喉から手が出るほど欲しいもの。 それがコンクールではマイナスになるというのは、いったいどういうことだろう。 •過酷で孤独なコンクールを楽しむ •譜面を消す。剥き出しの、生まれたままの姿の音楽を出現せしめる。 •一音一音にぎっしりと哲学や世界観のようなものが詰め込まれ、なおかつみずみずしい。 •音楽には歴史としてしがらみもあるけれど、同時に常に更新されるべき新しさも内包している。 •コンチェルトはこの上ない大人数との壮大なセッションだ。全ての音が決められているセッション。決められているからこそ、解釈は無限にある。
上巻同様、なかなか時間が取れなくて読むのに時間がかかってしまった。ずっとこの世界観にいたい気もして、焦ることなく少しずつゆっくり読み進めた。 どの登場人物も魅力的で素敵な関係性。読み終わると少しだけピアノに詳しくなれたような不思議な気持ち。 最後の解説も裏側を知れて面白かったです。
まさに「文字で音楽を聴く」と言っていいほど想像を掻き立ててくれる表現の数々。 めちゃくちゃおもしろかったです。 マサルの弾くラフマニノフの第二を聴いてみたい...
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