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Posted by ブクログ 2021年09月10日
この本は20年近く前に読んだ。この中にある「曜変天目の夜」という話を読んで初めて曜変天目茶碗を知った。ブラックホールのような茶碗を見てみたいと思って調べると静嘉堂文庫美術館にあることがわかったがいつでも見られるわけではなかった。
それから、しばらくして初めて見ることができ、ブラックホールのような...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月12日
再読。
引退した裁判官、関根多佳雄を主人公にした短編集。
でも、短編ごとに関根さんの印象が変わっていく。
大柄らしいんだけど、わたしには今ひとつ映像として浮かんでこない…
曜変天目茶碗はこの本で覚えました。いつか実物を見たい。
息子の春が好きです。
あとがきによると、本格推理小説への憧れか...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月31日
恩田陸のデビュー作「六番目の小夜子」の主人公である秋の父親・関根多佳雄を主人公に据えた、本格ミステリ短編集。
元判事で大のミステリ好きの多佳雄が安楽椅子探偵さながらにさまざまな謎を解いていく連作短編12篇。
それぞれがバラエティに富んでいて飽きさせず、小さな違和感から論理的思考によって謎を解き明か...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月12日
『自分の死を予期している者は、無意識のうちにその痕跡を残す。それは、セットしていない目覚まし時計であったり、しまいこまれた眼鏡であったり、いつもより多すぎるペットの餌であったり。自分の死を知っている者は、自然とその準備をする』…う〜ん、なんともミステリーの怪しい香りが漂ってくる〈曜変天目の夜〉という...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月09日
こういう関連した短編面白いし読みやすい。
小夜子の時の多佳雄は品のある立派な父親という風格があったけど、こちらは元判事という面が強くて、おまけに末息子の秋の名前さえ出てこないので最初全然気づかなかった。
「給水塔」の時枝、この話以降登場しないのがなんとも後味悪い。多佳雄はあの後警察に相談したのかそう...続きを読む
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