三月は深き紅の淵を

三月は深き紅の淵を

733円 (税込)

3pt

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に2泊3日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、10年以上探しても見つからない稀覯本(きこうぼん)「三月は深き紅の淵を」の話。たった1人にたった1晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。

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三月は深き紅の淵を のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    この小説、本が好きな人なら、みんな好きなんじゃないかと思った。
    個人的には文章がとても心地よかった。

    0
    購入済み

    2019年11月20日

    同作者の中で一番好きなのがこれ。
    厳密には、特に2章が素晴らしい。

    登場人物二人の、編集者としてのスタンスや
    仕事への取組み、物語に対するちょっと過剰な
    までの思い入れ、こういったものがギュッと
    つまっているシーンがとても好きだ。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    2023.8.25 再読

    ○*○*○*○*○


    作者のわからない、幻の1冊をめぐっての4つの中篇。
    その本は、『三月は深き紅の淵を』。

    第1章【待っている人々】
    10数年もその本を探し続けている読書愛好家に招かれ推理していく男性のお話。
    ダイニングメッセージ、そしてキーワードは「ざくろ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    読書沼にハマったら、ぜひとも読んで!と、推したい1冊。
    草原に広がる1本1本の草が本だとして、その無量?無限?から、出逢えた1冊。当時の自分へ「見つけてよかったね!読めてよかったね!」って思わず褒めてしまう(笑)

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    一冊の本を巡る四つの物語。

    不思議さを内包した、独自の世界観に魅了されました。

    それぞれの物語の雰囲気が違うところも、作者の引き出しの多さを感じます。

    ミステリ的趣向が楽しめる中、異彩を放つ最後の「回転木馬」が印象的でした。
    賛否が分かれそうな物語ですが、作者自身が投影されたかのような内容が断...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月02日

    「麦の海にしずむ果実」に出てきた本、”三月は深き紅の淵を”にまつわるエピソード集。でも、読み上げると一つの筋が表れてなるほど!と思わされます。時系列というか、目線がぐちゃぐちゃになってもう一度読み返したくなります。
    一番最初のお金持ちの会長が本好きの若手社員を家に招いて三月は~の本を探させる話が一番...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    理瀬シリーズの新刊『夜明けの花園』が出たので、それを読む前に、最初どんなんやったかな〜と思って再読。
    いつもながら全然覚えていなくて、新鮮な感動。
    (いいのか、悪いのか。笑)
    なんでこんなにグイグイ読めるんだろう。
    本好きにはたまらない世界観。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    幻の本『三月は…』を巡る4章からなるミステリ。各章は独立しているものの微妙に関連している。第4章は著者の理瀬シリーズの序章であり、作家として姿勢、考え方も垣間見える。
    新聞のインタビュー記事で、恩田さんが四半世紀近く書き続けているゴシックホラーの理瀬シリーズがあることを知り、手に取りました。ホラーは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    同タイトルの本が作中で登場し、尚且つ同じく四遍からなる連作短編集。メ小説好きなら引き込まれる独自の世界観やメタ的構造が光る作品。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月21日

    皆さんが理瀬シリーズを挙げて、
    気になり、一作目を読んで見ました。

    第一章、第二章からタイトル作の推理かと思っていたら、第三章では二人の少女が死の真相の推理となり、最終的にどうなるか気になりながら、読み進めました。

    そして、最終章!
    最初、著者の話かと思っていたら、これが理瀬!

    自分的にはこう...続きを読む

    0

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