• 100日で収束しない日本のコロナ禍

    冗談?いえ、現実です

    100日め、最後のコマ下に書かれた一文が
    何とも重い。これとあとがきだけでも読む
    価値アリ。

    悪い冗談のような一つ一つの出来事が、紛れ
    もない現実という悪夢。

    この惨状、醜態を記憶するという意味でも
    意義のある一冊。

    #深い #タメになる

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  • 死相学探偵最後の事件

    サービス精神溢れる一冊

    「最後の事件」だけあってか、レギュラーは勿論、
    意外なゲスト的キャラクターも多く登場し、特に
    主な舞台となる孤島に行くまでも中々楽しい。
    個人的にある人物の扱いは思わず爆笑してし
    まった。

    一転、事件が本格的に動いてからはぐいぐい物語
    に引き込まれ、犯人の正体まで一気に読み進めて
    しまうくらい面白かった。

    最後といわず、短編等でも良いから続いてほしい
    シリーズ。

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  • 100日で崩壊する政権

    政治はどこまで腐敗できるのか?

    書き下ろしパートは多くの人に是非、目を通してほしい。

    ここは本当に圧巻で、ある意味、政権よりも更に根深いのは何なのか、
    それを突きつけられる内容です。

    コロナ渦での政治家のデタラメぶり、傍若無人ぶりを忘れないためにも、
    どうか一読を

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  • 悪役令嬢ですが、ヒロインに攻略されてますわ!? アンソロジーコミック

    婚約破棄アンソロジー?

    試し読みで各作品の冒頭を読んで
    「これ、悪役令嬢というよりも婚約破棄アンソロジーじゃないの?」
    と思ってしまったが、ある意味それも正解というか、
    婚約破棄するシーンの温度差や、話の重さ、軽さが
    各収録作品の個性にそのまま出ている気がする
    のは
    自分だけか?

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  • Q&A

    最後以外は面白いけど

    作品説明を読んで、「面白そう」と
    思い、実際終盤までは楽しめたんですが、
    オチでちょっと肩透かしを食らった感が
    あり、そこはちょっとマイナスかな。

    いやこの話をいれるにしても、順番を
    一つ前と入れ換えるだけで大分違うと
    思うんですが。

    最後に胸糞悪さだけを優先されたような
    気になってしまいました

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  • 決定版 全ウルトラ怪獣 完全超百科 ウルトラQ~ウルトラマンパワード編

    ザ、とUSAは残念かな?

    Q~パワードまでの怪獣、宇宙人
    をこの一冊でまとめている都合上か、
    USAは実写スーツの三人のみ、
    ザ・ウルトラマンはジョーニアスの
    実写版スーツと、実写版ベドランのみ
    なのが、たまに傷かな?

    使われている画像はかなり明るめで
    見やすいのは評価点。

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  • 大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争

    人は歴史に学べない?

    ここ最近の報道をみていて、政治家の明らか
    な嘘などが、なぜ無批判にメディアで垂れ流
    されるのか疑問に思いつつ再読。

    結局気分は暗澹とするばかりだが、だからこそ
    一つ一つの事例を現代に照らし合わせて読めた。

    結局、人はたとえ「悪い見本(この場合は過去
    の大本営発表)」から、何も学べないのかな?

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  • 四隅の魔 死相学探偵2

    第二作ではあるけども……

    シリーズ二作目だけど、これから初めて
    読む人にはあえてここから読むことを進
    めたい。

    一作目では読んでいてもどかしいというか、
    書き手が作品を文体を模索しているような
    気がして、それがノイズになってしまった
    感があった。

    そういう意味で、これはうまい仕切り直し
    になっていると感じた。
    ここで登場人物に慣れた上で第一作に挑む
    のがオススメ

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  • 水晶のピラミッド

    名探偵、大不調

    シリーズでも、もっとも不調な御手洗の
    姿が記憶に残る一冊。

    実際ヘンクツな面は色々な作品でも出てき
    ますが、鬱々とした描写が続くのは珍しい
    のでは?

    解決も一捻りあったり、ピラミッドの不思議
    を御手洗が石岡くんに解いて見せたり、色々
    豪華。

    それでも真相が解ると見えてくる登場人物
    の背景なども印象深い

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  • 不穏な眠り

    苦味強めを覚悟すべし

    話は相変わらず面白いし、バリエーション
    にも富んでいる。結末は意外だし、そこまで
    二転三転あり楽しめる。

    ただ、今回はいつも以上に、登場人物に嫌な
    人が多いように感じるのは、気のせいか?

    初登場ではないキャラまで、自分勝手な面が
    より目立つ部分が多く、その辺りはちょっと
    苦手。

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  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下)

    これはこれでいいけども

    下巻では「朱雀の化物」が一つ抜けて好み。
    作中作自体はもちろん、その謎を解くための
    三津田と飛鳥のやりとりも、一作ずつ工夫がこらされていて楽しめる

    ただ、全体の結末としては、「これはこれで
    いいけど、新書版の方がもっと良くない?」
    と思ってしまうのは、そちらに馴染みすぎた
    せいか

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  • わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

    イタいくらいに共感

    ドラマ化されたのに、ドラマは見逃したので
    原作から

    「こういう人、いるよなぁ」と思えていた内は
    ともかく、段々と「うわっ、自分もこの人
    と似たところあるわ」と思ってしまう展開もあ
    り、中々刺激的。


    そういうえぐ味と、それをあの手この手ではね
    除けるに主人公に魅力を感じる

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  • われはロボット〔決定版〕

    人もロボットもトラブル続き

    ロボット三原則、とかいわれると仰々しい
    ように思えるけれど、中身はむしろコメディ
    タッチな作品や、ドタバタ喜劇の一歩手前
    みたいな話も多くて楽しいし、所々でちゃんと
    皮肉も効いていて飽きない

    パウエル、ドノヴァンのコンビや、スーザン
    博士、各ロボットどれもキャラが立っていて
    読みやすく楽しい

    「われ思う、ゆえに……」と「証拠」が好みだ

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  • 匣の中

    「失楽」を読んだ上で本書も読んだが、
    なんだかなー

    パロディのためのパロディ以上には感じない。
    暗号にこだわるのはいいけれど、その完成度
    もいまいちに思えた。

    なお、紙の文庫版には解説もついているけど、
    これもある他の作家(竹本氏じゃないよ)をや
    たらと気にしすぎていて、これなら無い方が
    良いんじゃないの?という気分

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  • 今日も女の子を攻略した。 5

    丁寧な終わらせ方が光る

    お話として、綺麗にまとめられたな、という印象。

    各登場人物たちのその後もちょっとだけ予想できる
    くらいの余韻もあり、さわやかな一作として心に
    残る。

    最後まで那古さんがいい味出してます、ハイ

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  • 三月は深き紅の淵を

    同作者の中で一番好きなのがこれ。
    厳密には、特に2章が素晴らしい。

    登場人物二人の、編集者としてのスタンスや
    仕事への取組み、物語に対するちょっと過剰な
    までの思い入れ、こういったものがギュッと
    つまっているシーンがとても好きだ。

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  • コズミック 世紀末探偵神話

    色々と、「デカい」作

    今、読み直すとびっくりするくらいまともに
    ミステリーだな、と。

    JDCのような組織や、それに所属する個性も能力
    も豊かな探偵たちも、今では様々な作品に普通に
    登場しているせいだと思う。

     発売当時こそ叩かれていた印象だが、むしろ後に
    続く作品たちのために道を開いた作品としても評価
    したい。

    勿論、この作品にしかない、大きなスケールの事件、
    背景も魅力だ

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  • プレゼント

    90年代の葉村

    後にシリーズが続く葉村晶(と御子柴君)
    が初登場する作品だか、紙の本は90年代
    に発刊され、電子化されたのは2010年代の
    終わりと結構間が空いてしまっている。

    だが、作中でも現実の時間にほぼ同じく
    年を経る葉村だからこそ、20年以上前の
    作品を読むことて当時と違った味わい、
    彼女の周りの変化したもの、しないもの、
    を再確認するのも楽しい

    シリーズ初体験の人はすぐに「依頼人は
    死んだ」に進むのがベスト

    この二作でも結構色々変化しているのが
    わかるはず

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  • 七人の鬼ごっこ

    作者の多面性が味わえる

    どことなく、作家シリーズを思わせる
    登場人物や、その裏で流れるホラーテ
    イスト、
    「黒面の狐」「白魔の塔」等に通じる、
    あまり知られていないお仕事の描写など、
    三津田信三作品の様々な要素が上手く絡み
    合っていて、なおかつミステリーとしても
    まとまっているのが好感触

    三津田信三作品初挑戦の人にオススメ
    したい

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