あらすじ
黒術師の居所を探し、候補地である孤島に渡った黒捜課のメンバーと、俊一郎と祖父母たち。そこで待ち受けていたのは、どこか奇妙な言動のスタッフたちと、次々と発生する不可解な連続殺人事件だった――。
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Posted by ブクログ
なんてこった……本当に最後だった。終わってしまった~。……のだけれど、ここから「十三の呪」に戻って無限ループしてみたくなりました。何から何まで、旺盛すぎるファンサービスてんこ盛り。というよりファンにとってはたぶん、一部の謎がとても簡単なのですが(でもあの罠には引っかかってしまったかもしれない)。細部に関してはあいまいなところもあるのでこれまたじっくりと読み返したい気分です。あと、気になる地名がいっぱい出てくるところも。他の作品関連ですよねえ。
孤島に仕掛けられた黒術師の罠。次々増える被害者と仕掛けられた謎と、そして黒術師の正体。もうあまりに盛りだくさんな内容にどきどきしっぱなし。そんな中でもおなじみのゆるーい掛け合いに笑わされたりもしますが。「黒術師の塔」に入ってからのあれやこれやが凄すぎる。次々登場する脅威のおぞましさもさながら、それに立ち向かう黒捜課&弦矢家の面々が熱い。実は一番凄いのって愛染様よりも弦矢駿作先生なのでは……と思ったり(彼の作品をとても読みたい!)。そしてなんといっても僕にゃんが~! あーもう何とも言えないっ!
サービス精神溢れる一冊
「最後の事件」だけあってか、レギュラーは勿論、
意外なゲスト的キャラクターも多く登場し、特に
主な舞台となる孤島に行くまでも中々楽しい。
個人的にある人物の扱いは思わず爆笑してし
まった。
一転、事件が本格的に動いてからはぐいぐい物語
に引き込まれ、犯人の正体まで一気に読み進めて
しまうくらい面白かった。
最後といわず、短編等でも良いから続いてほしい
シリーズ。
最後なの??
十三の呪から8作目で最後の事件。。孤島で1人ずつ死んでいく、アガサ・クリスティみたいだなと思いつつ読み進めました。黒術師の呪いってこんなに強力だったっけ?と思いましたが、今までは第三者を介してだったからかなと。。黒術師の正体が判明!んーなるほどねーと言う感じ。終り方が曖昧で今ひとつスッキリしなかったです。皆さん無事ってコトですよね?僕にゃんも。うーんまだ続いてほしかったです。
Posted by ブクログ
ついに死相学探偵シリーズが終了。
感慨深いなぁ。
最後の黒術師の塔にいたってミステリーから離れて狂ったお遊び感に移った感じだったが、黒術師の正体、目的が開示されて、そこも納得。そして様々な伏線がやっと回収された。
最後はなんだかぐっとしたなぁ。
僕にゃん…
Posted by ブクログ
冒頭から、名探偵・飛鳥信一郎、作家・速水晃一の登場にわくわく
黒術師の招待で孤島に乗り込む俊一郎、祖父母、黒捜査課4人。
祖父・駿作が、シリーズ初の登場にびっくり。今までは電話だけの登場だったのに。
しかも、能力が凄い。
緊迫のラストは圧巻。
シリーズ完結で少し寂しい。
Posted by ブクログ
これにてシリーズ完結。ついに黒術師との直接対決。
前半は招かれた孤島で呪術により一人づつ命を落としていく王道の展開。
後半はついに黒術師のアジトでの直接対決で、祖父母や黒捜課に託されて塔を登っていく俊一郎という展開が胸熱だった!
黒術師の正体も僕にゃんの真実も衝撃。
作者の別の作品の登場人物や地名も出てきて、過去作品をおさらいしたくなった。
Posted by ブクログ
「最後」だからなのか、冒頭で作者の他の作品に出てきた探偵役や、作品が、作中で実際にあった解決済みの事件として登場しており、とても楽しい。
しかも、ただの雑談ではなく、謎解きに関連してくるために過去作を呼んでいればさらに楽しめる。
最後の舞台は黒術士のアジトがあるとされる孤島。
死相学探偵たちはそこに招かれるが、関係者や無関係のホテルの従業員たちが一人ずつ殺されていく。いわゆる孤島ミステリーである。
しかし、相手が黒術士なだけあって、一筋縄ではいかないトリックが使われていた。
連続殺人の謎解きの後には、黒術士の塔に招かれて直接対決を行う。
シリーズ全体のまとめがなされ、きれいな最終回となった。
Posted by ブクログ
角川ホラー文庫にはまって、二子玉の本屋さんでとりあえず買ってみた、死相学探偵シリーズ!
全8巻読み進めるうちに作品の世界観にすっぽりとはまってしまい、毎巻楽しみに読んでいました。
結果、何故か私は最終巻で窓の外にドサッと放り出された感じっ笑
シリーズがここまで面白くて楽しませていただいただけに、最後の最後でぽかーんっとなりました笑
Posted by ブクログ
呪術は全てを凌駕する。科学的な根拠なんて微塵にもなし。
昔、車田正美「リングにかけろ」と言う漫画があったけど「ギャラクテカ・マグナム」の一言で相手が空を舞ってたけど、あれと同じだよな。
でも、面白ければなんでも良いよね。
Posted by ブクログ
現実離れした妖怪・妖術世界の想像は難しいが、家族の隠れた過去が背景にあった。それは家族愛を求めた母親が子供と疎遠になったことで巻き起こった事件に繋がった。子と一緒に幸せな暮しを求めた母親はどれほど寂しかったのか。やはり家族は一緒にいるのが最高の幸せに繋がるのだ。
Posted by ブクログ
シリーズ全部読み返してから読むべし。最後ということで全部詰め込まれている。一人ずつ減っていくところは、お約束。黒術師の正体も。本作自体は導入が雑すぎるし、最初の犠牲者については自業自得めいたものもあり、微妙。終わり方も予想通りだったが、書かないのね。無粋とは思うけど、後日談求む。