あらすじ
エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。冥府の使者アヌビスが5000年の時空を超えて突然甦り、空中30メートルの密室で男が「溺死」を遂げる! アメリカのビッチ・ポイントに出現した現代のピラミッドの謎に挑む名探偵・御手洗潔。壮大なテーマに挑んだ本格ミステリーの大作。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
エジプト、ギザの大ピラミッドを再現したアメリカ、ビッチ・ポイントのピラミッドで起こる怪事。
ピラミッドに併設した塔の地上30メートルにある密室で発見されたのは溺死した男?
古代エジプトとタイタニック号の物語の先にある事件に、御手洗潔が挑む!
これこれ!これが読みたかったんだよ〜!!島田荘司氏の大胆なトリック!!いやもう最高!!バカミスなんだよー!!こういう力技大好き!
前半の古代エジプトのミクルの話も読んでいて引き込まれるし、タイタニック号の描写も!!大好きだぁぁぁぁ!!!脳内セリーヌディオンんんんっっ!!→
エレナというキャラも、この時代なら全然アリ(というか、魅力的)だし、御手洗は相変わらず御手洗だし、石岡も相変わらず(以下略)
前半の歴史ストーリーから一転、中盤のエレナパートで謎が提示されてからの御手洗よ……いやぁ、相変わらず変人だわ(褒めてます)
ラストも良い。次が楽しみ!!
以下、実況ツイート
おおお……?208ページ目で二つの物語が終わったんだが……?笑
700ページ超えの作品なんで、たぶんここからが本編?
いやぁ、すごいもん読んだわ。もうすでに満足。
さて、ここからどう繋がるのか……わくわく。
(水晶のピラミッド、読書中)
レオナ出てきたー!!
そういえば私、御手洗潔シリーズ読んでたわ。
なお、まだ御手洗も石岡も出てきてませんね。(236ページ現在)
主要メンバーがなかなか出てこないシリーズは例の鈍器本シリーズで慣らされているから大丈夫
名探偵、大不調
シリーズでも、もっとも不調な御手洗の
姿が記憶に残る一冊。
実際ヘンクツな面は色々な作品でも出てき
ますが、鬱々とした描写が続くのは珍しい
のでは?
解決も一捻りあったり、ピラミッドの不思議
を御手洗が石岡くんに解いて見せたり、色々
豪華。
それでも真相が解ると見えてくる登場人物
の背景なども印象深い
Posted by ブクログ
ピラミッドの新解釈にまさかの真相。
レオナと御手洗の関係は、すこし不思議。
古代エジプト、タイタニック号それぞれを舞台に語られる悲劇が前半を占め、現代起こる事件への因果を連想させられる構成。現代の事件にいたるまで別世界のお話にかなりのページが割かれるので、3作品分の物語を読んだような充実感。。然るに全体でかなりの長編ですが、遺跡ロマン、華やかな業界、鬱病に謎に冒険にと盛り沢山でどんどん読めちゃいます。
個人的には古代エジプトでの物語が悲しくて、現代までに起こる事件の端々に遺された想いの強さを存在を感じさせるような持ってきかたも楽しめました。
現代において、最後まで事件との特別な関わりを持たなかった指輪の存在も本作に占めるロマンの比重を象徴しているような。
被害者最期の言葉を幻と片付けられたときにはどうしようかと思いましたが、更なるどんでんがえしでそうきたかと。ある意味ほっとしました。笑
理屈とロマンが絶妙に共存したすてきな作品。
Posted by ブクログ
エジプトとタイタニックのサイドストーリーとメインのストーリーが交互に並ぶので少し混乱しそうになった。ミステリとしては他の作品よりも落ちますが御手洗と石岡君がコンビでいるのが良いです(笑)それだけで満足(笑)そして最後に御手洗がとんでもない約束を(笑)
Posted by ブクログ
確かに前半は映画のようにくるくるとシーンが変わって、どの世界観もこれはこれで一つの物語として面白いな、と思いつつ、どう御手洗がいる世界線に繋がっていくのか分からなかった。ましてピラミッドの謎やら内部構造についての説明やらはちんぷんかんぷんで想像が追いつかなかった。
けれど後半になっていよいよ御手洗潔たちの登場となると物語は一気に加速。とりあえずこの物語は途中で挫折せずに、最後の最後まで読むことが大事だと思った。作者の知識量と洞察、描写、研究者並みかそれ以上ではないか…圧巻。
Posted by ブクログ
読み始めてからは、中々出てこない御手洗潔にイライラさせられましたが、ストーリーは面白く引き込まれました。彼が登場してからは、ジェットコースターの如く話は進んでいき、最後はアッと言わされました。完敗です。
Posted by ブクログ
前半の古代エジプトのターンとタイタニックのターンは、それだけで充分に面白くて、頁か進む進む
が、中盤の密室の説明のターンで急ブレーキ……シンドかった
御手洗登場後は期待以上に読み応えあって瞬く間に読み終えた。
御手洗〇〇疑惑には笑ったなぁ
Posted by ブクログ
再読。
前回読んだ時は、紀元前のエジプトの悲恋、いらなくね?と思った。ミクルというのが、ミソだったんだね。やっと気づく。でもー・・・いるか?
ハリウッドにわたったレオナ。アイーダ87という映画を撮っていたが、殺人事件が起こり、中断を余儀なくされる。ので、早期解決を御手洗くんに依頼。御手洗くんたら、飼ってた
Posted by ブクログ
途中までは「あ〜これは壁本だな〜でもこれこそが島田イズム〜好きやわ〜」って思ってたのが、最後10%くらいで覆された。良い意味で。あれほどまでのトリックを捨て駒に使えるの凄いよ…。個人的に翼ある闇に次ぐくらいの衝撃。御手洗のロマンスじみた(?)ものが見られるのも珍しくて良かった。
Posted by ブクログ
「このまま御手洗潔が登場しなくても満足してしまいそう」なほど前半部は読みごたえがあった。
御手洗潔は「海外がとても似合う」。ミステリーは海外が舞台の方が映えると思っているので、今後海外の事件にどんどん首を突っ込んでいって欲しい。
Posted by ブクログ
重厚長大という四字熟語がぴったりの、まるで辞書のような小説であったが、少しも疲労を感じさせなかった。
リーダビリティに関してはもう云うことはないだろう。冒頭のエピソードから、結局事件には直接関係は無かったのだが、物語に幻想味を持たせるためのファクターとなる古代エジプトの挿話とタイタニックの挿話がそれ自体1つの短編として機能するほどの質を備えている。
よく考えてみたら、なんと贅沢な一冊なんだろう、これは!!
Posted by ブクログ
島田氏、また凄い本を書きよって。
『暗闇坂の人喰いの木』を読んだ時はスケールの大きさにびっくりしたけど、本作品はその比じゃない。
なんせ、古代エジプトの話と、タイタニック沈没の話と、現代の話がない交ぜに構成され、そこにピラミッドの謎が入り込んでくる。
現代に怪物も出てくるし、これ、さすがに収拾つかないのでは…と不安にさせられた。
アメリカのとある島に造られたクフ王のピラミッドをそっくり模した建造物で殺人が起こる。その現代ピラミッドに付属する塔の7階で溺死体が見つかるのだ。そこに『暗闇坂の…』に登場したレオナが絡んできて、レオナが御手洗に解決を依頼して、やっと御手洗登場。
ピラミッドに関する諸説の話は凄く興味深くて、専門書を読んでみたくなった。
『暗闇坂の…』の石岡君のスコットランド旅行記が、本作品ではエジプト旅行記に代わる訳だけど、これまた素晴らしい紀行文で、ギザに行きたくなる。島田氏、異文化に触れた人の感銘を表現するのホント上手い。
古代エジプトのターンも、田舎の娘が都会に出てくる高揚感とか、ギザの美しさとか、景色が目の前に浮かぶような文章で、なかなか読ませてくれた。ここに出てくるピラミッドの原型の様子はおそらく一説に基づく創造なんだろうけど、凄く説得力あった。
結局現代パートとのリンクはほのめかす程度のものだったけど、読み物として面白かった。
現代ピラミッドの下部に海からアクセスする通路や秘密部屋があることを御手洗が暴くあたりから「こんなの分かるか!」って気分にさせられて、現代ピラミッドの仕掛けを御手洗が解く場面では「バカミス!!!」とめちゃ突っ込みを入れた。殺されたはずのリチャードの声が幻?えっ、御手洗そんな非科学的な説明で済ませるの??みたいな。
しかし! そこからの大どんでん返しで本作品は逸品の仲間入りですよ。
まぁこれも突拍子もないし(禁断の双子オチだし)、密室のはめ殺し窓踏み外して脱出って!(褒めてる)とは思ったけど、ピラミッドポンプ説よりずっと現実味があって納得できた。
御手洗の頭の良さも堪能できたし。
レオナの突然の「ホモなの?」発言も良かった(?)。
島田氏の作品はいつも派手だ。
最終的には期待に応えてくれた、満足の一冊だった。
Posted by ブクログ
御手洗潔シリーズの大作。ボリュームもさることながら、古代エジプト、タイタニック、現代と続く時間と空間の広がりに圧倒されました。ミステリー要素も最後までわからない展開。そしてピラミッドの解釈に驚きです。
Posted by ブクログ
今回も長いお話だったけれど全く退屈しませんでした。ただ前半の所がもう少し暗闇坂のようにのちのち関連するのかと思ったからそれは残念。最後はお見事
御手洗の愛犬が死んだことがショック…御手洗が欝になるのもわかるよ
Posted by ブクログ
御手洗潔シリーズ、7作目。
前作「暗闇坂~」に続いて、かなりの長編。ヒロイン、松崎レオナも引き続き登場。
トリックは大掛かりな装置を用いた(?)本格モノ。更に、ピラミッドの謎、タイタニック号と歴史ミステリ的要素が組み込まれ、そちら方面のミステリものとしても大いに楽しむことが出来た。どんでん返しもあって、最後まで楽しめるけれど、出来ることなら、古代エジプトやタイタニック号の挿話の後日譚も描かれていると完璧だったかも。
Posted by ブクログ
古代エジプトとタイタニック号の乗客の話から始まるので、おなじみの主要登場人物が出てくるまでの道のりが長いです。
主役たる御手洗潔の登場まではさらに長いので、もう今回は出てこないんじゃないかと……
著者は読者をやきもきさせるのがうまいですね。
ピラミッド内部の説明など、図がないといまいちうまく想像できない個所もありましたが、全体を通して面白かったです。
ただタイタニックについては、もう少し後日談なども含めてもっと書いてほしかったかな。
Posted by ブクログ
散々指摘されているが、前半のタイタニックパートと過去のエジプトパートがあまりにも長い上に、本編とほぼ接点がないので脱落しかけた。
バカミスじみた大トリックは結局偽装だったものの、塔自体があからさまにこの偽トリックを使ってくれと言わんばかりの構造になっていたことは腑に落ちない。
また、はめ殺し窓を一度外してはめ直したという説明にも疑問。それは果たして”はめ殺し”なのか?(一応ヒントはあったが…)
Posted by ブクログ
この頃の島荘は叙述が過剰気味なのがかったるいですが、謎の創出と演出がに関しては一流ですね、5000年間も謎に包まれたピラミッドの前には密室も天上溺死という異様な状況も霞む。
ピラミッド○○○説は作中でも示されているように無理がありましたが、密室の方にはガス置換で応用可能なんじゃないでしょうかね 先人が誰かやっていそうですが
Posted by ブクログ
御手洗シリーズ!
壮大、壮大だった。時代も国境も超えて色んな場面で事件が起こる。
ほとんどが外国人名だから、海外文学っぽいかも。
エジプトとかピラミッドに関心があるとより楽しめるかもしれない。前作の「暗闇坂〜」が1番好きなんだけど、まさか今回レオナさんが出てくるとは、!
御手洗といい感じ(?)になる要素もあったし、今までのシリーズとはちょっと違う感じ!
御手洗の安楽椅子探偵ぶりが凄かった
Posted by ブクログ
テーマが 大好きなエジプト
そして文庫本の分厚さに
大いに惹かれて購入
読み終えたあと エジプトについての本を
読み返したくなった
最後の最後まで気が抜けない
読み応えのある作品
ちょっと頭の中で整理が必要だけどw
物理学や量子力学などの
こ難しい所は苦手だったけれど
不可能に思われた事件が
解決していくところは驚いた。。。
さすが!と
そして 時代背景の違うストーリーたちが
また なかなか良かった
とても興味深く読んだ
ただ エジプトのお話は…
……輪廻転生。というやつか?
そうだとしても ちょっと
もうちょっと救いを持たせてほしかったなぁ
なんか悲しい気持ちになった
Posted by ブクログ
島田荘司の剛腕に脱帽し、ひれ伏すしか無い
はっきり言うと、万人にお勧めできる作品では無い
この分厚さにも関わらず、半分以上読み進めないと探偵は出てこないのはおろか、はじめは事件の描写すら無く、何につながるか分からない時代も場所も超えた挿話がかわるがわる描かれる
しかしそれでも、ピラミッドを中心に据えた謎をたたえた挿話は、不思議とページをめくらせる魅力があるし、
御手洗潔が出てきてからは旅行小説の趣もありながら、いつもの御手洗節は炸裂するし、アクション映画さながらの大立ち振る舞いさえあり、相変わらずの奇想トリックをもって幕を閉じる
こんな小説が島田荘司以外に書けるとは思わない
ゆえに、脱帽
なのだが、御手洗潔シリーズはおそらくこの辺りを分岐点としてシリーズの様相を変えていくのだろうという予感が、正直残念でもある
今作を見るに、もはや一般的なミステリーの枠を超え、キャラクター小説でもあり冒険奇譚でもある、と言って過言では無いと思うこのシリーズ
初期のミステリー路線とのバランスがうまく取れていたのは、もしかしたら前作暗闇坂までなのでは?
今後、ミステリーに回帰することはあるのか?さらに変化を遂げるのか?
不安も大いにありながら、楽しみにシリーズを読み続けようと思う
Posted by ブクログ
面白い、面白いけれど!!!
結局タイタニック号やミクルの話は本筋とは何の関係もない挿話だったんかい!
読んでる途中から薄々気づいてはいたけど、300ページくらいのこれらの挿話が本筋のほんの一雫なんかい!
いや、これこそ御手洗が作中で言っていた、庶民の営みは決して歴史の表舞台には表れない、ということを示しているのか?
もう深く考えるのはやめよう…
御手洗が登場してからのスピード感は本当に楽しかった。鬱病でスタートしたときはどうしたもんかと思ったけど、あの御手洗を動かしたレオナのパワーはすごいと思った。
途中で石岡くんに御手洗はホモなのか、あなたたちはそういう関係なのか、と詰め寄ったときは当て馬感満載で、正直読んでいて楽しかった。
でも最後はやりすぎ感あった…他の人の感想にうっとうしいとあったのも少しはわかる。
だけどレオナのせい、というわけではなく、島田荘司はこういう女性が好きなんだ、という暴露のダメ押しパートみたいな感じだったので、レオナを嫌いになったわけではない。
でも最後に何で御手洗は、レオナに光栄だとか世界中どこでも駆けつけると言ったんだろう。
この一連の事件をなんとか収拾させようと一人で奮闘し、素晴らしい映画を作った彼女へのリスペクトの気持ちからだろうか?
トリックについては、はい…まあなんというか、島田荘司のミステリは、色々自分で凝った舞台をシンプルな方法で全部ぶっ壊すという流れがあるので、驚きはしたものの、感動はないというか…
御手洗というキャラクターが好きじゃないと読んでないかもしれない…
あと、御手洗がレオナに周りがどれだけ振り回されているか自覚しろって言われたときに動揺しているのがよかった。この人、このとき36歳で、レオナは23歳だよ…
Posted by ブクログ
スケールの大きな話で、グーニーズやインディ・ジョーンズのような冒険譚が好きな方も楽しめそうなストーリーだった。
筆者のもつ厳しさがキャラの性格と上手く馴染み、説得力のある主張として伝わってくると同時に、それが一人ひとりの人物の魅力を際立たせているので、小説の登場人物という以上の親しみが湧く。
Posted by ブクログ
古代エジプトのエピソードが混ざってくるのは「これがどう事件につながるの?」と興味深く読めた。
物理的なトリックや建物の構造が頭でイメージしづらかったり、最後まですっきりしなかった部分はあったけどやっぱり御手洗シリーズは面白い。
Posted by ブクログ
エジプトの話とタイタニックの話がとにかく長い。面白いけど、真相とは別に関係ない。
そしてエジプトの話はすごく救いがない…
ミクル=アイーダ=レオナ×アヌビス=ディッカという構図?を仄めかしたかった?
御手洗が出てきてからは、さっさと物事が進んでスピード解決!ピラミッドを使った壮大なトリック!と表向きに思わせておいて、真相は手動。
Posted by ブクログ
古代エジプトの悲恋、タイタニック号の悲劇、そしてメキシコ湾の孤島に出現した巨大なピラミッドで起こる殺人事件!
三つの時代、三人の語り手によって語られる悲劇が、探偵・御手洗潔によって完結する!
というわけで、本作も島田先生の十八番・「全然関係ない話に無理くり関係性持たせちゃう」スキルがいかんなく発揮されております(めっちゃ褒めてる)。
牽強付会も甚だしくない?と眉をひそめる向きもあるでしょうが、現代に出現した怪物が零したある人物の名前にまんまと慄然させられた私は、結局は島田先生の掌で転がされてるんだなと思いました(作文)。
古代エジプトで生き埋めにされたはずの人物が、現代のアメリカに異形のモンスターとなって出現した?!
モンスターの目撃情報が相次ぐエリアの中心地にある謎の巨大ピラミッドは、何のために作られたのか?!
そんなピラミッドを眼下に望む塔の天辺の部屋(密室)で、大富豪が溺死体となって発見される!!!
謎がてんこ盛りでお腹いっぱいです島田先生ありがとうございます。
島田作品に関しては、斜め屋敷にも代表されるトンデモトリックが魅力の一つなんですが(叩かれる要因の一つでもある笑)、今作はそのトリックのネタ出しの後で思いもよらない小粒(笑)トリックが披露されたのが可笑しかった。
これねー、島田先生、一部の偏屈なミステリスキーを挑発してるとしか思えませんよ(笑)。
「どんなあっと驚くトリックをこっちが考案しても、君達は粗探しするんでしょ?それなら僕こういうショボいトリック書いちゃうけどいいの?ん?」
って(笑)。
御手洗が最初に披露した「表向き」のアンサーにかなり早い段階で食いついたのが悔しい(笑)。
「ある場所」に溜まっていた水が海水だって指摘した御手洗と一緒にドヤ顔になった読者は私ですよクッソー(笑)。
Posted by ブクログ
御手洗潔 長編
前半は、タイタニック号船上の話と古代エジプトの話が
代わるがわる出てくる。
後半は、アメリカにあるエジプト島とよばれる島で起こった
殺人事件を追う話。
レオナ主演の映画撮影現場(の近くの塔)で起こった密室の事件。
愛犬を亡くして鬱状態の御手洗に、レオナが事件解決を依頼。
御手洗の全員集めての事件解釈の後に、
もう一度、本当の解決がある。
水中にある地下居住施設とか、冒険が多くて楽しかった。
Posted by ブクログ
『大富豪によって作られたピラミッド、それに寄り添い建てられた塔。地上30mの塔の最上階で、密室の中発見された死体。その死因はなんと溺死であった…』
島田作品を読むときは、「細けえことはいいんだよ!」を心がけて読んでるが(むしろそう読まざるをえない?)、それを逆手にとられるという、複雑な気分。
おもしろいんだけどね。