【感想・ネタバレ】Q&Aのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月09日

登場人物
物語の都合上、質問者・回答者ともにかなりぼやかされているので省略

物語
都市部の大型スーパー「M」で起こった、数多くの死傷者を出した事故
万引きする老夫婦、液体の入った袋、無傷で生き残った少女、…そこで同時多発的に起こった奇妙な事件が多くの人々を混乱に陥れる
そして、その事故の謎を解明し...続きを読むようとする人もいて…
対話形式のQ&Aを通して事故の全容と、その後を生きる人々の生活が見えてくる物語

読後感
少しずつ事故の起こった背景も見えてくるが、物語の性質上事実が完全に解明されることはない
それよりは、事故に関わった人たちの、その後の生活を中心に描いた作品だった
恩田陸さんがサスペンスもの…?と思っていたら、やはり人の感情や思考を深掘りしていく内容が濃くなっていき、その意味で恩田陸さんらしさが現れている作品であった
他の作品で恩田陸さんの作風を知ってから向かうと良いのではないかと感じた

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月21日

怖いのは苦手なはずなのに、どんどん読み進めてしまう。
最後にハッキリした答えは示されないのに、全くモヤモヤしない。世間で少しでも似たような事件を感じた時に、読み返したくなる作品。でも夜中に読みたくないなー。

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Posted by ブクログ 2023年05月12日

おもしろかった~~!なんで今まで読んでこなかったんだろう恩田陸…
真相はあれでよかったんだろうか…?
痛ましい事故が過ぎたあとの日常にフォーカスをあててQ&A方式で当日や周囲のことがぼんやり分かっていくのが新鮮でおもしろかった。実際なんにも分かってないところもいい。現実もそんなことの繰り返し...続きを読むだし。各章ごとに、質問者と回答者の関係性が見えてくるとより面白さがぐっと深まって引き込まれた。小説だからこそ得られるゾワゾワを感じられた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月15日

だいぶ経って再読したら(電書がセール対象だった)、昔ほど「なんて嫌な話だ…」とは思わなくて、
生き残った人は生きていくし、人生をそれぞれやっていくしかない(あの女の子も、宗教法人作った人も、サバイバーになってしまった人も)・それをMのまわりをウロウロしながら見ていて、感情移入先がどんどん変わって最後...続きを読むに置いていかれて、しんどかったのにほんのちょっと寂しい、くらいに読後感がかなり変わったのが自分で面白かった。

でも野球チームの件は今読んでも本当に嫌な話で、ただ彼女がどうにかして逃げきってくれたら、とにかく自分一人だけでも逃げてくれたらと思ったり、彼女の母親も昔ほど意味不明な存在じゃなく見えたりしたのは自分が歳をとったからだと思う。

骨折した女性が清算したのはどっちの関係だろう、たぶん不倫の方かなとか、タクシー運転手確かに喋りすぎだよ!→いやでも友人にとっては友人だしな…とか、自分も遠めにMの後の新装開店見てるみたいなあのシーンがやっぱり印象深かった。

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Posted by ブクログ 2023年01月22日

めっちゃおもしろかった!
質問とか回答でストーリーが進んでいくんだけど、どんどん引き込まれた

巨大商業施設で起きた災難の被害者やその周りの人たちの話
みんななにかから逃げ惑ってエスカレーターが崩れ落ちたり人混みの中で圧迫死したりで死者がたくさんでた事件の真相に迫っていく
人間の不安が凶器になるとか...続きを読む政府の陰謀とか実際にあり得そうな内容なのがよかった

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Posted by ブクログ 2024年04月19日

独特な雰囲気が漂う文章が本当にお上手。
住宅街にある大型スーパーでおこった不可解な事件。
結局のところ原因がはっきりわからないままで、色々考察してしまう。
うやむやさ加減がまた上手い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月03日

最終的に何が起こったのか分からず、うやむやで終わるところが非常に恩田陸を感じることができました…
考察のしがいがある作品ですが、個人的には政府の陰謀論推しです(ただそうすると未来から来た自分や、血を流してる人がいないはずなのに血塗れのぬいぐるみがあるなど説明つきませんね…)

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Posted by ブクログ 2024年01月15日

事象自体は興味深かった。読んでいると途中少し怖くなったのだが、その恐怖は日常に対するものでもあったりして、怖さを拭うようにどんどん先を読み進めてしまった。そうして進んでいった最後が少々物足りなくて個人的には残念であった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月13日

質問者と回答者の会話だけで構成されたお話。
発言者の動作の様子も感情も記載がないのに、現場の緊迫感と異常さが滲み出てくるようで、徐々に異質な世界に引き込まれるような恐怖を感じます。
人を殺すのに大掛かりか兵器など必要はない。無意識下に不安を抱えている集団に少し、刺激を加える。不安は不安をよびパニック...続きを読む引き起こす。

思い出したのは、日本全国にJアラートの存在が知られ始めた頃の、ある女性の投稿です。
その女性は赤ん坊を連れて電車に乗っていたときにJアラートを受信し恐怖でいっぱいになった。電車も一時止まったけれど、周りの人たちは笑っていた。子供をどうやって守ったら良いか分からず怖くて仕方がないのにどうして周りの人たちは笑っていられるのか不思議でならない、といった内容の漫画投稿だったと思うのだが、周りの人々が女性と同じように恐怖を感じてパニックを起こしていたらもっと悲惨なことになっていただろうと思う。

本作品では事故の原因も明かされず、でもそれが現実らしいホラー感もあって得体の知れない恐怖感が読後まで続く良い意味で後味の悪い一冊でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月02日

ネタバレ。人の会話Q&Aで物語が展開。大型商業施設Mで起こった重大死傷事故。事故はPTSDを調査するための政府の試みだった。事故で生き残った奇跡の子からの宗教団体、関わる人々の生活、調査員の殺害など、中身も濃く、結末もほぼ明確で面白い。

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Posted by ブクログ 2023年11月15日

梨泰院の事故を
思い出した。

予想外の
ラスト。

郊外の大型商業施設で起こった死者69名、負傷者116名の事故。
火災でもなく
薬品でもなく
殺人でもなく
パニックからの圧死。

パニックの原因は?

質問形式の会話で
進んでいくという
新しい小説手法で
面白く読めた。

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Posted by ブクログ 2023年10月22日

恩田陸さんは『光の帝国』以来の2冊目。
なんとなくで買ってみたが、これはいい。

Q&A形式の珍しい構成で、心情も情景描写も全て会話のみで語られる。
あらすじにもあるとおり、なかなかのやばい事故が発生するのだが、会話ベースのため詳細な内容はわからず、徐々に判明していく感じがとても良かったです...続きを読む

と思いきや、事故そのものに対する話ではなくなったり、ファンタジーっぽくなったりと、なかなか飽きさせない構成になってるな、と。

評価は分かれそうだが、このパターンは貫井徳郎さんで慣れているので、全然問題なし。
内容はさておき、『楽しめた』って感じかな?

有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ

改めて調べてみたら、恩田陸さんって女性だったのね…。
なぜか男性かと思ってた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月16日

登場人物ほぼ全員が狂人でした。段々化けの皮が剥がれていくのではなくて、当然ベリッと本性が顔を出すのがリアルです。地の文が1行もないのに人間が豹変する瞬間を書ける恩田陸先生、凄すぎる。

憎むべき対象が存在する一般的な不幸な大災害だったらこうはならなかっただろうな……。

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Posted by ブクログ 2023年07月10日

話の構成が、ほぼインタビュー形式っていうのが面白かった!
ショッピングモールで起きた集団パニックの怖さ、
都合の良いように奇跡の少女と崇める人間の怖さ、
思い込みの怖さ、などなど。
ゾクゾクっとするような、
引き込まれる作品でした。
読んでからショッピングモールに行くと、ついこの本のことを思い出して...続きを読むしまいます。笑

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Posted by ブクログ 2023年06月28日

タイトル通り、大型商業施設で発生した重大死傷事故を、Q&Aだけで進めていく物語。普通の小説ならば、登場人物の背景や風景描写などが描かれるが、そういった描写がほとんどない。ひたすら会話形式で物語が進んでいく。しかも、登場人物たちの名前もほとんどでない。
単調に進んでいく物語と思いきや、登場する...続きを読む人物にはヤバい人たちもいて、それがアクセントになっている。
こういう形式の小説を読むのは初めてだったので読み進めることには疲れてしまったが、これまでにない読書体験をすることができた小説だった。

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Posted by ブクログ 2023年03月17日

69人が大型スーパーで亡くなります。質問と対する答えで、この惨事について様々な人が語っていくストーリーです。
出来事の真相に近づくおもしろさが中心かと思い読み進めましたが、それよりも、ある出来事が人にどう影響するのか、どんなふうにその人が生活しているのかに引きつけられました。

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Posted by ブクログ 2023年01月02日

その日その場所に居たことで、損害を(不幸を)被ってしまった人たち。現実はこうだと突き付けられたようでもあり。
探し物をしているのにどこにも見つからない、身悶えする気分にもなった。それは、誰一人これに対する明確な答えは持っていないということ。いかに人は物事を曖昧に見ているか、一つの事件を通し、生じる人...続きを読む間模様、人の脆さ、浅ましさ、欲深さに人生まで狂う。好ましくない事態に直面した時の捉え方の縮図のようで哀しくもあり、集団心理の恐ろしさを感じた。
大型商業施設において重大事故(事件)発生。真相は分からぬまま。聞き取り調査のQ&Aでストーリーは進行する。
各人に同じ質問を投げかけ、人は何と答えるか。物事の捉え方、自分だけはうまく立ち回ろうとする心理。真実は一つだが、人の数だけ事実はある。それぞれ信じるものは違う。
はっきりしない物憂い抜け出せない感覚がQ&A形式のみで響くのが凄い。どの章の生の声(アンサー)もが胸に届き、異色で面白かった。

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Posted by ブクログ 2022年11月30日

梨泰院の事故があり、この本と内容が同じというような声を聞き読んでみた。

読んでいる間は終始ぞわぞわ、気持ち悪い感じ、読み終わった後もモヤモヤという、なかなか味わったことのない感情。
品の良い老夫婦の話が、頭に焼き付いてトラウマになりそうだけど、でも読み進めたくなる不思議な感覚だった。

明確な結末...続きを読むやオチがある訳でもなく、どういうこと?という??な気持ちがあるので余計モヤモヤしているのだと思う。

また再読したいが、すぐには読みたくない、とても不思議な小説だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月20日

これはスゴい。何がスゴイって、事件の全容が解明されないままオチがついたこの結末がスゴいし、更にはめちゃくちゃ面白く一気読みさせられたのもスゴい。

大型ショッピングモールで「何か」が起こり、多数の死傷者を出してしまう。目撃者達の証言は食い違うばかりで、真相の糸口すら掴めない。

あの日、何が起こった...続きを読むのか?
それとも何も起こらなかったのか?

事故の生存者達への聞き取り調査の形式で物語は進んでいくんですが、まあ読み易いし興味深い。非日常に直面した人間の心理が生々しく描写されますが、語り口が淡々としてるから余計に怖い。

結局真相は何なんだよ?!って納得されない向きもいらっしゃるかと思いますが、この抜群のリーダビリティは一読に値します。



都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名、未だ原因を特定できず―多数の被害者、目撃者が招喚されるが、ことごとく食い違う証言。防犯ビデオに写っていたのは何か?異臭は?ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は?そもそも、本当に事故なのか?Q&Aだけで進行する著者の真骨頂。

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Posted by ブクログ 2022年07月28日

初めての恩田陸作品でした。
パニックサスペンス的な物語でもありますが
その後の話がメインストーリー。

あっちがこっちと繋がりが繰り返されて
ゾワッとした。

とにかく不気味。

Q&Aだけでストーリーが進められるのか?と
ワクワクしながら読み始めたが
どんどん怖くなって中々読み進められなか...続きを読むった。

いつも思うが怖いのはなによりも人である。

不気味が最高潮な物語だった。

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購入済み

初めての切り口

2019年04月03日

タイトル通りQAでのストーリー
それでいて読み手の想像を急き立てる技法は新鮮で楽しく読み進める事が出来良かったです。

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Posted by ブクログ 2024年04月29日

大型商業施設で起こった死者69名を出した重大事故が発生。
目撃者へのインタビューのみで構成されたミステリー。
これだけの大事故なのに一向に要領を得ない証言、本筋とは違うところで起こる不穏な出来事…
大好物の設定と構成で一気読みでした

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月14日

文庫本カバーの表紙を読み、Q&A方式で最後に事件の真相がわかるミステリーかな、と期待して読むと、最後は肩透かしをくらってしまうかもしれません。
郊外の大型ショッピングセンターで発生した死者69名、負傷者116名の重大死傷事故。
最初は事故の当事者へのインタビューが続きます。インタビューの内容...続きを読むがパズルのようにピタッとはまった時に、事件の真相が明らかになる、というよう話の流れかと想像しましたが、最後まで謎ははっきりしませんでした。

『M』という名のショッピングセンターの買い物客が、同時刻に一斉に逃げ場を求めて走り出す。上から下からと逆方向からのパニックに陥った人々の流れがエスカレーターに殺到。圧死したのはほとんどがか弱い子供や老人たち。
警察の発表では、原因は結局はっきりせず、集団パニックという説明でうやむやになった事故。

インタビューでは、事故当時の様子や心理状態のほかに、日常生活で心の中に秘めている葛藤や憎悪も炙り出されており、中盤からはサイコホラーといった様相になっています。
読んでいると、過去の様々な事件、事故が思い出されますし、恩田さんの文章がリアルでぞっとしました。
最初のインタビュアーについて感じたことは、質問が上手だなあ、と。事故の原因究明をするためのインタビューではない、ということは文脈の中で描かれていますが、人の心の闇を吐き出させるよううまく誘導しているような印象でした。
後半での会話形式は、一つ一つが短編のような読み応えがあり面白かったです。
結末、オチははっきりしないのですが、いろいろな不安定な要素が読者の想像をかき立てる物語だと思います。伏線回収を期待してしまうと物足りないかなあ。

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Posted by ブクログ 2023年01月16日

序盤は真相が知りたくてどんどん読み進んだが、結局ほったらかされた、のか?回収のそぶりはあったが、あれを回収とするには風呂敷が広すぎたように思う。
調査、友人との対話、対客など様々な問答形式によってのみ展開する構図はよかったが、謎解きについては解説がほしい。

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Posted by ブクログ 2023年01月16日

大型ショッピングセンターで起こった凄惨な災害―― 原因が何一つ見つからない災禍を当事者とインタビュアーの「Q&A」で照らし出してゆく

 事件だったのか事故だったのか、偶発的な物なのか仕組まれたものだったのか、将又両方なのか・・・。 対話の中から浮かび上がる政治的・宗教的な利権と欲望、個人レベルの悲...続きを読む運と葛藤、哀悼や自責が恐ろしくリアル。 
 本作を初めて読んだのは中学生の頃で当時はチンプンカンプンでした。  発刊は2004年、情報化社会が広がりつつある中で人間の仄暗い裏面を誇張したように取り出した一冊であったと思います。 そして平成も終わりを迎えることになった今読み直すと現実が本書のような社会・思惑に傾倒していくようで怖い。 自身が深いレベルで災害や事件に巻き込まれ大きな傷を心に負ったときにどうなってしまうのか、一歩外に出れば宗教の勧誘が、ネットを開けば虚構や扇動的な情報が溢れる今世で本書の登場人物のような道を辿ることはあり得ない話ではないと思わされます。  

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月04日

デパートの原因不明の大事故。
関係者にインタビューをしていくなかで、
浮かび上がっていく謎と微妙に絡みあう人間関係。
よい人いないなあ。人間の悪意と自分なことじゃなきゃどんな大事故も下世話な好奇心の餌食ということと、出た出た、宗教。。
質問者も回答者も次々替わって、目まぐるしい。
作家ってよくこんな...続きを読むに思い付くなあ。
消防士さんの話と最後はぞわぞわした。
結局、事故原因は何なんだろう。
集団ヒステリー?政府の陰謀?
面白かったし、一気に読めた。

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Posted by ブクログ 2022年12月14日

無数のパズルのピースを無作為に大量に置くことによって作られる様な作品でした。 普段私も行くようなショッピングモールでのお話。 そこで何が起きているのかは誰にもわからないけれど何かが起きていて大量の死者が出てしまったという結果が残ってしまった。 ピースを集めることで話を繋げて行くという作業がとても面白...続きを読むく最後まで読めました。 会話形式で書かれた文章も新鮮で情景などは語られた会話の中でのみ表現され、他の会話は全て事件に関わるものというのが考えながら読めた所かなと思います。

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Posted by ブクログ 2022年12月01日

ホラーの基本にそれが何であれ解らないものは怖いと言うのがあるけれど、まさにそれ。原因どころか、何が起きたのかさえはっきりしない状況を示す証言が積み上がっていく過程には、言葉に出来ないような不安感が募る。後半、陰謀論的な展開が提示されるようになると却って醒める。何一つ、明らかにされないまま終るというの...続きを読むもアレなんだが。こういう話はまとめ方がむずいなあ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年09月03日

大型商業施設で起きた、多数の死者を出した事故のことについて、聞き取りを行う形で、話が進んでいくが、最後まで真相は明かされない。

事故で生き残った子供が教祖にされていく話もあるが、旧統一教会のことが世間で話題になっている今、本書を読んだので、不思議な感じがした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月03日

コロナ禍前、某所イベントの本交換で入手した本。

序盤すごく苦手な閉鎖空間でのパニック状態の描写が続いて想像だけで気分が悪くなってしまったので、閉所恐怖症や広場恐怖症などの方は同様に気分が悪くなったりする可能性があるかもしれません。
ですが、中盤以降はだんだんと状況の不思議さ・不気味さの方が勝ってい...続きを読むき、続きが気になりました。
明らかな悪意や敵がいるわけではない、「集団」の恐ろしさが分かります。いつ、どこで起こってもおかしくはない。そんなパニックホラー? サスペンス? 小説です。

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怖かった

2022年05月03日

なんだかとても不気味だと感じた。会話だけで構成されているがやりとりがとにかく最後にはゾッとする。夜に読むと眠れなくなるくらいなんだか不気味だった。最後は少し意味がわからなかったけどそれもまた気味が悪い…。もう読まないと思う。

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ネタバレ購入済み

最後以外は面白いけど

2020年08月08日

作品説明を読んで、「面白そう」と
思い、実際終盤までは楽しめたんですが、
オチでちょっと肩透かしを食らった感が
あり、そこはちょっとマイナスかな。

いやこの話をいれるにしても、順番を
一つ前と入れ換えるだけで大分違うと
思うんですが。

最後に胸糞悪さだけを優先されたような
...続きを読むになってしまいました

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Posted by ブクログ 2024年01月18日

アンフェアさを楽しむ本だと思った。会話のみで構成されているって事は三人称ですら無いわけだから、読者は当然状況が理解出来ない。これは著者からの挑戦。展開は二転三転するけど、テーマは最終章まで一貫して価値観の多様性みたいなことだから、この物語自体をどう捉えるかもまた、どうぞご自由にみたいな

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