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Posted by ブクログ
とあるショッピングモールで起きた大人数の死傷事件。その発生原因には謎が多く、事故なのか犯罪なのかもよく分からない。その事件の被害者及び関係者に対するQ&Aだけで構成された小説。
読み進めるにつれて群集心理の愚かさやグロテスクさがこれでもかと出てくる展開に、嫌気がさしつつも引き込まれずにはいられない。
結局この事件の真相は何だったのか?タクシー運転手の彼が言っていたことが真実なのだろうか?分からないまま小説は意外なラストを迎える。
全体的にスッキリしない。胸につっかえた嫌な感覚が残る。しかし決して駄作ではない。
好きではないが、つまらなくもない評価が難しい作品だった。
Posted by ブクログ
読んでいる間じゅう、ずっと不穏な雰囲気を感じていた。その原因が分からない怖さや不気味さがとても読書欲を掻き立ててくる面白い内容だった。
大規模スーパーマーケットでのパニック災害がテーマ。
ただ、その原因や犯人を見つけて事件を解決するような展開ではない。ここは賛否が分かれるところだと思う。
私は受け入れられたけど、やはりもう少しすっきりした結末があった方が嬉しかったかな。
関係者それぞれにインタビューをする形式で話は進むんだけど、その関係者達から予想もしなかった告白がされる。どう考えてもこの事件とは関係ない内容なのだけど、それが結局やっぱり関係ないまま終わる。
それを偽伏線と捉えるとつまらない評価になるかもしれない。
おそらく、これは1つの事件・事実に対して感じることや受け止め方が人によって異なるし、そのどれもが間違っているわけではない、ってことなのかと思った。
こういう解釈や理解って、読み手も齢を取らないとなかなかできないよなぁ、と思う。
あと本文中で不況の世の中で公務員=安定しててよい職業、というのがなんか懐かしい表現だったけどこの本2007年作なんですね。当時の世の中を感じられるなぁと思いました。
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