【感想・ネタバレ】作者不詳 ミステリ作家の読む本 (下)のレビュー

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ネタバレ

岩壁荘の話が出てきて「魔邸にでてきたやつだ!!
」と興奮した。

とっても怖くて面白かった!ミステリ要素はわくわくするし、ホラー要素では思わず声がでちゃったり。

三津田さん達主人公が古本を購入したところから、怪異に巻き込まれていくのだけど、最終的にわたしが巻き込まれてしまう。
これから、どうしよう

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2021年05月13日

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読めば怪異に襲われ、作中の謎を解かねば行方不明になる『迷宮草子』

第五話「朱雀の化物」

第六話「時計塔の謎」

第七話「首の館」


『迷宮草子』そのものの正体とは…

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2013年05月15日

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下巻。入れ子構造を上手く使った現実と虚構の境界を溶け合わせるような凝った構成と趣向が見事です。
作中作はどれも出来が良いですが、スプラッタホラーな「朱雀の化物」が特に印象深い。
「迷宮草子」本体の謎解きは二転三転で頭がぐるぐる回ります。文庫版ラストは賛否両論ありますが、わたしはアリかなと。
本作は、ミステリ面では、謎に対する解釈の信頼性や論理のあやふやさにかなり焦点を当てており、さらに、それ自体が仕掛けの一部となることで、読者を眩惑しつつ「迷宮草子」の奇妙さと怪しさを際立たせているのかなと感じました。
またじっくり読みたい。

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2013年03月10日

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下巻である。「迷宮草子」の真相は自分でよく読んで確認してください。

様々なタイプの推理形式であるがおもしろかった。

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2012年06月07日

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面白かった!構成が変わってるけど、それが読みやすさになってて、どんどん引き込まれる。しかも、逆から読んだ私からしたら、今までに読んだ中に関係性があるものがあったし、なかなか楽しかった。しかしながら、やっぱり作者と同じ名前の主人公はどうも…。有栖川を思い出してしまう。そうすると、新一郎が火村に見えてきてしまう。

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2012年02月21日

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『迷宮草子』の中の作品は下巻に収録されてる方が上巻より怖いし、秀逸だと思います
ホラーとしてもミステリーとしても本当に面白いし、一気に読み進めるたくなる
最後までハラハラして面白かったんだけど、最後の最後のオチだけはちょっといただけなかったかなぁ・・・ 
まぁそれでもその部分以外は本当に面白かったので星4.5って感じですかね

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2011年08月18日

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ネタバレ

2010/12/15 ジュンク堂書店住吉シーア店にて購入。
2015/11/6〜11/7

いやいや、これは面白い。次から次へと畳み掛けるどんでん返し的な展開。これまで読んだ三津田作品とはちょっと違って良い意味で見直した。未読の方は是非。

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2015年11月07日

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下巻のほうがホラー感強めで引き込まれた。
朱雀の化け物面白かったです。
最後はなるほどね〜という。
上手い終わらせ方ってすごく難しいので、いいんじゃないでしょうか。アニメになったらワクワクするような感じがしますね。

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2022年05月01日

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ザ・三津田信三作品って感じ。
各話の筆者名がどうこじつけても読めなかったため、最後の回収に驚かされた。
結局のところ何が憑いてるの?っていう説明がなされないところが、より気持ち悪さが増して心地よい。

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2020年11月27日

購入済み

これはこれでいいけども

下巻では「朱雀の化物」が一つ抜けて好み。
作中作自体はもちろん、その謎を解くための
三津田と飛鳥のやりとりも、一作ずつ工夫がこらされていて楽しめる

ただ、全体の結末としては、「これはこれで
いいけど、新書版の方がもっと良くない?」
と思ってしまうのは、そちらに馴染みすぎた
せいか

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2019年11月23日

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ホラーとミステリーの融合っぷりが秀逸な本作。お気に入りです。
謎の同人誌『迷宮草子』の作品を1篇ずつ読むといういわゆる作中作パートと、それを読んだが故に怪異に襲われ『迷宮草子』のその作品の謎を解く(解釈する)パートとが交互に挿入されており、グイグイ読ませます。『迷宮草子』はそれぞれホラーとして趣向が違っていてどれも面白いのですが、「朱雀の化物」「首の館」辺りが一番私の好みかな。ラストに向かっての毎度二転三転する展開、面白かった。

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2018年08月09日

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ネタバレ

ホラーとミステリの融合、本当に面白かった。
これはミステリ色の方が強かったかな。
迷宮草子の一つ一つの話も楽しめたし、全体を通しての謎解きしつつ、そしてホラーっていうのも。

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2018年01月03日

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ぎゃー!怖い!
何最後の!怖い怖い!

ミステリの短編集を読んでいるかの様で、実は全て
『迷宮草子』という一冊の本の中の話。

あぁ、私も迷宮草子の物語の一部になってしまったのか。

締めは好き嫌いが分かれそうですが、世にも奇妙な物語を見ている様な、最後の最後まで不思議な世界観に浸れたので私は好きです!

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2016年04月15日

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新書版のとラストが違っているような?新書版が手元にないから確認できないが…。たしか「稜子…」って誰だ?みたいな終わり方だったような。まさか、迷宮草子だけあって、文章が改変されたというのか。迷宮草子の作者は…俺?

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2015年11月26日

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作家三部作の第二作目にあたる本作は、大きな作中作の中で、ミステリで言う所の問題編である短編を扱い、それを外側から(と言い切ってしまえないのがアレですが)解いていく、そこにメタ的要素も入ってきて…というなんとも入り組んだ構造になっています。
前作が大きくホラーの側に傾いていたのに対し、本作は本格ミステリとしても十分満足のいくものになっています。
収録されている7つの短編は、どれも幻想的なもので僕には堪りませんでした。
お気に入りは幻想怪奇小説の雰囲気が存分に楽しめ、なおかつミステリとしての驚きもある「霧の館」でしょうか。
時点は、「朱雀の化物」
どういうトリックが使われているか見当はつくのだが、成立しないように思える。そんな読者の盲点を突く真相にやられました。
ラストを飾る「首の館」は所謂、そして誰もいなくなった系で上記の「朱雀の化物」と同じ構図なのですが、こちらはトリックというよりロジックで魅せてくれる秀作です。
そして大きな作中作であった「迷宮草紙」そのものの謎解きへと至ります。ここでメタ的趣向を存分に使って、読者をも巻き込んで迎えるラストは背筋を凍らせるものがあります。

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2015年02月20日

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ホラー+ミステリで、怖いのですよ怖いのですよヽ(〃Д〃)ノ
上巻を読んでしまったら、もう下巻が気になって仕方なかったのです( ´¬`)
こう言うのが読みたかったーー的なミステリもあって、やっぱり最終話が良いのですよね。
こう、ワクワクが……( ´¬`)そこから探偵二人の幻惑な会話や最後のページとか、普段だったら躊躇してしまったかもだけどすんなり素直に読めたのです(* ´ェ` *)

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2016年02月18日

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上巻で感じた違和感にしっかり説明を付けてくれた下巻でございました。スッキリ〜!(笑)

【刀城言耶】シリーズ、【三津田信三】シリーズ共に、二転三転するラストの真相指摘が圧巻の三津田作品ですが、今作は作中作を絡め、いつにも増してメタメタな展開が楽しめます。こういうの、評価は別れるだろうけど、私は好きなのよね〜(笑)。

ホラー、怪談、ミステリ、これらのジャンルを見事に融合させる手腕に唸り、最後の最後で【こちらを凝視してくる】「彼」の視線とその後の余白に、ただただ痺れました…。予想してたのにね。
本当に、三津田先生の文章には読者を引き込む力を感じるなあ、とつくづく思いながら本を閉じたのでした。…おかしいな、誰かの視線を感じるぞ…(悪ノリ



◉第五話「朱雀の化物」…山奥の山荘で、6人の高校生達の惨殺体が発見された。関係者が書き残したノートから、その凄惨な事件の顛末が明らかになるが…。

◉第六話「時計塔の謎」…幼い頃から密かに思いを寄せていた千砂が転落死した。視力に障害があった彼女は、突然晴れた陽射しに目を眩ませて手すりから身を乗り出してしまったのだろうと、警察は結論付けるが…。

◉第七話「首の館」…同人誌作成の為に、孤島に建てられた館に集まったWebサイト「迷宮社」のメンバー。一日目の夜が明けた早朝、一人目の犠牲者が首吊り死体となって発見される。果たして彼等を島に集めた「幹事長」の正体とは?
最後の生存者が殺人者の手にかかり、犠牲者の首がテーブルに並べられる。全ての関係者が殺害された後、指摘されうる犯人の正体とは?

◉迷宮草子…迷宮草子に掲載された全七話の謎解きを覆す、衝撃の「真犯人」指摘。

◉作者不詳…迷宮草子に仕掛けられたトリックと、再三に渡って彼等が感じた視線の正体。

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2014年09月13日

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伝奇ホラーと本格ミステリの融合。二度、三度と繰り返されるどんでん返し。おどろおどろしく怖くてしょうがないくせに、やめられない止まらない。ホラー嫌いのはずがなぜ、三津田信三にはまってしまったのか(汗)。
これはホラー要素かなり強めの連作。こわいよ~。

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2013年12月26日

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初っ端から(私的に)非常にコワイ話から始まり、夜寝る前に読んだのを後悔しました。とにかくこの方の書く、追いかけられ、追い詰められていく描写が恐くて恐くて。全体の終わり方に関しては、よくも悪くもこんな終わり方っすか!と思いました。全体をとおしてみると、ぐいぐい引き込まれたということで、楽しめた本だと思いました。

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2012年10月19日

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横溝正史や江戸川乱歩などのミステリを好む人はきっと楽しめるだろう。ある意味「あれ?」と思ってしまうような部分さえも彼らに通ずるところがあるのだから(と少し意地悪く言ってみる)。

(あらすじ)「迷宮草子」というホラー系古書愛好家の間では有名な同人誌を手にした飛鳥信一郎と三津田信三。不思議な装丁のその本を開いてみれば、短編の内容に沿った奇怪でとにかく恐ろしい現象に巻き込まれてしまう。「迷宮草子」誕生の謎と収録された短編謎を解き明かしていくと――。(/あらすじ)

展開が多少漫画的なのが気になったがいつの間にかそんなものが気にならなくなっていた。個人的には多少引っかかる「謎解き」があるにしても、もの凄く良くできている…!と読み進めて行ったのだが、ラストには肩透かしを食らってしまった。きっと鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたにちがいない。ここまで読んできたのは何だったの!?と思うと同時に「読み返してみなきゃ」と思わせるのはさすがだ(行動に移すかはともかく苦笑)。
三津田さんは「怖い!」という強迫観念がすっかり「厭魅」で植えつけられてしまったから多少気負いがあったが、提示されたホラーの割には怖くはないので心配はいらないと思うが、悪意の様なものをひしひしと感じるところがある。
「刀城言耶」シリーズの謎解き部分の手の平のかえしようにほとほと疲れてしまう読者の側のわたしはこれくらいのボリュームが理解が追い付くにはちょうどういいと思ったのも確か。しかしラストの謎の解明はちょっとヴァリエーションがないんじゃないのか?と思ってしまった…。まあそんな事言ったら大好きな京極もとことん入れかわり(?)を頻発させているわりに読めてしまうのだから、もう少しだけ頑張って欲しいところだ。

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2012年03月18日

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作者不詳 ミステリ作家の読む本
 第5話 「朱雀の化物」
 金曜日
 土曜日(午前)
 第6話 「時計塔の謎」
 土曜日(午後)
 第7話 「首の館」
 日曜日
 「迷宮草子」
 「作者不詳」
講談社「作者不詳 ミステリ作家の読む本」 2002年8月

解説 笠井潔

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2024年03月08日

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一つ一つの章のミステリーは面白いが、逃げるシーンが冗長に感じた。

オチも個人的にはスッキリしなかった。

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2021年07月08日

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一つ一つの短編の出来は良いと思う。ただ、最後のオチというか、大団円がどうにも納得できない。そもそも、なぜ、本を読むと、怪異に巻き込まれるのか。そこが、はっきりせず、すっきりしない。その点では、上巻の方が楽しめた。

メタフィクションを理解しないと、本書は楽しめないのかな。

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2015年11月03日

Posted by ブクログ

下巻では、第5話から第7話までが扱われます。

第5話「朱雀の化け物」は、高校生グループのいじめをめぐる殺人事件。第6話「時計塔の謎」は、目を病んでいる女性が塔から突き落とされて死ぬ事件を描いたもの。第7話「首の館」は、『迷宮草紙』という同人誌を作成するために無人島にやってきたメンバーたちが、次々に殺害されていく話。

そして最後に、2人の主人公と、彼らが謎解きに挑んでいる作中作の『迷宮草紙』との関係が、読者と本書との関係へとスライドさせられるメタフィクションになっています。

メタフィクションの仕掛けそのものは、前作『忌館』(講談社文庫)よりもずっと整っているように思います。なお「解説」の笠井潔は、「現実界」からの逃避だとするジジェクのメタフィクション批判を引用しつつ、現実と虚構のねじれという探偵小説が本来的に有する可能性、すなわち、読者が「謎」に向き合わされるということが、メタフィクションにゆだねられることで外在的に処理されてしまっていることに苦言を呈しています。

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2014年09月02日

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ホラーとミステリの融合…はともかくミステリの定義について考えてしまった。古書店で同人誌「迷宮草子」を手に入れたときから始まる怪異の数々。これを収めるには同人誌に収められた7つの作品すべての謎を解かなければならない。作中作である迷宮草子が中ダレしたりつまんなかったりしたけど、下巻はまあまあ。★2.5くらい

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2012年01月31日

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