【感想・ネタバレ】夜のピクニックのレビュー

あらすじ

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

こんな歩行祭と言うお祭りがあると言うことに驚いた。辛い中にも青春要素があって面白かった。西脇と貴子がこの先どうなるのか気になる。

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2026年03月21日

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ネタバレ

前半は登場人物が多く、物語全体を通して大きな事件や出来事もない。だが、読み進めるにつれてそれぞれの登場人物の良さが感じられるようになった。大人の世界をまだ知らない、だが子供っぽくはない、そんな高校生という曖昧な時期に直面している時期の人間を見事に表現していると思った。青春小説ではあるが、恋愛観についても気付かされることが多かった。読後の満足感、幸福感が高い作品だと感じた。

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2026年03月21日

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夜を歩きたくなる。10代のうちに読むべき本。
大人びているけどまだ未熟な青い人間関係と心情がよく表現されている。
読んだ後に満たされた気持ちになれる。

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2026年03月20日

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さすが本屋大賞に選ばれる作品です。
読んで良かったです。
夜のピクニックは、著者の出身高校が舞台なんですね。
私の出身県にも旧制中学からの伝統高校が、強行遠足といって105キロ歩く行事がありました。
私の高校も富士山五号目までの往復競歩がありましたが、青春ですね^_^

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2026年03月17日

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ネタバレ

大きな展開の変化はないが、ページをめくるにつれてじわじわと心の灯りが明るくなるような作品。

個人的には美和子が貴子に恋人と別れたことを打ち明けるシーンが印象的だった。
美和子はお互いに完璧な相手と付き合っているということに自己陶酔していたから、本物の恋ではないと言う。それに対して貴子がそれも恋だったんじゃないと答えるのが凄く好き。
人間というのは正解だと思われる事象と比較して、自分の行いを評価する傾向がある。それは時として気持ちを楽にしてくれる薬にもなるが、自分を苦しめる毒ともなる。
恋愛感情にかかわらず、名前をつけることができない曖昧なものにはその傾向が顕著に出ると思う。
しかし自分で恋だったのだと定義してしまえば、他人からどう言われようと一旦は認めてしまっても良いのではないだろうか。
この物語のように、歩くという行為は長時間続けば苦痛になるが、喉元を過ぎればそこで抱いた様々な感情や疲労という熱は忘れてしまう。
そういった忘却機能に抗うために、一度名前を付けるという行為が必要なのだと思う。そうすることで未来へ繋げることができ、何かのきっかけで再検討の余地が与えられるのではないだろうか。

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2026年03月15日

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激しい起承転結があるわけではないが、読み終わった後の満足感がすごい。
心地の良い青春を感じられる小説

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2026年03月15日

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「生徒全員で夜通し歩く」という行事を軸に、登場人物同士のやり取りや関係の変化が少しずつ重なっていく。大きな事件が起きるわけではないが、その小さな揺れの積み重ねが、物語に確かな起伏を生んでいる。

読み終えたときに残るのは、いわゆる読後の余韻というよりも、長い道のりを歩ききったあとのような心地よい踏破感だった。

読んでいるあいだは、自分もその列の中に混ざって夜道を歩いているような感覚があり、同時に、若い頃の瑞々しい時間を思い出させてくれる作品でもあった。

静かな青春小説として、とても印象に残る一冊。

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2026年03月09日

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高校生のときに読んでおきたかった、という意見を聞いて高1のときに読みました
けど多分この本は大人になってから読んで、青春してたなー懐かしーってなる方が楽しいと思います

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2026年03月07日

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★4.9
とても好きな作品。
登場人物の言葉や思考に触れると一瞬で学生時代に引き戻される。
終わり方が爽快。

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

第2回本屋大賞受賞作。昔から知っていたのに、まだ読んだことがなく手に取った。
みんなで夜歩く、たったそれだけのことが、どうしてこんなに特別なんだろう。
高校生活最後のイベント『歩行祭』を題材にした物語で、事件らしい事件が起きたり激しい喜怒哀楽の感情が沸き起こるわけではないのに、なぜかめちゃくちゃ惹き込まれる!!
主人公である高校3年生の男女2人の視点が交互に入れ替わりながら物語が進んでいく形式なので、約450ページもの長編でもだらけずに読み進められて良かった。
高校生時代の何気ない日常や、友情や恋愛などの記憶がよみがえり、なつかしいような切ないような気持ちになれる素晴らしい作品だった。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

青春ていいですね。
主人公二人の背負った運命は決してありふれたものではなく、その運命に悩み続けて大きな蟠りがあったがそれが学校をあげた一大イベントを仲間と挑戦して困難を経験しながら乗り越えていこうとする彼らがとても眩しかった。
所々に散らばる小さな伏線も少しづつ明かされていく。自分も同じイベントに参加しながら、それを見つめていくような構成で読みやすかった。
そして、表紙の絵についても、読み終わった後に、そういう事だったのか、と気づいておもしろかった。

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2026年03月01日

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ネタバレ

なんて幸せな小説なんだろう。

読み終えた後、池上冬樹さんの解説にあった「多幸感」という言葉がよく分かる。

いつだってそうだが、特に若いころのことは、後になって「もっとこうしていれば・・・」と思うものだ。

『夜のピクニック』のストーリーでは、大きな事件は起きない。

それなのに、退屈しない。

たくさんの人物の数だけのストーリーがきちんと並んでいて、しかも最後の展開に向けて収束していく。

読む人の年代や生きてきた環境によって感じ方は変わるだろうが、子を持つ親の一人としては、中学生くらいになった子どもに読んで欲しいと思える本だった。

> 今は今なんだと。今を未来のためだけに使うべきじゃないと。(p344)
>

こんな言葉があった。

学生のころは背伸びせず、その時にできることを、楽しいことも苦しいことも、全力で味わう方がいい。

大人になって取り返せるものもあるけど、そうでないものもある。

大人の側から読むと、ちょっと寂しくなる側面もあると思う。

子どもの側から読むと、もっと今を楽しんでおこう、と考えられると思う。

> みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう。
そうだね、杏奈。不思議だね。
貴子は杏奈にそう答えていた。
並んで一緒に歩く。ただそれだけのことなのに、不思議だね。たったそれだけのことがこんなに難しくて、こんなに凄いことだったなんて。(p414)
>

ただ親しい人と時間を共有する。

それは当然なようで、いつまでも続くことはない、特別で大切な時間だ。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歩いているだけ、なんだけどその空気感や風景、足の痛みまで伝わってくる文章のリアリティがあって読んでいて気持ちよかった。歩行祭の中で生まれるドラマもたくさんあり、学生時代の時間の特別さを感じた。無性に歩きたくなった!

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2026年02月26日

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自分が高校生の頃のこと、あまり思い出せないのだけれど、私にもこんな風に「今」を過ごして「未来」を見ていた頃があったはずで。
持っていたものへの懐かしさと、もうなくしてしまって取り戻せないのだなという寂寥感で、胸がいっぱいになってしまった。

読んだ時に高校生を通り越してしまっている全ての人がきっとそんな風に感じるのではないかなと思った。

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2026年02月18日

匿名

購入済み

みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
高校最後の行事。二日間で約80キロを全校生徒で歩く歩行祭。クラスメイトと、親友と、時に他愛ない雑談をしながら、時に黙々とただ歩くだけ。
実際近くにこんな高校があっても、たとえどんなに制服が可愛かろうと雰囲気が良かろうと、そんな行事がある時点で志望校にすら入れないと思いますが、読んでいると、どうしてうちの高校にはこんな、絶対に思い出に残る行事が無かったのかしらと思ってしまいます。

#エモい #深い #共感する

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

2005年の第二回本屋大賞受賞作。
80キロを24時間かけて、歩き通す歩行祭。
 ただただ高校生が夜通し歩き通すだけなのに、なんなんだこの満足感は!、、名作と言われるのに納得。
 たった1日の出来事なのに、みんなで語らいながら歩く道のり。それぞれにストーリーがあって、いろんな想いを馳せながら臨む歩行祭。
 自身にも似たような行事があったため、学生時代の自分と重ね合わせて、本書の中の歩行祭で描かれる、肉体的かつ精神的な心情描写には、どこか懐かしさを感じながら読み進めていた。
素敵な青春小説だった!!

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2026年03月13日

匿名

購入済み

青春

はるか昔の高校時代の葛藤、切なさ、もやもやした気持、そして友情を喚起させてくれた。
風景描写もリアルで、自分が登場人物達と過ごしているかのようだった。

#切ない #エモい #憧れる

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2025年02月21日

QM

購入済み

久しぶりに読み直し!!
懐かしい!!
夜中のピクニック、そういう話だったな~、
そんであの幽霊とか騒がれてたやつはあいつだったな~~~、、、、とか笑
学生らしいみんなの発言や会話や行動がすごく懐かしくてあったかい気持ちなった。

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2024年09月25日

青春

読んでいると、自分までそこに混じって歩いているような気持ちになれました。
懐かしい気持ちとか新鮮な気持ちとかを自分の中に感じれて、とても楽しく読めました。

#癒やされる

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2024年04月11日

匿名

購入済み

夜のピクニック

タイトルに惹かれ購入。学校行事として夜道を全校生徒が歩く。学生時代は夜に友達に会うだけで特別な世界だったのを思い出す。そこにいろいろなことが起こるのだからおもしろくないわけがない。

#エモい

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2023年02月03日

購入済み

夜のピクニック

ネットのおすすめに出てきたので読みましたが、とても面白かったです。

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2020年10月31日

購入済み

爽やかな青春を満喫

以前から気になっていて、やっと読みました!
恋愛ものと思っていたけど友情だったり、青春真っ只中の複雑な気持ちだったり、どれも興味がわいて続きが気になりあっという間に読んでしまいました。
ただ、登場人物ひとりひとりが素晴らしい人間で、輝いていて…現実はそううまくいかないぞとも思いましたね。素晴らしい友達に囲まれ、青春時代を過ごしている貴子は幸せですね。

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2016年05月13日

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高校生ならではの心境の変化がとても解像度高く描かれていた。
自分が高校生だった頃と重なり、懐かしいような、羨ましいような気持ちになりながら、気づいたら読み終わっていた。

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2026年03月22日

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融と貴子、2人の間にある不快な隔たりが、夜行祭を通して抉り出され、そして浄化される様はとても美しかった。

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2026年03月20日

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高校生が1日かけて80キロを歩く学校行事の話。
歩く中で、登場人物の会話を通してそれぞれの人物の想いや関係性を感じることができて面白かった。普通の小説だと日や場面が変わっていくものが多いけど、夜のピクニックは1日の時の流れをそのまま追っていく感じで、それも新しい体験だった。自分も一緒に歩いていた感じがする。

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2026年03月17日

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母校の話。20数年前を思い出す。1000人強はいたであろう生徒が普通の道をひたすら歩くって今思うとすごい、暴走族に煽られたりしたな。
実際丸1日歩くだけではそんなに深い事は考えないし、心ときめく事も起こらないけど。夕暮れの堤防沿いとか、仮眠した体育館の寒さとか、一生覚えてるんだろうなと思う。

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2026年03月10日

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序盤はありがちな青春物語だと思って読むのやめようと思った
半分を過ぎたあたりから面白くなってきてページをめくる手が止まらなかった
貴子や融のように複雑では無いけど共感できる部分があった
学生時代に読んでおきたかった
読むのをやめなくて良かった

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

全校生徒が朝から丸一日歩き続ける北高の伝統行事「歩行祭」。甲田貴子は高校生活最後の「歩行祭」で小さな秘密の賭けを実行することにした…

80kmも歩行するって一体!想像するだけで足がつりそうになる(笑)
友達と会話しながらただただ歩く(たまに走る)青春小説。思春期ならではの「好き」という気持ちに対する区切りのつけ方に悩む彼女達がいじらしい。「誰が誰を好き」とか「告白するしない」とか、盛り上がるんよねーこの頃。普段一緒に過ごさない夜だからこそ、ぶっちゃけたくなる気持ちもわかる。一人で悩んできたことを打ち明けるのはとても勇気のいること。素晴らしい友人達に囲まれていたこともあって、晴れやかなラストで気持ちよかった。

私自身高校卒業してからうん十年経つが、いまだに高校の同級生と集まってはアホみたいな話で盛り上がっている。素の自分をさらけ出せるのは、何事にも全力でぶつかっていた時代を共に過ごしたからなのかな。
読んでる最中、THE虎舞竜「ロード」のフレーズがぐるぐる脳内再生されていた。
“なんでもないようなことが幸せだったと思う“

吉川英治文学新人賞 受賞
本屋大賞 受賞
キノベス! 1位

《高校三部作》
1.六番目の小夜子
2.球形の季節
3.夜のピクニック

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

夜のピクニック

たまには男性作家の小説でも読もうと、本屋でたまたま手にして購入し読み始め、やけに繊細な流れだなと思ったら、女性作家だったのかぁ、と納得。

80キロを歩き通す高校の歩行祭イベント。
若者ならではの悩みや葛藤に加えて、そんなことあるんかぃという人間関係の複雑さが、長閑で豊かな自然に包まれた中を歩き続けることで、少しずつ解れていく様を、一緒に歩いている錯覚に陥りながら、読んだ。

人は、肉体的な痛さや辛さで一杯になると、無口になり、バランスを保とうとして考え事に浸り心が豊かになる気がした。
長い歩行会の終盤、二人はどちらからともなく並んで歩きだすシーン、「良いね」100個あげたい。

多くを経験し、大人になる貴重な時間だったんだなぁ、と遠い昔に心をワープさせてくれた。

刺さった一文
▪大人になるというのは不条理なものである。
▪好きという感情には、答えがない。何が解決策なのか、誰も教えてくれないし、自分でもなかなか見つけられない。
自分の中で後生大事に抱えてうろうろするしかないのだ。

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2026年03月03日

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たった1日の物語だけど、主人公の人生が変わる1日になった夜のピクニック。リアルな青春物語。
幸せになれる話です

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2026年03月02日

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学生生活が終わってから読んだからこそ、明るい未来に向かいながらも大切な時間が終わってしまう切なさや儚さをより感じられた気がする。先に大人になろうとしていたわけではないが、素直に青春しておけばよかったという融の気持ちもわかる。無茶できるのも、すぐ側に気のおけない仲間がいるのも、学生の特権だ。

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

面白かった。恩田さんの本は、最後の閉じ方がとてもキレイ。ゴールに向かって、一緒に歩いている気持ちになった。

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2026年02月19日

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ただ高校生が夜通し歩き続ける、それだけなのに一人一人の心情だったり、その移り変わりが鮮明に描かれていて良かった
会話形式で進んでいく所も多くて、言い回しも面白かった
ただ、大きい盛り上がりとかはなかったからちょっと読むのに時間かかったかなあ

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

中高生で読みたかったな〜と思った青春小説。
イベントを面倒くさがりながらも楽しみに大事にする気持ちや当時の鋭い感覚を思い出させてくれる本だった。

ドロドロした関係の上に成り立ってるはずの2人だけど、それが爽やかに描けているのは年齢設定魔法。

甘酸っぱい恋愛が混ざって、もっともっと早く出逢えていたら更に楽しめたんだろうと思えてしょうがない

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

文体がとても読みやすかった。
高校生の非日常感が手に取るように伝わってきたなー!私にもこんな日あったなあと思い出した。

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

初恩田陸さんです。最近本が読める宿に泊まって…せっかくだから読んだことない方のにしようと思って、気になりつつ手が出せてませんでした。
作品名から楽しい学生生活系かな、と思っていましたがなかなか一筋縄ではいかない諸事情が絡まって一気読みでした(笑)今度他の作品も読んでみようかなぁ。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

思わず一気読みしてしまった。登場人物がみんな生きてる。個性豊かでそれぞれ尊敬できて面白い。普通小説は1週間、1ヶ月、1年、10年、と年月の流れと共に描かれるものだけど、この本はたった2日だった。たった2日なのに濃密。それに設定が進学校なだけに会話も登場人物の着眼点も面白い。また読みたいな。美和子、翼、融、かなこ、光一、ジュンケイ

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2026年03月19日

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