【感想・ネタバレ】夜のピクニックのレビュー

あらすじ

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

あの頃を思い出す青春小説。
卒業を控えた高校生たちが、年に一度の学校行事「歩行祭」で夜通し歩き続けるだけの話。その時には気付かなかったけど、ただ夜通しみんなで一緒に歩くことがどんなに貴重なことか、振り返ってみればずっとこの時のことを思い出すんだろうなあ
進学してしまえば二度とこんなことはないし、クラスもなくなって集団行動なんてすることも無くなる。それが少し寂しくて、時に高校時代を思い出して帰りたくなるけど、思い出のままだから美しいことがあるのかも。。
貴子と美和子、融と忍、それぞれずっと仲良いままいて欲しいなと思ってしまう。高校の頃からお互いのことを大事に思って、それを言葉に出来ることはとても凄いことだから。そして、複雑な関係からお互いを避けていた2人が、杏奈のおまじないのおかげもあって、歩み寄ることができた。
この物語は大きな課題を解決し、この先待ち受ける人生へ彼らを送り出した。不安定な高校生たち、二度と戻れないあの時期、好きだ〜

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

青春ならではの空気感、華やかなようで危うさもあるその煌めきがまるで星空のように瞬いているそんな印象を受けた小説でした。
特に、貴子と融の視点の書き分けがかなり丁寧だなと思いました。視点が混同せず、貴子視点の話を書ききったら融の視点に移るなどどちらの視点で物語を進めていくかがはっきりとした作品だと思いました。そのため、最終に近づくにつれて視点がくっついていく、各視点が短くなっていく部分も文章に旨みが出て素敵でした。
また、2日間という短い時間をこれだけの文章量で書いたという点に置いても優れている作品だと感じました。普通、2日間の物語をこれだけの文章量で書いてしまうとどこか長々と文章を綴っていると感じ飽きてしまうのですが、最後まで飽きずに読めたという点においては作者の文章力の高さに感動しました。
私事ですが、高校の修学旅行をコロナウイルスにより経験出来なかったためあの独特の夜の雰囲気、且つ高校生という大人になりかけの未熟な状態で経験したかったなとこの本を読んでいて思いました。
また、行事に関してもコロナウイルスによって短縮で行われていたため、友達と語り合う時間も乏しかったので羨ましいと思いながら読んでいました。
また、読み返したいです。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋に行けば、必ず目につく場所に置かれている「青春小説」の金字塔。普段ミステリーを好んでいる自分でも、コレは傑作。また歳を重ねた時に読み返したい。歩行祭というただ高校生が歩く行事という内容なのに、温かみのある登場人物が加わるだけでこんなにも素敵になるのかと感動した。記載されていた中で印象的だったのは、人の日常というのはスケジュールを細かく分解し、雑念が入らないようにしている。この歩行祭は、それを一本の川にして、ノイズも含めて耳を傾けるというもの。28歳から目覚めた読書という趣味は、今の時代では正に思考を一本の川にし、寄り道をするタイパの悪い趣味かもしれない。でも、これからも息抜きがてら、ノイズを楽しむ人生にしたい。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

青春っていいなって思える一冊。
一年時に歩行祭に対して嫌だなって思っていても三年生になって名残惜しくなるような経験が恋しくなった。
今まで付き合ってきた友人やこれから出逢う人たちに対して、人生という限られた時間の中でいつかくる別れを名残惜しく感じられるように接したいと思う心温まる一冊でした。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

2022/01/31

夜に歩くことに意味があるのか、長い時間を共にすることに意味があるのか、共に体力の消耗と励ましを共有することに意味があるのか、わからんけど、夜のピクニックにはすごい力があるように思った。
甲田貴子と西脇融は異母兄弟でお互いそれを知っていたけど、周りには言ってなくて、お互いがお互いに嫌われていると思っていたからずっと話すこともなかった。だけど、夜のピクニックで話すことができて一瞬にしてわだかまりみたいなのがなくなった。
印象としては、曇りから日がだんだん差してきて暖かい、みんなが好きな太陽に照らされた2人になった感じ。融は貴子の家に行くことになったし、2人の間に笑顔とたわいのない会話が生まれてよかったな。

ちょうど一昨日話してたけど、並んで歩くって普通にしていたら相手の顔見えへんし、相手の顔は横を見ればすぐに見れる。相手の顔を見ずに話せるから結構踏み込んだ話とか、今までは黙ってたけど実は、、、みたいな話ができるのかなと。
そう考えると、やっぱり夜歩くことに意味があるってことになるな。(私の見解やけど。)

わたしは頭の中で映像にしてしまうタイプやけど、ちゃんと1日目の昼と2日目の午前中は同じ晴れでも違う晴れを映像化できた。夕方から夜にかけても、真夜中もしっかり映像化できたのは恩田陸の文章の書き方なのかな。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

歩行祭という狂気じみてるけど(大きな出来事が)何も起きない行事だからこそ、言葉で表される感情の機微や率直にぶつかり合う学生の青春がよく表現されていて綺麗だった。

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2026年04月30日

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あまりにも青春。
母校に歩行祭みたいな行事があったら、あれもこれも話せたのかなと妄想が膨らんだ。
自分も貴子や融たちと一緒に歩いてる気分になって、すごく楽しかったです。
仲間っていいなぁ!

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2026年04月29日

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歩いていると自分の中で会話があったり、頭を空っぽにしたり、発見があったり、思い浮かんだり。
そんな時間が大切でかけがえがなくていつまでも覚えていたりして
人それぞれ思いがあって秘密があって

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

名作。高校の「歩行祭」という、生徒が徹夜で長距離を歩き続けるだけという行事を描いた物語。
登場人物同士の関係には序盤からどこかぎこちなさがあり、読みながら少しもどかしさも感じたが、周囲の友人たちの存在も温かく、全体を通して優しい雰囲気に包まれている。
読後はすっきりとした心地よい余韻と、静かな幸福感が残る一冊。
いつかまた読み返したいと思える、素晴らしい青春物語でした。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

歩行祭とかいうとんでもない設定から繰り出されたありったけの青春。ただひたすらに、読み終えたくないと思い続けていた。

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2026年04月28日

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初めて恩田陸先生の作品を読みました。何か大きなドラマがあるわけじゃないけどとても素敵なお話で、学生時代にも読みたかったなって切に思いました。でも、今読んでもとても爽やかで瑞々しく、優しい気持ちになれたので、読んでよかったです。もっと恩田先生の小説を読みたくなりました。
友情って、恋愛って、愛情ってすてき!!!!!笑

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

高校生最後の行事「歩行祭」
80キロ歩くとんでもない行事だが、友人や恋愛や夢さまざまなテーマが詰め込まれている作品でした。
もう20歳の身ですが高校時代はあっという間だったな思いました。今になって気づきましたが、急かしてくる学校へ自転車で爆走したり、友人と何気ない会話をしているその一瞬一瞬が青春だったんだなと気づかされました。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

甘酸っぱい青春、キラキラした青春、これだーつて体験はしなかった50代ですが修学旅行やら体育祭やら何やらドキドキした思い出が蘇った作品。読みやすいし中学生の息子に読ませたい。

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2026年04月14日

Posted by ブクログ

ウォーキングってお喋りしたり考え事したりで内向的になる。他人の取り留めのない思考を見せて貰えるの楽しい。

甲田貴子と西脇融の感情

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

続きが気になりすぎて深夜にまで読み進めてしまうくらい本当に本当にのめり込む、私も一緒に夜のピクニック行ったのでは…と錯覚起こす。

恋でも友情でもない、近いのにこんなに遠い。自分の感情が理解しきれないけど、一歩踏み出して見たり、諦めてみたり。

こんな素敵な本、巡り会えて、本当にありがとうございます、ありがとうございます…

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2026年04月12日

匿名

購入済み

みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。
高校最後の行事。二日間で約80キロを全校生徒で歩く歩行祭。クラスメイトと、親友と、時に他愛ない雑談をしながら、時に黙々とただ歩くだけ。
実際近くにこんな高校があっても、たとえどんなに制服が可愛かろうと雰囲気が良かろうと、そんな行事がある時点で志望校にすら入れないと思いますが、読んでいると、どうしてうちの高校にはこんな、絶対に思い出に残る行事が無かったのかしらと思ってしまいます。

#エモい #深い #共感する

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2025年12月29日

匿名

購入済み

青春

はるか昔の高校時代の葛藤、切なさ、もやもやした気持、そして友情を喚起させてくれた。
風景描写もリアルで、自分が登場人物達と過ごしているかのようだった。

#切ない #エモい #憧れる

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2025年02月21日

QM

購入済み

久しぶりに読み直し!!
懐かしい!!
夜中のピクニック、そういう話だったな~、
そんであの幽霊とか騒がれてたやつはあいつだったな~~~、、、、とか笑
学生らしいみんなの発言や会話や行動がすごく懐かしくてあったかい気持ちなった。

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2024年09月25日

青春

読んでいると、自分までそこに混じって歩いているような気持ちになれました。
懐かしい気持ちとか新鮮な気持ちとかを自分の中に感じれて、とても楽しく読めました。

#癒やされる

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2024年04月11日

匿名

購入済み

夜のピクニック

タイトルに惹かれ購入。学校行事として夜道を全校生徒が歩く。学生時代は夜に友達に会うだけで特別な世界だったのを思い出す。そこにいろいろなことが起こるのだからおもしろくないわけがない。

#エモい

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2023年02月03日

購入済み

夜のピクニック

ネットのおすすめに出てきたので読みましたが、とても面白かったです。

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2020年10月31日

購入済み

爽やかな青春を満喫

以前から気になっていて、やっと読みました!
恋愛ものと思っていたけど友情だったり、青春真っ只中の複雑な気持ちだったり、どれも興味がわいて続きが気になりあっという間に読んでしまいました。
ただ、登場人物ひとりひとりが素晴らしい人間で、輝いていて…現実はそううまくいかないぞとも思いましたね。素晴らしい友達に囲まれ、青春時代を過ごしている貴子は幸せですね。

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2016年05月13日

Posted by ブクログ

少し文章が冗長に感じられたけど、読み終わった今はじーんとした余韻に満たされてます。
人間本来の優しさや暖かさがじんわりと心に沁みる、優しい本でした。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もどかしかった融と貴子が距離を縮める終盤のたたみかけは気持ちよく、成長していく学生達の姿が眩しく、読後感は爽やか。
学生達と実際に一緒に夜に歩いているような非日常と青春を味わえたのも良かった。
読み終えた後、表紙の絵にグッとくる。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

歩行祭という卓越した設定。
魅力的な登場人物。
自分が経験した青春時代の、ちっぽけな切なさに不思議と関連づけて想いを巡らせてしまう力のある作品。
高校生活をやり直したくなります。
登場人物像の男子が、少し作り物めいたように思える言動がある点や、みなリア充的な点は、若い男性読者には、違和感があるかもしれません。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

読み切った…!
恩田陸さんのいろんな意味での代表作。
むかーし読んだことがあったけど改めて大人になってから読むと、忘れてた色んなことを思い出せた気がした。
相変わらず長編でこんなに読み切れるかなって不安にはなったけど、
最初から最後まで、徹頭徹尾、同じような表現は使わないしずーっと読み続けたくなるような飽きのこない表現が大好きで。

恩田陸さん作品リレーしようか、検討中。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

【青春の一幕を胸いっぱいに吸い込める本】

すれ違ってきた二人の人生がようやく交差する瞬間に立ち会うことができて、青春の一幕を感じ、とても心が温かくなった。

高校最後の行事である、一日を通して歩き続ける歩行祭。ずっと胸に抱えていた異母兄妹というしがらみを持つ二人が、高校生活最後のイベントでようやく和解することができた。

歩行祭といういわば非日常の空間で、高校三年間の想いが募るところも非常に青春感があって、学生時代を綺麗なものとして思い出せる。彼と彼女の友人たちも魅力あるキャラクターで、思いやりのある人間のできた高校生である部分も、物語の美しさに加担しているのは間違いだないだろう。

異母兄妹という作品がテーマとなるので、てっきり毒親との苦い思い出が元で話が進むのかと思いきや、全く違う方向性だったのでいい意味で期待を裏切られた気持ち。それぞれが抱えている相手への、表現することのできないモヤモヤ感にも非常にリアリティを感じられた。

ひとつの一貫した想いが交差した瞬間には報われた気持ちと、今後この二人にはどのような未来が待っているのか、想像できる余韻も残った。大人が青春時代を思い出せる、味わい深いノスタルジックな作品だった。

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2026年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校生の解像度が高くて、何気ないシーンでも既視感があり、読者も青春時代を思い出しながら感傷に浸れる良作。
言葉にすることができなかった感情を、分かりやすく言語化してくれていて、過去の自分に教えてあげたい気持ちになった。
高校生活が残り少なくなってから、使い方を間違えていたことに気づくというのがリアルで、コロナ禍とかぶって見事に青春コンプレックスがある私には刺さった。
これからがスタートだと感じさせられる終わり方で、節目節目で読みたくなる本だと思う。
融も貴子も友人に恵まれていて羨ましい。
そして高見くんにMVPをあげたい。友達にひとりはいて欲しいタイプ。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

進学校で行われる夜間の80kmのウォーキングイベント。生徒たちは高校生活最後のイベントとして誰と歩くか何を話すか期待半分、不安半分で迎える。夜は不思議で私も高校生のときは友人とテスト勉強ということて友人たちと集まることが楽しみだった。夜になると何故か皆、饒舌となるのである。本作では異母きょうだいであることを周りに隠している融と貴子が最後に言葉を交わす。その瞬間のいかにも青春!という描写がとてもよい。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

色々な事情を抱えた高校生(どこにでもいそうなも含む)が歩行祭という、ひたすら歩くイベントの中で悩んだり、実行したりして人生を広げるエピソードを書いたお話。一瞬一瞬の大切さや、素直になることで幅が広がったりすることを感じさせる物語。青春の大切さ貴重さを感じた。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

3回くらい読んだけど「たくさん歩くときは途中で足の皮が破れないように靴下を脱いで足を乾かすといい」ってことしか覚えてない

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

「歩行祭」という全校生徒が80キロの道のりを朝の8時から翌朝の8時までを夜通しで歩き通す伝統行事のある高校の物語。ある生徒は友と、ある生徒は想いを寄せる人と歩く。融と貴子と言う2人の生徒の視点から描かれる青春小説だ。

「歩行祭」という「果てしない道のりをただひたすらに歩き通す」という、ストレートな人生のメタファーのイベントの魅力こそが、この作品が名作である所以だろう。そのストレートで普遍的な魅力を存分に味わうことができた。

伝統行事なので皆が望んで歩き始めたわけではなく、途方もなく長い距離を歩く。最初は果てしなく思えた道のりが、いつのまにかあっという間に感じる。多くの部分で苦しさが伴うが、振り返れば自分たちの積み重ねて来た道のりを感じて充実感と幸福感を味わうことができる。

「それは、ひょっとするとこの一日だけではないのかもしれない。
濃密であっというまだったこの一年や、ついこのあいだ入ったばかりのような気がする高校生活や、もしかして、この先の一生だって、そんな「信じられない」ことの繰り返しなのかもしれない。
恐らく、何年も先になって、やはり同じように呟くのだ。
なぜ振り返った時には一瞬なのだろう。あの歳月が、本当に同じ一分一秒に、全て連続していたなんて、どうして居じられるのだろうか、と。」

そしてその長い道のりの中で、かけがえのない並走者と出会い、様々な価値観の変化を繰り返しながら歩んでいく。

「並んで一緒に歩く。ただそれだけのことなのに、不思議だね。たったそれだけのととがとんなに難しくて、こんなに凄いことだったなんて。」

「今は今なんだと。今を未来のためだけに使うべきじゃないと。
俺って、結構馬鹿かも。もう高校生活も残り少なくなって、ほんとに残り少なくなってから、こんなことに気が付くなんてね。」

そして、物語(=歩行祭)は終わるが人生は続いていく。

「なるほどね。二人の母親が一緒に迎えに来てて、涙流して仲良くなっちゃってたりして?ドラマはいいところで終わるからな」
融は、ふと真顔になり、遠くを見た。
「でも、現実は、これからだもんなあ」

「何かの終わりは、いつだって何かの始まりなのだ。」

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夜通し長距離を歩き通すという、とある高校の学校行事の中で描かれるお話。決して劇的なドラマが発生するわけではありませんでした。でも、それがいい。たった一晩の中で、主人公たちの心の…成長、と言っていいのか、心の進展が見えたのがとても救われました。

青春小説は恋や愛にひっぱられがちだが、この話では絶妙な距離をキープしていて安易にそちらがわに行かなかったのが個人的には評価高かったです。

序盤〜中盤、けっこう淡々と進んでいく上、登場人物もいっきに5・6人ほど登場するのではじめはかなり捉えにくい話だと感じながら読みました。

夜通し歩き通す学校行事、体験したことがないのに読んでいて不思議に「懐かしさ」を感じて読後感の良い素晴らしいお話でした。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

青春は過ぎ去ってから気づくと言うけど、実はその最中でも気づいていたりする。けれどその瞬間は引き延ばせやしないし、だからこそ終わって欲しくないのだとも思う。
高3の文化祭、受験も控えてるというのに行事ガチ勢の高校だったので、劇の準備で自分を追い立てていた8月の夏休み。練習の合間、みんなとアイスを買い出す最中、まさに感じていたことを思い出した。気温も、制服も。通りの木々の匂いも。

今は今で、今を未来のためだけに使うべきではないのかもね。一生に一度、を何度通り過ぎてきたのか。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

3.8
青春ならではだなーって
友達の高校にこのような行事があったから、気になってました。経験してみたかったです。走りたくはないけど

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

学生時代、本屋に行くといつもこの本の表紙が見えるように並べられていた。
結局いままで読まず仕舞いであったのだが、なんとなく今回読むことにした。

夜のピクニックとは、北高の伝統行事として毎年行われる夜間歩行のことである。この夜間歩行では、全校生徒が朝の8時から翌朝の8時まで途中で休憩や仮眠を挟みながら歩き続ける。
西脇融と戸田忍、甲田貴子と遊佐美和子という2組の生徒が、この夜間歩行で高校時代の思い出作りをするべく、歩きながら語り合い続ける。
その中で、西脇と甲田が以前付き合っていたのではないかという噂話が出てくる。本人達はそれを否定するが、2人には何やら因縁があるようで…

「これは青春小説なのだろうか?」と思いながら読み進めた。
個人的にイメージしていた青春小説といえば、数日から一年の期間で恋愛やすれ違いを通して成長する物語だ。ところが、『夜のピクニック』で実際に描かれるのは、夜間歩行で過ごすたった24時間の出来事なのである。
それでも不思議なことに、彼らが話す思い出話が24時間の枠を超えて行き来することで、物語に広がりを感じるのだ。
事件らしいものが起きることもなく、ただ物語は歩くように淡々と続いてゆく。その中で、独りごとのように語られる恋愛観も、熱しすぎず冷めすぎない距離感が心地よい。

好きという感情には、答がない。何が解決策なのか、誰も教えてくれないし、自分でもなかなか見つけられない。自分の中で後生大事に抱えてうろうろするしかないのだ。(p.272)

心穏やかな夜にゆっくり読みたい一冊だった。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

かけがえのない時間 ただ夜通し歩くだけなのに、何故こんなにワクワクするのだろうか。色々とドラマがあるのだろうか。
青春って素晴らしいですね 

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2026年04月18日

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