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雨の音を聞きながら、静かな森の中を進んでいく大学時代の同窓生たち。元恋人も含む四人の関係は、何気ない会話にも微妙な陰翳をにじませる。一人芝居を披露したあと永遠に姿を消した憂理は既に死んでいた。全員を巻き込んだ一夜の真相とは? 太古の杉に伝説の桜の木。巨樹の森で展開する渾身の最高長編。
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Posted by ブクログ
凄い面白かった。それは間違いないんだけど、男女の描き方が古いと感じてしまった。そんなに古い本じゃないのに。時代のスピードは残酷だ
親友の旅の物語で、自分にはこんな友人が4人もいないなぁと羨ましい感情を持ちながらも凄く共感していました。自分も頑張らなきゃと思いながらも優しい気持ちになれる物語だと思います。
かなりの量を詰め込んだ感じ。ユウリとマキオの関係も分かりそして節子との接点もスッキリ。 51にまたY島に行こうと約束を交わすがどんな人生を歩んでいるのか気になる。 続きを書いてくれたらいいのに。 くだらない中に自分が考えている事を気がねなく話せる、一緒に考えてくれる友がいるのは素晴らしいってこの...続きを読む本は教えてくれる。
美しき謎と過去への思索の旅 圧巻だった 上下巻およそ750超Pあるが、特別なことは起こら ず、学生時代の親友4人が数日間をともにしたY島 旅行での会話で綴られた物語 各章ごとにストーリーテラーが代わるのがポイント ほぼ4人+1人の登場人物は下記で当ててみた 利枝子…黒木華 彰彦…加瀬亮 蒔生...続きを読む…豊川悦司 節子…木村佳乃 憂理…蒼井優 『三月は〜』の第一章と同じタイトル 四人の親友が非日常の旅にきて、それぞれが心に 引っかかっていた過去と対面し、ときに美しく、 ときに残酷に謎を明かしていく 利枝子は、親友の憂理の死の事実と最愛の蒔生が 突然去った理由を…彰彦は、親友の死の真相と姉の 歪んだ愛情を…蒔生は自分という存在と憂理との関係… 節子は、自分の置かれた環境と過去…それぞれが内省 したり会話の中から解答を導いていく たわいのない会話から生まれる真実 4人ともに個性が違うけど、自分の中に4人のどっか しらに引っかかる面があるのが面白かった “愛を証明する”って出てきたけど、それは自分でも わからない 「理瀬シリーズ」の憂理が出てきた 利枝子、彰彦、蒔生とどこかで接点があり、憂理は 利枝子を愛したために命を落としたことになっている… ここまで話せる幼なじみや親友がいないことに気づく と淋しい…まあ、それもひとつの森なのか これも恩田先生の中で大好きな作品
麦の海に沈む果実が良すぎたので過度に期待し過ぎてしまった。 どこで話が繋がるのかと楽しみに見ていたがそれほどまででもなかった。 けどストーリーは普通に面白かったのでこれは理瀬シリーズとして読まなければとっても良かった。
蒔生と節子の回想と森の中を進む4人の描写が交互に展開されます。 節子が1番冷静にみんなを見てるのが意外でしたね。 憂理がもっと重要な役割を果たすのかなと思っていましたが、いまいち彼女は地に足がついていないというか、メインの4人より現実味がなく存在が薄く感じました。 殺人事件が起こるわけでもなく、...続きを読む全体的に静かでしっとりしたお話でした。 でもすごく人間をちゃんと描写してるというか、こういう人いるよね!とか、こういう気持ち私もなったことがあるけど上手く説明出来なかったんだよね、といったことが多くて全然飽きませんでした。 人間の深いところが書かれているというか。 次は黄昏の百合の骨にいきます!
大学時代の友人グループ男女4人が約20年ぶりに再会し、屋久島を旅する。 利枝子と蒔生の破局の原因となった梶原憂理が死んだとの知らせをきっかけに、4人は当時の関係や事実を反芻してゆく。 四十近くになった作者が同年代の来し方を振り返るために書いた、記念碑的作品のように思える。 「麦の海に沈む果実」の...続きを読む憂理を敢えて登場させ主人公たちに絡ませた意図は明らかではないが、作者に特別な思い入れがあったのだろうか。 憂理でなくても物語は成立するように思う。 既読者からすれば、さらなる奥行きを感じはするが。 描かれる屋久島の自然が圧倒的で、確かにこの中にどっぷりと数日過ごせば、過去のわだかまりも含めて俗世の澱を洗い落とすことができる気がする。 本書に触発されて屋久島を訪れた人は多いことだろう。 三顧の桜は見えただろうか。
学生時代の友達と40代50代になっても変わらない仲でいられるっていいな。私もそうなりたい。 蒔生の心の中が覗けて面白かった。私は利枝子がいちばん好き。
古本屋で購入⑺ Y島の旅後半。過去の謎が明らかになってくる。 一人ひとりが、それぞれの3人に抱いているイメージや、思い出が読み手に共有していく感じが面白い。 いちばんあっけらかんとしていて、さっぱりしているように見える節子のパートで物語が終わるのが意外であり、面白かった。 話の所々で、理瀬シリ...続きを読むーズの全寮制の学園の話が出てきて、理瀬シリーズを彷彿とさせた。なのに本書ではその学園はおとぎ話のように扱われているところで、より一層秘密めいた学園になった気がした。
元同級生のアラフォー男子4人がY島を 旅をしながら、それぞれ章毎に自分の 過去を回想する話の下巻。 個人的に上巻より高評価。 単純に脱線が少なかったのと 4人の主役?蒔生の心が覗けたから。 4人の中で一番普通の節子が大トリと いう以外な展開も恩田ワールドの魅力 だと思う。
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