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Posted by ブクログ
確か音楽の坂シリーズ?の、中二病が治らない人が出てる映画
だったよなー……ってあらすじ読んだら、自殺のために集まった少年少女の前に、
すでに死んでいる少年がいて、十二人は真相を推理するという、
自分がめちゃくちゃ好きな密室劇だとわかり購入。
実はこれ「十二人の怒れる男たち」っていう、裁判員裁判のように
十二人が事件を話し合うお話のオマージュなんだよね。途中で気づいた。
こっちは白黒映画なんだけど、超面白いからオススメ(脱線)
こっちの小説は謎の死体に加えて、徐々に子どもたちが死にたい理由も
わかってくる。その理由が千差万別なんだけど、基本的に親が悪いのが多い。
他には子供ならではの勘違いや無知によるもの、悪い意味で子供らしい内容だった。
それが少しづつ真相が明かされていくにつれて、子供達の「死ぬしか無い」と
思っていた狭い世界が、徐々に広がっていく。その感情の移り変わりも面白い。
死体の真相と、子供達がどうなるのかは是非読んで欲しい。
ある意味ジュブナイルものであり、群像劇でもある。
最後の最後まで楽しめる、久しぶりに当たりと思えるミステリでした。
Posted by ブクログ
そこそこ面白かった。
解説文にもあるけれども、12人の〜といえば、「12人の怒れる男」か「12人の優しい日本人」を思い浮かべる。この2作品は裁判の有罪、無罪を協議する陪審員の話だけど、本作はちょっと毛色が違う。タイトルの通り「死にたい子供たち」が12人集まる、ということは命を自ら終わらせたい子供達が集まるというやや重ためな内容。ただ、重たいだけではなくてエンターテイメントとして仕上がっているところが流石だなと思った。
とあるサイトを通じて集まった死にたい少年少女が12人。集まったのは撤去が決まっている元病院の建物。それぞれの境遇や悩みを抱えたキャラクターが、順番に集まっていく。最後を迎える予定のベッドが12台。しかし、皆が集まったそのベッドの上にはすでに息を引き取った13人目が横たわっていた。そんな予定外の出来事から、話し合いを通じて真相を解明しようとしていく。そんなミステリー要素も本作の魅力だ。
正直キャラクターが多すぎる上に、病院内の構造や、番号やら名前やらごっちゃごちゃになってちょっと追いつかない部分もあった。終盤は流石に名前とキャラクターは一致してきたけど、トリック(というか真相部分)についてはもう諦めた。ああ、そういうことね、うんうん、はいはい、てな感じで流し読み。それでもなんとなくわかったのでそれでも良かった。重要なのは話の本筋の部分かなと思うので。
他の12人〜ものと同じく、舞台はほとんど一つの場面で展開する一幕劇の作りだ。会話で展開していくけど、途中途中、それぞれのキャラクターの目線で語られていくので、飽きずに読み進めることができた。ただし、どんなに話し合いは真相解明を行なっていっても、最後は自らの命を絶つ人たちなんだよなー、と思うと、この話し合いは一体なんなんだろうと思いながら読んでしまう(実際そういった発言をするキャラクターもいるし)。
キャラクターが多く、設定も細かいので、頭の中だけで理解しようとすると疲れる。だけど、巻頭の病院見取り図などを駆使して読み進めると納得のラストを迎えることができる。モヤモヤする展開もあるけど、最後は爽やかな読後感を感じることができるものであった。面白かった。
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