冬の光

冬の光

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作品内容

四国遍路の帰路、冬の海に消えた父。
家族、男女関係の先に横たわる人間存在の危うさを炙り出した傑作長編。

企業戦士だけれど、子煩悩だった父。だが父は、二十年間ひとりの女性を愛し続けていた。
一度は夫の裏切りを許し、専業主婦として家庭を支えて生きてきた母は、父の退職後に発覚した事実に打ちのめされる。

それなりに安定した幸せな家庭を作ってくれた父が、四国の遍路を終えた時、冬の海に飛び込んだのは何故なのか。
家庭の外にもう一つの世界を持っていたその心中とは?
次女の碧は職場に休暇願いを出し、父の最後の旅を辿ろうと決めた。

日本の標準的で幸せな一人の企業戦士の、切なく普遍的な人間心理。
四国遍路のリアルな光景を辿るうち、読者も自身の人生、男と女の根源的関係に思いを馳せることになるに違いない。
変容し続ける作家・篠田節子の到達点。

解説・八重樫克彦

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
480ページ
電子版発売日
2019年03月08日
紙の本の発売
2019年03月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

冬の光 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

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    Posted by ブクログ 2021年12月21日

    はぁ〜‼︎ やっぱり篠田節子さんの小説は、大人のお話なのだ。というか、歳をとってから読む方が、この味わいがわかる気がするのです。読んで良かった。

    四国遍路を終えた帰路、冬の海に消えた父、康宏。企業戦士として家庭人として恵まれた人生、のはずだったが…。死の間際、父の胸に去来したのは、20年間、愛し続...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月27日

    主人公の人生も奥行きが深く描かれているが女友達の紘子の人生も共感できるというわけだはないが不器用で応援したくなる気持ちもあった。
    ただ実際に身近にいると距離を取りたくなるような人物ではあるが。
    最後は切なくなる終わり方だ。

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    Posted by ブクログ 2021年08月24日

    自分の人生がどうだったかは自分にしか分からない。笹岡の人生がどうだったかは康宏には分からないし、逆も然り。親の人生がどうだったかは子には分からない。自分が満足して死ねる人生を。
    康宏が、自分の人生にはプロセスはあるがテーマがない、と内省するシーンが印象的だった。テーマを持って人生を突き詰めて生きてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月28日

    結局父の死の真相はなんだったのか、、、

    ここに深い意味はあんまりないのか
    (脳がミステリ認識してしまっている笑)

    父の人生がなかなか壮絶だった。

    他人をいたむ気持ちは素晴らしいが、もっと家族にも心傾けてほしかったなぁ

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    Posted by ブクログ 2021年02月20日

    人生の全ては自分だけのものであって、他人と分かち合ったり、他人に委ねられる物ではない。
    康宏の歴史を理解していくにつれ、家族にとっての康宏がズレているのが歯痒く、人間なんてそんなもの、という寂しさを覚える。
    自分が歩いてきた道を振り返り、また、これから進む道をどう行くべきか、考えさせられた。

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    Posted by ブクログ 2021年02月06日

    他人のことなんてわからない
    自分が見ているのは一面に過ぎず、その人には色々な面がある

    目の前の幸せが当たり前ではないこと、
    人がいついなくなるか分からないこと、
    人生をかけたいものに出会えることは幸せなこと、
    を感じた

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    Posted by ブクログ 2021年01月31日

    ひとつの出来事に対して、割り切れない想い、他様々な想いがあり、自分の人生と比べたり点検しながら読んだ一冊。
    描写などがリアルで、共感しながら読む部分が多々あった。

    康宏は、最終的にあのような形になったが、個人的には幸せな人生だったのだと思う。それぞれの居場所、それぞれの康宏がいて時には虚無感などあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月01日

    四国遍路を終え、フェリーで自宅に戻る途中に自殺したと思われる父親と、真実を求めて彼の遍路の足跡をたどる次女との二人の視点から書かれた小説。
    次女から見た彼の人物像、そして妻や長女から見た人物像は、彼の本当の人物像とは大きくかけ離れている。
    彼は長年にわたり、同じ女性と浮気関をしており、妻や娘たちを裏...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月18日

    一人の男の終わりを、本人から、娘の目からたどる。浮気を繰り返し、お遍路の帰りにフェリーから身を投げて死んだ男。
    娘がたどり着いた父の死の真実。
    バラモン教の教えには人生には四つの時期に分けられる。学びの時、子育ての時、一人で生きる時、そして最後は全て捨て死に向かう時。
    子育てや家族を養う時を終えた時...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月26日

    人は人を理解できない、家族においても。
    ミステリータッチの、人間存在の危うさを問う小説。
    四国遍路を終えた後、海から死体で見つかった父は自殺なのか、それとも事故なのか。
    次女が真実を求め、父の足跡を辿り、遍路の旅に出る。
    1章、4章、6章は、次女の視点で。2章、3章、5章は父の視点で。
    読者は両方を...続きを読む

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