かけおちる

かけおちる

662円 (税込)

3pt

妻はなぜ逃げたのか。最旬作家の傑作時代長編

藩の執政として秘策を練る重秀はかつて、男と逃げた妻を斬った。二十年後に明らかになる女心の真相とは。松本清張賞作家の傑作。

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かけおちる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白え。青山文平読むの2作目だけど、やはり時代小説とは思えない読み易さに引き込まれるし、そこに感動すらする。ドラマティックな歴史的出来事に欠ける時代を舞台にしてここまでのドラマを編めるのが凄い。ラストでタイトルの意味と妻の駆け落ちの真意がわかるシーンは痺れた。ただ、それも自分の興産の結果を知らずに腹

    0
    2021年12月21日

    Posted by ブクログ

    2015年の直木賞作家さんです。
    別に賞につられたわけではないのですが、紹介文を読んでこれは好みかもと思って、文庫化されたこの作品を購入。
    当たりでした。
    身を削るようにして興産の道を進む武士と家僕と篤農家。そしてその婿養子。剣士ではなくとも武家の清冽な生き様を感じさせます。
    少々、女性たちの心情に

    0
    2016年05月08日

    Posted by ブクログ

    青山氏を追いかけているが、初期の本はいずれも難解・・よく言えば重く、渋い。
    18世紀終わり、江戸期でいうと中期・・安定と言えば宗田が「上に立つものの力量により、藩体制の黒白も定まる。

    今と違い、社会や学的分析がなかった時代「組織とは、倫理とは、治世とは。。」等など、限られた人脈の中で己自身との闘い

    0
    2024年11月01日

    Posted by ブクログ

    "人から言われるまでもなく、己の力足らずは骨身に沁みていた。が、興産掛を続ける以上、それを認めてはいけないと戒めてきた。"
    『半席』が良かったのでこちらも。こういう心情がわかるような世代になったものだと思いつつ、そこまでの覚悟もない私であるが、確固たる居場所を用意してくれない時代

    0
    2022年05月07日

    Posted by ブクログ

    妻にかけおちられた阿部重秀、今度は娘がかけおちた。ふたり共に妻は夫のことを思って、夫が死なないようにかけおちたのだった。

    0
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    二十二年前、妻と姦夫を成敗した過去を持つ地方藩の執政・阿部重秀。残された娘を育てながら信じる道を進み、窮乏する藩財政を救う秘策をついに編み出した今、“ある事情”ゆえに藩政を退こうとするが―。重秀を襲ういくつもの裏切りと絶望の果て、明らかになる人々の“想い”が胸

    0
    2016年06月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     時代小説家は、『キャラクターの心情を3文以上記述したら血を吐いて死ぬ呪い』にかかってるのか?
     とまで疑ったくらい、前に読んだ『海神の子』が悲惨な出来だった。だが、その疑念は杞憂に過ぎなかった。

     本作は、時代
    背景に即した、血肉のかようキャラが描写されている。
     タイトル通り、かけ落ちした、武

    0
    2022年03月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先日直木賞を受賞した青山文平の「かけおちる」を出張中に読んだ。

    時代は寛政期で、西暦で言うと1789年から1801年と、江戸時代のそろそろ後半だが、まだまだ開国の機運も全く無い「江戸時代ど真ん中」である。江戸時代は恐らく日本の歴史上最も何も無かった時代のように思われ、私も殆ど印象が無い。その時代

    0
    2018年01月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2016/12/4
    カット中読んでたら美容師さんに
    「どんな本ですか?」と問われたので
    「あまり何も起こらない時代小説です」と答えた。
    あとがき読んだらあながち間違いでもなかったな。
    最後の岩淵家老が素敵だった。
    こういう人に弱い。

    0
    2016年12月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    武士の世というのは、嫉妬である。嫉妬を飼い慣らすことができるものと、嫉妬に翻弄される者とが、もっともらしい理屈をつけて争う。その中にわずかに義とか徳とか言ったものがあって、嫉妬の濁流の中から逃れ、義を持って徳をなす物語。

    0
    2023年09月27日

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