伊賀の残光

伊賀の残光

605円 (税込)

3pt

3.3

その誇りに、囚われるな――。鉄砲百人組の老武士、山岡晋平。伊賀衆ながら伊賀を知らず、門番の御役目とサツキ栽培で活計(たつき)を立てていた。だがある日、伊賀同心の友が殺される。大金を得たばかりという友の死の謎を探る中、晋平は裏の隠密御用、伊賀衆再興の企て、そして大火の気配を嗅ぎ取った。老いてこそ怯まず、一刀流の俊傑が江戸に澱む闇を斬る。『流水浮木―最後の太刀―』改題。

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伊賀の残光 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年01月16日

    面白かったし、相変わらず読んでて心地よい。伊賀者が大久保百人町にいたとか知らなかったから興味深かったけど、仲間がポンポン死にすぎだし、娘婿都合いいし、魅力的なキャラ2人が途中退場してそれっきりだし、オチでああこの暗殺やったのかなって仄めかして終わりは不完全燃焼だったなあ。

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    Posted by ブクログ 2023年03月08日

    身分を隠し「隠密」として長年「門番」として務めていた武士に他の藩での「雇われ隠密」が増え始め、暗殺事件が発生、藩の内部抗争に巻き込まれる物語である。現代で言う企業が「私立探偵」を雇い、その探偵が深入りしすぎて抹殺される事件となる。社会が不安定になると「不安」解消と「自己防衛」の為に「探偵・警備」を強...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月25日

    大久保の伊賀同心は元は伊賀者だったが今は月に数回大手三門の門番以外はさつき栽培に精を出している!山岡晋平は剣の達人なのに剣にとらわれ無いで淡々と日々を過ごしていた。幼なじみの死に友人や娘婿迄も関わっていたことを知る!自分の出自が気になるのね、

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    Posted by ブクログ 2019年11月19日

    謎解き自体はそれほどひねりがある訳ではないが、主人公の歳をとってからの友情のあり方とか、自身の生き様に胸がジンと熱くなる。

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    Posted by ブクログ 2016年05月08日

    老いてなお、自分のよりどころを求める主人公・晋平とその友人たちはなかなか魅力的です。晋平の娘婿もさわやかですし。
    やや、ストーリーを膨らませ過ぎ、作りすぎてますね。その分ちょっと無理を感じるし、情緒が削がれた感じです。もっとシンプルにして生き様の方を前面に出した方が良かったな。
    とはいえ、やはり青山...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年10月13日

    2013年『流水浮木 最後の太刀』の改題文庫化

    家康の危地脱出に手を貸し公儀隠密となった伊賀者は、吉宗が既存の隠密を信用しなかったため、30俵の扶持で江戸城の門番となっており、百人町の大久保組の者は内職でサツキを育てていた。
    剣の使い手だが山歩きをしてサツキの株を探して栽培することに心血を注いで老...続きを読む

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