つまをめとらば

つまをめとらば

713円 (税込)

3pt

第154回(2016年)直木三十五賞

女という圧倒的リアル! 直木賞受賞作
去った女、逝った妻……瞼に浮かぶ、獰猛なまでに美しい女たちの面影はいまなお男を惑わせる。
江戸の町に乱れ咲く、男と女の性と業。

女が映し出す男の無様、そして、真価――。
太平の世に行き場を失い、人生に惑う武家の男たち。
身ひとつで生きる女ならば、答えを知っていようか――。
時代小説の新旗手が贈る傑作武家小説集。
男の心に巣食う弱さを包み込む、滋味あふれる物語、六篇を収録。
選考会時に圧倒的支持で直木賞受賞。遂に文庫化!

解説・瀧井朝世

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つまをめとらば のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2015年(下期)直木賞受賞作
    江戸時代中期の下級武士の世界を描く
    6話からなる短編小説
    ①ひともうらやむ
    ②つゆかせぎ
    ③乳付
    ④ひと夏
    ⑤逢対
    ⑥つまをめとらば

    男より女の方が逞しく、活発。男は一歩引いた落ち着きを感じる。

    好きなのは⑤逢対かな

    0
    2025年04月25日

    Posted by ブクログ

    藤沢周平に負けず劣らずの素晴らしい内容。男女の機微を会話の中に上手く入れ込んでいて、いたく共感出来る。

    0
    2018年10月06日

    Posted by ブクログ

    江戸時代が背景で、お役が回ってこない下級武士たち。

    それでもなまじ身分があるゆえお上と民衆に挟まれるような立場の苦悩があり、反対に、民衆はといえば身分の低さの苦労が描かれた短編時代小説です。

    形や程度に差はあれど、現代にも通ずるものを感じます。

    それぞれの章には救いのヒントになるような人物がお

    0
    2024年06月12日

    Posted by ブクログ

    江戸時代あたりの夫婦だったり恋人だったり男女関係から話が展開されて最後もそこにオチをつけるような短編集。時代ものは漢字が難しいのだけど、テンポ良く読めて面白かった。長編も読んでみたいかも。

    0
    2023年09月01日

    Posted by ブクログ

    時代小説の人情物、男性作家だったら青山文平さん。
    どのお話も心に染み入る、六編中では「ひと夏」が特に良かった。

    0
    2022年09月18日

    Posted by ブクログ

    思い当たる心の動きに、わかるわかる、ああそうかもしれない…。
    気に病むという言葉があるが、特にそのあたり、深くうなずきながら読んだ。
    それぞれ、同窓会でもあればAさんがどうした、Bさんがどうしたと話題に出てきそうなお話。
    時代も身分も飛び越えて身近で、筆致には軽やかさと人肌のぬくもりを感じた。
    せつ

    0
    2022年08月14日

    Posted by ブクログ

    江戸時代の町人や下級武士たちの生活をしみじみと描いた傑作。その時代に生きていた訳はないが、何故かそんな事もあるだろうなあと思わせる現代にも通じる6つの物語。表題作は隠居の身になった2人の共同生活の楽しさ、結婚への価値観など頷くことしきり。縁側に寝転んで読みたい気分になる。

    0
    2022年06月01日

    Posted by ブクログ

    154回(2015年下半期)の直木賞受賞作品。
    江戸時代を背景として、夫婦や妻について書かれた6編の短編集。
    短編集よりも長編が好きだが、これは面白かった。
    主に男性側の目線からみた「つま」を描いたものだが、特に3作目「乳付」は女性側の目線から書かれており、特に胸に響いた。

    0
    2022年03月11日

    Posted by ブクログ

    しみじみと良いなあ青山文平は。どの短編もとても良い。「ひと夏」の斬り合いのシーンの描写は読んでてゾクゾクした。「逢対」の男女の描写もなんかジワリと感じるものがあった。好きだな青山文平。

    0
    2021年12月31日

    Posted by ブクログ

    表題作「つまをめとらば」ほど、等身大の人間が描かれた作品は無い。
    等身大に描くというのは、何もかもを剥き出しにすればよいというものではない。それは、誰もが普遍的に胸に秘めた、しかし言語化することは難解で、上手く形容し難い《なにか》を、数多もの語彙を用い、緻密に構成した《物語》という媒体に落とし込むこ

    0
    2021年02月08日

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