NASAは「生命はどこから来たのか?」を21世紀の宇宙探査のテーマとし、「アストロバイオロジー」と名付けました。これは「生命とは何か」「生命はいかに地球に出現し進化したか」「我々は宇宙で孤独な存在なのか」が柱となります。本書は、惑星科学の第一人者・松井孝典東大名誉教授が「アストロバイオロジーの本は多く出ているが、本質的な問題を論じたものは少ない」として筆をとった、惑星科学論の決定版です。最新の宇宙探査データから、生命の起源と進化、地球外生命体の可能性についても論じる、惑星科学における最新情報満載の一冊!
Posted by ブクログ 2014年03月25日
いわゆるアストロバイオロジーについて、
一人の著者が全体を見渡して書いた本は、
そう多くはありません。
そういった意味では貴重な書籍の一つです。
とはいえ、著者は惑星科学者。
生物学分野の内容がそこまで深く取り扱われているわけではありません。
著者の松井氏はなかなか個性的な人物で、
内容も、彼独特...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月15日
生命はどこから来たのか? 宗教観とも関わることで、かつてはこれを追求すれば火あぶりの刑になるほどのものだったという。
システム(動的な平衡をもった)があれば、そこに生命の存在する可能性があり、他の天体にもそうしたシステムは見つかっていて、地球にしか生命がいない、ということは恐らくないのだろう。冒頭の...続きを読む