あらすじ
NASAは「生命はどこから来たのか?」を21世紀の宇宙探査のテーマとし、「アストロバイオロジー」と名付けました。これは「生命とは何か」「生命はいかに地球に出現し進化したか」「我々は宇宙で孤独な存在なのか」が柱となります。本書は、惑星科学の第一人者・松井孝典東大名誉教授が「アストロバイオロジーの本は多く出ているが、本質的な問題を論じたものは少ない」として筆をとった、惑星科学論の決定版です。最新の宇宙探査データから、生命の起源と進化、地球外生命体の可能性についても論じる、惑星科学における最新情報満載の一冊!
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Posted by ブクログ
meanwhile, N=1 and we can't go to past or the edge of cosmo now. the space has the creature of the including the virus without Earth(N) too.
Posted by ブクログ
いわゆるアストロバイオロジーについて、
一人の著者が全体を見渡して書いた本は、
そう多くはありません。
そういった意味では貴重な書籍の一つです。
とはいえ、著者は惑星科学者。
生物学分野の内容がそこまで深く取り扱われているわけではありません。
著者の松井氏はなかなか個性的な人物で、
内容も、彼独特の哲学が感じられます。
とはいえクセのある文章ではないので読みやすいでしょう。
アストロバイオロジーは、まだ定説と呼べるものが少ない分野。
いろいろな研究者の著書を読むことは大切です。
Posted by ブクログ
古代から現代までの生命論が簡潔にまとめられており、
一通りの流れを把握することができる。
しかし、生命の起源については、最新の研究結果に少し触れている程度なので、
タイトルに惹かれて購入したのならば、多少がっかりするかもしれない。
生命論を概観するのならば、よくまとまった本である。
Posted by ブクログ
生命はどこから来たのか?
アストロバイオロジー入門
表題の通り、生命はどこから来たのか?をテーマとする学問、アストロバイオロジーの解説です。
分子生物学、古生物学、生物分類、進化論、ウィルスによる進化仮説など様々な角度から生命に関して論じています。が、どの章も教科書みたいで、内容の割にあまりエキサイティングな感じがしません。
日本にも凄腕のサイエンスライターが多く育つと、こういった先端内容がもっと面白く読めるのになあ・・・などと考えてしまいます。
でも、教科書としてはよくできています。
竹蔵
Posted by ブクログ
生命はどこから来たのか? 宗教観とも関わることで、かつてはこれを追求すれば火あぶりの刑になるほどのものだったという。
システム(動的な平衡をもった)があれば、そこに生命の存在する可能性があり、他の天体にもそうしたシステムは見つかっていて、地球にしか生命がいない、ということは恐らくないのだろう。冒頭の赤い雨、にワクワクしながら読み進めると、話がアッチコッチに(そのアッチも、コッチも、面白いのだけど)いき、楽しみにしていたもう一つの赤い雨は、書けないこともあるのだろうけど、ちょっと拍子抜け。
しかし本当に夢と探求がいっぱいの学問で、楽しみに見守りたいと思います。